バンダイナムコエンターテインメントは、2026年8月13から8月16日の4日間、東京・渋谷にあるShibuya LOVEZにて「アイドルマスターシンデレラガールズ」をテーマにしたコンセプトxRライブイベント「Pop’n ToyBox!!」を開催。本稿では夕方公演(8月13日と15日)の模様をお届けする。

「Pop'n ToyBox!!」は、シンデレラガールズのアイドルたちが出演するxRライブ(3DCGライブ)。“おとなとこども”なアイドルが登場し、おもちゃ箱のような好きを詰め込んだライブとなっている。
本公演は4日間で6公演が開催され、8月13日と14日、15日と16日で「夕方公演」「昼公演」「夜公演」という3種類の公演を2回ずつ行う形式。本稿では8月13日に開催された夕方公演をもとにお届けするが、8月15日に行われた夕方公演も同内容となっている。
夕方公演は“おとなとこどもの両方の時間”として、12名のフロントメンバーに7名のサポートメンバーでパフォーマンス。ポップなステージから大人な時間を味わえるようなステージが展開された。
出演者(敬称略)
●フロントメンバー
市原仁奈
龍崎薫
赤城みりあ
椎名法子
浅利七海
佐城雪美
川島瑞樹
佐藤心
高垣楓
三船美優
大和亜季
鷹富士茄子
●サポートメンバー
篠原礼
財前時子
高橋礼子
柊志乃
黒川千秋
東郷あい
池袋晶葉

新曲「Poppin' para Pong!」で開幕!おもちゃ箱のようなステージが展開
冒頭では、研究所と思われる場所に、ロリポップキャンディのようなピンクストライプのカラーリングと、大きなリボンがあしらわれた半円アーチの装置らしきものが設置され、ところどころでアップとなる池袋晶葉の姿と、カードをかざすとアーチからまばゆい光を放つという映像が流れる。
このライブの前日譚となるエピソードは、エンタメ小説のウェブマガジン「メクリメクル」にてスペシャルノベル「池袋晶葉とウサちゃんロボはオモチャ箱(トイボックス)の夢を見る」に掲載されている。冒頭で、なぜこのような光景が映し出されたのかが気になる方、そしてメンバーたちがどのような思いでライブに臨むのか、このライブを奥深く楽しみたいという方は、そちらを参照いただきたい。

出演するアイドルたちの紹介となる映像とともにオーバーチュアが流れ、ライブがスタート。オープニングナンバーは、「Poppin' para Pong!」。この公演のために作られた、こども側の新曲がいきなり披露となり、ステージでは赤城みりあ、市原仁奈、椎名法子がパフォーマンス。観覧車やジェットコースターなど遊園地をイメージするセットを背景に、3人が躍動。随所に手でハートマークを作るような、キュートなステージを届ける。
続いたのは、みりあで、自身のソロ曲「Romantic Now」。“ROMANTIC”“NOW”の文字が映し出されるなかで、会場一杯のコールを受けたりクラップを促したりしつつ軽快に歌い、最後の“NOW”でのジャンプも高く決まっていた。
「ギョーてん!しーわーるど!」は、ユニット「まりんぱ」の楽曲で、オリジナルメンバーより浅利七海、市原仁奈、龍崎薫が登場。さらに池袋晶葉も姿を見せパフォーマンスに参加。いたるところにお魚をイメージさせるフレーズとそれにあわせた振り付けで、海洋レジャー施設「しーわーるど」の魅力を伝えるようなステージに。
七海がステージに残り、自身のソロ曲「にんぎょひめ練習中!」を披露。海の中をイメージするようなセットを背景に、楽曲の世界観になっている人魚姫の姿をかわいらしく表現。七海特有の舌っ足らずなところもキュート感が増すものに。
続いたのは仁奈で、ソロ曲「みんなのきもち」を歌う。愛くるしさがある仁奈の魅力全開という雰囲気になれるあそび歌風の楽曲。軽快に歌うなかで、場内も動物の鳴き声や擬音をイメージするコールや手拍子で盛り上げていく。さらに草原をイメージしたセットから、動物のぬいぐるみたちも登場し、華を添えていた。
ステージにみりあ、仁奈、法子が登場し、MCパートに。この公演では、晶葉が作った装置によってアイドルたちは“歌って踊れるおもちゃ”、客席は“盛り上げてくれるおもちゃ”といったことが話される。そんなおもちゃのみなさんを巻き込んだり、なんでもドーナツに例えて話す法子のトークで笑いも誘いつつ、次は“おねえさんたちの番”と予告する。




