アルケミストは、PSP用ソフト「さかあがりハリケーン Portable」を2011年夏に発売すると発表し、ゲーム内容を公開した。

目次
  1. プロローグ
  2. 概要・舞台設定
  3. キャラクター紹介

本作は、PC用ソフトとして2008年11月に発売された、人気ライター「木緒なち」氏と人気原画家「ねこにゃん」氏が送るハリケーンラブコメディ「さかあがりハリケーン」に、新要素を追加したPSPへの移植版。

初報となる今回は、本作の概要ならびに新ヒロイン「綺羅 凛(きら りん)」を含めたキャラクターについて紹介しよう。

プロローグ

…だったら、楽しくするしかないでしょっ

その行動力で、周囲を巻き込んで状況を一変させる事から、「台風」と呼ばれる問題児、主人公・皆川巧。

彼は数々の問題行動から、山奥にある神道学科の学校を追放され、地元の武月学園に、幼なじみのゆかりの監視付きで編入することになった。そして彼は、下見に行った放課後の教室で、ひとりの女生徒と出会う。

後日、正式に学園へと編入した巧。そこで待っていたのは、ありがちな例の彼女との再会と、「クラス委員長」というおおよそ巧には相応しくない役職、そして生徒の意見や要望を聞き入れる、クラスの目安箱の管理だった。

誰も手を付けなかったその目安箱を、持ち前の行動力と面白がりの性格で次々とこなし、徐々に周囲に変化を与えていく巧。そんな彼を待っていたのは、漠然とした、でも彼の好奇心をくすぐる、目安箱に新たに入れられた、ある一つの「お願い」だった。

それを機に、退屈だった学園生活は、少しずつ変化へ向けて動き出していく――。

概要・舞台設定

都心から少し離れた、多摩丘陵にある小都市、武月ヶ丘(むつきがおか)市が舞台。主な舞台となる学園は高台の頂上にあり、都心が一望できる好環境にある。

武月ヶ丘市

武蔵野の西部にある都市。かつては森林地帯の多い村落だったが、鉄道が敷設され、宅地の造成が進んだ結果、ベッドタウンとして発展した。人口は10万人程度。とはいえ、周囲には大きな街が多く、買い物等にはまったく不便は無い。街全体が大きな丘で構成されており、坂の多さが特徴となっている。

丘の頂上にある武月学園は、ランドマーク的な存在として市民からも親しまれている。

武月学園

私立。歴史はそれなりに古い(昭和初期ぐらいに設立)。新校舎棟(別名:本校舎)と呼ばれるところに、各学年の教室が入っている。巧のいる2年B組は個性豊かな面々が多く、騒がしいと評判のクラスである。

キャラクター紹介

綾瀬 奈都希(CV:伊野 美由紀)

年齢:同級生(学園2年生)

副委員長で、クラスを仕切っている勝気で対抗心の強い女の子。巧とは委員長、副委員長の対立ですぐに噛み付いてくることになる。

とにかく巧に対してやたらと突っかかってくる。が、基本的に早とちりな上に頭があまりよろしくないので、気が付けばボケに転じ、取り巻きのクラスメイトに突っ込まれている事も。

上記の通り、成績は全般的にあまりよろしくない。その癖負けん気だけは強いので、無理な詰め込み勉強をした挙げ句、勝手に体調を崩して結局いい点が取れなかったりする。

「…皆川巧、覚悟してなさいっ」

守永 ゆかり(CV:風音)

年齢:上級生(学園3年生)

巧とは幼なじみの関係。ここ数年は学校も離れ、疎遠になっていた。3月の早生まれで4月生まれである巧とは学年差があり何かと年上ぶるが、実際には2週間程度の差であり、巧は特に上級生と見ていない。

性格は真面目で姉御肌。生徒会長も務めている。ちょっと堅い部分が目立ってしまうが、後輩やクラスメイトからの信頼度は非常に高い。

成績優秀でスポーツ万能。特に格闘技が得意で、かつてはイタズラや我がままで言うことを聞かない巧に対し、しばしば常備しているプラスチックバットで教育的指導をしていた。これを巧は「ゆかり教育」と呼び、恐れている。

「今日という、今日は!絶対に!あんたの性根を!叩き直すわっ!」

深咲 涼(CV:遠山枝里子)

年齢:同級生(学園2年生)

転入当初の巧が、一番気にする人物。

周囲に対して壁を作っており、簡単には気を許さない。常に教室では窓の外を眺めており、人に話しかけることもない。ただ、無視をしているというわけではなく、話しかけると相応の返事はしてくる。

