コーエーテクモゲームスが本日9月24日に開催したPS4/PS3用ソフト「アルスラーン戦記×無双」の完成発表会。本イベントにはゲストにアルスラーン役・小林裕介さん、ギーブ役・KENNさんが招かれ、両名による実機プレイなどが行われた。
本日、東京・秋葉原にあるUDX THEATERにて、発売日を来週2015年10月1日に控えたPS4/PS3「アルスラーン戦記×無双」の完成発表会が執り行われた。
イベントではまず、コーエーテクモゲームス 代表取締役社長・鯉沼久史氏が登壇し、来場者ならびにニコニコ生放送の視聴者に向けて挨拶を行うことに。
氏は、ゲーム発売まで残り1週間前となり、東京ゲームショウ2015(以下、TGS)では展示等々、TVアニメも今週最終回を迎えるということで、ここで改めてゲームの魅力を伝えていければとした。
続いてソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア プレジデント・盛田厚氏が登場。氏は「本当は今日、ゲストの小林祐介さんのモノマネでもしようかと昨夜練習してきたのですが、声を潰してひどい様になってしまいました」と小ネタで会場を温める。
そして「『アルスラーン戦記』は小説から始まり、漫画、アニメ、ゲームとさまざまな展開が成されています。鯉沼さんはこういう作品の展開が非常に上手いので、小説から入った人がアニメを見たり、ゲームをやっている人が音楽のアーティストを好きになったりと、ユーザーにとって新たな楽しみ方が広がっていくエンターテイメントの一助として、我々も力いっぱい応援していきたい」と述べた。
ちなみにゲームの発売日である2015年10月1日は、PlayStation4が新価格34,980円(税抜)に価格改定される日でもあるので、この機会にPS4で本作をプレイするという人も多いことだろう。
小林祐介さん&KENNさんが実機プレイに挑戦!
次は本作の開発プロデューサー・中臺重人氏が登壇し、ゲームの詳しい紹介へと移った。
本作は、「銀河英雄伝説」「創竜伝」などを手掛ける小説家・田中芳樹氏の「アルスラーン戦記」を、「鋼の錬金術師」「銀の匙」などを手掛ける漫画家・荒川弘氏がコミカライズした漫画、そして展開時期を同じくして始動したTVアニメとのコラボレーションとして生まれたタイトルだ。
ゲームでは、アニメのビジュアルがそのままに動いているかのような高精細グラフィック、軍団単位で敵勢をなぎ倒す「マルダーンラッシュ」、従来の「無双」シリーズよりも強化された騎乗アクションなど、さまざまな新規要素が盛り込まれている。
本日9月24日からはPS Storeにて本作の体験版も配信されているので、興味がある人は後ほど遊んでみるのがオススメだ。
ここでスペシャルゲストとして、「(盛田氏が)モノマネをしてくれる機会があれば、是非見せてほしいです!」とゲーム・アニメで主人公アルスラーンを演じる声優・小林裕介さんが登場。
小林さんと中臺氏は先日行われたTGS コーエーテクモブースのイベントステージにも登壇し、ユーザーに向けて実機プレイを行っていた。
今回も来場者および視聴者にプレイの様子を届けてくれるようだが、TGSのようなユーザーイベントではなく、スーツ姿でカッチリ決めた関係者が見守る発表会ともあり、心許ないということで…。
サプライズゲスト 兼 頼もしい助っ人として、流浪の楽士・ギーヴを演じるKENNさんが姿を見せる。なんでもKENNさんは学生時代からずっと「無双」シリーズをプレイし続けている根っからの無双ファンで、一番好きな作品は「真・三國無双 MULTI RAID」シリーズであるとか。
両名はラジオ番組で本作を一度プレイした経験があり、その時は小林さんが口を挟む隙もないほど、KENNさんがサクサクとプレイしていたという。壇上の小林さんにとってKENNさんは、アルスラーンにとっての心強い配下・ギーヴのままであることが伺える。
さらにここで両名を応援するゲストとして、TGSでも一際人目を奪っていたコスプレモデル・manamiさんが、ファランギースの衣装をまとって登場。趣味も乗馬という収まるべくしてこの場に収まったmanamiさんの姿に、隣に立つKENNさんは「どこに目を向けていいのか分からない…」と、ギーヴらしからぬシャイな一面を見せてくれた。
しかし、小林さんも一緒に写真を取った中臺氏も、これには同意の様子。実に納得できるこの見解は、男性ならではの暗黙の了解というほかない。
今回は初披露のシナリオをライトユーザー代表として小林さん、「無双」シリーズ経験者としてKENNさんが、交互にギーヴでプレイしていく形式となった。
場所はアトロパテネ会戦の後、アルスラーン一行がカシャーン城塞へと向かう最中、ルシタニア軍が襲いかかってくるという激戦ステージ。
しかし、KENNさんは経験者らしいスムーズな運びで、文字通りサクサクと進行していく。カメラの視界外に向かって的確に攻撃していくさまや、新要素のチャージシフトを余すところなく組み合わせていくプレイさばきに、中臺氏も讃嘆の声を上げていた。
ちなみに収録の裏話として、「アルスラーン戦記」の代名詞的な台詞として人気を博す「ヤシャスィーン(突撃)」の語を、アニメでは発したことのないキャスト陣が「(ゲームで)ヤシャスィーンを言えるなんて!」と感激していたらしい。
だが、小林さんもライトユーザーといえど、ラジオやイベントで通算3回、さらにこの日のために寝る間も惜しんで「無双」作品をプレイしてきたらしく、確かに先日のイベントよりも腕が上がっているようだ。アルスラーン以外のキャラクターを初めて触るということで、ぶっつけプレイになってしまったものの、通常攻撃・チャージ攻撃を織り交ぜて軍勢を一網打尽にしていく。
また、ステージ内には注目要素「マルダーンラッシュ」より、小回りが利く歩兵のマルダーンラッシュ、一斉射で目標地点を貫く弓兵のマルダーンラッシュも盛り込まれていたため、ギミック要素も相まって起伏に富んだプレイを見せてくれる。
そして最後はKENNさんが敵の将軍を華麗に討ち倒し、見事クリアを果たした。
イベントの最後にKENNさんは「『アルスラーン戦記』の良さと、『無双』シリーズの良さが、いいバランスで作られていて素晴らしいです。僕も一人のユーザーとして楽しみに待ちたいです。また、TVアニメも今週で最終回を迎えますので、引き続きよろしくお願いします」とコメント。
続いて小林さんは「アルスラーン以外のキャラクターをプレイするのは初でしたが、僕みたいなライトユーザーでもすぐにハマってしまうほどプレイしやすかったです。それにKENNさんのプレイを見ていると、こんな華麗にプレイできるのかと憧れます。アニメは最終回間近ですが、見てくださいとしか言えません。皆さん、あと1話でどう終わるのかにも注目してくださっているようなので、楽しみにしていてください」と語り、イベントは幕を閉じた。
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※Gamerでは中臺重人氏へのプロデューサーインタビューや、ゲームのプレイレポートも掲載中。