スクウェア・エニックスより2026年2月5日に発売予定のPS5/Nintendo Switch 2/Nintendo Switch/Xbox Series X|S/PC(Steam、Microsoft Store on Windows)用ソフト「ドラゴンクエストVII Reimagined」(Steam版のみ2月6日)の先行レビューをお届けする。
「ドラゴンクエストVII Reimagined」(以下、「DQ7R」)は2000年に発売された「ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち」を人形のような温かみのあるアートスタイルの3DCG《ドールルック》で描いたリメイク作品。孤島に住む少年少女たちの小さな好奇心から始まる大冒険を、グラフィックだけではなく、シナリオ、バトル、寄り道要素、システム面、すべて一から再構築(Reimagined)している。

今回の記事では、前回の試遊会では気づけなかったポイント、新たな要素なども紹介する。なお、記事内はPS5版でのプレイとなり、ボタンの配置などもPS5基準となっている。
また、今回のプレイ内容の模様は動画でも紹介しているので、あわせてチェックしてほしい。
「DQ7R」を語るうえで、一番注目してもらいたい変更点となっているのがビジュアルだ。本作では、手作り感あふれる3DCGで再構築されており、キャラはドールルック、フィールドやダンジョンもジオラマ風に描かれている。海や火山、砂漠などさまざまな場所を訪れることになる本作では、各地の風景を眺めるということだけでも十分に楽しむことができる。
見た目において、過去作をプレイ済みの人でも新鮮味をもって遊べるというのは、本作の魅力の一つとなっている。



また、キャラやフィールドはもちろんだが、モンスターたちの姿も注目してほしいポイントだ。スライムのモチモチ感など、モンスターの質感をより感じやすい作りとなっている。見た目の質感に加えて、動きに合わせた“音”も特徴的で、個人的にも気に入っている点となっている。
プレイした際には、ストーリーを進めつつ、自分の好きなモンスターの姿をチェックしてみてほしい。


「DQ7R」の魅力の一つとなっているのは、可愛らしいルックでありながらも、人間味があふれ感情が揺さぶられるストーリー展開だ。本作の主人公は、海に浮かぶ唯一の島「グランエスタード島」の港町フィッシュベルに住む少年。親友のキーファ、幼馴染のマリベルとともに、とあるきっかけから遺跡に足を踏み入れ、そこで発見した不思議な石版の力で、様々な世界を旅することとなる。
石版を集めていくことで広がりを見せる世界。好奇心溢れる少年・少女たちが各地を訪れ、冒険していく様が描かれていく。訪れる場所では、魔物たちに苦しめられる人々の人間ドラマが描かれる。時にダークな展開も待ち受けており、この問題に主人公たちがどう立ち向かうのかも見どころとなっている。






また、「DQ7R」からはキャラクターボイスも追加。これにより、ストーリーへの没入感をさらに高めてくれる。ここまで紹介したキャラでいうと、主人公を大鈴功起さん、キーファを宮野真守さん、マリベルを悠木碧さんが担当。豪華声優陣による演技も見どころの一つとなっている。
さらに、各地ではさまざまな人たちとの出会いも。ともに問題を解決してくれる人々や、中には主人公たちの旅の仲間に加わってくれる頼もしい存在も登場する。主人公、キーファ、マリベルの旅に最初に加わるのがガボ。田村睦心さんが声を担当しており、オオカミと行動をともにする天真爛漫な少年で、世間知らずなところもあるが、動物的なカンの良さを見せるキャラとなっている。




次に登場するのが今井麻美さん演じるアイラ。大地の精霊を信じ神の復活を目指すユバール族の娘で、剣術に秀でているほか、踊りの才能にも恵まれている。なお、アイラは過去作よりも仲間になるのが早いというのもポイントとなっている。
最後に仲間になるのがメルビン。千葉繁さんが担当しており、かつて神とともに魔王と戦ったという神の兵のひとり。さまざまな剣技を身につけており、英雄と呼ばれた実力は健在で、頼りになるキャラとなっている。




