ミュージカル『薄桜鬼』藤堂平助 篇の東京公演が、1月17日よりZeppブルーシアター六本木にて行われている。ここでは、そのゲネプロ公演の模様と、出演者からのメッセージをお届けする。
ミュージカル『薄桜鬼』は、シリーズ累計70万本を超える人気ゲーム「薄桜鬼」を原作としたミュージカル。2012年3月にサンシャイン劇場にて第1弾が上演され、若手実力派俳優陣の熱い演技、原作を忠実に再現した熱く切ない物語、幕末の動乱時代を生きた新選組とミュージカルという取り合わせ、そして殺陣×ダンス×歌で表現するという斬新な演出が話題を呼んでいる。
第1弾「斎藤 一 篇」、第2弾「沖田総司 篇」、第3弾「土方歳三 篇」、第4弾「風間千景 篇」が上演されており、今回は第5弾「藤堂平助 篇」の上演となる。
なお、今回の公演はニコニコ生放送での放映が決定している。配信日時は1月25日(日)21:00~となっている。また、DVDは5月22日にリリースされるとのことなので、こちらもあわせてチェックしておこう。
配信URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv206044052
チケット販売期間:2015年1月17日(土)17:00~1月26日(月)23:59まで
タイムシフト視聴可能期間:2015年2月1日(日)23:59まで
価格:1,600pt(1pt=1円)
ここでは公演に先立ち、1月16日に行われたゲネプロ公演の模様を紹介する。
ストーリー
新選組八番組組長「藤堂平助」。激動の時代幕末。京の街で人斬り集団と恐れられた新選組の中で、藤堂は古くから隊の中心となって先陣を切り戦いの中に身を置いていた。そんな折、新選組の面々は父・綱道を捜して京へやってきた雪村千鶴と名乗る少女と出会う。
とある事情から同じく綱道を追う新選組のもとに世話になることになった千鶴。流れる日々の中で、藤堂と千鶴は心通わせていくのだが…。千鶴を狙う鬼一族の襲来、新選組で密かに研究されていた秘薬、超人的な能力を持つ羅刹という存在…。動き出した運命と激しく揺れる時代の流れに翻弄されながらも、誠の旗の元に戦い続ける新選組。そして藤堂は己の進むべき道を捜し、惑う心を奮い立て戦う――
ただのミュージカルの枠に収まらないエンターテイメントがここにある
ミュージカル「薄桜鬼」は前述の通り、殺陣とダンスと歌が融合して出来上がった、新たな形のエンターテイメント。今作では藤堂平助を主人公とし、己の進む道に迷う姿や、千鶴との愛を育む様などが、笑いあり、涙ありの内容で描かれている。
舞台は約2時間半という上演時間を感じさせないスピードでテンポ良く構成されており、演出の都合上などで削られている部分もわかりやすく展開されているため、ゲームの内容を知らなくても楽しめるようになっている。実際に筆者も「薄桜鬼」はまったくの初心者だったが、最初から最後まで圧倒されっぱなしの舞台だった。
中でも物語の多くの部分を占める殺陣シーンは、迫力満載。アクションとダンスと歌が融合して、殺陣シーンを演じながらもダンスのような動きが混ざり、更に激しいアクションの最中であるのに息を乱さずに歌までも唄いこなしているその様には、息をすることすら忘れるほどに見入ってしまうだろう。
千鶴との恋模様も見逃せない
平助は序盤でこそ明るさばかりが目立つキャラクターだが、物語が進むにつれて彼の持つ苦悩などが前面に押し出され、ストーリーは儚さと切なさでいっぱいになってゆく。
千鶴が抱える秘密と、それを知りながらも千鶴を愛していく平助、そんな平助の支えになると決意をしていく千鶴の姿には、胸を打たれる。もちろん平助以外の新選組のメンバーなどの生き様、敵側となる鬼や羅刹の存在もとても丁寧に描かれているので、薄桜鬼ならではの独自の世界観なども、すんなりと受け入れることが出来る。幕末もの、新選組ものが好きな人も満足の出来だろう。
新選組ものというと最後は悲劇で終わる印象が強いが、今回のミュージカル「薄桜鬼 藤堂平助篇」は、見終わったあとに幸せな気持ちになれる作品だった。
ゲネプロを終えた出演者たちからのメッセージをお届け!
