Saber Interactiveが2027年春に発売予定のPS5/Xbox Series X|S/Nintendo Switch 2/PC用ソフト「Turok: Origins」。東京ゲームショウ2026の期間内に実施した、本作の試遊および開発者へのインタビューをお届けする。
試遊では、本作のPC版とNintendo Switch 2版をプレイ。インタビューでは開発チームでゲームディレクターを務めるヘスス・イグレシアス氏に開発のキッカケやこだわりなどを聞くことができた。

名作FPSが協力型TPSに
「Turok: Origins」は、1997年に第一作目が登場したFPSゲーム「Turok」シリーズの最新作。恐竜やエイリアンが登場する世界観が特徴的で、これまでナンバリングや外伝作品が多数制作されている。
ちなみに、日本ではNINTENDO 64で発売された一作目「時空戦士テュロック」や、二作目「バイオレンスキラー TUROK NEW GENERATION」という名前で知られているシリーズだ。
「Turok: Origins」は、そんな歴史あるシリーズの現代進化版となる作品で、単独、もしくは最大三人のプレイヤーでの協力プレイが楽しめるシューターゲームとなっている。

プレイヤーはミッション開始時にRaven・Cougar・Bisonの3クラスから、自分に合ったものを選択可能。Cougarはより多くのダメージを与える攻撃型、Bisonは防御力に優れたタンク型といった形で、それぞれ異なるスキルや効果を持っている。
また、ステージの至る所や倒した敵からはDNAを抽出することができ、自身のスーツや能力をアップグレードすることが可能だ。

ゲームプレイに関しては、リニア型のステージを進んでいくミッション形式となっている。ただ敵を倒していくだけではなく、道中のギミックや、崖を飛び越えていくアスレチック要素など、「Turok」らしさを感じる作りとなっている。

本作では、これまでのシリーズで採用されていたFPSに加えて新たにTPSを採用。FPSとTPS視点の好きな方をいつでも切り替えられるシステムが特徴だ。ゲーム中もワンボタンで切り替え可能なので、状況に応じて使いやすい方を選択することもできる。


武器はエネルギー系の銃火器から、弓・クロスボウに至るまで幅広く用意されている。それぞれ全く異なる性能と使い心地となっており、敵に応じて有利な武器へと切り替えていくゲームプレイが楽しめそうだ。
また、「Turok」シリーズで有名な武器 セレブラルボアも登場。対象の頭部へ発射し、ドリルで頭蓋骨を掘り進めながら最後は爆発するという凶悪な性能を本作でも体験することができた。


過激で荒々しいフィニッシャーを繰り出すことができる近接攻撃は、本作の大きな特徴の一つかもしれない。敵の種類や繰り出す方向によって異なるフィニッシャーが発動し、かなりの数のアニメーションが用意されているという。試遊部分だけでもかなりの数のフィニッシャーを見ることができたので、他にもどんなものがあるのか気になってしまう。


道中には小型の肉食恐竜がプレイヤーを待ち受ける。集団で襲いかかってくるものから、毒を撒き散らすものまで、その種類は様々。
さらに、武器を持ったエイリアンも登場し、戦闘はより苛烈に。シールドを展開したり、高速移動したりする中ボスのようなものまで、一筋縄ではいかない戦闘が楽しめた。


最後にはティラノサウルスのような大型肉食恐竜がボスとして登場。噛みつきや突進、尻尾を使った攻撃だけでも相当厄介だが、さらにその強さを増しているのが体中についた武装。目からビーム、背中から追尾ミサイルと遠距離でも油断ならないボスとなっている。
今回は一人でプレイしたが、他のプレイヤーと協力すると、より白熱したボス戦を楽しめるはず。特にクラスごとのロール分担などを行うと最高に楽しい体験を味わえそうだ。


最後にはNintendo Switch 2版のゲームプレイも体験。こちらはフレームレートが30FPS固定となっているものの、PC版に見劣りしないグラフィックと安定性で快適にゲームを楽しむことができた。

