2016年9月12日に六本木・ニコファーレにて、「中島美嘉登場!『追憶の青』リリース直前発表会」が開催された。ゲスト登壇やゲーム実況、クリエイター対談と企画満載のイベントの模様をお届けする。

目次
  1. 中島美嘉さんがゾンビになって登場
  2. 「ゾンビ争奪!実況者対決!」が開催!
  3. 「追憶の青」クリエイター陣による対談が実施

「追憶の青」はイメージイラストに天野喜孝氏、ミュージックディレクションにベイシスケイプの岩田匡治氏、シナリオにRomanceworkの田中豪氏を迎えたWrightFlyerStudiosのスマートフォン向け新作2DアクションRPGだ。

重厚な物語と片手持ちで手軽ながらやり応えのあるバトルシステムが特徴の本作が、いよいよ来週配信されることが決定した。

これに先駆け、リリース直前発表会が9月12日に開催。中島美嘉さんのゲスト出演や、ゲーム実況、そしてクリエイター陣による対談など3部構成に見所が目白押しの本イベントの模様をお届けする。

中島美嘉さんがゾンビになって登場

第1部では、総合司会を務めるアメリカザリガニの柳原哲也さんと「追憶の青」開発チームのプロデューサー・スガP氏、ゲームディレクター・まさるさん氏が登壇。本作の登場キャラクターであるタチアナ、アイシャ、シリルの衣装に身を包んだコスプレイヤーも登場しイベントに華を添えた。

右から2番目 柳原哲也さん 左 スガP氏/中 まさるさん氏
コスプレイヤーの皆さん

現在実施中の事前登録では70万人を突破し、LINEスタンプの配信や、LINEマンガアプリでのマンガ化が決定するなど、アプリ配信前から盛り上がりを見せる本作。今回のイベントではイメージソングに起用された中島美嘉さんのメッセージムービーと、「ビルカゼスイミングスクール feat.SALU」のPVが公開された。さまざまな正義の在り方という本作のテーマにシンクロした内容の歌詞と、美麗な映像が印象深いムービーに仕上がっている。

さらに今回のイベントでは、中島さんが人々を癒す「奇跡の歌姫 ミカ・ナカシマ」、そして巨大ボス「ギガントミカゾンビ」として登場することが明らかになった。赤いドレスが印象的かつ中島さんのビジュアルが見事に表現された「ミカ・ナカシマ」と夢に出てきそうな「ギガントミカゾンビ」のギャップに圧倒されていると、会場にはゾンビ姿の中島美嘉さんが登場。特殊メイクが好きな中島さんたっての希望でハリウッド顔負けのクオリティに仕上がっていた。

中島さんは「ギガントミカゾンビ」について、ビジュアルの怖さや強さなどにこだわり、かなり強力なボスに仕上げてもらった、とタイアップを満喫した様子だった。

中島美嘉さん

「ゾンビ争奪!実況者対決!」が開催!

2部ではゲーム実況者のこーすけさんとドグマ風見さんによる「ギガントミカゾンビ」と戦う権利をかけたバトルが展開。1戦目は予選としてソロで、2戦目はスガP氏とまさるさん氏のどちらかを相棒に迎えてのマルチプレイで、「追憶の青」タイムバトルが繰り広げられた。

1戦目の舞台は初級者向けのステージ「オズマの置き土産」。敵を1体ずつ確実に倒していくこーすけさんとキャラチェンジや必殺技を駆使するドグマ風見さんのバトルは、わずか1秒差でこーすけさんの勝利となった。

左 こーすけさん 右 ドグマ風見さん

1戦目に勝利し、2戦目のマルチプレイバトルの相棒を先に選べる権利を得たこーすけさんは、スガP氏を指名。スガP氏はスキルの組み合わせを駆使して必殺の裏拳を繰り出すスタイルを得意としており、「大分が生んだ奇跡の裏拳」の二つ名で知られているそうだ。

一方ドグマ風見さんの相棒を務めるまさるさん氏は「美しき死神」の異名を持っており、事前登録者数70万人突破の報酬である「シュヴァイツァー」を用いたド派手な空中回転斬りで勝負を決める作戦のようだ。

そんな2組がチャレンジするステージは「銀のクライトン登場」。1戦目より難易度が高く、さまざまな武器の攻撃をかわしながらスキルを当てていくことがポイントになる。こーすけさんとスガP氏は見事な連携プレイを披露し1分39秒という好タイムでクリア。ドグマ風見さんとまさるさん氏は必殺技を温存しつつ力技で押すも、2分を超えてしまい勝負に敗れてしまった。

