KONAMIより2014年11月27日に発売されるPS Vita用ソフト「ニセコイ ヨメイリ!?」。その発売に先駆けてプレイしてみて感じた本作の魅力を紹介する。
「ニセコイ」は「週刊少年ジャンプ」で連載、コミックスが現在14巻まで刊行中の古味直志氏による漫画作品。極道の2代目だが、ごく普通の高校生・一条楽が、ギャングの娘である転校生の美少女・桐崎千棘と、とある事情から恋人を演じるところから物語が展開する。
シャフト制作によるTVアニメが2014年1月より放送され、Blu-ray/DVD全7巻が発売中。そして、先日アニメ第2期の制作が発表されるなど、今後の展開にも注目が集まる作品となっている。
「ニセコイ」初の家庭用ゲームとして発売される「ニセコイ ヨメイリ!?」では、小説版作者の田中創氏も執筆に参加したTVアニメの最終回から続くオリジナルストーリーを、内山昂輝さん、東山奈央さん、花澤香菜さんといったTVアニメと同様のキャストによるフルボイスで楽しめる。アニメ第2期が待てないという人にぜひともオススメしておきたいタイトルだ。
ここでは、発売に先駆けて一足早くプレイさせてもらった本作の魅力を、筆者の私感を交えながら紹介していきたいと思う。
バラエティ豊かな遊びを通してヒロインたちとの交流を描く
まず触れておきたいのが、本作では主人公である楽たちの暮らす街にあるお社の主である少女「おたま(CV:竹達彩奈)」の行動が、未だ変わらない楽とヒロインたちの関係性を変化させていくひとつの要因になるという点だ。ゲームだけのストーリーを経て、楽と女の子たちは気持ちを通じ合わせ、エンディングに向けて進行していく。
攻略対象となるキャラクターは、初期段階では桐崎千棘(CV:東山奈央)、小野寺小咲(CV:花澤香菜)、鶫誠士郎(CV:小松未可子)、橘万里花(CV:阿澄佳奈)の4人。さらに、特定の条件をクリアすることで宮本るり(CV:内山夕実)も攻略対象として加わることとなる。
ゲームの目的は、おたまが楽の家に居候することになってからの30日間でヒロインとのを目指すというもの。プレイヤーは主人公・楽として高校生活を送り、一日の行動を昼と夕方の2回、マップ上に表示されるキャラクターや?アイコンを選び、イベントを発生させながらゲームを進めていく。
ヒロインたちとの関係がどれだけ進行しているかの指標となるのが「ザクシャドロップ」と呼ばれるポイント。手に入るきっかけはさまざまで、先述のイベント中に発生する選択肢をはじめ、ヒロインとの1対1で楽しめる特殊な会話、ミニゲーム形式で楽しめる特殊なモード、ゲーム中に手に入れたアイテムをヒロインにプレゼントするなどの方法がある。
ヒロインとの特殊な会話「カタライ」では、その時にヒロインが言ってほしい言葉を選択したり(言霊キープ)、表示された文字を繋ぎあわせてその時伝えたい言葉を作ったり(アナグラム)と、制限時間内にタッチスクリーンを使って操作していく。単純に最適な行動を選択するというだけでなく、さまざまなアプローチで遊びが加えられているのが嬉しいところだ。
また、さまざまな敵の目をかいくぐって、制限時間内にゴールを目指す「ヌキアシ」、「ニセコイ」のキャラクターたちとの対戦が楽しめる「ババヌキ」などのミニゲームもそれぞれが楽しめるようになっている。
そのほか、ゲームセンターで遊べるクイズゲームなど、KONAMIならではの遊びも随所に盛り込まれている。このあたりは、恋愛シミュレーション「ときめきメモリアル」シリーズの開発スタッフが本作を手がけているという点からも期待してもらっていいと思う。
そして、ザクシャドロップを獲得していくことで、マップ画面上にハートを持ったヒロインが登場。そちらを選ぶとそのヒロインとの特別なイベントが発生。ドキドキのイベントを通して、ヒロインたちの関係をより深めることができるのだ。
ザクシャドロップで集めることでヒロインとよりイチャイチャできる!?
これまではゲームの進行に関わる部分を紹介してきたが、ザクシャドロップを集めることで楽しめる要素はそのほかにも存在する。
まず1周目で楽しめる要素が、ザクシャドロップの獲得数に応じて開示されていくヒロインたちのステータスだ。意中の子を深く知るにはまずはその子と仲良くなってから、そんな天の声が聴こえてきそうな仕組みで、情報が開示されていく度にニヤけているイタイ男がそこにいた。
…それはさておき、ザクシャドロップはイベントの発生や分岐などにも影響するため、ヒロインとのハッピーエンドを目的とした単純なゲーム進行だけではなく、よりさまざまなヒロインとのイベントを楽しみたいという人にとっては積極的に獲得したいところ。
そして、ザクシャドロップを獲得しておきたい理由はもうひとつある。それがゲームクリア後にプレイできる「マジコイ+」モードだ。これはエンディングを迎え、晴れて恋人同士となったヒロインとシチュエーションに応じたストーリーが楽しめるもので、まさにゲームならではの要素といえる。
なぜザクシャドロップが必要になるのかというと、「マジコイ+」モードでのストーリー分岐には、基本的に一定数のザクシャドロップが求められるため。これが意外とクセモノで、1周目で全てを集められるかといえば選択によって変わってくるため、プレイヤーによって差が出てくる要素といえよう。
ただし、「ザクシャドロップ」の数はゲーム本編の周回プレイ時には持ち越せないものの、システムデータに保存され、「マジコイ+」では全プレイで集めた数が反映される。例えば30日の中で意中のヒロインをクリアするだけでなく、攻略対象でない女の子とも交流を交わし、ザクシャドロップを予め手に入れておくと、「マジコイ+」モードを遊ぶための道筋がより短くなってくることだろう。
ちなみに、休日にヒロインにプレゼントすることができるアイテムも、入手できるのは他のキャラクターのイベントだったりする。脇目もふらずに特定のヒロインと交流するのもアリだとは思うが、他のヒロインとも“トモダチ”関係を築いていくことも大事ということだろうか。
周回プレイやDLCでヒロインたちの姿をじっくりと楽しもう
「マジコイ+」モードに代表されるように、本作ではクリアした後にこそ楽しめる要素がふんだんに用意されており、1周目ではその魅力の全てを味わうことはできない。ここでしか見れないオリジナルのイラストの数々もその一つと言えるだろう。
また、発売後にはダウンロードコンテンツとして「マジコイ+」の新たなシチュエーションである「ヨメイリ」(パッケージ版の初回生産特典、ダウンロード版の早期購入特典(12月17日まで)/後日PS Storeで有料販売)、「ユメコイ」(Amazon.co.jp購入特典/後日PS Storeで有料販売)が楽しめる。
今回のプレイインプレッションを書くにあたって、筆者は真っ先に小咲ルートをクリアして、今は「マジコイ+」でニヤニヤが止まらない状態だ。筆者の遊び方は一例に過ぎないが、意中のヒロインがいるという男子諸君は、ぜひヒロインとのイチャイチャを堪能してもらいたい。
(C)古味直志/集英社・アニプレックス・シャフト・MBS
(C)古味直志/集英社
(C)2014 Konami Digital Entertainment
※画面は開発中のものです。
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