角川ゲームスは11月6日、文化放送メディアプラスホールにてニンテンドー3DS「メタルマックス4 月光のディーヴァ」発売前夜祭を開催、出演声優やゲームクリエイターへの事前インタビューやトークショー続編を紹介しよう。

目次
  1. 発売前夜祭の直前に登壇者全員にお話を聞いてきました!
  2. 声優陣のステージトークショーの模様もお届け

2013年11月7日に発売を迎えた、シリーズ最新作「メタルマックス4 月光のディーヴァ」発売前夜祭では、文化放送超A&G+にて放送中の「メタルマックスラジオ」リスナーを招いて、出演声優やゲームクリエイターのトークショー、アーティストのライブなど盛りだくさんの内容で開催された。

本記事では、前夜祭の本番直前に出演声優陣やクリエイター、i☆Risのメンバーにインタビューをする機会を得たので、ステージでの声優のトークショーの内容とともにお伝えしよう。

発売前夜祭の直前に登壇者全員にお話を聞いてきました!

11月6日に文化放送メディアプラスホールで開催された「メタルマックス4 月光のディーヴァ」発売前夜祭。たくさんのファンが来場して大盛り上がりとなったイベントの模様はすでにお伝えしているが、本記事では本番前に登壇者の皆さんにショートインタビューを実施したので紹介しよう。

出演声優

ヒナタ役「下野紘」さん
ズキーヤ役「白石真梨」さん
サーシャ役「佐藤奏美」さん

――キャラクターを演じてみての感想をお願いします。

下野さん:僕が演じたのは主人公のヒナタなので、自分の関係するイベントシーン以外、ほとんど戦闘ボイスの収録ばかりでした(笑)。ヒナタが一番しゃべるのが実はエンディングなんです。ヒナタという少年は序盤でいきなり襲われて、状況もわからず、戦い方も知らないので、自信なさげな台詞を話すこともあります。物語が進んでいくと、少し自信がついた会話をすることもあるんです。ちなみに僕は「ポチ」の声も担当しているのでよろしければ仲間にしてもらえれば嬉しいです。

――なぜポチの声を演じることになったのですか?

下野さん:たぶん…開発陣の思いつきじゃないでしょうか(笑)。他にもいろいろなキャラクターも演じたんですが「ちょっとこれもやって」と頼まれました。

白石さん:演じてみての感想でもあるのですが、ズキーヤの魅力はまっすぐで一生懸命なところなんだと思いました。なので月光が賞金稼ぎとして悪いことをしている、という認識はあり、葛藤もするんですが、彼女なりに意思を曲げずに頑張っています。そして、ピアノが弾ける所がカッコいいなと思います。ゲーム中にそういうシーンがあるのですが、私は楽器がさっぱりなので、羨ましいです。

佐藤さん:サーシャはヒナタを守るために作られたアンドロイドなので、キャラクターとして人間的な計算もまったくなく、ヒナタのために、ヒナタを守っています。でも「もしかしたら感情があるんじゃないか」と思うような深い台詞があったり、ロボットならではのいろいろなバージョンの口調が用意されており、ヒナタとの会話の中でいろいろと変化していくのも楽しんでもらえればと思います。収録時は感情の入れ方についても、開発の方とディスカッションしながら演じているので、聞いてみてください!

――ありがとうございました。

i☆Risメンバー

「澁谷梓希」さん
「山北早紀」さん
「芹澤優」さん
「茜屋日海夏」さん
「若井友希」さん
「久保田未夢」さん

――発売前夜祭を迎えて、お気持ちはいかがでしょうか?

山北早紀さん:MAXな気分です!「メタルマックス4 月光のディーヴァ」は11月7日発売ということですが、実はi☆Risも11月7日でデビュー1周年を迎えます!とてもおめでたい日の前日に、このようなイベントに参加できて最高です。

澁谷梓希さん:私は本作のオープニングテーマ「EDGE OF HEAVEN」を歌わせてもらっているんですが、本番前なのでリハーサルや楽屋からずーっと緊張しています。

芹澤優さん:ゲームの主題歌をイベントで生で聞けるのは、ゲームファンの方々も楽しみにしていると思います。私もゲーム好きとして楽しみにしています!