次のブロックはおとななアイドルたちが織りなすステージに。まずは川島瑞樹と高垣楓による「Nocturne」。オリジナルを歌う2人が登場し、疾走感あふれる曲調にのせて歌い進め、客席からの冒頭や間奏でのコールも熱気を帯びる。これまでのブロックとは打って変わって一気におとなのステージへと変貌した。
続いたのは大和亜季で、ソロ曲「弾丸サバイバー」を歌う。ミリタリーアイドルな亜季のトレーニングさながらの振り付けと熱唱、さらに客席へのコールも煽り場内の熱気を高めていく。時折みせる銃を構えるポーズも様になるぐらいにかっこよく決めつつ、終盤の「標的、ロックオン」では、客席にスポットライトが照らされ文字通りのロックオンをされるという演出もあり、盛り上がりをみせる。
「Max Beat」は、オリジナルを歌う楓、鷹富士茄子、亜季に加え、サポートとして財前時子と高橋礼子がパフォーマンスに参加。スピード感あるバンドサウンドにのせて、歌とダンスで魅せるステージを展開する。







「熱情エナモラル」では、佐藤心、亜季、黒川千秋、篠原礼、東郷あいの5人がステージに立つ。タイトルの「エナモラル」は“惚れさせる”という意味があり、そのことを感じさせるような、異国感のあるメロディにのせて大人で魅惑の空間を作り上げていく。とりわけ元社交ダンス講師の経歴を持つ礼の、ひとり大きくしなやかな手と足の動きは、ぱっと見でも目を引きつけるものだった。
この空気を受け継いだ「レッド・ソール」は、ユニット「Flamme Martini」の楽曲で、ユニットメンバーである三船美優に加え、茄子、礼、柊志乃の4人でのパフォーマンス。大人の雰囲気を醸し出すジャズナンバーであり、華麗なダンスと艶めかしさを感じさせる振り付け、情熱的な歌声で魅了していった。
ステージでは心、茄子、瑞樹が客席のおもちゃのみなさんに挨拶しつつ、MCパートに。瑞樹曰く“爆美女3人”がテンション高めにトークを展開するなかで、心と瑞樹がノリノリで自ら衣装を回って見せれば、少し控えめな茄子も多めに回って衣装を見せるなど、楽しんでいる様子がうかがえるものに。




