ディースリー・パブリッシャーは、2012年6月10日に、「STORM LOVER」シリーズのイベント「STORM LOVER 夏恋嵐」を開催。ここでは、昼の部の公演の模様を紹介する。
目次
働く男性はかっこいい!あなたとのデートの権利を賭けた真夏の真剣勝負が勃発!
会場は多くの来場者でにぎわっており、イベントグッズを購入しようと物販に並ぶ長い列もできていた。
開幕と同時に会場に波の音が響き渡り、卯都木悠人役の羽多野渉さんと御子柴恭介役の寺島拓篤さんが登場。「STORM LOVER 夏恋!!」のオープニング曲「Natsukoi Jet-Coaster」を二人で歌い上げ、観客がみな立ち上がってオープニングから大盛り上がりとなった。
続いて行われた朗読劇「サマー・バイト・ハーレム」では、豪華声優陣が続々とステージに現れ、会場からは割れんばかりの歓声が上がる。
物語は夏休み中の臨海学校として主人公となるあなた、生徒、教師たちが海にやってきて、そこで海の家でアルバイトをしている椎名に出会う。せっかくの夏休みなのにアルバイトをして過ごすなんてもったいない…と口々にする生徒たちだったが、主人公が「働く男の人ってかっこいい」と好意的な様子を見せると先ほどまではアルバイトに消極的だった生徒たち、教師までもが一斉にバイトすると言い出し、椎名の働く海の家で雇ってもらうことになる。
そこで椎名から、どうせ皆でアルバイトをするなら売り上げが一位だったものに主人公とデートする権利がもらえるというのはどうかという提案が上がり、彼らのやる気に拍車がかかることに。
辰原奏矢役の宮野真守さんのタイトルコールの後、それぞれのキャラが、やきそばの屋台や更衣室、ライフセーバーなどの自分にあったバイトを始めていく。バイト中の彼ら一人一人に主人公が会いに行くと、主人公に向けた甘いセリフが囁かれ、会場からは黄色い歓声が上がっていた。
そして勝負は終了、誰が一番多く稼いだか競おうとした矢先に椎名から売り上げの徴収を命じられる。なんと彼らは今日一日海の家で雇われていたことになるので、結局稼いだお金は時給制となり全員同じで結局引き分け、一枚上手の椎名にしてやられることに。それでも主人公とのデートを諦められない生徒、教師たちはそれぞれがデートに誘うが、夜全員で花火でもしようと椎名がまとめ、物語は終了。たくさんのアドリブも交え、笑いの絶えない朗読劇となった。
司会者お二人の無茶振りに出演者皆あたふた!?笑いが絶えないトークコーナー
次はCMを挟んでのトークコーナーに。司会は犬塚千尋役の小野坂昌也さんと酉水司役の安元洋貴さんの二人。その後に出演者が続々と登場し、司会者の二人から「夏を連想するものでおもしろいことを言ってください」と無茶振りを受けつつ各々が自己紹介をした。
先ほどの朗読劇の感想を聞かれた、今回「ストームラバー」のイベント初参加となる宮野さんは「ピンクのコーナー(朗読劇中の愛をささやくシーン)が、おもしろいセリフで全然ピンクにならなかったので朗読劇に辰原奏矢は向いていないんじゃないと思いました」と感想を述べ会場の笑いを誘い、そして同じく今回イベント初参加となる椎名役の岡本信彦さんは、劇中何回かセリフを間違えたことを出演者につっこまれたことを踏まえ、「緊張しすぎて台本がよく見えませんでした」とコメントすると会場から大きな笑いが起こっていた。
そして次はシャッフルトークのコーナー。夏にちなんだお題の書いてあるサイコロを振り、出たお題に答えていくというもの。その中には「ハズレ」の面があり、そこにとまるとポエムを読むことになり、客席からはこのポエムを希望する声がとても多かった。