澁谷梓希さん:かなりプレッシャーですよね…(笑)。

若井友希さん:さっき台本を読ませていただいて、発売前夜祭は「メタルマックス」ファンの方々に魅力がしっかりと伝わるイベントだと思いました。イベントを通してもっと「メタルマックス」のファンの人がゲームを好きになってくれたら嬉しいと思います。

――ゲームに登場する戦車などはどんな印象ですか?

澁谷梓希さん:カッコイイです!カスタマイズもできるんですよね!?これから改造するのが楽しみです。

芹澤優さん:ゲームを進めていくと、女の子と仲良くなることもできるんですよね。

若井友希さん:私は自分で声を演じたキャラクターと結婚するつもりです!

――ボイス収録など、ゲーム制作に携わってどうでしたか?

山北早紀さん:私は昔からゲームが好きだったので、自分の声がゲームから聞こえてきたり、自分に似せたキャラクターが登場するなんて、夢のようです。

――発売後は友達に自慢しちゃいますか?

全員:もちろんします!!

澁谷梓希さん:全員が声優としてゲームに登場するなんて初めてだし、この先もなかなか実現することではないので、ありがたいです!

山北早紀さん:私は友達に内緒にしておいて、セーブ画面に出てきたキャラクターを見て「なんか私に似てない!?」ってびっくりさせたいです。

――ありがとうございました。

クリエイター陣

ゲームデザイン「宮岡寛(ミヤ王)」氏
コンポーザー「門倉聡」先生
ディレクター「田内智樹」氏
プランニングディレクター「友野祐介」氏
プロデューサー「久保武史」氏

――本作の発売を迎えて、一番言いたいことと嬉しかったことを教えて下さい。

宮岡寛氏:ますは買ってください!結構良くできたと思いますので。嬉しかったのは声優さんともお仕事ですね。脚本を手がけたこともあり、演出なども担当したので、収録現場は学園祭のようでとても楽しかったです。

門倉聡氏:2年近く制作に携わっており、(本作は)だいぶ今までのメタルマックスとは違う作品になっています。僕自身はうるさい曲があまり好きではないのですが、宮岡さんからの今回のオーダーで「今までのメタルマックスでやらなかったようなことも入れ込みたい」と聞いていたので、ベートーヴェンも弾いてしまいました(笑)。今日イベントで弾け!と言われるかと思ってましたが…。また宮岡さんがずっと話していた「歌を入れたい」というアイデアも実現できたのも嬉しいことですね。

久保武史氏:無事に発売日にお届けすることができて、まずは良かったと思います。クリエイター陣のアイデアのぶつかり合いで本作ができあがっていきましたが、今回は新要素として、アニメーションや声優さんのボイスやオープニングテーマの導入など、新しいチャレンジを組み込んで完成させることができました。開発の一時期は挫けそうでしたが(笑)。

私が一番印象に残っているのが、それぞれの挿入歌とオープニングテーマの歌詞が完成した時ですね。作詞家さんに渡すのはあくまでコンセプトのみなんですが、最初上がってきたオープニングテーマの歌詞では、サーシャやズキーヤの視点で書かれていたので「ちょっと違うな」と意見交換をさせていただきました。「希望や絶望」「家族の絆」のような根底のテーマを伝えると、泣けてしまうような曲ができあがって、ゲームの制作でいろいろなパーツがひとつになったと感じた瞬間が一番嬉しかったですね。

友野祐介氏:僕はもともと子供の頃に「メタルマックス」を遊んでいた世代で、宮岡さん、門倉さん、田内さんたちが新たなナンバリングタイトルを制作しているのを見ていて、参加させてもらったのが非常に大きな出来事ですね。制作ではメタルマックス特有の膨大なデータとカメラワーク、ムービーやデモシーンの演出などを担当していました。何度か完成を危ぶまれる瞬間がありましたね(笑)。すべての要素が完成に向かって進んでいくときは、得も言われぬ思いがありました。

