Xioより配信中のiOS/Android向けドッジボール×シミュレーションRPG「コズミックボールGT」のプレイレポートをお届けします。
オンラインRPGからカードゲーム、恋愛アドベンチャーまで、多彩なジャンルのゲームを作り続けるXio(サイオ)。そのXioが放つ最新作が、ドッジボールをモチーフに、シミュレーションRPGの要素を掛け合わせた「コズミックボールGT」です。
チームは6人で編成され、内野と外野はそれぞれ3名ずつ。3名の内野を全員アウトにすれば勝利となります。このアウトを狙う戦術として、パス回しや個々の選手が持つ技、フィールド移動による相手のボールの回避などがあります。
どの選手を育て、どんなチームを組むのか? 選手間に設定された相性もあるので、対戦相手に合わせてチームを組むことも大切です。きっと誰もが小学生のころ夢中になった「ドッジボール」は、このゲームでどんな進化を遂げているのでしょうか? 実際のプレイ経験をもとに、ゲームの魅力をお伝えします。
まずは本作ならではの特殊なドッジボール・ルールをチェック!
肝心のドッジボール部分は、どのような感じになっているのでしょうか? 気になる試合画面から見ていきましょう。
試合が行われるフィールドは、3マス×3マスの9マスに区切られたスペースが自陣となり、敵陣と合わせて18マスが「内野」になります。内野には敵味方ともに3人ずつの選手を配置でき、相手の内野選手をすべてアウトにすれば勝利となります。
選手にはそれぞれHPが設定されていて、ボールをぶつけられてこれが0になると撃破=アウトとなります。HPは選手がレベルアップすることで増え、アウトにされにくくなります。ただドッジボールをゲーム化しただけでなく、このHPの概念がRPG的な要素を産みだし、選手を成長させる楽しみにつながっています。
ボールを相手に投げても、そのまま素直にぶつけられるとは限りません。狙った選手の「捕球」能力が高いと、投げたボールをキャッチングされてしまいます。ぶつけたときに比べて、HPがほとんど減らないうえに、攻守が交代して攻撃するチャンスを奪われてしまいます。
また、狙った相手が、素直にそのマスにいてくれるとも限りません。じつはこのゲームにおけるボールの「ターゲット」は、対戦する選手ではなくマスになっています。攻撃側が誰を狙うか指定したあと、防御側が行動を決めるのですが、この時に選手を移動させていると、ボールが選手に当たらないことがあります。狙った選手がそのマスにいなかった場合、その選手がボールを「かわした」ことになります。当然、ダメージは受けません。
防御側は当然ですが、攻撃側が自軍のどの選手を狙っているかまではわかりません。相手の攻撃をよけたいなら、攻撃される対象を予測してマスを移動させる必要があります。
ボールが選手のいないマスに当たった場合、そのマスを「破壊」できます。破壊されたマスは侵入不可になるため、自由に移動しにくくなります。
このように、攻撃側は例え選手を攻撃できなくても、マスを攻撃するだけでメリットが生まれます。防御側の移動先を予測して狙うもよし、かわされることも織り込み済みで、マスの破壊を狙うもよしと、多様な戦術を採れるのが本作の大きな魅力の1つです。まさに「シミュレーションRPG」のジャンルにふさわしい内容と言えます。
選手の能力を伸ばして試合に活かそう!
試合に勝利したり、選手同士を「合成」したりすることで、経験値を獲得して選手のレベルを上げられます。
レベルが上がると、HPを始めとする選手の能力が上昇します。「攻撃」が上がれば、ボールをぶつけたときに相手へ与えられるダメージが増え、「捕球」が上がれば、相手から狙われたときにキャッチングできる確率が上がります。
レアリティが高い選手は、もともとの能力が高く、レベルアップ時の能力も上げやすくなっています。タイヨー・ゲンキやペスカ・ショコラといった、最初からチームに所属している選手以外は、スカウトしたり、シングルツアーを進めたりすることで獲得していきましょう。強力な選手を獲得し、育てることが、試合を有利に進めるコツです。
スカウトには、1日1回の「無料スカウト」のほか、クリスタルやチケットを消費する「プレミアムスカウト」などの種類があります。「無料スカウト」より、「プレミアムスカウト」のほうが、レアリティの高い選手を獲得しやすくなっています。
シングルツアーをプレイしてストーリーを進めると、登場キャラクターが選手として加わります。レアリティがR以上の強力なキャラクターが多いので、序盤はシングルツアーをどんどんこなして、選手の数をそろえるのも1つの手です。
選手が持つポテンシャルは、レアリティと能力値だけではありません。個別に設定された「特性」と「技」も個性の違いを生み出しています。「特性」は自動的に発揮される能力で、内野の特定の位置に配置すると、能力値アップを始めとするさまざまな恩恵を得られます。「技」は攻撃時に発揮する能力で、後述する「コズモ」を消費して威力を上げた攻撃を仕掛けられます。
「技」は各選手1種類だけしか持っていませんが、特殊な合成をすることでレベルを上げられます。「特性」は各選手、固有のものとは別に空きスロットがあり、「特性データ」を使うことで増やせます。選手のレベルを上げるだけでなく、「技」や「特性」を強化したり、増やしたりすることで、より選手の個性を際だたせることができます。
試合に勝つためには? 技の使い方とパスワークが鍵
選手をしっかり鍛えたら、いよいよ実践です! ここからは、どうすれば相手チームに勝ちやすいかをレクチャーしていきましょう。
選手には、これまでに紹介してきた各種能力とは別に、「じゃんけん」の形が1種類だけ設定されています。試合中は、この「じゃんけん」の三すくみで強弱が生まれます。例えば、ターゲットの選手が「ぐー」だった場合、「ぱー」の選手で攻撃すれば、ダメージが増すといった具合です。
チーム編成時に、ぐー、ちょき、ぱーの選手をバランスよく配置すれば、相手の弱点を突いて攻撃しやすくなります。対戦相手によっては、全員が同じ種類のときもあるので、試合前に有利なじゃんけんの形を持つ選手をチームにたくさん入れておくといいでしょう。
攻撃時は、ただぶつける対象を相手の内野から選ぶだけでなく、味方同士でパスを回すこともできます。ボールを持った選手が、狙いたい相手とじゃんけんの相性が悪い場合は、外野にいる相性がいい味方に回すと有利に攻撃できるでしょう。
パスの注意点は2つあり、1つは内野から内野へは回せないこと。もう1つは、パスをするたびに、技や防御時の移動に必要な「コズモ」を消費することです。
とはいえ、攻撃は相手との距離も影響し、近ければ近いほどダメージを与えられます。消費するコズモとのバランスを取りながら、内外野含めて狙った相手と相性がよく、かつもっとも近い味方へパスをして、攻撃していくといいでしょう。
攻撃時は、攻撃の代わりに「技」を使うこともできます。技を使うと、コズモを消費して威力を高めた攻撃を繰り出せます。敵を一撃で倒したいときや、強敵を相手にするときに使うといいでしょう。
相性とパスワーク、そして技。選手をきっちり育てつつ、この3つの要素を組み合わせて勝利を目指しましょう!