バンダイナムコエンターテインメントは2026年9月19日・20日、「アイドルマスター ミリオンライブ!」(以下、「ミリオンライブ!」)14thライブを国立代々木競技場 第一体育館にて開催。ここでは9月19日の「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 14thLIVE DAY1 夢咲くワンダーミラージュ」の模様をお伝えする。
毎回、主演アイドルの個性溢れる演出やセットリストで楽しませてくれる、「ミリオンライブ!」の新たな試み“主演公演”。今回の14thライブは“ツイン主演公演”と銘打ち、各公演日に2名ずつ計4名のアイドルが主演を務める。そのDAY1で主演を務めたのは、エミリー スチュアートと徳川まつり。それぞれに公演名があり、エミリーの主演公演は「織々の花だより」、まつりの主演公演は「わんだほー!まつり姫の☆プリンセスフェスタなのです♪」だ。ユニットでの活躍も印象深い2人が同日に主演を務めた14thライブDAY1は、まさにそれぞれの個性とこれまでの思い出や絆を感じさせるもの。集まったプロデューサー(「アイドルマスター」ファンの呼称)や仕掛け人さま(エミリーはプロデューサーのことを「仕掛け人さま」と呼ぶ)たちと一緒に、ライブ本編はほぼMCなしで駆け抜けた。
なお、本公演の配信チケットは2026年9月28日18:00まで販売しており、視聴コメント付きアーカイブはDAY1/DAY2とも2026年9月21日18:00~9月28日23:59(予定)の期間に視聴することが可能となっている。
アーカイブ配信情報ページ
https://idolmaster-official.jp/live_event/million14th/streaming/
DAY1出演者(敬称略)
諏訪彩花(徳川まつり役)
郁原ゆう(エミリー スチュアート役)
Machico(伊吹 翼役)
種田梨沙(田中琴葉役)
麻倉もも(箱崎星梨花役)
小笠原早紀(野々原 茜役)
駒形友梨(高山紗代子役)
原嶋あかり(中谷 育役)
小岩井ことり(天空橋朋花役)
田村奈央(木下ひなた役)
木戸衣吹(矢吹可奈役)
末柄里恵(豊川風花役)
桐谷蝶々(宮尾美也役)
浜崎奈々(福田のり子役)
南 早紀(白石 紬役)
香里有佐(桜守歌織役)
初のツイン主演公演ということで、これまでの主演公演とはどう違うのか、セットリスト構成や衣装はどうなるのか、そんな期待の空気が開演前から溢れる会場。この週末は台風接近により荒天になることも心配されたが、DAY1はその影響も小さく無事に開演の運びとなった。
今回のステージセットは、メインステージの後方部分が高くなっており、上段の背後には大きな扉。ステージ中央と左右に3つのLEDスクリーンが設置されていた。そして、開演時間となり会場が暗転すると、いつものようにスクリーンに765プロダクションの高木順二朗社長と765プロライブ劇場の事務員・青羽美咲さんが登場して挨拶。主演の2人をイメージした背景をバックに、「たおやかに、わんだーほーなプロデュースでサポートして欲しい」とプロデューサーたちに呼びかけ、ライブの開演を告げた。
オープニングムービーとともにアイドルたちが紹介され、最後に主演の2人が紹介されると、大歓声に導かれて登場したのは傘を手にして並ぶ諏訪さんと郁原さん。
諏訪さんが郁原さんに傘を手渡していったん舞台を後にし、1人残った郁原さんが1曲目として披露したのはエミリーの単独曲「絵羽模様」。お姫様のような衣装に振袖が美しい羽織を組み合わせた和洋折衷な姿で、可愛く美しい歌声を響かせていく。間奏で足元に傘を置くと、さらに気持ちを込めて歌い上げる郁原さん。その舞いは指先まで心が通っているようであり、この瞬間を楽しむ穏やかな微笑みを浮かべていた。
曲の後半は、助演を務める出演者たちのうち7人(麻倉さん、小岩井さん、田村さん、末柄さん、桐谷さん、南さん、香里さん)が登場してともに歌唱。単独曲を多数で歌うのは新鮮でありつつ、仲間の心強さを感じるもので胸が熱くなるものだった。

