MCJは、バーチャルリアリティ(VR)専用ゲームコンテンツの開発を手掛ける桜花一門に出資すると発表した。
今回の出資は、同社がパソコン関連事業との関連性の高いベンチャー企業投資及び将来的な成長戦略の一環として掲げている、ハードウェア分野とのシナジーが見込まれるサービスやコンテンツ分野への進出の第一歩として位置づけられる。
2016年はVR元年と言われ、ゲームをはじめ、教育や医療、不動産等、ささまざまな分野での用途の拡大、応用が進んでおり、将来的にデスクトップパソコンやテレビと同様の規模まで成長するとの見方もあり、VR市場は世界的に大きな成長が期待されている。
MCJグループでは、VRヘッドマウントディスプレイのインフラとしてのVR対応パソコンの製造・販売等を行っているが、本件では、パソコンを要しないPlayStation VR(PS VR)向けのゲームコンテンツの開発を手掛ける桜花一門へ出資することにより、今後拡大が期待されるPSVR市場への参入を図っていくという。
また、同社によるパソコン向けVR対応のコンテンツ開発や販売を通じて、MCJグループのVR市場における事業拡大を図ることにより、コンシューマー及び開発者向けのVR対応ハイスペックパソコンの販売増加を目指すとのこと。
これらに加え、桜花一門の代表を務める高橋氏は、日本のVR界の初期より開催されている開発者向けイベント「Japan VR Fest(旧オキュフェス)」を主催するなど、VR業界における知見が豊富な人物であることから、今後のMCJグループのコンテンツ分野への進出におけるアドバイザーとしても期待できるとしている。