バンダイが本日7月12日に実施した「新作ガンダムシリーズ」商品発表会にて、「ガンダムビルドファイターズトライ アイランド・ウォーズ」「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」と、ガンダムゲームタイトルとのコラボレーションが発表された。
本発表会では、2014年10月から20156年4月まで放送された「ガンダムビルドファイターズトライ」のTVアニメーション最新作「ガンダムビルドファイターズトライ アイランド・ウォーズ」が2016年8月21日16時よりテレビ東京系にて、2015年10月から2016年3月まで放送された第1期に続く物語を描く、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第2期が2016年10月2日より毎週日曜17時からMBS/TBS系列全国28局ネットにて放送されることが明らかに。
バンダイが展開するガンダムシリーズのプラモデル「ガンプラ」をはじめ、さまざまな商品展開の情報が明らかになった。ここでは発表会で各担当より紹介された内容にフォーカスしてお伝えしていこう。
冒頭で挨拶を行ったのは、バンダイ ホビー事業部 ゼネラルマネージャーの藤原孝史氏。近年の展開を振り返りつつ、バンダイナムコグループのガンダムシリーズの売上は2015年度で786億円に達していることを紹介。特にアジア市場での成長が著しい点に触れるとともに、今回発表された2作品を展開することで、幅広い層にアプローチしていく狙いがあると話した。
続いて登壇したサンライズ 取締役の佐々木新氏からは、2016年夏以降のガンダムシリーズに関する展開プランが紹介。まずはガンダムシリーズの企画展開について、ハイエイジ、ミドルエイジ、そして新規層とターゲットを分けてそれぞれの戦略を持っていることを紹介。その上で、下記の3タイトルについて順にコンセプトについて触れていった。
そして、「ガンダムビルドファイターズトライ アイランド・ウォーズ」、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第2期に関しては、サンライズ プロデューサーの小川正和氏が、より詳細な内容を説明。
「ガンダムビルドファイターズトライ アイランド・ウォーズ」については、TVシリーズから1年後が舞台となり、新型バトルシステムのテストパイロットとして招待されたトライファイターズと、ライバルたちが登場。また、海老川兼武氏、NAOKI氏らがデザインしたガンプラが新たに登場、クロスメディア展開のキーとなるスクランブルガンダムは、大河原邦男氏がデザインを手がけている。
「鉄血のオルフェンズ 鉄血のオルフェンズ」第2期では、第1期の終わりを受けて、作中でモビルスーツの有効性が再認識されたこともあり、主人公の三日月・オーガスが搭乗するガンダム・バルバトルルプスをはじめ、新機体が続々と登場。第1期で随所に活躍したモビルワーカーも引き続き登場する。
これらの放送を受けて、ガンプラとしても多数の商品展開が行われる。こちらについては、ホビー事業部 グローバルプロモーションチームの田口博丈氏が紹介していった。
近年のガンプラ展開を振り返り、「ガンダムビルドファイターズ」シリーズの展開などを経て、若いユーザー層を中心にシェアを拡大、売上規模が約140%に拡大していることを紹介。また、プラモデル文化としてのカスタマイズが加速している背景も含め、「カスタマイズ」をテーマに商品展開を行っていくという。
「ガンダムビルドファイターズトライ アイランド・ウォーズ」については、夏の放送ということもあり、10代のビルドファイターズユーザーとその親の世代をターゲットに短期集中型の商品展開を計画。そのプロモーション施策として、アニメと共に特別番組「ガンダムビルドファイターズトライ夏休み特別編~君もビルドファイターだ!!~」が放送される。
商品仕様としては、カスタマイズガンプラの商品化を進めることで、従来品との連動を図っていく。例えば、すでに発売中の「HGBF ライトニングガンダム」に関しては、9月10日に発売予定の「HGBC ライトニングBWS Mk-III」と合体させることで、アニメでの姿を再現可能。また、Zガンダムベースでありながら新規金型で制作している「HGBF スクランブルガンダム」(9月10日発売予定)をはじめ、アニメ内に登場するガンプラを8月、9月に集中して新商品として発売していく。