雪美と千秋などユニットのステージに歓声。メンバーたちへ贈る“カワイイ!!”コールも
ライブが再開となり、特徴的なイントロとともに雪美が歌い出したのは「Love∞Destiny」。さらにステージには千秋も姿を見せ、2人のユニット「クラシカル・スール」のステージとなり、場内は大歓声。“自分だけを見てほしい”という気持ちが伝わるようなラブソングで、赤と青の2色で染まるステージで雪美が歌い進めるなか、2人がお互いに向き合ったり、2人が近づいて手を添えたり、さらには千秋の背中に雪美が寄り添う場面もあり、2人の関係性もうかがわせるもの。歌い終わったあと歓声に包まれるなか、2人はステージ上でなにやら会話をしたあと、千秋はステージから去っていく。
残った雪美は、自身のソロ曲「とくとく…… とく……」を披露。歌詞にあわせた振り付けやしぐさ、約束を示すような小指を立てるところ、そして時折見せる笑顔が目を引くもの。そして雪美特有のやわらかい歌声は心に染みいるもので、温かい気持ちになれるステージとなっていた。
2人組ユニット「ホリーサーディン」の七海と志乃は、「Morgana」をパフォーマンス。オリジナルは「ファタ・モルガーナ」の楽曲で、七海はそのメンバーのひとり。ここでは志乃のサポートを受ける形で、神秘的な曲調にのせて魅せるステージを展開する。
一転してポップな曲調から、法子が自身のソロ曲「プライスレス ドーナッCyu♡」を歌う。たくさんのドーナツが浮かぶセットを背景に、法子がかわいらしく歌っていると、ステージに時子を呼び込む。法子と時子はユニット「ドミ◎ドナ」を組んでいるのだが、出演メンバーきっての女王様アイドルである“時子様”の登場により、歓声が沸く場内。さらには、法子の振り付けにあわせて時子様が軽く手を動かすと、さらなる歓声が包み込む。
可愛らしく歌い踊る法子を、はじめは冷静に見ていた時子様ではあったが、歌詞にあわせて法子のおでこにツンと指をあてるフリをしたり、次第に体全体を使った振り付けにも参加するようになるなど、時子様もまんざらではないようにも見受けられた。
続いては薫が、五十嵐響子のソロ曲「恋のHamburg♪」をカバー。ステージにはあいも姿を見せ、2人のユニット「ギャラント・ナイツ」としてのステージに。あいがサポート……というよりも、動き回りながら歌う薫を見守るお姉さんのような立ち位置でパフォーマンスに参加。ラストは手を合わせてハートマークを作り、幸せ一杯な空間を作り上げる。薫があいに抱きついたり、なにかを贈るような手振りをしつつ、あいはステージを降りる。
残った薫は、自身のソロ曲「ひまわりマークをさがせ!」を歌う。一体となったクラップから、歌詞にあわせた振り付けで跳ねながら歌い、薫の持ち味でもある元気さを示すとともに、その元気を見ているおもちゃのみなさんに届けるようなステージとなっていた。
MCパートでは雪美、七海、薫が、それぞれおとなのアイドルと歌った楽曲について振り返るトークを展開。そして最後のブロックであることを告知しつつ、一緒に楽しんでいくことを約束する。



終盤に差し掛かったところで、まずは雪美、法子、薫の3人による「悠久星涼」。過ぎゆく夏、その夜を彩る星や花火をイメージさせるバラードソングで、3人が伸びやかに歌声を重ねる。セットにはきれいな打ち上げ花火があがり、さらに会場では打ち上げ花火をイメージするライトの演出が続くなかで歌い、切なさと温かさを感じさせた。





続いたのは、心と茄子で、オリジナルはユニット「レイジー・レイジー」の楽曲「クレイジークレイジー」をカバー。普段はどこかお茶目なかわいらしさもある心と茄子が、オシャレで大人な空間を作りだすように歌う。
茄子がステージに残り、自身のソロ曲「初夢をあなたと」を披露。夜の月明かりをイメージするセットと、和風ポップスという曲調のなかで、茄子の歌声によっておめでたさも感じさせるもの。年末年始のシチュエーションを織り交ぜた楽曲ということもあり、お盆時期ではあるがお正月な雰囲気も漂わせるステージに。
「私色ギフト」は、オリジナルを歌うみりあが歌唱。サポートとして心、礼子、あいが参加し、曲の世界観にある憧れの存在をイメージするように、みりあと振り付けでの掛け合いを交えて披露。抱えてる悩みと一歩踏み出すことを描いた楽曲で、明るい曲調ながら涙腺を刺激するところも。そんな4人がラストにはポーズを決めていた。
瑞樹のソロ曲「Dreaming of you」も披露。大人な女性としての魅力を存分に醸し出すオシャレなバラードソングとなっており、夜のビル群をイメージさせるセットを背景に、ミッドナイトな空気感とともに、静かに聴き入るようなステージをみせる。
「がおちゅー♪さふぁりぱーく!」は、ユニット「がおがおわんだぁ」の楽曲で、ユニットメンバーである仁奈と美優に加え、みりあと礼子も参加。手にはグローブのような大きい、動物の手をイメージする手袋を付けた4人がパフォーマンス。動物たちが集まるわちゃわちゃとしたにぎやかなステージをお届けして、最後はポーズを決めつつかわいらしく手を振って降壇する。
クライマックスに差し掛かるなかで、心が「もしも「カワイイ」が世界からなくなっても」を披露。オリジナルは心と輿水幸子のユニット「カワスウィーティーなボクはぁと(仮)」の楽曲で、今回はひとりでの披露に。ハートが浮かぶセットを背景に、“キュン”や“カワイイ”のフレーズも多数盛り込まれたアイドルソングで、とにかく“カワイイ”ステージを展開。さらに曲中にある“特急のぞみ”コーナーでは、この公演に出演したメンバーがふたりずつ登場し、「○○と○○はカワイイ!!」とコールする場面もあり、メンバーたちはそれぞれ個性的なかわいいポーズを決め、全力のコールが場内に響きわたっていた。
楓、美優、亜季が姿を見せ、MCパートに。「もしも「カワイイ」が世界からなくなっても」でのステージを振り返りつつ、次の曲が最後と告知する。楓のさりげないダジャレも飛び出しつつ、美優からおとな側の新曲披露を予告し、楓も大人の本気をみせると意気込む。