完全勝利を果たしたこーすけさんは、ついに「ギガントミカゾンビ」とのバトルに挑戦。しかし巨大ボスの前に控えるモンスターの難易度も今までとは桁違いで、相棒のスガP氏にヒーラーで支援してもらうことでなんとか巨大ボスにたどり着くことができた。「ギガントミカゾンビ」は、その巨大な身体から繰り出す広範囲の強力な攻撃が非常にやっかいだが、回避のコツを掴みスキをついて攻撃、必殺技の同時発動で勝利を収めることができた。

「ギガントミカゾンビ」に挑戦したこーすけさんは、バトルの難易度は高いが工夫して戦えば勝てるので、その方法を考えたりバリエーションを発見する楽しみがあるとコメント。一方、バトルに負けたドグマ風見さんは中島さんに負けずとも劣らないゾンビにされてしまったが、その出来栄えにゾンビらしからぬ満面の笑みを見せてくれた。

「追憶の青」クリエイター陣による対談が実施

第3部では、「追憶の青」のミュージックディレクションを担当したベイシスケイプの岩田匡治氏、シナリオを担当したRomanceworkの田中豪氏、開発チームよりスガP氏とまさるさん氏、アートディレクターの河村岳氏によるクリエイター対談が、安藤武博さんによる進行で行われた。

右 岩田匡治氏/左 田中豪氏 右 河村岳氏
左 安藤武博さん

2015年のTGSで発表され1年越しでリリースに至った「追憶の青」だが、時間を掛けただけあって満足いく仕上がりになっているとクリエイター陣は口を揃える。

本作は2013年から2014年にかけて、当時のスガP氏を取り巻く環境やゲーム業界の動きなどの現実味ある要素から企画された作品だという。当時の“流行りを踏襲するスタイル”が主流だったスマートフォンゲーム業界を変えたい、というスガP氏の熱い思いから、田中氏、岩田氏、そして天野氏が揃ったと振り返った。

また本作のシナリオは、勧善懲悪を脱する重厚なストーリーと世界設定にこだわって制作されたと田中氏。三分された島の内乱を背景に主人公「フリオ」をはじめとする登場人物たちが戦乱を生き抜く様が描かれており、単純な正義と悪ではなく、誰もがそれぞれの正義を抱えているという大人向けな内容になっている。

さらに「追憶の青」は10章で1部の構成で、配信時には3章まで配信され、配信後も部数を重ねていく大ボリュームになるという。本編とは異なるイベントなどのシナリオも田中氏が担当しており、現在進行形で物語が膨らんでいるのだそう。

ここでシナリオに関連し「イキナリ父と対峙!?」というキーワードが登場。本作では父と子が戦う10章のクライマックスシーンの一部がチュートリアルとなり、過去にあたる1章からストーリーを辿っていく。

この世界の絶対的な英雄である父と、それを尊敬する息子がなぜ対峙することになったのか?というドラマチックなストーリー展開が1部のテーマであり見所になると田中氏は語った。

そして次のキーワード「BGMは30曲以上!?」にトークが展開。「追憶の青」には配信当初から30曲以上のBGMが実装。その中でも岩田氏は「狂乱の刃」というボスステージの楽曲がお気に入りだという。

実はこの楽曲はイベントの曲として作られたのだが、これを聞いた制作チームの反応がとても良かったため、メインで使われるものに変更された経緯があったのだとか。

現在、LINE公式アカウントをフォローし「サントラ」「サントラ2」と入力すると計8曲のBGMが試聴できるので、気になる人はチェックしてみてはいかがだろう。

最後のキーワード「女子キャラが気になる!」では、社内のチームで制作されたキャラクターたちの魅力を追求。河村さんはファンタジーな世界観ならではの統一感を大事にしており、違和感がないキャラクター作りを心がけたという。

また女性キャラクターの比率は少ないが、その分みんな可愛く仕上がっており、クリエイター陣の中でも三者三様の推しキャラクターがいることがわかった。

「追憶の青」のバトルが学べる実況プレイや、中島さんのゾンビ姿、そしてクリエイター陣の裏話と、中身が詰まったあっというまの2時間。「来週の配信に向けて仕上げていくので、楽しみにしていてください!」とスガP氏から力のこもった言葉でイベントはフィナーレを迎えた。

追憶の青

Wright Flyer Studios

iOSアプリiOS

  • 配信日:2016年9月20日
  • 価格:基本無料

    追憶の青

    Wright Flyer Studios

    AndroidアプリAndroid

    • 配信日:2016年9月20日
    • 価格:基本無料

      ※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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