今回の助演(主演以外の出演者)が身にまとうのは、和装と洋装という2つの衣装を組み合わせたもの。衣装を担当したつばちゃんさんことtsubasaさんのことを事前の番組で天才と評していたが、まさにエミリーとまつりの魅力を詰め込んだ衣装となっていた。
「絵羽模様」を歌い終え、舞台に残った田村さんのもとに原嶋さんが合流して、2曲目は「little trip around the world」。もともとはエミリーと水瀬伊織が2人で歌った楽曲であり、その想いも胸に田村さんと原嶋さんが可愛く披露。さまざまな色の光が舞台を彩るなか、階段を降りてすれ違う際に目配せを交わした2人は、さらに素敵な歌声を届けていった。
弦楽器の音色が響いて、再び郁原さんが舞台上段の扉から登場。画面に「初恋 ~一章 片想いの桜~」と曲名が出ると驚きの歓声があがる。2012年に発売された先輩たちの楽曲であるため、驚きも無理はない。そこに駒形さんと香里さんが登場し、郁原さんから想いを受け取って、“春”の桜の季節に芽生えた恋心を歌い上げていく。温かく優しい2人の声の相性も素晴らしく、切なさ溢れる表情で歌う2人の歌声に、みんなが身を委ねて聴き入っていた。
続いては、舞台に黄色の光が点滅し、多幸感や高揚感たっぷりな雰囲気となった舞台で、小笠原さん、木戸さん、末柄さん、南さんが「Hug a nice day!」を披露。“夏”を全身全霊で遊び尽くすように4人が元気いっぱい躍動すると、みんなも歓声を上げて会場が一体に。南さんや末柄さんの叫びも熱く響き渡っていた。
優しいイントロから、今度はエミリーの単独曲「微笑み日和」を郁原さん、麻倉さん、桐谷さんの3人が歌う。3人の清らかでふんわりとした歌声が重なり、1人で歌う際とはまた違った魅力の花が咲く。曲中には3人からの言葉があり、素敵な“お便り日和”に“歌のお便り”が仕掛け人さまたちに届けられると、郁原さんは丁寧に感謝の言葉も口に。先ほどの羽織を脱いだ郁原さんは、まさにお姫様といった装いで美しく輝いていた。
季節は移り変わり、Machicoさん、種田さん、末柄さん、浜崎さんは「オレンジノキオク」を披露。“秋”の銀杏(いちょう)並木で踊る映像も印象的だったこの曲。会場が曲名に合わせた橙色に染まり、温かさの溢れる歌声がみんなの心に広がっていく。舞台の中央に集まるときに、お互いの顔を見てにっこりするのも美しい瞬間だった。
「~届いた声を、歌にのせて~」との文字が表示され、次に披露したのは四条貴音の名曲「風花」だ。“冬”の季語でもある風花を冠したこの曲に込められた想いを、郁原さん、小岩井さん、香里さんが高らかに歌い上げる。ときおり浮かべる微笑みはどこか吹っ切れたような素敵さで、聴いていて胸が締め付けられるほど。最後に深々と礼をするところまで秀麗な時間となった。
四季折々の色合いを表現した舞台に続いては、「鉄の羽のエクソダス」を麻倉さん、原嶋さん、浜崎さんが初披露。原曲とはまた違う組み合わせだからこの魅力もあり、空に羽ばたくように爽やかな声で歌う3人は、間奏で楽しそうに集まって踊る姿も可愛い。
そして、優しい前奏が流れて登場した郁原さんは、その場に膝をつき「君だけの欠片」を歌い始める。立ち上がり、迷いが晴れるような表情で歌い上げていくと……そこに登場したのは諏訪さん。2人の声が合わさり、さらに想いたっぷりに歌い上げていく。間奏で諏訪さんが階段を登って郁原さんの隣に立つと、「私たちの未来へ」との歌詞も2人の姿と重なって感動的。最後は和傘を手にして2人で仲睦まじく収まっていた。
曲後、背後の大画面にエミリーからの大切なあなたに向けた手紙が読み上げられる。主演公演を務める報告だけでなく、不安な心情を吐露する内容も書かれていて、その心の内までみんなの心に伝えられた。