TPS化や恐竜・武器について開発者に聞いた
ここからは開発者インタビューの内容をお届けする。

――「Turok: Origins」は「Turok」シリーズとして久しぶりの新作タイトルとなりますが、このタイミングで本作を開発するに至った経緯を教えてください。
イグレシアス氏:私たちはこれまで、大きなIPに関わる作品を数多く手掛けており、いずれも誠意を込めて制作してきました。その結果、IPを所有する方々からも信頼して作品を任せていただいています。また、ユニバーサル・スタジオとも良好な関係を築いており、「ジュラシック・パーク」に関する作品も制作しています。
そして「Turok」のIPも所有しているのですが、恐竜、そして時を超えた物語という題材はかなりユニークです。このタイミングで新たな「Turok」を制作するのは、非常に良い機会だと考えました。
――本作は「Turok」シリーズのどの作品から影響を受けているのでしょうか。
イグレシアス氏:本作は初代作「Turok」と続編「Turok 2: Seeds of Evil」をベースに制作しています。「Turok: Evolution」や「Turok」(2008)については、少し外伝的な位置付けの作品だったため、本作ではシリーズのルーツに立ち返るような内容を目指しています。
――「Turok」といえば、やはり恐竜というイメージが強いです。試遊でも実際にティラノサウルスのような敵と戦う場面がありました。本作では、どれくらいの種類の恐竜が登場するのでしょうか。
イグレシアス氏:実はオリジナル作品では、2~3種類ほどしか恐竜が登場しません。しかし、本作では12~13種類に加えて、ボスとなる恐竜も登場します。肉食恐竜はもちろん、草食恐竜も登場しますよ。

――これまでの作品はすべてFPSとして制作されていましたが、本作ではTPSとFPSの両方を切り替えてプレイできるようになっています。この機能を実装した意図を教えてください。
イグレシアス氏:私たちが行ったリサーチによると、75%近くのプレイヤーがTPSを好んでいることが分かり、TPSを追加することにしました。しかし、人によって視点の好みは異なります。そこで、TPSが好きな人もFPSが好きな人も一緒に楽しめる作品を目指しました。
また、開発のパイプラインにおいても両方の視点をしっかりと作り込み、シームレスに切り替えられるよう調整しています。
――戦闘のテンポ感について、敵はどれくらいの数と頻度で登場するのでしょうか。
イグレシアス氏:敵はかなり多く登場しますが、「Warhammer 40,000: Space Marine 2」ほどではありません。「Turok」シリーズは探索しながら進めていく要素も強いので、上下差のある地形などを活用した移動アクションも多く盛り込んでいます。
――本作は協力型TPSということもあり、Sabre Interactiveが手掛けた「Warhammer 40,000: Space Marine 2」に近いゲーム性なのでしょうか。
イグレシアス氏:当社は数千人規模の開発チームを有していることもあり、「Warhammer 40,000: Space Marine 2」とは開発チームが異なります。また、使用しているゲームエンジンも異なるため、まったく同じゲームというわけではありません。
一方で、協力プレイに関するノウハウやキャンペーン開発に関する知識は共有しながら制作に臨んでいます。

――試遊では「セレブラルボア」を使うことができました。他にはどのような武器があるのでしょうか。
イグレシアス氏:「セレブラルボア」はもちろん、オリジナル作品から約8種類の武器を登場させています。さらに、各武器にMODを組み合わせることで、さまざまなプレイスタイルを楽しめるようになっています。
――久しぶりの「Turok」シリーズ最新作ということで、日本ではシリーズ自体をあまり知らないプレイヤーも多いと思います。日本のプレイヤーに向けて、どういった点をアピールしていきたいと考えていますか。
イグレシアス氏:本作は、過去作を遊んだことがない方でもプレイしやすいように作っています。TPSという要素はもちろん、宇宙人、タイムトラベル、そして恐竜など、魅力的な題材にあふれた作品ですので、ぜひ興味を持っていただけるとうれしいです。また、Nintendo Switch 2版も発売しますので、ぜひプレイしてみてください。

「Turok」シリーズのコアとなる世界観はそのままに、協力型TPS(FPS)という新たな形式を取り入れて進化を遂げた本作。試遊を通しても、丁寧に作り込まれたゲーム性が印象的で、シリーズファンはもちろん、これまで「Turok」に触れたことのない新規プレイヤーにも楽しめる作品に仕上がっていると感じた。
協力型シューターやTPSが好きな人はもちろん、恐竜やタイムトラベル、宇宙人といったユニークな題材に惹かれる人にとっても注目のタイトルだ。久しぶりとなる「Turok」シリーズの新作を、ぜひチェックしてみてほしい。
Turok Son of Stone TM & (C) 2026 Penguin Random House LLC. Turok Origins (C) 2026 DreamWorks Animation LLC. Marks & characters under license to Classic Media, LLC. All Rights Reserved.
※画面は開発中のものです。
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