コーエーテクモゲームスは、現状の報告と新タイトルの発表を含む今後の戦略を説明する発表会「ネットワーク事業戦略発表会」を8月30日に本社ビル会議ホールで開催した。
登壇者
株式会社コーエーテクモゲームス 代表取締役社長 「襟川 陽一」氏
株式会社コーエーテクモゲームス 専務取締役 ネットワーク事業部長「小林 伸太郎」氏
株式会社コーエーテクモゲームス 常務執行役員 ネットワーク事業部副事業部長「藤重 和博」氏
株式会社コーエーテクモゲームス 執行役員 ポータルサービス担当「藤田 一巳」氏
「ネットワーク事業」が大きな柱となる
株式会社コーエーテクモゲームス 代表取締役社長 「襟川 陽一」氏は、発表会の最初の挨拶として、昨今非常に早いペースでネットワーク事業が拡大していると実感していると語り、コーエーテクモゲームスの精神は「創造と貢献」を念頭において全社員が作業をしており、今までさまざまなタイトルでチャレンジをしてきたと明かす。
今年は成長性と収益性を確保・実現していこうという襟川氏の経営方針を中心として、グループ会社含め、全社で邁進しており、その中でも「ネットワーク事業」が大きな柱として動いていると話した。また、パッケージとソーシャルの連動、スマートフォンへの展開なども積極的に実施していくと語った。
今後の戦略について
株式会社コーエーテクモゲームス 専務取締役 ネットワーク事業部長「小林 伸太郎」氏は、過去の業績も含め、今後の事業戦略の説明をおこなった。コーエーテクモゲームスは、「信長の野望 Online」などオンラインゲーム3タイトル、「100万人の三國志」などソーシャルゲーム8タイトル、モバイルアプリ211サイト/70タイトルを展開している。
数字の面の情報としては、全社の総売上は2009年度に約345億円、そのうちオンライン・モバイル部門では約40億円を超え、総売上中約11%弱となった。2010年度は総売上約320億円、オンライン・モバイル部門では約46億円と前年を上回り、総売上中約14%弱を占めることとなった。2010年度の営業利益では売上は約12億円黒字となり、会社全体での約36.4%を占め、かなりの成長が見られる。
この数字を元にして、今後の戦略について「マルチプラットフォーム・マルチデバイス」「グローバルソーシャルゲーム戦略」を掲げて展開を予定しており、ラインナップの拡充やスマートフォン市場への対応の強化なども予定している。それにより有機的な連携による利益の拡大を目指すということだ。
オンラインゲームの海外戦略については、将来的に拡大する中国市場、東南アジア市場に目を向け、特に東南アジアについてこれからPCの普及を含めて期待をしているということだ。ソーシャルゲームの海外戦略では、日本「DeNA」「GREE」「mixi」はもちろん、韓国「Cyworld」や中国「Tencent」、東南アジア「mig33」などグローバルなソーシャルゲーム市場に注力していくとのこと。
連携メリットの最大化としては、各事業すべてで「ソーシャルゲーム事業」での総会員目標を1000万人を目指し、密接に絡んだ事業展開をしていき、2011年度の想定の売上として、総売上350億(うちオンライン・モバイル部門73億円)、営業利益として総利益50億円(うちオンライン・モバイル部門20億円)の目標を掲げている。
ソーシャルゲームについて
株式会社コーエーテクモゲームス 常務執行役員 ネットワーク事業部副事業部長「藤重 和博」氏は、新作タイトルを発表、それぞれの狙いを公開した。
「100万人のWinning Post」
8月30日に事前登録を開始した「100万人のWinning Post」では、9月からβサービスを開始し、スマートフォン展開も予定している。プレイヤーはオーナーとなり、G1の制覇をたくさんのユーザーと楽しむことができる。自分が育てた馬を使って新たな血統を生み出すこともでき、「ディープインパクト」など有名な血統も登場するとのことだ。
「100万人の大航海時代」
今秋にサービスを予定している「100万人の大航海時代」では、スマートフォンにより海外展開も準備されており、オンラインゲームで楽しめた戦争や交易なども遊ぶことができ、特にグローバルな展開が期待される。
