KONAMIが2012年3月8日に発売を予定している、アクションアドベンチャーPS3/Xbox360「ブレイズ オブ タイム」について、編集部からのプレイインプレッションと体験版特別動画を収録したので紹介しよう。

目次
  1. PS3/Xbox360「ブレイズ オブ タイム」とは?
  2. プロデューサー「藤井 隆之」氏の実況入り動画を収録!まずは前半をお届け!
  3. プレイインプレッションを交えたゲーム内容を紹介
  4. 難易度は高め、「タイムリワインド」は理解が深まれば深まるほど快感に

PS3/Xbox360「ブレイズ オブ タイム」とは?

「ブレイズ オブ タイム」は、前作「Xブレード」を手がけたGaijin Entertainment社が開発を担当する、多彩なコンボ攻撃と魔法、さらに「時間を巻き戻し自分と協力する」という画期的なシステムを駆使して戦うダイナミックなアクションアドベンチャーゲーム。主人公のトレジャーハンター「アユミ」の声を、声優の釘宮理恵さんが演じ、物語を華麗に彩っている。

Introduction

世界中のトレジャーハンターたちが夢見る神秘に包まれた世界“龍の望郷”。そこに眠る財宝を手に入れるため、トレジャーハンターのアユミがいま、足を踏み入れる。だが望郷は侵略を続ける恐ろしいカオス軍と、土地を守る龍族が何百年もの間激しい抗争を続け、もはや栄華の欠片も残っていなかった。その争いに容赦なく巻き込まれるアユミの運命やいかに―

プロデューサー「藤井 隆之」氏の実況入り動画を収録!まずは前半をお届け!

今回は、先行テストプレイのほかに、株式会社コナミデジタルエンタテインメント ゲームソフトコンテンツプロダクション プロデューサー「藤井 隆之」氏に、今後配信予定となっている体験版を最初から最後までノリノリ実況付きで収録させてもらったので公開。この動画では、ゲームの基本的な遊び方や、本作のキモとなる「タイムリワインド」、そして銃や魔法を取り入れた応用編も公開。発売前に気にはなっているけど、アユミが実際に動いているところを見ないとイマイチわからない…と思っている人はぜひこの動画をチェック!後半も乞うご期待。

プレイインプレッションを交えたゲーム内容を紹介

本編集部は、発売前に先行してPS3版「ブレイズ オブ タイム」を実際にプレイする機会を頂いたので、プレイした感触と共にゲームの内容も一緒に紹介していこう。また、発売後にも体験版が配信される予定とのことなので、ぜひ自分の手でアユミを操作してみてはいかがかな?

独自のエンジンで開発された緻密なグラフィック

開発を担当するGaijin Entertainment社独自のエンジンを利用して作られた本作のグラフィックは、ただ綺麗なだけではなく自然の光や風など「そこにいるような空気感」をリアルに表現している。また、建造物なども緻密な描写がされており、配置されているオブジェクトは破壊できるものも多数存在する。

主人公の「アユミ」は、前作よりもセクシーかつ、スタイリッシュに進化を遂げ、衣装も結構キワドイ。声を担当するのは前作と同じ釘宮理恵さん。彼女はもう一人の主人公とも言えるドラゴンの女性の声も担当している。また、相棒となる「ゼロ」やその他のアクの強いキャラクター、敵として登場すボスたちもかなりいい味を出している。ぜひストーリーを楽しみながら彼らの会話にも耳を傾けて欲しい。

「双剣」「魔法」「銃」による多彩な攻撃アクション

本作の主人公、トレジャーハンターのアユミは、両手に構えた「双剣」、遠距離攻撃の「銃」、ド派手な「魔法」といった、多彩なアクションを駆使して戦う肉食系女子。その全てに成長要素が設定され、物語が進むにつれ、多様な攻撃を繰り出すことが可能だ。武器や装備品の種類も数多く用意されており、初回のプレイでは入手できないレアものもあるとか。また、コスチュームは全3種類用意されており、ゲームクリアをすると使えるようになる。難易度はノーマルとハードの2種類。

まず連撃を簡単に繰り出せる「双剣」では、□ボタンでソードアタック、△ボタンでキックアタックを組み合わせたり、敵に斬りつけている最中に表示されるR1ボタンを押すと「フェイタル」を発動してフィニッシュ攻撃を食らわすこともできる。何も考えないで敵に向かってボタンを連打しているだけでも、爽快なコンボが出せるのがとにかく気持ちいい。

また、R3ボタンを押し込むと、「銃」を装備することができ、L2ボタンで照準、R2ボタンで発射できる。手動でリロードしたい場合は△ボタンだ。銃に関しては双剣に比べると操作感にクセがあり、FPSゲームなどに慣れていない人には多少使いにくいかもしれないが、本作では空中から攻撃を仕掛けてくる敵も登場するので、序盤でしっかり練習しておきたいところ。ハマると銃だけでクリアしたくなる…。銃にはさまざまな種類が用意されており、マシンガンやショットガン、ド派手なキャノン砲も!?