亜季が“ファイナルミッション”と口にした、この公演のラストナンバーは「Cookie Dough」。オシャレな曲調にのせて、3人が歌と踊りでムーディーな空間を作りだす。曲中ではラップパートでクールなところを見せつつ、どこか違うタイプの3人が織りなす魅惑のステージで、目と耳を引きつけて離さないものに。歌唱後ステージから去る際、客席のおもちゃのみなさんへ、3人からの投げキッスというご褒美に歓声も沸いていた。
その後、スクリーンにはメンバーたちからの寄せ書きメッセージが表示され、夕方公演は終了。舞台を翌日の昼公演へと移していった。
この夕方公演では、こどもとおとなのアイドルが織りなすさまざまな色が感じられ、それぞれの特色と好きを詰め込んだと感じられるステージで、見応え十分なライブだったというのが率直な感想としてある。またフロントメンバーのみならずサポートメンバーもダンス中心の参加ながら、個々に存在感を出していたのも目を引くもの。本稿掲載時には、すでに全公演が終了しており、昼公演と夜公演の内容も把握している状態ではあるのだが、夕方公演が終わった段階では、“昼はこどもの時間、夜はおとなの時間”とうたっているように、違った色と好きが詰まった公演も期待できると思えた次第だ。
(余談)サポートメンバーが放った存在感と、「ギャラント・ナイツ」が魅せた尊い空間
また余談ではあるが、筆者としても印象的なところはいくつかある。まず挙げたいのはサポートメンバーの存在感。現実世界に視点を寄せた話となるが、このサポートメンバーは現状においてボイスキャストがついてないアイドルたち。もっとも公演を通じて、いわゆるお飾りのダンサーではなく、それぞれが確かな存在を示すものになっていた。
特におとなとこどものユニットステージが象徴的と思えるもので、薫とあいの「ギャラント・ナイツ」は後述させていただくが、七海と志乃の「ホリーサーディン」では、「Morgana」の冒頭で七海と背中あわせて志乃が立っていたため、正面からは誰かわからないという状態から、曲中で姿を見せてユニットステージであることに気づかせ、場内を沸かせる。
雪美と千秋の「クラシカル・スール」については、待望というぐらいにこの2人がステージ上で共演する姿が見られたことから、歓声も大きかった上に、雪美が歌った「Love∞Destiny」は愛の重さを感じさせるもの。それでいて、2人が近づいて踊ったり、千秋の背中に雪美が寄り添う場面では歓声に混じり女性の悲鳴っぽい高い声も聞こえるなど、この光景を待ち望んでいた人が大勢いたことを示すようにも思えたところ。
何より法子と時子様の「ドミ◎ドナ」は、「プライスレス ドーナッCyu♡」の曲中で“時子様が姿を見せた”“時子様が振りを見せた”“時子様が法子のおでこをツンとする振りをした”“時子様が踊った”と一挙手一投足で歓声があがるぐらいで、そのお姿そのものが望まれていたように感じたうえに、法子に対して見せる穏やかな表情が目を引いたというのもある。
ほかにも、サポートメンバーがおとな側のアイドル中心ということもあり、ダンスも華麗かつダイナミックに思えるものであったうえに、礼が前述したように元社交ダンス講師という背景を感じさせるほど、同じ動きでもひとり手足の動きが大きく速いと思えるぐらいで引きつけるものであったり、礼子も随所で大人の色気を感じさせる表情やしぐさで魅せる場面もあった。また細かいところでは、「もしも「カワイイ」が世界からなくなっても」で、サポートメンバーを含めてコールとして声援を送れるところもあり、確かな存在感があると思えるもの。
それは、これまでシンデレラガールズが長年にわたりさまざまな展開をしてきたなかで、描かれてきた個々の物語があってこそのもの。何より、このような見せ方や活躍の場ができたとしたならば、190人いるシンデレラガールズのアイドルたちの可能性も広がるのではないかと感じたところがあった。
なお、こども側でひとりサポートメンバーになっている晶葉については、夕方公演のステージ上での見せ場は限られていたが、前述したスペシャルノベルや、夕方公演、昼公演を経ての夜公演でグッと存在感が高まったということは付記しておきたい。