「100万人の超WORLDサッカー!」
コーエーテクモゲームスでは異色となるサッカーゲームとなるのは「100万人の超WORLDサッカー!」。「超WORLDサッカー!」とは2000年12月からサービスを開始している日本最大級のモバイルサッカーサイトであり、海外トップクラブの日本国内オフィシャルサイトを展開しており、サイトと連携しながらソーシャルゲーム化を目指すとのこと。スマートフォンにも対応予定。
オンラインゲームについて
「信長の野望 Online」
現在運営中のタイトルでは、さまざまな施作が準備されており、「信長の野望 Online」では「信長の野望 Online ~新星の章~ プレミアムボックス 決戦前夜」が豪華9大特典つきで9月28日に発売予定となっている。
「大航海 Online」
本作では、大規模アップデート「Chapter3」を11月8日に実装、海外展開「Tierra Americana」続々サービスインを予定しているとのこと。
「真・三國無双 Online」
本作は、2011年11月2日に「4周年パック」を発売予定。お友達キャンペーンでは「NINJA GAIDENΣ2」とのコラボアイテム「男性用リュウ・ハヤブサ」「女性用あやね」のアバターセットも入手できるシリアルも封入される。
東京ゲームショウ2011
9月に開催される「東京ゲームショウ2011」内「ネットエンターテインメントフェスタ2011」では、試遊台を設置し、試遊した人には特別アイテムを配布する予定となっている。
「my GAMECITY」新市長「ニャブラハム・リンニャーン」氏が来場!?
株式会社コーエーテクモゲームス 常務執行役員 ポータルサービス担当「藤田 一巳」氏からは、「my GAMECITY」のリニューアルについて発表がなされた。新しい試みに関して、今までのGAMECITYの歴史を振り返しながら、2010年9月にβサービスを開始した「my GAMECITY」の新たな進化を動画で発表した。
そして、2011年6月に市民の投票により決定した新マスコット「ニャブラハム・リンニャーン」氏が登場し、マニフェストを提示してくれた。藤田氏は、これからの「my GAMECITY」は「SNSとゲームの融合」をコンセプトとして掲げ、これまでのノウハウの集大成、ゲーム会社ならではのプラットフォームへリニューアルし、コンテンツも充実させると語った。
コンテンツにはシンガポール発のFacebook第1弾となる「JollyWood」などを含め、懐かしのゲームも含め、「ゲームとしてのポータルサイト」をプラットフォームビジネスとしてコーエーテクモゲームスが展開する。目標登録ユーザー数は1000万人と設定しており、この数字は最終目標ではなく、早期に達成する予定とのこと。
話題のSCRAP社とのコラボレーション
また、コラボレーション施策として、SCRAP社と組んで「戦国」を題材にした「リアル脱出ゲーム」を企画。現実空間において参加者が謎を解きながら閉鎖された環境からの脱出を図るコンテンツとなっている。今年に展開される予定。
質疑応答
Q:100万人シリーズ全タイトルでスマートフォン対応?
全タイトルとは言い切れません。極力対応していきます。
Q:「100万人の超WORLDサッカー!」についてプラットフォームとライセンスなどについて
プラットフォームはGREEで展開します。グローバル展開も予定しており、ライセンスについてはヨーロッパのトップチームとの契約について進行中です。
Q:他の新作のプラットフォームは?コストについて
「100万人のWinning Post」はGREE、「100万人の大航海時代」はMobageで展開します。開発コストは従来のタイトルよりダウンできた部分は表現力に利用したり、コンテンツ力を強化したりと考えています。
Q:GAMECITYの会員を早期で1000万人達成は難しいのではないか?
昨今のプラットフォーム市場のバイラル・ループが非常に際立って効果を発揮しています。ひとりひとりがさまざまなインセンティブを手に入れられるような施策を投入していけばあまり難しい話ではないと思います。
※画面は開発中のものです。
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