そんな仕掛け人さまたちの前で、続いて披露したのは「百花は月下に散りぬるを」。手に扇子を持った郁原さん、小岩井さん、南さんが優雅に舞い踊り、素敵な歌声を響かせる。初披露のときは扇子を持って踊るのに苦戦したと話していたが、これまで何度も披露してきたことで、さらに美しく艶やかな姿と歌声で魅了していた。
そのまま、郁原さんと田村さんによる「アマテラス」へ。この2人の「アマテラス」といえば、「アイドルマスター ミリオンライブ! Blooming Clover」第9巻の限定版に収録されており、待望の披露となる。「大好きだよ」などの掛け声も完璧で、それに反応して振り付けも可愛く決めていると、曲の後半にはMachicoさんと小笠原さんも登場。4人の息の合った振り付けや美しい声の重なりが響き、最後は舞台の中央で輪になって踊っていた。
駒形さん、木戸さん、浜崎さんは「オレンジ・エピソード」を初披露。3人ともこの楽曲が彩った「プラチナスタータイム~EmotionLight~」に登場しており、そのときの13人による映像も印象に残っている人がいるだろう。そんな3人の想いをのせた力強くも温かな歌声が、橙色に染まった会場に広がり、木戸さんの独唱もとても美しく響き渡っていた。
そして、舞台に郁原さん、南さん、香里さんが姿をみせ、美しい前奏からエミリーの独唱曲「はなしらべ」を披露。感動的な曲調は3人の歌声が重なることで、何層にも美しさや清らかさを増していく。花の形をした光も舞台を彩るなか、並び立った3人はさらに美しい声を響かせていた。
そのまま舞台の中央に残った郁原さんが両手を広げ、歌い始めたのは新曲「ひととせ結び」。伴奏には和の音色もあり、エミリーらしさが溢れる楽曲だ。ふと見上げると天井には光の蝶がひらひらと飛んでいて、素敵な光景を作り出していた。背後に出身地を思い起こさせる映像が映し出されていたのも涙を誘う。曲中には四季の風景や想いが連なっており、想いを乗せた歌声を伸ばした手、趣のある振り付け、最後におしとやかに礼をするところまで、大和撫子として素敵な姿をみせてくれた。
ちなみに、この曲の最後の歌詞は「花鳥風月と…彼方へ」。
ここまで披露してきた楽曲を振り返ると、順不同にはなるが「はなしらべ」「鉄の羽のエクソダス(鳥を想像させる)」「風花」「百花は月下に散りぬるを」とあり、“花鳥風月”が隠されていると話題になっていた。主演公演であるゆえに込められた想いを考えるのも一興だろう。
エミリーの主演公演「織々の花だより」はここで一区切り。歌い終わり、会場が暗転すると、スクリーンには鏡に映った今回の主演2人のシルエットが映し出される。

そして、主演の2人がステージ上段に登場。この2人のツイン主演であると発表された際には、エミリーとまつり、郁原さんと諏訪さんの絆を深めた大切なユニット“Charlotte・Charlotte”が思い浮かんだプロデューサーも多いことだろう。そのユニットの楽曲「ミラージュ・ミラー」をここで披露。初披露だった6thライブツアー「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 6thLIVE TOUR UNI-ON@IR!!!!」の頃から絆はさらに深まり、本人たちの成長も相まって気持ちの入った歌声は力強さもアップ。向かい合ってセリフを言うシーンも素敵で、素敵な笑顔を浮かべて歌う2人に会場は大歓声に包まれていた。
スクリーンには再び2つの鏡が。その下で諏訪さんに傘を手渡した郁原さんがステージを後にすると、まつりのテーマカラーが輝き、徳川まつり主演公演「わんだほー!まつり姫の☆プリンセスフェスタなのです♪」の開演となった。

まずは、まつりのソロ曲「フェスタ・イルミネーション」で一気にまつり姫のわんだほーな世界を現出させると、プロデューサーたちも声をあげて一緒にフェスタを作り上げる。間奏で「プロデューサーさん、はいほー!」と元気に声をあげた諏訪さんのもとに、Machicoさん、種田さん、小笠原さん、駒形さん、原嶋さん、木戸さん、浜崎さんが登場して、後半は総勢8人で盛り上げていった。ティアラも輝くまさにプリンセスな姿の諏訪さんに、助演メンバーの衣装は和装部分をパージした可愛く清楚感のあるドレス姿。こういう衣装の仕掛けや変化も見どころだ。