そして、筆者のお気に入りアイドルが龍崎薫ということを踏まえても印象的なところはいろいろとある。薫はとにかく元気で明るいアイドル。料理が好きで、好奇心旺盛で素直な性格の9歳となっている。

ひとまず挙げていくなら、フリル多めのスカート衣装を着ている薫がかわいい、おそろいの帽子をかぶっている……というよりも頭に付けているという感じがかわいい、「ギョーてん!しーわーるど!」でおさかな風な振り付けで歌うのがかわいい、器用に右と左で片目ずつウインクするところがかわいい、「ひまわりマークをさがせ!」で飛び跳ねながら歌う姿がかわいい、左右それぞれの片足を蹴るようにしてステップする姿がかわいい、お花畑を示すように手をひらひらとするところがかわいい、指で丸や花丸を描くところがかわいい、間奏でステージの端から端まで盛り上げようとしているところがかわいい、より大きな丸をジャンプしながら描くところがかわいい、じゃんけんでパーを出すところがかわいい、終盤に高々と右手でVサインを決めた後ににっこりな表情になるところがかわいい、MCパートで法子と時子様が歌ったことが話題になった際に、ドーナツを示すような指で輪っかを作っていたところがかわいい、「悠久星涼」で歌う姿が優しい気持ちになれて見守りたくなる感がすごくあってかわいい、そのうえで真っ直ぐな歌声を響かせるところがかわいい、「もしも「カワイイ」が世界からなくなっても」で、登場する際ににゃんにゃんポーズをしているところがかわいい、“ズキュン”のフレーズにあわせて手で銃を撃っているポーズをしているところがかわいい、みりあと一緒に登場して2人でほっぺハートをしているところがかわいい……といったことがまずある。

そして最も印象的だったのは、東郷あいとのユニット「ギャラント・ナイツ」のステージが、xRライブという形で現実世界で実現したこと。あいはサックス奏者やコーヒーの知識が豊富といった一面を持つ、クールな魅力を持つアイドルとなっている。これまでのシンデレラガールズの展開のなかで薫とあいが共演したり、仲良くしている姿が描かれている。あいは、いわゆるカッコイイ系のアイドルであるが、薫と一緒のときはかつてないほど柔和で優しい笑顔を浮かべている姿が描かれているところがあり、薫も“あいお姉ちゃん”として慕っている。
そんな2人が披露したのは「恋のHamburg♪」。前述したように五十嵐響子のソロ曲カバーで、料理が好きな薫にはピッタリの楽曲であり、薫を中心に歌いあいがサポートという形式でのステージとなった。

