ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、アメリカ・ロサンゼルスで開催中の「E3 2016」において、「God of War」のメディアセッションを実施した。
E3 2016 PlayStation プレスカンファレンスでひときわ大きな歓声を浴びた「God of War」。2005年に第一作目がリリースされて以来、そのストーリー性と激しいアクションで、ここアメリカでも高い評価と人気を集めている作品だ。
その最新作が、まったく新しいチャプターの一作としてサンタモニカスタジオにて開発されている。今回のメディアセッションでは、上記プレスカンファレンスで披露されたトレーラーと同じシチュエーションで、本作のデモプレイが行われた。
これまでの「God of War」では、妻と子を軍神アレスの謀略で殺されたクレイトスの復讐の物語が綴られていたが、本作では打って変わって親子の関係を通じてクレイトスというキャラクターが一から描かれている。生きる術を息子に教えるクレイトスを見て、彼の父性・人間性を感じた人も多いのではないだろうか。
そのトレーラーでも確認できるが、本作では過去作から操作性やゲームシステムが大きく変更されている。北の世界に舞台を移し、クレイトスの右後方、肩越しのアングルから彼を操作するようになった。
この視点が採用されることで、操作シーンとムービーシーンがシームレスになっている。双方の区切りがないことで、物語に没頭したままゲームが楽しめるのだ。
本作のクレイトスは、戦斧を駆使して戦う。この戦斧は敵や遠くの物体に投げつけて、ブーメランのように手元に戻すことができる。戦斧が手元にない場合は素手で戦うが、拳を繰り出しながら戦斧を呼び戻し、そのまま斧で連続攻撃を繰り出すことも。過去作品の特徴的なシステムであったCSアタックが搭載されているかは現在のところ不明だが、過去作と同じように重厚感のあるバトルが楽しめそうだ。
6月16日現在、日本ではアナウンスがされていないが、アメリカでの人気は絶大だ。日本でも発売されることを期待しつつ、続報に注目していよう。