田内智樹氏:ずっとメタルマックスを作ってきましたが、開発に関しては「メタルマックス4 月光のディーヴァ」が一番しんどかったですね(笑)。今まではもうちょっと触りたいから、という思いで調整していましたが、今回は「早く終わってくれ!」という気持ちが強かったので、今は脱力感でいっぱいです。また本作は変わったことをやりすぎて、今までのシリーズのファンに受け入れてもらえるかという不安が襲ってきます。

楽しかったことは本当に本作では、ないかもです(笑)。ものすごいデータをイジっていたのでノイローゼになるそうでした(笑)。でもボイスの収録は本当に楽しかったです。開発ってずっとデータをいじっていると皆で制作しているのに一人で黙々と作っている錯覚に陥ってしまうんです。なので収録スタジオでみんなで声を作り上げていく様子はとても新鮮でしたね。

――ありがとうございました。

声優陣のステージトークショーの模様もお届け

発売前夜祭のステージでは、主人公・ヒナタ役の「下野紘」さん、ズキーヤ役の「白石真梨」さん、サーシャ役の「佐藤奏美」さんが登壇し、演じたキャラクターの印象や、ボイスの収録秘話などをたっぷりと話してくれたので、その模様を紹介していこう。ちなみにイベントのMCを務めたBAN BAN BANの山本さんと下野さんはプライベートでも仲が良いらしく、絶妙のキャッチボールが会場の笑いを誘っていた。

それぞれの演じたキャラクターについての質問に下野さんは、主人公のヒナタはコンクリ島で襲撃され、自分でも気付かないうちに大きな出来事に巻き込まれていき、自信満々で戦うわけでなく、普通の少年が頑張って戦う様子も見られます。その中でこの世界の謎を追いながら、プレイヤーは彼の成長を見守ることができることが、本作の魅力だと話した。ちなみに下野さんはスーパーファミコン「メタルマックス2」からのファンとのこと。

白石さんは自身が演じたズキーヤについて、月光として活動をし、家族が大好きだが、月光が裏で賞金稼ぎとして悪事を働いていることを知り、葛藤をしつつも、自分の意志は曲げずに生きていく、とてもいい子だと印象を語った。またゲーム内でズキーヤがピアノを弾くシーンも初公開された。

また、サーシャ役の佐藤さんは、アンドロイドとしてヒナタを守るサーシャについて、ヒナタを身を挺して守る姿や、人間のズルさもない純粋な彼女の魅力を楽しんでほしいと語った。

続いて本作のキャラクターを演じることが決まった際の率直な感想として、今までのシリーズのファンだったという下野さんは「マジっすか!?」と叫ぶくらい、ものすごく嬉しかったと話しており、白石さんは嬉しさより驚きのほうが大きかったらしい。奏美ちゃんの場合普通に事務所に呼ばれてのサプライズだったという話を聞いて、自分は最終オーディションだと言われて事務所に呼ばれての合格発表だったので、サプライズの方法が自分と違ったということに対しての驚きでした。

発売前にちょっとだけゲームをプレイした下野さんは、ズキーヤの序盤の登場時はかなり怖いイメージで、サーシャといきなり戦い始める様子がドキドキしたと話し、白石さんはシリーズでおなじみ、戦闘でキャラクターがやられたときに蘇生をしてくれる「ドクター・ミンチ」が本作では存在せず、宿屋で全回復することに驚いたとのこと。佐藤さんはメタルマックスならではユニークなネーミングのキャラクターを見るのが楽しみだと話す。

さらに、白石さんと佐藤さんがパーソナリティを務める、文化放送超A&G+にて放送中の「メタルマックスラジオ」に下野さんがゲストとして登場した際の動画も公開。ステージ上で自分の収録風景を見るのかなり恥ずかしい!と下野さんは超照れており、昔に5分ほどのラジオに出演した時、あまりにネタがなくて友人に「助けて!」と叫んでしまった話も飛び出した。11月のマンスリーゲストの声優「小西克幸」さんからのビデオメッセージも紹介された。

多数のキャラクターと豪華声優陣が一同に介する本作では、下野さんは主人公のヒナタと犬のポチのほかに、なんとさらに違うキャラクターも演じていることが本人から明かされたのだ。ぜひ気付いた人はパーティー全員を下野さん担当のキャラクターでプレイしてもらいたい!

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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