薫は要所要所で客席を見て、あいと息のあったダンスや振り付けをみせるなかでも、大半は曲の世界観にある“ダーリン”に見立てていると思われるあいのまわりを動いたり、あいのほうを見て、歌い進めていく。歌詞にある家事などを示すようなかわいらしい振り付けをしながら歌う薫を、見守るように見つめたり、一緒に振り付けをするあい。曲の終わりには2人でハートマークを作って決める。2人の仲がいいというのがこれだけでもわかるというぐらいで、見たかったものを目の当たりにしたというだけでもグッとくるところ。



そのうえ、歌い終わったあとに薫があいに抱きつくその姿には尊さがあったうえ、何かを包むようなしぐさをしてあいに渡し、それをあいが受け取って喜んでいるように見える光景も尊いと思えるもの。そのあとあいはステージを降りるのだが、薫はステージのライトが消えるまでずっと手を振って見送っているのも、あいのことが好きで薫らしいと思えるところ。後のMCでは「薫もお料理、得意なんでー!」と、この曲を歌いたかったことや、あいと一緒にできたことがよかったと興奮気味に話す薫も印象に残る。

薫とあいのステージが現実のライブ会場の場で見られたこと、2人の仲がいいということがリアルに感じられたこと、薫といるとあいの表情が柔らかくなり笑顔になり、薫も一緒にいることが楽しいと感じられること、2人のステージはほっこりするような優しい空間になったこと……。シンデレラガールズのソーシャルゲーム版の初期から薫をお気に入りにしている筆者からすれば夢のような光景であり、この曲終わりには場内で歓声とともに“ありがとう”という言葉も聞こえてきたのだが、同じような気持ちになれた次第だ。

なお、本公演を含む4日間6公演における全公演について、期間限定のアーカイブ配信を実施。期間は共通で2026年9月13日23時59分(販売期間は同日の21時)までを予定。詳細は「Pop'n ToyBox!!」公式サイトまで。
「Pop'n ToyBox!!」公式サイト
https://idolmaster-official.jp/live_event/cg_ptb/
夕方公演(8月13日、15日)セットリスト
M01.Poppin' para Pong!/赤城みりあ、市原仁奈、椎名法子
M02.Romantic Now/赤城みりあ
M03.ギョーてん!しーわーるど!/フロント:浅利七海、市原仁奈、龍崎 薫、サポート:池袋晶葉
M04.にんぎょひめ練習中!/浅利七海
M05.みんなのきもち/市原仁奈、サポート:ぬいぐるみたち
M06.Nocturne/川島瑞樹、高垣 楓
M07.弾丸サバイバー/大和亜季
M08.Max Beat/フロント:高垣 楓、鷹富士茄子、大和亜季、サポート:財前時子、高橋礼子
M09.熱情エナモラル/フロント:佐藤 心、大和亜季、サポート:黒川千秋、篠原 礼、東郷あい
M10.レッド・ソール/フロント:鷹富士茄子、三船美優、サポート:篠原 礼、柊 志乃
M11.Love∞Destiny/フロント:佐城雪美、サポート:黒川千秋
M12.とくとく…… とく……/佐城雪美
M13.Morgana/フロント:浅利七海、サポート:柊 志乃
M14.プライスレス ドーナッCyu♡/フロント:椎名法子、サポート:財前時子
M15.恋のHamburg♪/フロント:龍崎 薫、サポート:東郷あい
M16.ひまわりマークをさがせ!/龍崎 薫
M17.悠久星涼/佐城雪美、椎名法子、龍崎 薫
M18.クレイジークレイジー/佐藤 心、鷹富士茄子
M19.初夢をあなたと/鷹富士茄子
M20.私色ギフト/フロント:赤城みりあ、サポート:佐藤 心、高橋礼子、東郷あい
M21.Dreaming of you/川島瑞樹
M22.がおちゅー♪さふぁりぱーく!/フロント:市原仁奈、三船美優、サポート:赤城みりあ、高橋礼子
M23.もしも「カワイイ」が世界からなくなっても/フロント:佐藤 心、サポート:18人のスウィーティー☆たち
M24.Cookie Dough/高垣 楓、三船美優、大和亜季
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