EXNOAが2022年3月31日に発売するPS4/Nintendo Switch用ダウンロードソフト「Conan Chop Chop」の先行プレイレポートをお届けする。
「Conan Chop Chop」は、最大4人で遊べるローグライクアクションゲーム。落書きのようなポップで可愛いイラストで再現された英雄コナンの世界で、4人のキャラクター達が暴れ回る。
今回、本作を発売に先駆けてプレイする機会を得たので、そのプレイレポートをお届けする。
英雄コナンになってハイボリアの世界を冒険しよう!
ゲームを開始するとオープニングのストーリーが展開。魔導士トート=アモンが、古代の邪悪な存在ザルトータンを復活させる器を用意するため、英雄たちを集める勇者コンテストを開催する、というのが本作のストーリーラインだ。プレイヤーはその悪巧みにそそのかされて、4人のガーディアンを倒すことになる。
これらのオープニングとエンディングは新しく収録された日本語ボイスとなっており、悪役キャラクターたちがコミカルにゲームの世界観やシナリオを紹介。ザルトータンが復活してしまうと、世界は永遠の闇に包まれてしまうというが、どこか憎めないキャラクターたちの掛け合いには思わずほっこりとしてしまう魅力があった。
プレイヤーが使用できるキャラクターは、「コナン」「ベーリト」「パランティデス」「ヴァレリア」の4人。基本的なステータスなどは共通だが、ダッシュの挙動がキャラクター毎に異なり、コナンであれば前方にジャンプして地面を叩きつけ敵にダメージを与え気絶させる、ベーリトであれば前方に飛び込みつつ反対方向に矢を放つなど、固有アクションを繰り出すことができる。一通り触ってみて手に馴染むキャラクターを使用するのがおすすめだ。
スタート地点の村では、武器や防具、後述する呪符、消費アイテムなどが販売されている。ゲーム開始時点でも幾らかのお金は所持しているので、まずは装備を整えてから冒険に出発しよう。
ちなみに、個人的なおすすめはHPを回復できる「肉」だ。本作はHPの回復手段が限られており、敵からランダムでドロップするハートか、この肉でしかHPを回復することができない。ゲームに慣れるまでは思わぬ被弾も多いので、転ばぬ先のなんとやらで、所持しておくと助かる場面も多いだろう。
本作には4つのステージが用意されており、最初のステージをクリアすると次のステージが解放されるという仕組みになっている。4つ全てのステージをクリアすることができれば、最後の門が開くという形だ。
ゲームはクォータービュー形式になっており、敵を倒しながら装備を整えていきダンジョンの奥に潜むガーディアンを倒すとステージクリアとなる。
使用できるアクションは、装備している武器による近接攻撃、リソースを消費して行う遠隔攻撃と爆弾攻撃、ブロック、そして回避を兼ねたダッシュ攻撃と比較的シンプル。近接攻撃で敵を斬って斬って斬りまくる爽快アクションはぜひ体験してもらいたいポイントだ。
ただし、ステージによってはまるで弾幕ゲームのような攻撃が飛び交う場面も。ついついダッシュによる回避に頼りがちになってしまうが、実は本作ではブロックがかなり重要だ。
ダッシュは基本的に2回までしか連続で行えず、再使用までクールタイムが発生する仕様になっている。そのためダッシュだけだとジリ貧になってしまうことが多いのだ。
また、タイミングよくブロックをすると敵の攻撃をはじくパリィになり、大きな隙を生み出すことができる。敵の攻撃を見極めながらダッシュとブロック、パリィを使いこなし、敵の攻撃を捌ききった時の達成感は病みつきになる魅力があった。
ステージの最後にはダンジョンがあり、ここではガーディアンとの激しいボスバトルが楽しめる。ガーディアンは独自の攻撃パターンを持っており、相手の隙を見つけて攻撃と回避をバランスよく組み立てていくのが攻略のカギだ。ガーディアンにはHPバーが三段階用意されており、それぞれで攻撃パターンも変化してくるので、最後まで気を抜けない緊張感のある戦いが味わえる。
