9月15日から4日間にわたり開催された「東京ゲームショウ2011」。そのバンダイナムコゲームスブースにおいて、大々的にプレイアブル出展されていたPS3版「機動戦士ガンダム EXTREME VS.」を短い時間ながらプレイすることができたので、気づいた点などをプレイレポートでご紹介しよう。

すでにアーケードでは稼働中のタイトルなので、ご存知の方も多いと思うが、本作は「機動戦士ガンダム VS.」シリーズの最新作。空前の大ヒットを記録した1作目、「機動戦士ガンダム 連邦 VS. ジオン」より早くも10周年、通算9作目に当たる大人気シリーズだ。

今回は試遊の時間が限られていたため、正確な数までは把握できなかったが、出展されていたバージョンでは、少なくとも50機以上が選択可能、収録作品はアーケードと同様、TVアニメ・OVA・劇場版・マンガとメディアの枠を超えた23作品(以下参照)が確認できた。まさに歴代ガンダム作品によるオールスター戦とも言うべき豪華な顔ぶれである。あまりの豪華さに筆者はモビルスーツ選択画面でついつい目移りしてしまい、迷っている間にタイムアップに。気が付いたらアレックスで出撃させられていた。

機動戦士ガンダム EXTREME VS. 登場作品

TVアニメ

  • 機動戦士ガンダム
  • 機動戦士Zガンダム
  • 機動戦士ガンダムZZ
  • 機動戦士Vガンダム
  • 機動武闘伝Gガンダム
  • 機動新世紀ガンダムX
  • ∀ガンダム
  • 機動戦士ガンダムSEED
  • 機動戦士ガンダムSEED DESTINY
  • 機動戦士ガンダム00(ファーストシーズン)
  • 機動戦士ガンダム00(セカンドシーズン)

OVA

  • 機動戦士ガンダム 第08MS小隊
  • 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
  • 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
  • MS IGLOO 一年戦争秘録
  • 機動戦士ガンダムUC

劇場版

  • 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
  • 機動戦士ガンダムF91
  • 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
  • 劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-

漫画

  • 機動戦士ガンダムSEED ASTRAY
  • 機動戦士クロスボーン・ガンダム
  • 機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人
ご覧のとおり登場モビルスーツの数は非常に多い。
発売後、ダウンロードコンテンツとして新モビルスーツの配信なども期待できそうだ。

今回用意されていたプレイモードは、初心者モードと上級者モードの2つ。シリーズプレイヤーの筆者だが、お世辞にも上級者といえるほどの腕前ではないので、初心者モードでトライしてみた。

試遊台を案内していたお姉さんによれば「じっくり色々試したいなら初心者コースがオススメ」とのこと。
筆者は迷わず初心者コースをセレクト。

ゲームが始まってまず最初に気が付くのが、驚異的なまでのゲーム画面の美しさだ。超高精細なHD映像で描き出されるモビルスーツのカッコよさと迫力は、ぜひともフルハイビジョン対応のモニターで楽しんでもらいたい。アナログテレビなどもってのほかだ!

そもそもアーケード版もPS3ベースの互換チップを使用しているので、どちらがより美しいということはないが、今回出展されていた大型モニターで自在にモビルスーツを動かし、つぎつぎと襲い来る黒い三連星を、そしてストライクガンダムをガンガン撃破していく爽快感は、アーケードでのプレイとはまた一味も二味も違う、非常に鮮烈な体験であった。

手に馴染んだPS3コントローラということもあり、基本操作を事前に確認しなくても、直感的に操作できた点も個人的には嬉しいポイントだった。

なお、今回プレイした初心者モードでは、全3ステージがプレイ可能で、3ステージ目には「機動戦士クロスボーン・ガンダム」に登場した木星帝国の巨大MA、ディビニダドがボスとして出現。大画面を埋め尽くしてもまだ足りないほどの圧倒的な巨大さで、大迫力のバトルを楽しむことができた。

同シリーズではお馴染みのモーションキャンセルは本作にも健在。今回は「エクストリームアクション」と名付けられているが、その使用感は前作「機動戦士ガンダム VS. ガンダム NEXT」における「NEXTダッシュ」とほぼ変わりはなく、格闘や射撃といったあらゆるアクションをキャンセルが可能だ。これを使いこなせるかが1つの上達のポイントとなる。

また、新たに搭載されたアクションとしては「エクストリームバースト」が今回の出展バージョンでも確認できた。これは自機や味方機の被弾、撃墜などで蓄積していく“EXゲージ”が一定値に達すると使用可能になるアクションで、発動中はモビルスーツが光を放ち、一時的に機体性能が大幅にアップ。同時に残弾数やブーストゲージもMAXまで回復するため、一気に追い込みをかけたい場面や、反対にピンチを脱したいときに有効な切り札になる。「機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合vs.Z.A.F.T.II」に搭載されていた「覚醒システム」に近い使用感と言えば、分かりやすいかもしれない。

このほか、今回の試遊では確認が取れなかったが、アーケードで採用されているICカードを使用したプレイデータの管理システムや携帯サイト「ガンダム VS. モバイル」との連動企画、さらにはコンシューマー過去作にあった「ミッションモード」などのオリジナルモードやネットワーク対戦機能の追加など、未発表ながら密かに期待されている要素は山のようにある。

シリーズ10周年にして「極限進化」を謳う本作ならば、きっとプレイヤーを満足させる驚きの仕様を満載してくれるはず!発売予定日は12月1日とすでに4か月を切っている。まもなくより詳細な情報も出てくる頃と思われるので、それまではアーケードで腕を磨いて待つことにしよう!

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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