ゲネプロの終了後、藤堂平助役の池田純矢さん、雪村千鶴役の田上真里奈さん、沖田総司役の廣瀬大介さん、斎藤一役の橋本祥平さん、山南敬助役の味方良介さん、風間千景役の鈴木勝吾さんら6人にコメントをもらうことができた。
――東京公演への意気込みをお願いします。
池田さん:個人的に、素晴らしい作品ができたと思っています。今回「藤堂編」ということにはなっていますが、こういう形で皆さんにお届けできるのはカンパニーのみんながいるからです。誰ひとり欠けてもこの作品は出来なかったでしょう。見どころは、温かいストーリーで、仲間とは何か、友情、愛情、人との絆などが見えるんじゃないかと思います。
田上さん:今回で5作品目ですが、毎回千鶴役はキャストが変わっています。今回の「藤堂平助篇」の千鶴は今までの千鶴とは違う部分が多いなと思いました。この「藤堂平助編」の千鶴は他の千鶴よりも強さが目立つと思いますので、そこを見てほしいです。
鈴木さん:5作目ということもあり、愛が爆発しています。今までの想いをこめて、全力で最後まで走り抜けたいです。初演からダンスと殺陣と歌をやってきましたが、この「藤堂平助篇」は、ミュージカル「薄桜鬼」として完成されたと思います。
廣瀬さん:キャラクターの生き様と熱を、ご来場いただいた皆さまに届けたいです。
橋本さん:ずっと好きだった作品なので、今回新キャストとして参加させてもらえてとても嬉しいです。自分を含めて今回は4人の新キャストがいるんですけど、前回の“風間千景篇”とまた違ったミュージカル「薄桜鬼」を楽しんでもらえると嬉しいです。
味方さん:今回は挑戦という言葉を大事にしてきました。僕自身も挑戦だし、ミュージカル「薄桜鬼」も新しいことに挑戦していると思うので、この挑戦が千秋楽に向かってどうなっていくのかを観てほしいです。明るい作品ですが、山南敬助と藤堂平助の光と闇、ふたりの心情などを見てほしいです。
――京都公演でのエピソードはありますか?
池田さん:京都はカンパニーにとっての憧れの土地でした。約3年前、初演のときから、新選組縁の地である京都で演じてみたいと言っていましたが、ここまで続けていける作品になるとは思っていなかったので、今回実現したことが嬉しいです。土方のセリフで「まがいものだろうが何だろうが、つらぬけば誠になるはずだ」というセリフがあるんですが、まさにその通りだなと思いました。
田上さん:メンバーみんなで西本願寺に行きました。みんなで行けて、同じ景色やイメージを共有できたことが本当にうれしかったです。
――――最後に、本作を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。
味方さん:笑顔で終われる作品ですが、沢山の人の死が描かれている物語でもあるので、なぜ笑顔になれるのかを考えながら楽しんでください。
橋本さん:「藤堂平助篇」は初めて観る方でも楽しめる作品だと思います。最高のエンターテインメント作品なので、ぜひ劇場でお待ちしています。
廣瀬さん:このカンパニーでしかできない作品です。楽しい作品になっていますので、ぜひお時間のあるかたは観にきて頂きたいです。お待ちしております。
田上さん:1回1回を全身全霊で演じていきます。頑張りますので、よろしくお願いいたします。
鈴木さん:ミュージカル「薄桜鬼」をもう3年やってきて、さっき(池田)純矢も言ってましたけど、皆さんからたくさんの愛を頂けたおかげでまた新たな舞台をお届けできたと思います。ミュージカル「薄桜鬼」がもっと続けられるように、全力で臨みたいです。
池田さん:最高のエンターテイメントが出来ました。何も考えずに見て楽しめる舞台です。ダンスや殺陣などは目で見て楽しめるし、音楽も良いので耳でも楽しめる、そんな作品です。ただ“面白さ”だけで出来ている最高のステージです。ご来場頂くお客様には、最後は大爆笑しながら劇場を出てもらえるように頑張りたいです。
――――ありがとうございました!
作品概要
会場
Zeppブルーシアター六本木/1月17日(土)~25日(日)
原作
オトメイト(アイディアファクトリー・デザインファクトリー)
脚本・演出・作詞
毛利亘宏
音楽
佐橋俊彦
殺陣
諸鍛冶裕太
振付
本山新之助
出演
藤堂平助:池田純矢
雪村千鶴:田上真里奈
土方歳三:井澤勇貴
沖田総司:廣瀬大介
斎藤一:橋本祥平
原田左之助:五十嵐麻朝
永倉新八:宮﨑秋人
近藤勇:井俣太良(少年社中)
山南敬助:味方良介
山崎烝:高崎翔太
天霧九寿:郷本直也
不知火匡:柏木佑介
雪村綱道:江戸川萬時
千姫:柳田衣里佳
風間千景:鈴木勝吾
ほか
ミュージカル「薄桜鬼」公式サイト
http://www.marv.jp/special/m-hakuoki/
(C)アイディアファクトリー・デザインファクトリー/ミュージカル『薄桜鬼』製作委員会
※画面は開発中のものです。
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