見事ガーディアンを撃破すると、装備やアイテム、お金などを引き継いだ状態で最初の村に戻る。そうすると新たなステージが解放されるので、村で装備などを整えつつ次のステージへ……といのが本作のゲームサイクルだ。
一方で、やられてしまうと問答無用で全ての装備やアイテム、お金などをロストして最初のステージからやり直しになる。これが本作のアーケードスタイルたる所以で、一度のプレイで最後のステージまでのクリアを目指さなければいけないのだ。
こう聞くとなかなか難しそうに聞こえるかもしれないし、実際にそうではあるのだが、成長要素もキチンと用意されている。死亡時に活躍度に応じたポイントを獲得できプレイヤーランクが上昇する。このときに貰えるポイントを使用して、キャラクターを強化していくことが可能だ。
強化内容はHPの最大値増加やパッシブスキルの追加効果付与、リスタート時のお金所持数の増加など様々。繰り返し遊んでいくことでプレイヤースキルの上昇に加えてキャラクターも強くなっていくので、少しずつ先に進みながら成長を実感できるのが面白い。
また、本作のジャンルはローグライクアクションとなっており、プレイするたびにマップがランダム生成される。そのため、最初からやり直しとなっても毎回新鮮な気持ちでプレイすることができる。
加えて、道中で手に入る武器や防具もランダムなので、プレイ毎に最適なアクションを突き詰めていく楽しさも魅力だ。武器や防具にはダメージ量や攻撃速度などの共通のパラメーターに加えて、独自のパッシブ効果を持つ武器なども存在。使い慣れている武器で進むのか、ドロップした何だかよく分からないけど強そうな武器に乗り換えるのか、状況に応じて判断をしていく楽しさはまさにローグライクだ。
またユニークなのが、「呪符」と呼ばれる装備。キャラクターにパッシブ効果を付与するものだが、これがかなり特化した性能になっているため、手に入った呪符によって戦略も大きく変化する。例えば半永久的に一緒に戦ってくれるスライムを召喚する呪符、自分の周りを常に剣が飛び回り自動で敵を攻撃してくれる呪符、ダッシュの際に自動で“かかし爆弾”を設置する呪符など、多彩な呪符が用意されている。
呪符は、ゲーム開始時点では最大2つまでしか装備できないが、上記のキャラクター育成によって最大数を増やすことも可能だ。これによって、さらに多彩なビルドが組めるのが非常に奥深く、面白かった。
「Conan Chop Chop」はカジュアルゲー?いやいや、ハードなローグライクアクションです!
本作は、エイプリルフールネタとして発表された経緯のある作品なので、「カジュアルなゲームなんだろうな」と軽い気持ちでプレイを始めたのだが、かなり歯応えのあるハードなアクションゲームだったと、認識を改めざるをえなかった。何度もやられながら少しずつ先に進んで行く様はまるで死にゲーのようでもあり、ハードコアゲーマーは見た目のポップさに騙されずにぜひプレイしてもらいたい。
そのうえで、繰り返し遊んでいくサイクル自体を楽しめるような工夫も多く、良いところまできたのに凡ミスでやられたときは「うわぁ~、マジで最悪だよ」と嘆きつつも、つい、「もう一回」と手を伸ばしてしまう妙な味わいがある作品だった。
ちなみに冒頭でも少し触れたが、本作は最大4人のマルチプレイにも対応しており、今回筆者はソロでプレイしたからこそ、スリル満点のプレイだったことはお伝えしておきたい。マルチプレイではもっとカジュアルにゲームを楽しむことができるだろう。
英雄コナンのファンはもちろん、コアゲーマーや複数人で遊べるゲームを探している人にもうってつけの「Conan Chop Chop」。Nintendo Switch版では体験版も配信中なので、気になった人はぜひチェックしてもらいたい。
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