双剣、銃と共にアユミが操る「魔法」は、ゲームを進めるうちにイベントで登場する祭壇に祈りを捧げることにより使用することができるようになる。祭壇では任意で習得したい魔法などを選択することができる。新しい魔法を習得するとその魔法の使い方についてのチュートリアルマップに移動し、使い方を学ぶことができるので安心。敵を攻撃すると貯まる「レイジ」の段階によって魔法の効果も変わっていく。もちろん多く貯めれば効果も高く、範囲も広くなる。とにかくド派手でピンチを切り抜けられる魔法は、敵を叩けばいつでも使えるのでガンガン使おう。また、特定の魔法を組み合わせると…!?

「時間を巻き戻す」という新しいゲームプレイ

物語を進めるとアユミは「タイムリワインド(時間を巻き戻す)」能力を手に入れる。能力を発動すると、巻き戻された自分は、それまでと同じ行動をそのまま繰り返す。過去の自分と協力すれば数倍の火力が得られ、追いつめられた戦況を有利に展開することも可能!過去の自分を使って制御装置を遠隔操作したり、強力な敵をひきつけるオトリにするなど、多彩なギミックが満載。クリアの手法はプレーヤー次第で無限の可能性が存在する。

序盤は踏んだままでないと扉が開かない、といった簡単なギミックを解くくらいで、「時間を巻き戻す」実感をハッキリ感じることはできないが、先に進むことで複数のボタンを同時に起動しないと開かないギミックや、通常攻撃ではビクともしない装備を持つ敵がバカスカ登場する。「自分が実行した行動が確約されている」ということを念頭に置きながら、未来を読んで現在の自分がどう動いたらいいかを考えることが難しいが、楽しい。何度も何度も失敗して覚えるのがオススメだ。最初はまぐれでうまく行動をコントロールできるかもしれないので、まずはいろいろ試してみよう。

難易度は高め、「タイムリワインド」は理解が深まれば深まるほど快感に

本作は、世界での発売を予定しており、アメリカでもファンの多い「ハック&スラッシュ」タイプのアクションゲームということで、日本発売に向けてのローカライズにおいて、難易度はイージーを搭載していない。公開されているムービーなどで見ると双剣のコンボは簡単で爽快だが、銃や魔法を組み合わせたり、ロックオンしてからのダッシュ、敵の攻撃を交わしながらギミックも気にする…といった行動は、アクション初心者には若干敷居が高いかもしれない。

しかし!ボタンを押すだけのソーシャルゲームや、美少女がひたすらしゃべるようなゲームが台頭している昨今、だからこそこの心地良い難易度と自分の腕の責任にかかっているアクションに、ぜひ挑んで欲しいと感じたのが正直なところ。主人公のアユミにも日本のゲームに多い「萌え」の要素はほとんどなく、モンスターやボスも凶悪&グロ攻撃も繰り出してくる。もちろん斬れば血しぶきも飛ぶ。その中に、釘宮さんをはじめとする声優陣の魂のこもった台詞回しなど、藤井プロデューサーのローカライズに対するこだわりと、タイムリワインドの「色々な未来予測を楽しむ」システム、うまく決めた時の達成感など、本来のアクションゲームの良さはしっかりと搭載されているので、まずはちょっとでも気になったらプレイしてみてはどうだろうか?

また、アユミを中心としたトレジャーハンターたちが、龍の望郷で次々と起きる出来事に翻弄され、大きな戦いに巻き込まれていくストーリーも必見。ファンタジー世界を題材にしているので「専門用語ばっかりでついていけない」という人も、アユミやドラゴンたちのたわいもない会話を聞きながらゲームを進めていけば大丈夫、その頃には物語の先が気になって仕方なくなっているハズである。

ブレイズ オブ タイム

KONAMI

PS3パッケージ

  • 発売日:2012年3月8日
  • 17歳以上対象
ブレイズ オブ タイム

ブレイズ オブ タイム

KONAMI

Xbox360パッケージ

  • 発売日:2012年3月8日
  • 17歳以上対象
ブレイズ オブ タイム

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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