華々しく開演したフェスタ、続いては諏訪さんが小岩井さん、桐谷さんとともに「GO MY WAY!!」を披露。この3人が演じるアイドルといえば、OVA「アイドルマスター ミリオンライブ!~いつか、真ん中で~」に登場する通称“マイペースユニット”。そんな絆もある3人が楽しさ全開で披露すると、プロデューサーたちもさらにテンションアップして大盛り上がり。「最高にわんだほーなのです!」との諏訪さんの掛け声で、プロデューサーたちも腕を振って「ラララ〜♪」の大合唱が響き渡った。
諏訪さんと「GO MY WAY!!」の繋がりを思い返すと、1stライブ「THE IDOLM@STER MILLION LIVE 1stLIVE HAPPY☆PERFORM@NCE!!」では山崎はるかさんと一緒に披露したことがある。当時はまだ自分たちの楽曲が少なく、765プロの先輩たちの楽曲を歌うコーナーがあった。同じ事務所の同期でもある2人でこの曲を歌った2014年から12年の月日が流れ、今度は作中で誕生したマイペースユニットの3人で歌うのは感慨深い。
そのまま諏訪さんがまつりのソロ曲「プリンセス・アラモード」をワンフレーズ歌い、それを引き継いだMachicoさん、原嶋さん、木戸さんがこの楽曲を披露。まつりが翼たちに「もっとこうなのです」とレッスンする姿を想像してしまうほどキュートさいっぱいで、スクリーンの遊園地のイラストをバックに、キラキラ輝くステージを展開していった。
イントロにのせて、エプロン姿の麻倉さんが歌い始めたのは、「Girl meets Wonder」。キャスティング投票企画「THE@TER CHALLENGE!!」のひとつ、「おとぎの国の物語」をテーマとした劇中劇の楽曲であり、麻倉さんは“少女”を演じている。その後ろから、“オオカミ”役の南さん、“旅人”役の小笠原さん、“妖精”役の田村さん、最後にこちらもオリジナルメンバー(オリメン)である諏訪さんが“魔法使い”役として登場。オオカミの耳や尻尾、旅人のマント、妖精の羽根、魔法使いのステッキと役柄に合わせたアイテムを身に着けて歌う5人は、並んで歩く姿も可愛く、心を浄化するような素敵なステージをみせてくれた。
さらに、Machicoさん、木戸さん、末柄さんによる「PRETTY DREAMER」へ。諏訪さんも1stライブで披露していたが、最初のCDシリーズ「LIVE THE@TER PERFORMANCE」(LTP)の楽曲としてこれまで幾度となく歌われてきており、プロデューサーたちの盛り上がりやコールもバッチリ。3人とも明るい笑顔でパフォーマンスを決めていた。
続いては、傘を手に登場した諏訪さんが階段をゆっくりと登り、印象的なイントロが流れる。同じくLTPシリーズの曲であり、諏訪さんにとって初のユニット曲としても思い出深い「瞳の中のシリウス」を諏訪さん、末柄さん、桐谷さんが披露。階段に腰掛け、流れ星が光る星空をバックに、美しい歌声が会場を包みこんでいく。フェスタの夜にみせる、穏やかなひとときはとても美しい瞬間だった。
すると今度は、天井に星のライトが輝くなか、麻倉さん、駒形さん、香里さんが「Stellar Light」を披露。諏訪さんもかつて「THE IDOLM@STER 765 MILLIONSTARS HOTCHPOTCH FESTIV@L!! 2」で先輩たちが歌うこの曲をカバーしたことがあり、まつりと諏訪さんのこれまでの思い出を感じられるもの。それを主演ではないメンバーが歌うのも新鮮で、3人は星を描く振り付けもみせながら、芯のある力強い歌声を響かせていた。
そして、諏訪さんがソロ曲「シャル・ウィー・ダンス?」を優しく歌うと、2番では背後の扉から傘を手にした郁原さんが登場。諏訪さんも傘を手にし、向かい合ったり一緒に歩いたりしながら歌っていく。まつりの内面を2人が共有して歌っている感じがして、顔を見合わせて頷く2人の姿も胸が熱くなるものだった。
