セガがPC(Steam/Google Play Games)/iOS/Android向けに5月8日よりサービス開始予定の「Sonic Rumble」。本作の先行レビューをお届けする。
本作は、最大32人がマルチプレイで対戦し、3つのラウンドを勝ち抜いて最後の1人への生き残りを目指すパーティーロワイヤルゲーム。オモチャの世界を舞台に誰もが簡単に楽しめるカジュアルなパーティーゲームで、「ソニック」シリーズ特有のスピード感、おなじみのギミックの数々による多彩なプレイ体験を楽しめる作品となっている。

ゲームを始めた時には、いくつか用意されたものから好きなスキンを選び、そのアバターを操作してゲームに挑むことになる。ユニークなラインナップとなっており、どれにしようか悩んでしまいそうだが、選択しなかったものもゲームを進めていけば入手できるものとなっているので安心してほしい。
またそれら以外にも、「ソニック」シリーズに登場するソニックやシャドウたちのスキンも用意されており、獲得するために必要なアイテムも、ゲームを繰り返し遊んでいけばおのずと手に入ってくるものとなっている。
さらに特別なコスチュームを身に着けたスキンも確認できた。これらを獲得するためのアイテムは、先に紹介したものとは異なるものも存在し、入手頻度も変わってくるが、それでも繰り返しプレイを続けていれば、ある程度の数は集まっていた。好きなキャラクターのスキンでプレイするために繰り返しプレイし続けよう、というモチベーションを高めてくれるのも良いポイントだ。


本作の基本のゲームモードとなるのが“リングサバイバル”と呼ばれるもの。24人が最後の一人の生き残りを目指していくことになる。全3ラウンドで構成されており、各ラウンドによってルールもさまざまなものが存在する。
1stラウンドは、ランステージとなっており16位以内でゴールすれば次ラウンドへ進出。順位に応じてリングを獲得できる。Finalラウンドは獲得したリング数の多さで決まるため、いち早くゴールを目指すことを目標としつつ、道中にもあるリングもできるだけ集めておきたい。
また、さまざまなギミックが用意されたステージも存在し、時には他のプレイヤーと協力しなければならない場面も。さらにステージ内には、ラウンド中に使用できるアイテムを獲得できる場所がいくつか点在している。ロックオンした相手にぶつかってリングを奪えるものや、一定時間無敵になるバリアを張るものなど、さまざまな種類が存在する。そのため自分の動きにだけ集中するのではなく、他のプレイヤーの動きにも注意しながら進んでいった方が良いだろう。
2ndラウンドでは、さまざまなルールのステージが登場。サバイバルステージでは最後まで生き残った8名、チームステージでは勝利したチームの8名、ハントステージでは上位8名がFinalラウンドへと進出する。
Finalラウンドは、リングの数で勝負するリングバトルステージ。ステージに落ちているリングを拾ったり、エネミーやオブジェクトにアクションしてリングを集めていくことになる。1stと2ndと比べても、リングの獲得量が多いため、Finalラウンド中は地道に落ちているリングを集めていくことも重要だ。
またFinalラウンドだけの仕様として、プレイヤーが操作する各キャラの頭上に獲得しているリング数が表示されるようになる。1位のキャラには王冠マークも表示され、常にどの方向にいるかもわかるようになっている。そのため一位はもちろん、上位層を狙ったアタックも多く、最後の0秒まで気が抜けない、一発逆転もあり得る緊迫した勝負が楽しめる。
リングサバイバルのほかにも、ランダムに選出された1つのステージを8人で競う“サクッとランブル”、解放したステージでのチャレンジ達成を狙う“チャレンジバトル”なども用意。もちろん、フレンドと一緒に遊べる機能も搭載されている。
リングサバイバルの1stからFinalまで、かなりの数のステージとルールが用意されているので、チャレンジバトルでステージの下見やルールの確認、苦手なものを練習するというのも良いだろう。


ここまで紹介してきたカジュアルなパーティーゲームのほか、“カスタマイズ”要素も本作の注目ポイントとなっている。先に挙げたスキンはもちろん、エモート、バディ、スタンプ、アピールなど入手したものを自由にセットすることができる。
中でもエモートとバディについては、バトル中の行動で獲得できる“スコア”にボーナス値が付与される“スコアボーナス”が存在する。スコアには普通にプレイしているだけで加算されていくものはもちろん、バトル中のスタンプ/エモートの使用など、意識しておかなければ忘れてしまいそうな要素も存在する。
またスコアボーナスが付くエモートとバディは、特定のアイテムを使用することで強化することが可能。強化していけば、付与されるスコアボーナスの値がさらにアップする。スキン自体も同じく強化でき、こちらは装備できるエモートの数が増えるなどの利点がある。
繰り返しプレイしてさまざまなカスタマイズのアイテムを収集するのはもちろん、それらを装備/強化していき、やり込み要素の一つでもある獲得した総スコアで競うランキングといった楽しみも用意されている。
ここまでは「Sonic Rumble」の魅力を中心に紹介してきたが、もちろん既存の「ソニック」シリーズをプレイしてきた人も嬉しい/楽しいポイントは十分に用意されている。スキンで登場するキャラクターの数、リングサバイバルなどで登場するおなじみのステージの数々はもちろんだが、スピード感やギミックなども「ソニック」らしさを感じられる。
例えばキャラの移動についても、ソニックたちのような自分の足で走るもの、シャドウの滑るような走りもしっかりと描かれており、操作感も異なるように感じた。またレールを滑り降りたり、円を描くように一回転するようなポイントなど、「ソニック」シリーズの感覚そのままに、新たなパーティーロワイヤルゲームとしても楽しめる作品となっている。
操作自体も非常にシンプルなため、上手くプレイできるか不安という人にもオススメな「Sonic Rumble」。パーティーゲームが好きな人、そして本作をきっかけに「ソニック」シリーズに触れてみようかなという人など、幅広い人に勧められ、そして楽しめる作品に仕上がっているので、興味がある人はぜひ一度触れてみてほしい。



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