セガゲームスが5月19日に配信を予定しているiOS/Android向けアプリ「蒼空のリベラシオン」。同作の特徴の一つであるマルチプレイを一足先に触ってみた。
「蒼空のリベラシオン」は、シンプルな操作でコンボを繋いでいく、爽快感が魅力の横スクロールによる2DアクションRPG。年末に行ったメールインタビューの通り、その特徴の一つである最大4人によるマルチプレイは、MMORPGのような人との繋がりを意識したものとなっている。
今回は編集部のメンバーと一緒にマルチクエストをプレイし、本作ならではのこだわりを一足先に確認することができたので、紹介していこう。
チャット、エモーションなどが充実したロビー
本作では、4人でパーティを組んでストーリーを進めていく1人用のクエストと、マルチ専用のクエストが存在する。マルチクエストはホストとなるプレイヤーがルームを立てて、そこにほかのプレイヤーが参加することでプレイ可能となる。
デフォルトでは、ソロプレイ時の操作キャラクターをそのまま操作することとなるが、ロビー画面上で自身の所持しているキャラクターと自由に入れ替え可能。プレイヤー間で確認しながら、そのクエストに合った職業のキャラクターを選ぶことができるわけだ。
マルチプレイは最大4人が参加できるが、プレイヤーが4人揃っていない場合でも、ホストのプレイヤーのNPCが参加することでプレイできる。極端なことを言えば、プレイヤー1人とNPC3人で参加する、といったことも可能だ。ただし、プレイヤーの人数が多い分だけ画面左下のハートが増え、クエスト中に倒れてもコンティニューできる回数が増えるというメリットがある。
ロビー画面での大きな特徴は、コミュニケーションの手段が充実していること。パーティーメンバー間でのチャットができるのはもちろんのこと、エモーションも充実。スマートフォン向けのゲームで、あえてPCのオンラインRPGをイメージさせる仕組みを採用している点が、本作のマルチプレイがコミュニケーションを大事にしていることの現れだ。
マルチプレイはコンボを繋ぐための役割分担がカギを握る!
バトルの基本的な仕組みについては、試遊時のプレイレビューにて紹介しているので参照してもらえればと思うが、マルチプレイでは個人のプレイヤースキルに加え、4人のプレイヤーによる息のあったプレイが求められる。
ソロ、マルチに限らず、クエストは複数のWave(ステージ)を進み、その最後にボスが待ち受ける。ボス戦では赤色の体力ゲージの下に表示された、白色のブレイクゲージを0にするとブレイク状態となり、ここから空中に浮いたボスに対してコンボを繋いでダメージを重ねることで、撃破を目指す。コンボはより多く繋げるほどにダメージにボーナスが発生、4人のいずれかが攻撃を繋げればコンボはそのまま継続するので、いかに息のあった攻撃を繰り出せるかがポイントとなる。
その際だが、職業ごとに攻撃のスピードやリーチが異なるため、先ほど紹介したロビーで事前に打ち合わせをしておくのも良いし、バトル中も簡易コミュニケーションボタンを用いて、タイミングを合わせておくのもいいだろう。同時に、防御役である装甲士、回復役の術士も必要なポジションとなるので、役割分担も大切だ。
筆者としては、友達などと顔を合わせて一緒にプレイする楽しさにも触れておきたい。実際に一緒にボス戦を戦ってみると、リアルタイムに判断が求められること、そして目的がシンプルであることがマルチプレイにマッチしており、時折声を掛け合いながら熱中できた。それこそ、タイムアタック形式でパーティごとに競い合っても面白そうだ。
もちろん、マルチクエストをクリアすることによって、クリア後の報酬が増えたり、初めて一緒に参加したプレイヤーがいた場合は初顔合わせボーナスがもらえるなど、マルチプレイを遊ぶ上でのメリットも多い。
そしてマルチクエストをクリアした後だが、パーティはそのまま解散にはならず、ロビーに戻って新たなクエストに挑むことが可能だ。スマートフォンアプリにおけるマルチプレイといえば、一度クエストをクリアするとそのままバラけてしまうことも少なくないが、同じメンバーで何度もチャレンジしたい人には嬉しいところだろう。
今回はマルチプレイに焦点を当てて紹介したが、マルチプレイを楽しむためには職業ごとの特色を知っておくのもいいだろう。公式サイトでは、各職業の解説動画が公開中なので配信前に併せてチェックしてみてはいかがだろうか。