そんな「ひたむきに夢見たプリンセス」である2人が冒頭のフレーズを歌い、隣に登場した種田さん、駒形さん、木戸さん、浜崎さんがその気持ちを受け取って「Episode. Tiara」を披露。オリメンの種田さんと木戸さんに、10thライブ「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 10thLIVE TOUR Act-2 5 TO SP@RKLE!!」で歌唱経験のある駒形さん、そこに浜崎さんの力強い歌声が加わった構成であり、13thライブ「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 13thLIVE」DAY1で高山紗代子の主演公演「全力援走」を終えた駒形さんが「全力で駆けなくちゃ!」と叫ぶのも熱い。
スクリーンに「~たくさんの願いを、魔法にかえて~」と映し出され、続いては諏訪さん、小岩井さん、田村さんが「魔法をかけて!」を披露。こちらも先輩たちの楽曲であるが、諏訪さんとも繋がりが深い。6thライブツアーで“Charlotte・Charlotte”として複数回披露したのをはじめ、「Blooming Clover」第13巻の限定版ではまつりがのり子や歩とともにカバーしている楽曲だ。曲中に諏訪さんがエアーで魔法の杖を振ると左右の2人がクルクル回り、逆に2人が諏訪さんに魔法をかける振り付けも可愛い。「恋を夢見るお姫様は」と諏訪さんがソロで歌う場面は、まつりが嬉しそうに歌う姿も目に浮かぶようだった。
すると今度は、楽しげなイントロから「メメント?モメント♪ルルルルル☆」へ。諏訪さんも原曲を歌うユニット「タウラス」のメンバーではあるが、今回は同じくオリメンの桐谷さんに、麻倉さんと小笠原さんという3人で披露。今回に限らずユニット曲はオリメン以外で歌うことも結構あるのだが、この曲は過去に5回以上披露した際はすべて諏訪さんが加わっており、諏訪さんのいない組み合わせで歌うのは初。賑やかな曲を彩るようにカラフルにステージが輝き、楽しい振り付けとともに3人はハイテンションにはしゃぎまくっていた。
逆に、過去に披露されたうち諏訪さんが参加したのは一度きりで、それは配信ライブだったためリアルライブでは初めて諏訪さんも歌えたのが、次の「DIAMOND JOKER」だ。“BRIGHT DIAMOND”のメンバーである諏訪さんとMachicoさんに、末柄さん、香里さんという4人で熱唱。ピンスポがキラキラに彼女たちを照らすなか、歌声もダンスも格好良く決めていく。プロデューサーたちの合唱も響き渡り、大興奮の空間となった。
そのままステージに残った諏訪さんがワンフレーズを歌ったのち、まつりのソロ曲「カーニヴァル・ジャパネスク」を小笠原さん、駒形さん、原嶋さん、浜崎さん、南さんが引き継ぎ、ノリノリに歌い踊る。曲の途中には掛け声に応えるように諏訪さんが再登場し、コール&レスポンスをしながら大騒ぎ。諏訪さんが「来年も、一緒なのです?」ではなく「来年も、一緒だよ!」と叫んだところも、まつりのことを見てきたプロデューサーにとっては感涙ものだ。ラストはうちわを手にしたほかのメンバーもステージに登場して、全員で盛り上がっていた。
楽しさいっぱいのフェスタも終わりが近づき、静かなオルゴールが会場に響く。階段を登ってステージ上段に立った諏訪さんは、まつりの新たなソロ曲「ネバーエンド・ワンダーランド」で想いを歌にのせていく。スクリーンに幾重もの星がまたたき、みんなといる時間は「とくべつだから…ね?」との優しい囁きがプロデューサーたちの胸を震わせる。歌詞にはこれまでのまつりのソロ曲のタイトルにある「イルミネーション」「カーニバル(タイトルではカーニヴァル)」「プリンセス」「ダンス」(歌詞に登場する順)が含まれており、これまでのまつりの想いが凝縮されたもの。最後の「その先も終わらない“まつり”なのです!」のフレーズまで気持ちをすべて届けると、クルッと回って最高にキュートなポーズを決めていた。