成績は優秀そのもので、全教科満点に近い成績を取っている。運動系においても実に優秀な結果を残している。だが、基本的に他に対して無関心で無口なため、人気者になっているというわけではない。

放課後に一人、ナンバープレースを解いているのが日課。

「…よろしくできない、って言ったはず」

大澤 柚(CV:涼宮琉那)

年齢:同級生(学園2年生)

少々内気で恥ずかしがりだが、基本的には頑張り屋。

天然気味だったり、テンパってすぐ言葉や舌を噛んだりする。ひどい時は携帯のメールさえ噛んでいる(打ち間違えている)。ぷくっと頬を膨らませたり、全体的に子供っぽい反応が多い。

いつもどこかあと一歩を引いてしまう遠慮がちな面もある。成績は悪くないのだが、頭が悪いというより板書に一生懸命で先生の説明を聞けてなかったりする。

「えと、生徒手帳生徒手帳…あ、わたし、2年E組の大澤ゆじゅでじゅ」

楠 ハル(CV:花坂紅葉)

年齢:同級生(学園2年生)ただし別クラス

前の学校で知り合った巧を追って学園にやってきた女の子。

とにかく明るく開けっぴろげな性格で、ノリも軽く、巧に対しての好意を隠そうとしないムードメーカー兼トラブルメーカー。遠くで見ている分には楽しいが、近くにいると持てあますタイプ。それでも持ち前の愛嬌のせいなのか、不思議と憎めないヤツ。

成績は意外にかなり優秀で、かつ運動神経も良いのだが、それ以上にそそっかしさが勝るので優等生の印象は薄い。

「会いたかった、会いたかったよぉダーリーン!」

綺羅 凛(CV:加藤英美里)

年齢:下級生(学園1年生)

学園祭実行準備委員会を敵視している女の子。

その正体はヤスの妹。幼い頃からヤスの恥ずかしい言動に悩まされ、意識的に距離を取っていたが、その兄がよりにもよって武月学園に転校してきたため、自分にまで火の粉が飛んでくるのでは、と心配する日々が続いている。

兄や父というダメな見本を見てきたからか、自分だけは、そんなことにならないようにと心がけている。頭が良く、しっかりとした性格(…のようだが、詰めが甘く失敗してしまうことも多々)。周囲に対して、常に礼儀正しい言動で振る舞う。

ただし、例外として嫌っている兄と父、そして同類と見なす巧には、割と情け容赦ない毒舌を発揮してくる。

「私としては大変不本意ではありますが泰徳の妹というのは事実です」

神楽富美(CV:戸沼ゆず)

奈都希とは一年からの付き合いで、ずっと同じクラス。生徒会役員。奈都希のドジさに呆れ半分で対応しながらも、内面の弱さ、優しさを知っている為、影の部分でフォローをしている。

榎本めぐる(CV:水無月ふたご)

ポヤポヤしていてのんびり喋るがそこそこに有能。富美と同じく、奈都希とは一年からの付き合い。生徒会役員。行動派の奈都希に敬意を持っている。

優しさでフォローしてくれるので、奈都希も「わかってくれるのはグリだけよ」と冗談めかして言ったりする。

綺羅 泰徳(通称ヤス)(CV:星光明)

巧の悪友。アホでエロい。寺の息子の癖に煩悩爆発。巧と境遇が似ていて、地元の寺を出て他所で修行中に不純異性交遊が原因で叩き出されることになる。その後、地元の学園へ編入という流れに。

突っ走る巧と一緒にバカをするのが常だが、実は結構理性で動けるタイプであり、巧が暴走しすぎるとストッパーとしての役割も担ってくれる。が、場合によっては巧以上にダメなこともある。

ゆかりとは巧と共にずっと顔見知りで、エロ小話を耳元で囁いては半死半生の目に遭わされている。

皆川 巧

その行動力で、周囲を巻き込んで状況を一変させる事から、「台風」と呼ばれる問題児、主人公・皆川巧。

彼は数々の問題行動から、山奥にある神道学科の学校を追放され、地元の武月学園に、幼なじみのゆかりの監視付きで編入することになった。そして彼は、下見に行った放課後の教室で、ひとりの女生徒と出会う。

後日、正式に学園へと編入した巧。そこで待っていたのは、ありがちな例の彼女との再会と、「クラス委員長」というおおよそ巧には相応しくない役職、そして生徒の意見や要望を聞き入れる、クラスの目安箱の管理だった。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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