アニプレックスが発売を予定しているマルチプレイアクションゲーム「OCTOPinbs(オクトピンブス)」。本記事では、発売に先駆けて体験した内容を基に、本作の概要やプレイした感想をお届けする。

「OCTOPinbs」は、ラセングルとトライエースが開発を手がけるマルチプレイアクションゲーム。最大10人のプレイヤーが、消防士とアーティストに分かれて対戦を行う、人狼ゲームのような駆け引きが特徴となっている。
消防士の目的は、ステージに広がる炎をすべて消火すること、もしくはアーティストをすべて無力化すること。一方のアーティストは、正体を隠しながら火を付けて炎上率を100%にするか、消防士を全滅させることで勝利となる。
さらに、アーティストは任意のタイミングで正体を明かす“トランス”を発動可能。これにより能力が強化され、消防士との直接戦闘へと移行できるなど、正体の見破りだけでは終わらないアクション性の高い対戦が楽しめる。
体験会では4人でプレイを実施した。ゲームが始まると、消防士とアーティストがランダムで振り分けられる。
ちなみに、消防士はタコ、アーティストはイカをモチーフにしたキャラクターデザインとなっている。グラフィックはカートゥーン風にデフォルメされており、ポップで可愛らしいビジュアルが特徴だ。また、無力化された際には、それぞれ本来のタコ・イカの姿に戻ってしまうといった要素も用意されている。

今回はレオナイトホテルというステージをプレイできた。サイズはSmallからLargeまでの3種類が存在するが、今回は4人でのプレイということでSmallマップでのゲームプレイを行った。

また、ゲームルールを自分好みに変更してプレイすること可能。アーティストの人数、タコツボの配置数、各アクションのダメージ量、重力、移動速度などかなり細かい設定項目が用意されている。
ダメージ量やアーティストの人数を微調整して自分好みのゲームを作ることができるのはもちろん、重力と移動速度を変更してハチャメチャなプレイを楽しむことができるなど、設定項目の自由度はかなり高い。

ゲームプレイ時は横スクロールのような画面になっていて、キャラクターの移動操作の他に、右アナログスティックを動かして自分がいる部屋の上下左右の部屋の状況をチェックすることができる。隣接する部屋にいる他プレイヤーが移動する際は足音マークが表示され、姿はシルエットのみを判別することができる。そのため、仮に怪しい動きをしているプレイヤーを見つけたとしても、それが誰なのかは同じ部屋にいないと判別できないようになっている。

消防士は放水を行って火の消火を目指していく。通常の火災だけでなく、火の形をしたモンスターも現れるため、一筋縄ではいかない。中には階をまたいで火を延焼させるモンスターもいるため、見つけたら優先して消火していきたい。


炎に触れてダメージを受けた場合は、マップに点在する回復アイテムや、光る家具を破壊して出現するアイテムで回復できる。

ある程度時間が経過すると、ボスモンスターが登場する緊急イベントが発生する。ボスモンスターは、通常のモンスターよりも強力かつ、倒さないと炎上率が大幅に上がってしまう。HPも高く設定されているため、他プレイヤーと協力して撃破を目指したい。なお、倒すと大量のアイテムを落とす。


消火活動以外にも、プレイヤーはペイントボールを使って怪しい人物をマークすることができる。ペイントボールは自分の色と同じ色となっているため、他プレイヤーから見たときに、誰が誰に対してペイントボールを使ったのか(疑っているのか)を視覚的に判別しやすいようになっている。

他にも、壁に張り付くアクションも用意されている。張り付き時は透明状態となり、他プレイヤーからは見えない状態となる。この状態を利用して、追手を撒いたり、こっそりと他プレイヤーの動きを観察することもできる。なお、放水を当てられてしまうと張り付きが解除されてしまうほか、スタミナゲージがなくなることでも解除されてしまうので注意が必要だ。

一方、アーティストは消防士に見つからないように火を付けて、炎上率100%を目指していく。他のプレイヤーの目を欺くため、時には消火活動などを行うフリをしながら、タイミングを見て火の手を広げていく必要がある。

また、アーティスト独自の要素として“変身”が存在する。変身するとランダムなプレイヤーの見た目に変化することができ、他プレイヤーの目を欺いたり、わざと火を付けて罪を擦り付けることもできる。ただし、変身は一定時間経過すると解除されてしまうため、使うタイミングには注意したい。

アーティスト一番の武器と言える要素が“トランス”だ。自ら正体を現すことで姿を変化させ、能力を強化することができる。この際、トランス前に火を付けたり、消防士を攻撃したりするなどで蓄積したゲージの値によって、能力が強化される。トランス時は攻撃方法など変化するため、アーティスト側は一気に攻勢に転じることができるようになっている。ただし、トランス時はミニマップに常時位置が表示されてしまうため、隠密行動はできない仕様となっている。


バトル時、消防士は消火斧による近接攻撃と放水が主な攻撃手段となる。近接攻撃はある程度ヒットさせることで相手を怯ませられるため、状況に応じて上手く攻撃を使い分けることで効率よく戦うことができる。ただし、フレンドリーファイアが存在するため、複数のプレイヤーが入り乱れる場面では注意が必要だ。

HPがゼロになるとボディ破損状態となり、姿が小さく変化してしまう。この状態でも移動は可能で、初期地点にある消防車へ戻ることで元の姿へと復活することができる。
ただし、ボディ破損状態で敵に捕まって、ステージ各所にあるタコツボへ連れて行かれると完全に無力化されてしまう。捕らえられた側はボタンの連打で、振りほどいて脱出できるため、捕まえた側はできるだけ早くタコツボへ運ばければならない。

タコツボに入れられると全プレイヤーに消防士かアーティストかの通知が行き渡り、正体が明かされてしまう。なお、無力化された後はパワーは落ちるものの放火や消火など、わずかながら味方を支援することは可能だ。

数マッチプレイしてみて、カジュアルに楽しめる人狼ゲームという印象を受けた。推理や頭脳戦といった要素はしっかり押さえつつ、そうした駆け引きが苦手でもバトルで挽回できる余地があるため、不慣れなプレイヤーでも入り込みやすい。また、正体を暴かれたアーティストが逆に強化される仕組みも新鮮で、最後まで勝敗の行方が読めない展開が楽しめた。
人狼ゲームを遊びたいけど、小難しいのは苦手…。「OCTOPinbs」はそんなプレイヤーでも気軽に楽しめる一作となっている。

Steamストアページ
https://store.steampowered.com/app/2660510
さらに、4月25日に開催される「INDIE Live Expo」では本作の新情報が公開されるそうなので、興味のある人はぜひチェックしてみてはいかがだろうか。
「INDIE Live Expo」公式サイト
https://indie.live-expo.games/23896/
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