「DQ7R」はリメイク作品ということで、過去作よりもゲームのプレイしやすさはかなり向上している。物語のカギを握る“石板”集めはもちろん、ゲーム全体のテンポ感も上がり、新たな楽しみ要素も追加された。
石板集めにおいては、「ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち」で苦労したという人もいるかもしれない。当時プレイしていた時の筆者も頭を悩ませていた場面があり、各地の町やフィールドを探し回っていた記憶がある、
「DQ7R」をプレイした感覚においては、石板集めに苦労することはなく、ストーリーを進めていけばおのずと手に入り、新たな世界を冒険していくことができた。その道中で、新たな石板を入手し、戻った後はまた新たな世界へと続けて遊ぶことができた。かなりテンポよくストーリーを進めることができ、止め時を見失うほど没頭してしまったほどだ。
石板のありかについては、どこにあるのかヒントとして教えてくれるほか、その場所へ行けば分かりやすくマップ内にも表示されるようになっているので、初めてプレイするという人でも安心して遊び進めていくことができる。

フィールドや町では、ダッシュができるようになり、移動がかなりスムーズに。ストーリーの進行はもちろん、探索をしていく上でも非常に効率的に行うことができる。
物語を進めていく上で入手できる移動手段でもダッシュの機能は健在。新たな地を探索するワクワク感をさらに駆り立ててくれる。なお、船での移動時については、通常のシンボルエンカウント式での戦闘ではなく、ランダムエンカウント式となっている点には注意が必要だ。



戦闘においては、バトルスピードの変更とオートバトル機能の追加が大きなポイントだ。シンボルエンカウントということもあり、テンポよく冒険を進めていくことができる。ちなみに、フィールド上では自分よりも弱い敵にアタックすると、その場で倒すことができるので、こちらもテンポ感の向上に一役買っている。
その他の設定についても、細かく設定が可能。自分の好きな設定で進めるのはもちろん、時と場合によってはいじってみて冒険を進めてみてほしい。






戦術の幅を広げるという意味で重要な役割を持つのが職業と転職。それぞれゲーム開始時から初期職についているが、物語の進行で転職することも可能になる。最初は一つの職にしか付けないが、他の職業とのかけもち、特定の条件を満たすことで解放される上位職なども存在している。
かけもちの際には、一つの職業をマスターしている状態であれば、より多くの職業用の経験値を獲得できる仕様となっている。マスターした職業で戦力を補いつつ、もう一つは新たな職にというのはもちろん、二つの新しい職を同時に進めていく方法も可能だ。
なお、転職自体は基本的にダーマ神殿で行えるのだが、水晶をもらえばいつでもどこでも転職が行えるようになる。多種多様な職業をかけもちして組み合わせて、好みのパーティ編成を見つけてほしい。



ちなみに、過去作であったモンスター職の廃止については知っている人もいるだろう。その代わりに、本作では「モンスターの心」をアクセサリーとして装備可能。それぞれに応じた特殊な能力を獲得/発動できるようになる。他のアクセサリーを装備するか、それともモンスターの心を装備するのか、頭を悩ませるポイントとなっていたが、先述の幅が広がったという意味でも嬉しいポイントとなっていた。

その他にも、過去作でも遊べたラッキーパネルは、調整されて実装。トランプの神経衰弱のようにめくったパネルと同じパネルを当て、全てめくり切るとパネルに記載のアイテムを入手できるミニゲームとなっている。
過去作よりも遊びやすくなっているので、こちらもプレイの際には挑戦してみてほしい。


過去作をプレイ済みの人であれば、ストーリー展開について気になる点も多いだろう。本記事ではそちらについて、深く触れることはできないが、きっと多くの人が喜ぶ内容になっているだろう。
それこそ、筆者はPS版「ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち」以来のプレイとなったが、当時と比べてもプレイのしやすさには驚愕。変更された点も多く存在し、クリアするころには感動の涙を流していた。
新規のファンはもちろんだが、過去作をプレイしたことがあるという人にもプレイしてほしい気持ちが強く存在している。

今回紹介した「ドラゴンクエストVII Reimagined」は、2月5日にPS5/Nintendo Switch 2/Nintendo Switch/Xbox Series X|S/PC向けに発売(Steam版は2月6日)。なお、デジタルデラックス版購入者には、48時間のアーリーアクセス権が付与され、本日2月5日よりプレイが可能になる。
また、物語の序盤をプレイでき、製品版への引き継ぎも可能な体験版も配信中。気になる人は、体験版からプレイし始めてみてほしい。
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