まず最初に安元さんに目を付けられた三浦さんがサイコロを振ることに。出たお題は「夏に欠かせないもの」で、「薄着の女性を視線がばれないように見たい」という理由から「サングラス」を挙げるが非情にも(?)安元さんからポエムを命じられることに。次に相馬隆志役の木村良平さんが指名され、同じく「夏に欠かせないもの」を引き当てる。「エアコン」を挙げるが、そこからのおもしろい話を司会者二人にねだられた木村さんは自分からポエムに飛び込む。
続いては、初参加を記念して岡本さんがサイコロを振り、「やっちゃった話」を引き当てるがなかなか話を切り出せず、小野坂さんから時間切れを宣告されやはりポエム決定。そしてこちらも初参加となる宮野さんがサイコロを振るも、見事(?)「ハズレ」を引きあてる。ここで、「ハズレ」にちなんだ話を切り出そうとすると、安元さんから「まもちゃんは本当にハズレでおもしろい話ができてしまうからいっそポエムでお願いします」との声があがり、結局ポエム決定となった。
最後は寺島さんがサイコロを振ることに。「ひと夏の体験」を引き当て、中学生の夏に体験したちょっと怖い話を披露すると安元さんから「ポエム回避!」のお言葉が。会場には「えー」と残念がる大きな声が響いていた。
そして三浦さん、木村さん、岡本さん、宮野さんの4人がポエムを朗読することに。それぞれお題とシチュエーションを引き、三浦さんは「甘め」で「サーフィン超初心者入門」、木村さんは「艶っぽく」「ソフトクリーム」、岡本さんは「距離近め」「日焼け止めクリームの正しい塗り方」そして宮野さんは「幼稚園児」「すいか割り」を引き当てる。思い思いのポエムを披露し、会場からは大きな歓声が上がっていた。
そして次のCMのコーナーでは、すでにお伝えした「STORM LOVER 2(仮)」の制作の他、今回のイベントがDVD化されることが発表された。イベントに参加した人も今回残念ながら参加できなかった人も是非チェックしてみてはいかがだろうか。
お次は再びライブコーナーとなり、羽多野さんと寺島さんの二人が、「STORM LOVER 夏恋!!」のエンディング曲「恋蝉」を披露した。
宮野さんへのサプライズも!最後まで大盛り上がりのエンディング
最後は、おそろいの「STORM LOVER」Tシャツを着た出演者がステージに揃ってのエンディング。実は「恋蝉」はレコーディングの時まだタイトルが決まっておらず、「タイトルは何がいいか?」と聞かれた羽多野さんが名づけたタイトルで、OPで歌った「Natsukoi Jet-Coaster」は寺島さんが決めたタイトルであることを明かしていた。
そしてキャストからの最後のあいさつが行われる…その前に、6月8日に誕生日を迎えた宮野さんへのサプライズでお誕生日祝いケーキが登場。何も知らされていなかった宮野さんはびっくりしながらも「こういうステージ上で祝われたのは初めてでとても嬉しいですありがとうございます!」と嬉しそうにコメントしていた。
最後のコメントでは寅谷立夏役の梶裕貴さんが「お金を払って普通に観客として参加したいくらいだった」、安元さん「この人たちは本当に面白い」、そして共演者口々に「本当に楽しかった」とコメントしており、キャスト全員の仲の良さがうかがえるイベントとなった。
そして一番最後に出演者と観客が一体となり「セントルイス・ハイ校歌」を歌い上げ、イベントは大盛況のまま幕を閉じた。
STORM LOVER 夏恋嵐
開催日
2012年6月10日
昼・夜2回公演
公演
【昼の部】開場 14:00開演 15:00
【夜の部】開場 17:30開演 18:30
開催場所
渋谷公会堂
出演者
羽多野渉(卯都木悠人役)
寺島拓篤(御子柴恭介役)
梶裕貴(寅谷立夏役)
三浦祥朗(巳城タクミ役)
宮野真守(辰原奏矢役)
浪川大輔(猪狩澪役)
安元洋貴(酉水司役)
小野坂昌也(犬塚千尋役)
木村良平(相馬隆志役)
岡本信彦(椎名役)
※順不同・敬称略