Dellのパソコンブランド「ALIENWARE」から2014年11月21日に発売されるコンソールゲーム機「ALIENWARE Alpha」。今回、東京ゲームショウ2014にて、本機の開発スタッフに話を聞くことができたのでその模様をお届けする。

PCゲームが遊べるプラットフォーム「Steam」。最新作はもちろん過去のタイトルも取り揃えられており、レアなインディータイトルなども配信されている。ALIENWAREが発売する次世代コンソールゲーム機「ALIENWARE Alpha」では、「Steam」で配信されたタイトルをテレビを使って気軽に楽しむことができるようになるという。詳細については、「ALIENWARE Alphaが2014年11月21日に全3モデルで発売決定」の記事を参照して欲しい。

東京ゲームショウ2014のALIENWAREブースでも大々的に出展された「ALIENWARE Alpha」について、ALIENWAREのブランドマネージャー 添田貴嗣氏、General ManagerのFrank Azor氏、Product ManagerのMarc Diana氏にお話を伺うことができたのでその模様をお届けする。

E3 2014の取材時は、UIが完成しておらず機能面を中心に訊くにとどまっていたが、今回のバージョンではUIまで作りこまれ、完成度が高まっていた。ゲームを起動すると「CONSOLE MODE」と「DESKTOP MODE」からモードを選択するメニューが表示される。

「CONSOLE MODE」を選択すると、電源となる「POWER」、ゲームを遊ぶといったSteamのサービスが開始する「LAUNCH STEAM」、各種設定を行う「SETTINGS」という3つのメニューが表示される。メニューはいたってシンプルなもので、パソコンに不慣れな人でも直感的に操作できそうだ。

なお、スクリーンショットでは英語で表記されているが、発売時には日本語で表示されるので安心してほしい。

インターフェースはいたってシンプルだ

本機のラインアップは、スタンダード、プレミアム、プラチナの3モデル。主な違いは、プロセッサー、メモリ、ハードディスクで、グラッフィックスボードはいずれも「カスタムビルド NVIDIA GeForce 2GB GDDR5」が搭載されている。これは、GeForce GTX 860をベースにしたもので、さらにパフォーマンスを出すような工夫をしているそうだ。

スタンダードモデルで「バットマン:アーカム・ビギンズ」をプレイした映像が披露されたのだが、グラフィックスの設定をすべてhigh、解像度を1080pに設定した状態でも非常に滑らかで、美しい画面を確認することができた。Marc Diana氏は「コンソール機でもまず出せない性能です」と説明してくれた。

3モデルの性能比較

なお、グラフィックスボードやハードディスクへのアクセスは非常に簡単で、カバーを外せばすぐにアクセスすることができる。ハードディスクは本体の下面に搭載されており、ネジを4本外すだけで取り外すことが可能だ。

カバーを開けるだけで容易にアクセスできる

膨大な数のゲームが配信されているSteam。本機では、インストール済みのゲームを各タイトル画像を使ってわかりやすく整理されているので、目的のゲームを簡単に探すことができる。すでにPCのSteamプラットフォームで遊んでいる場合は、そのアカウントでログインすれば、購入済みのタイトルを遊べるようになるそうだ。

日本語のインターフェースも確認できる

気になる起動時間について確認したところ、電源ボタンを押してから30秒も経たずに起動。これだけ早ければリビングなどでゲームを遊びたくなった時にすぐに起動できそうだ。

「ALIENWARE Alpha」は、9月18日からAmazon.co.jpでの先行予約が開始されているが、今後は全国の量販店での販売を予定しているとのこと。PCゲームは難しそうと感じていた人もこの機会に「ALIENWARE Alpha」を検討してみてはいかがだろうか。

左からMarc Diana氏、Frank Azor氏

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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