スクリーンには再びシルエットが映った鏡。そして、郁原さんも登場して諏訪さんの隣に立ち、2人が披露したのは“Charlotte・Charlotte”の「だってあなたはプリンセス」。2人のやり取りをするような2人のパフォーマンスも可愛くて微笑ましい。すると、「いまからみんなの近くに行っちゃうのですよー!」と叫んで、なんとステージから階段を登って向かった先はスタンド席。スタンドの通路をトロッコに乗って移動しながら歌う2人は、手を振ったり投げキッスをしたり、みんなに愛を振りまいていた。
トロッコが会場後方にまで行き、そのまま次に披露したのは「わたしは花、あなたは太陽」。この曲はコミック「アイドルマスター ミリオンライブ!シアターデイズ Brand New Song」に登場するユニット“FleurS”(七尾百合子、馬場このみ、周防桃子)の楽曲なだけに、嬉しさと驚きのどよめきが沸き起こる。ただ、タイトル自体もそうだが、ラストフレーズの「あなたともっと素敵な世界へ」など、花のように可憐な大和撫子のエミリーとみんなを輝かせる太陽のようなプリンセスであるまつりにとっても、とてもよく似合う楽曲だ。2人はトロッコから紙吹雪を花のようにまきながら、笑顔いっぱいに歌い上げていた。
スクリーンにエミリーとまつりのシルエットが映し出され、日本に来たときからの思い出や、すべてが大切な宝物であることなどをそれぞれが語る。そして、声を掛け合った2人が「2人で、もっと素敵な未来へ!」と叫ぶと、改めてステージに登場した郁原、諏訪さんが、2人の新曲「パルティシオン」をサプライズで初披露。

これまでの単独の主演公演でも各アイドルの新たなソロ曲が披露されてきたため、新ソロ曲は既定路線としてみんなが期待していたところ。それに加えて、初のツイン主演公演となったこの日は、なんと“2人の”新曲も用意されており、しかもユニットとしての楽曲ではなく、エミリーとまつりによるデュエット曲であることも嬉しいと曲後に話していた2人。手を組んだり手を繋いだり、深い絆を感じさせるパフォーマンスで、その歌声にはお互いのことを想う気持ちが溢れていた。
ここまでMCなしで駆け抜けてきたツイン主演公演。ともに駆け抜けた仕掛け人やプロデューサーを気遣いつつ、新曲を歌えた嬉しさを語る。そして、助演を務めたメンバーを呼び込み、ひと言ずつ挨拶。食べることが大好きな麻倉さんが自分で食べようと思っていたドーナツを「譲ります」と言ったほど、主演のことが大好きだとそれぞれの言葉で口にしていた。
そして、2人のツイン主演公演らしく、本編ラストに選んだ楽曲は「Prima Princess!!」。ライブ初披露であるが、このような形での初披露も粋なものだ。歌に合わせてコールが響き渡り、会場一体となって大盛り上がり。主演の2人もほかのメンバーも笑顔いっぱいに楽しむ。最後は主演の2人が残り、「ありがとうございました!」と叫んで、手を取り合ってステージを後にした。
ライブはまだ終わりではない。今後の活動についての業務連絡を挟んだアンコールでは、再登場したメンバーが「ミリシタ」9周年記念楽曲「ドレスコード:最上級」を初披露。スクリーンに映し出された宮殿の前で、優雅なパフォーマンスをみせる。ゲームのライブシーン同様、曲中には2人や3人で手を合わせて踊る場面もあり、キュートで素敵な初披露となった。
そして、主演の2人から改めて挨拶が。手紙を書いてきたという郁原さんは、仕掛け人さまや仲間たちに想いを伝えると、諏訪さんへは「ツイン(公演)の相手があなたで良かった」「あなたとの絆は永遠がいいです。これからもよろしくね」と涙を浮かべて気持ちを口にする。幸せでしたと話すその顔には最高の笑顔が輝いていた。諏訪さんは、郁原さんの頑張りや存在の大きさを、公演に向けて奔走した思い出とともに語り、「壁を乗り越えられた相手がゆうちゃん(郁原さん)で本当に良かった」と嬉しそうな表情。仲間やスタッフへの感謝も述べ、徳川まつりであることの喜びをしみじみと口にしていた。
