エレクトロニック・アーツが、2014年秋に発売を予定しているPS4/PS3/Xbox One/Xbox 360/PC用ソフト「バトルフィールド ハードライン」のクローズβテストをレポートする。従来のシリーズとは違う本作の魅力を紹介していくぞ。
「バトルフィールド ハードライン」は、警察対犯罪者の戦いを描いている。エレクトロニック・アーツと、「Dead Space」シリーズを作ったVisceral Gamesがタッグを組んで開発しているため、従来のシリーズとは毛色の違う作品だ。マルチプレイのルールも変更され、今までにない「バトルフィールド」シリーズが楽しめるぞ。今回はクローズβテストの模様を紹介しよう。
2種類のモードを遊び尽くす!
クローズβテストでは「ハイスト」と「ブラッド・マネー」の2種類がプレイできた。「ハイスト」は強盗グループと警察に分かれて、現金輸送車を取り合うのがルール。犯罪者側は敵を倒しつつ、お金を盗むのが重要になってくる。逆に警察側は犯罪者側から現金輸送車をいかに守るのかを考える必要がある。
個人的に好きなプレイ方法はMECHANICになって現金輸送車の近くに待機し、ロケットランチャーを撃ちまくることだ。何発か撃ったあとは、敵に位置がばれてしまうので、すぐに移動して追いかけてきた敵をP90で処理していく。P90はヘビーバレルを装着して、精密射撃時の命中率を上げることで安定した性能が引き出せた。ただ、銃を撃ったときの反動が若干大きく感じた。タップ撃ちをすることで反動を最小限に抑えることもできるようだ。
「ブラッド・マネー」は、両軍がマップ中央にある金庫から現金を回収し、自軍の輸送車に一定金額に達するまで運び込む。敵軍の現金を回収することで、妨害も可能。とにかく敵に現金を渡さないことが重要だ。
こちらは「ハイスト」と違いルールに縛られず自由に遊べる。敵と近距離で遭遇することが多いので、ショットガンを持って行くと、スコアが稼ぎやすいかも知れない。特にソードオフ・ショットガンは2発しか装填できない代わりに、現状ある銃の中で最強と言ってもいい。ただ、1発でも外すとリロードが始まってしまう欠点があるので、確実に当てたい。
高層ビルから飛び降りて奇襲を仕掛けることもできるぞ。 |
チームメイトが金庫のそばにいると回収速度が上昇する。 |
敵の現金輸送車からお金を盗むときは背後を警戒。 |
BF4から引き継がれた「レボリューション」。様々な場所を破壊して抜け道を開拓したり、ゲームの流れを変えるのだ。 |
自軍に来る敵を乗り物で妨害! |
武器のアンロックにはとにかく金
武器のアンロックするにはお金が必要だ。お金はマルチプレイでスコアを稼げば入手可能。従来の「バトルフィールド」シリーズとは違い順番にアンロックしていく方式ではなく、最初から自分の欲しいものを選べるのは地味にうれしい。また、クローズβテストではスコアも簡単に稼ぐことができた。このまま、正式版になれば誰でも簡単に武器がアンロックできるかも知れない。
クラス共通の武器は特殊なものばかり
警察なのにロケットランチャーを持って車を爆発させたり犯罪者なのに警棒を持って敵が叩けたりと、警察と犯罪者で武器に変わりがない仕様になっていた。また、クラスに関係なく装備できる武器も存在する。全クラスが装備できるから性能が低いということはなく、どれも一癖あって使い方が難しい印象を受けた。個人的にオススメしたいのがスタンガン。これは装填できる数は1発のみだが、相手に当たれば電流を流して痺れさせることが可能。殺傷能力がなく、相手の動きを止めるのに特化している。敵を倒すのに一手間掛かってしまうというデメリットはあるが、戦略として使えることがあるかも知れない。
プレイヤースキルが物をいう純粋な撃ち合い
クローズβテストで遊べるのはマルチモードのみで、マップも"HIGH TENSION"でしか遊べなかったが、従来の作品と違う点が顕著に出ていた。「バトルフィールド4」にあったコマンダーモード、戦車、迫撃砲などがなくなったことで、敵が倒しにくくなったというのが正直な感想だ。ただ、FPSの本質はやはり銃での撃ち合いだと思っているので、始めてFPSをしたときの気持ちでプレイできた。
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