ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンは、PS3「TOKYO JUNGLE」6月7日の発売を記念して、SCE社内の社員食堂にて「TOKYO JUNGLE」ジャック企画を実施、本記事ではメディア向けの先行試食会の模様をお届けしよう。
さっそくメディア向け先行試食会へ
この企画は、PS3「TOKYO JUNGLE」の発売を記念して、SCE社内の社員食堂において発売日限定のメニューが提供されるといったプロモーション活動の一環となるもの。「試食会を開催するので来てください!」というSCEさんからのメールで集まったメディア一同は、普段は一般の人は入ることができない「社員食堂」に通された…。
拍手で迎えられ、そこには大きな炊飯ジャー(業務用)が!
社員食堂に入ると、社員さんから拍手でお出迎え。そしてそこには業務用の保温ジャーとカレーの香ばしい香りが…。なんと発売日限定でSCE社員向けに「TOKYO JUNGLE」特別メニューとして、ジャングルカレー(草食肉食)、ジャングルスムージー(マンゴー)、ポメラニアンの肉球ミルクプリンの4種類が提供されることがここで明かされたのだ。
草食カレーは色とりどりの野菜&マイルドな辛さ
発売日限定のメニュー「ジャングルカレー」には、2種類のバージョンが用意。ニワトリやキリンなどの草食動物をイメージした「草食カレー」は、ブロッコリーやカボチャ、人参、パプリカなどのゆで野菜がトッピングされたヘルシーなカレー。辛さもマイルドで女性にオススメ。
肉食カレーはやわらかい鶏手羽とスパイシーな大人の辛味
肉食カレーはポメラニアンやクマなどの肉食動物をイメージし、スパイスで味付けした骨付きの鶏肉がドーンとのった、辛さもなかなかの大人の逸品。肉にかぶりつく様はまさしくサバイバル。
片岡氏&山際氏とカレーを食べながら聞いてみました。
今回の企画をつい先日聞かされ、限定メニューもこの試食会で初めて食べたという、「TOKYO JUNGLE」開発を手がけた、株式会社クリスピーズ「片岡 陽平」氏とSCEプロデューサー「山際 眞晃」氏とテーブルを囲んでお話を聞くことができたので紹介しよう。
――この企画はいつ聞いたんですか?
片岡氏:先週くらいに決まったらしく「カレーの味見をしてください」と言われ、「どういうカレーなんですか?」と聞いたら「それを教えたらつまらないので秘密です」ということで本日を迎えました(笑)。
――店頭体験会のユーザーの反応は見ましたか?
片岡氏:はい。意外と20代~30代の人が多いのかと思っていたんですが、お子さんが多かったのが驚きました。通りがかった海外の方や、おばあちゃんがポメラニアンの獰猛な動きを見て動揺していたこともありましたね。3年も開発を続けていたので道でポメラニアンを見ると「アイツ、ああ見えて凶暴なんだ」と怖くなってしまうこともありました。
――人気の動物は何ですか?
片岡氏:体験会ですと、ニホンジカとポメラニアンの2種類しかプレイできなかったのでくわしくはわからないのですが、ヒヨコについては最初はプレイヤーキャラクターではなかったんです。ただのモブキャラで捕食されるだけ、モーションも数パターンしかなかったんですが、情報公開した時点でかなりの反応がありまして…(笑)。そこで急遽ヒヨコをプレイヤーキャラクターに格上げし、モーションも50パターンくらいに増やしました。かなり熟練すればヒヨコでかなりのハイスコアを出すことも可能です。
――動物の生態とかも勉強しましたか?
片岡氏:もちろん勉強しましたが、アクションゲームの中で肉食動物が繰り出す「ひっかき」のような動きはなかなかしないんですよ。リアルな狩りの映像だと、弱った動物を後ろから襲ってモグモグ食べる…といった実は華がない動きなんです(笑)。人間だとモーションや剣や盾を持てば特徴が出せるのですが、肉食動物なんてほとんど四本足ですし…。いかに動物のイメージを崩さず、アクションとして楽しめるように調整することが大変でした。
――研究のために動物園などにも行きましたか?
片岡氏:もちろん行きました。実は登場キャラクターのテクスチャーはすべて実写を加工して使っているんです。動物園のライオンってダラっとしてるんですよ(笑)。他には動画や資料を集めて研究したんですが「交尾」の映像があまりなくて…(笑)。
――「TOKYO JUNGLE」の海外展開は予定していますか?
山際氏:予定はしています。もちろん時期などは未定です。
――海外でNGな動物などはあるんですか?
山際氏:ないと思います。表現などの規制はあると思いますが。クリスピーズにたまに海外の方から「期待しています!」といったメールも届いているみたいです。
――ありがとうございました。そしてごちそうさまでした!