2日目のメンバーへのエールも送り、最後の最後に「Eternal Harmony」を全員で披露。歌詞にあるように、もう「ひとりきり」なんて思わない、思わせない空間が広がり、ノリノリはいほーなテンションMAXで歌い上げるメンバー。ラストは主演の2人が手を繋いで一緒に歌うと、2人を中心にみんなが集まって笑顔を浮かべていた。
すべての曲を歌い終え、主演の2人が声を揃えて音頭を取りいつもの挨拶。ハイタッチしながら助演のメンバーを見送ると、ステージに残った2人はゆっくりと階段を登り、約束の小指とともにエミリーとまつりからの言葉を伝えて公演を締めくくった。
「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 14thLIVE DAY1 夢咲くワンダーミラージュ」セットリスト
01. 絵羽模様/郁原ゆう、麻倉もも、小岩井ことり、田村奈央、末柄里恵、桐谷蝶々、南 早紀、香里有佐
02. little trip around the world/原嶋あかり、田村奈央
03. 初恋 ~一章 片想いの桜~/駒形友梨、香里有佐
04. Hug a nice day!/小笠原早紀、木戸衣吹、末柄里恵、南 早紀
05. 微笑み日和/郁原ゆう、麻倉もも、桐谷蝶々
06. オレンジノキオク/Machico、種田梨沙、末柄里恵、浜崎奈々
07. 風花/郁原ゆう、小岩井ことり、香里有佐
08. 鉄の羽のエクソダス/麻倉もも、原嶋あかり、浜崎奈々
09. 君だけの欠片/郁原ゆう、諏訪彩花
10. 百花は月下に散りぬるを/郁原ゆう、小岩井ことり、南 早紀
11. アマテラス/郁原ゆう、Machico、小笠原早紀、田村奈央
12. オレンジ・エピソード/駒形友梨、木戸衣吹、浜崎奈々
13. はなしらべ/郁原ゆう、南 早紀、香里有佐
14. ひととせ結び/郁原ゆう
15. ミラージュ・ミラー/郁原ゆう、諏訪彩花
16. フェスタ・イルミネーション/諏訪彩花、Machico、種田梨沙、小笠原早紀、駒形友梨、原嶋あかり、木戸衣吹、浜崎奈々
17. GO MY WAY!!/諏訪彩花、小岩井ことり、桐谷蝶々
18. プリンセス・アラモード/諏訪彩花、Machico、原嶋あかり、木戸衣吹
19. Girl meets Wonder/諏訪彩花、麻倉もも、小笠原早紀、田村奈央、南 早紀
20. PRETTY DREAMER/Machico、木戸衣吹、末柄里恵
21. 瞳の中のシリウス/諏訪彩花、末柄里恵、桐谷蝶々
22. Stellar Light/麻倉もも、駒形友梨、香里有佐
23. シャル・ウィー・ダンス?/諏訪彩花、郁原ゆう
24. Episode. Tiara/諏訪彩花、郁原ゆう、種田梨沙、駒形友梨、木戸衣吹、浜崎奈々
25. 魔法をかけて!/諏訪彩花、小岩井ことり、田村奈央
26. メメント?モメント♪ルルルルル☆/麻倉もも、小笠原早紀、桐谷蝶々
27. DIAMOND JOKER/諏訪彩花、Machico、末柄里恵、香里有佐
28. カーニヴァル・ジャパネスク/諏訪彩花、小笠原早紀、駒形友梨、原嶋あかり、浜崎奈々、南 早紀
29. ネバーエンド・ワンダーランド/諏訪彩花
30. だってあなたはプリンセス/郁原ゆう、諏訪彩花
31. わたしは花、あなたは太陽/郁原ゆう、諏訪彩花
32. パルティシオン/郁原ゆう、諏訪彩花
33. Prima Princess!!/ミリオンスターズ
<ENCORE>
34. ドレスコード:最上級/ミリオンスターズ
35. Eternal Harmony/ミリオンスターズ
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