バンダイナムコゲームスは12月7日に「鉄拳20周年ファン感謝祭」を開催した。ここではエキシビジョントーナメントや大抽選会などが開催された同イベントの模様をお届けする。

12月7日にバンダイナムコゲームス未来研究所にて「鉄拳」シリーズ20周年を祝うイベント「鉄拳20周年ファン感謝祭」が開催。同イベントでは「鉄拳タッグトーナメント2 アンリミテッド」と「鉄拳7」のエキシビジョントーナメントや限定賞品が当たる大抽選会などが実施された。

ここでは、プロデューサーの原田勝弘氏や、コスプレイヤーのユリコタイガーさんが登壇した、本イベントの模様をお届けしよう。

ゲストのユリコタイガーさんはリリのコスプレで登場!
イベント会場では「鉄拳7」の試遊や歴代「鉄拳」シリーズのプレイスペースも用意されていた。
キャラクターの原画も展示されていた。

原田氏が20年間の歴史を振り返る

まずは、プロデューサーの原田氏と開発スタッフが、スーツにサングラスという出で立ちで登壇し、「鉄拳」シリーズ20周年を迎えた今の心境を語った。

「鉄拳」プロジェクトは20代の若手と30代のベテランプログラマーではじめたもので、作りはじめた頃は「ストリートファイター」禁止令が出るほど開発チーム一同がやり込んでおり、なんとかこういうゲームを作れないものかというのがはじまりなのだとか。「鉄拳」の発売後「バーチャファイター」のような人気タイトルしたいと思いながら制作を続けてきたのだが、「鉄拳3」開発時にスタッフの多くがいなくなってしまったそうだ。その後ゼロから開発し「鉄拳6」の時点でシリーズ合計約4000万本を売り上げ、家庭用格闘ゲームでは世界で一番売れているという。

原田氏が挨拶を終えると開発体制の説明を行った。コアメンバーと呼ばれる長く「鉄拳」シリーズの開発に関わっているスタッフが30名ほどおり、開発のピーク時には130名ほどに膨れ上がるのだとか。

芸人の鉄拳さんからのお祝いのメッセージが到着

芸人の鉄拳さんからのお祝いのビデオレターが寄せられていた。そのなかで鉄拳さんは、芸名の鉄拳という名前はゲームの鉄拳が好き過ぎてつけた名前だということを暴露。髪型も三島平八風に両サイド以外の髪を剃っているそうだ。最後に鉄拳さんは「僕がモデルのスケッチブックで攻撃するキャラクターの企画書を作って送ったんだけど、なんの返事もきてません。待ってます!」と自身をキャラクター化して欲しいとアピールしていた。

「鉄拳タッグトーナメント2 アンリミテッド」エキシビジョントーナメントが開催

国内外のゲストプレイヤー8人で行われるエキシビジョントーナメントが開催。試合形式は1試合3ラウンドのシングルイリミネーション方式となっており、対戦相手は抽選によって決定した。

日本からはナムコ公認プレイヤーのノビ選手や12歳で鉄拳覇皇に辿り着いた弦選手など4名、韓国からは、「鉄拳アンリミテッド Global Championship 2013」優勝者のSaint選手、「鉄拳6」の世界王者JDCR選手、フィリピンから「鉄拳アンリミテッド Global Championship 2013」で3位に入賞したAK選手、アメリカから「鉄拳6 世界大会」のアメリカ代表プレイヤーであるMr.NAPS選手など鉄拳ファンなら一度は名前を聞いたことがある有名プレイヤーたちが集結した。

強豪揃いのエキシビジョントーナメントで決勝戦まで勝ち進んだのは弦選手とMr.NAPS選手のふたり。序盤の流れはMr.NAPS選手にあったものの、相手の動きを読んだ弦選手がストレート勝ちした。見事優勝した弦選手は「緊張しましたが、安定して動けたので良かったです」とコメント。優勝賞品としてイベントやロケテスト時に配布されたバナパスポート全種類が入ったアートブックが贈呈された。

続いては「鉄拳7」の新キャラクター「ラッキー・クロエ」の情報や新システムの解説などが行われた。詳細は先日掲載した記事を確認して欲しい。

大抽選会が開催

休憩を挟んだあとサンタ服を着た原田氏が登壇し、大抽選会を開催。くまもんとコラボレーションしたトートバックや、ヨーロッパでしか販売されていないTシャツなど限定賞品がプレゼントされた。

サプライズとしてPS3版とXbox 360版のファイティングスティックが2名に贈呈された。

「鉄拳7」のエキシビジョントーナメントが開催

「鉄拳7」のエキシビジョントーナメントが開催された。「鉄拳タッグトーナメント2 アンリミテッド」のエキシビジョントーナメントに出場した選手たちが参加し、試合形式も1試合3ラウンドのシングルイリミネーション方式と同様だ。現在、「鉄拳7」は日本でしかロケテストが行われておらず、、やや海外勢が不利な状況で実施された。

稼働前の新作ということもあり、試合が開始する前に技表を見て戦いに挑むという光景が目撃された本大会。決勝戦まで駒を進めたのはノブ選手とJDCR選手。お互いにまだ慣れていないのか、動きはぎこちないものの新しく追加された「レイジアーツ」などを駆使してノブ選手が優勝した。実はロケテストで少しだけ触ったことがあるというノブ選手は「鉄拳7に期待しています」とコメント。また、今回のエキシビジョントーナメントを見ていた原田氏は「大会を見てる側も楽しめるゲームを目指していたので、今回の大会はすごく貴重だった。とても盛り上がってもらえていたので狙いはうまくいっていると実感できた」と笑顔を見せながら語った。

エキシビジョントーナメントに出場した選手やゲストのユリコタイガーさんなどが登壇し、原田氏は「20周年はひとつの節目だと思っています。開発チーム一同これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします」とコメント。

これでイベントの幕が閉じるかと思ったところで、ファンからのサプライズとして「鉄拳」シリーズを盛り上げてきた原田氏に感謝状が贈呈された。原田氏はとても驚いた様子で「これからも気を引き締めて真面目に頑張っていきます」と述べて本イベントは終了した。

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TEKKEN & (C)BANDAI NAMCO Games Inc.
TEKKEN 7 & (C)BANDAI NAMCO Games Inc.

※画面は開発中のものです。

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