一方、10月から放送される「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第2期に合わせた商品展開としては、作品のファン層に加え、10代のガンプラユーザーを含めて盛り上げていく。そのひとつとして、第2期の放送に先駆けて、LINE LIVEでの第1期無料見逃し配信を7月10日より実施している。
商品仕様としては、第1期で好評だったHGシリーズを、史上最高峰のMS再現度で商品化。低価格・ハイクオリティで幅広いユーザー層の獲得を狙う。発表会では10月1日に発売予定の「HG ガンダムバルバトスルプス」を紹介。さらに第2期に登場するモビルスーツも、HGシリーズで続々と商品化されていく。
また、作中でHG ガンダム・バルバトスルプスが扱う武器や鉄華団のモビルワーカーなどで構成されるオプションセットも発売。1/100シリーズも企画進行中だという。全体の商品展開としては、10月から3月にかけてHGシリーズ16点が展開予定だ。
バンダイナムコエンターテインメント CS事業部 ゼネラルマネージャーの佐々木友介氏からは、同社が展開するガンダムゲームに関する情報が明らかに。すでに「SDガンダム ジージェネレーション ジェネシス」の発売日についてはお伝えしているので、ここでは残るゲーム関連の情報を紹介していこう。
今年でガンダムゲーム30周年を迎えることを受け、バンダイナムコエンターテインメントではさまざまな施策を行っている。その新たな展開として、記念すべきガンダムゲームの家庭用ゲーム第1弾「機動戦士Zガンダム ホットスクランブル」の主役機だったZガンダムをベースとして生まれた「スクランブルガンダム」が、ガンダムゲーム9タイトルに登場する。
- 【アプリ】LINE: ガンダム ウォーズ
- 【アプリ】スーパーガンダムロワイヤル
- 【アプリ】ガンダムコンクエスト
- 【アプリ】ガンダムエリアウォーズ
- 【アプリ】SDガンダム ジージェネレーション フロンティア
- 【SNS】ガンダムカードコレクション
- 【SNS】ガンダムロワイヤル
- 【SNS】ガンダムマスターズ
- 【家庭用】ガンダムブレイカー3
同じく、公式外伝マンガに登場する「ホットスクランブルガンダム」が下記の11タイトルに登場する。
- 【アプリ】LINE: ガンダム ウォーズ
- 【アプリ】スーパーガンダムロワイヤル
- 【アプリ】ガンダムコンクエスト
- 【アプリ】ガンダムエリアウォーズ
- 【アプリ】SDガンダム ジージェネレーション フロンティア
- 【SNS】ガンダムカードコレクション
- 【SNS】ガンダムロワイヤル
- 【SNS】ガンダムマスターズ
- 【家庭用】SDガンダム ジージェネレーション ジェネシス
- 【家庭用】ガンダムバトルオペレーションNEXT
- 【PC】ガンダムジオラマフロント
さらに、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」のテレビアニメーション放送期間中に、主人公機であるガンダム・バルバトスルプスをはじめとした機体が登場する。
- 【アプリ】LINE: ガンダム ウォーズ
- 【アプリ】スーパーガンダムロワイヤル
- 【アプリ】ガンダムコンクエスト
- 【アプリ】ガンダムエリアウォーズ
- 【アプリ】SDガンダム ジージェネレーション フロンティア
- 【SNS】ガンダムカードコレクション
- 【SNS】ガンダムロワイヤル
- 【SNS】ガンダムマスターズ
- 【家庭用】ガンダムブレイカー3
- 【PC】ガンダムジオラマフロント
- 【PC】ガンダムトライヴ
「ガンダムブレイカー3」では、2016年秋から有料DLCとして「HGBF スクランブルガンダム」 「HG ガンダムバルバトルルプス」など、新作ガンプラの参戦が決定。 |
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事前登録40万件を突破した「LINE: ガンダム ウォーズ」やYahoo!ゲーム版が7月サービス予定の 「ガンダムジオラマフロント」についても、新機体が登場する。 |
その後は、よしもとプラモデル部の部長を務め、「ガンプラビルダーズワールドカップ」2014年・2015年では日本決勝にも進出した、パンクブーブーの佐藤哲夫さんが登場。自身が実際に製作したガンプラを熱量たっぷりに紹介するとともに、お子さんが「ガンダムビルドファイターズ」の主人公であるイオリ・セイのファンであることに触れるなど、親子で楽しんでいる様子が伺えた。