チュンソフトは本日2月15日、3DS/PS Vita用ソフト「極限脱出ADV 善人シボウデス」の発売を明日に控え、東京・渋谷のclubasiaにて「発売直前記者発表会」を開催。本作のディレクター・打越 鋼太郎氏と、タレントの原幹恵さんを招き、ゲーム紹介やトークイベントなどを実施した。
打越氏によるトークショー
発表会では初めに、「ディレクターなのに昨日はチョコを一個ももらえませんでした」と冗談を言いながら打越氏が登場。MCからの質問に答える形で、ゲームに関するトークを繰り広げた。
――いよいよ明日発売となりますが、今の心境はいかがですか?
打越氏:今回はいつもと比べて制作終了から発売までの期間が長く、その分胃がキリキリと痛むような日々が続いています(笑)。明日になればそれが解放されるわけではありませんが、ゲームは自信作ですので、期待していただければと思います。
――タイトルの「善人シボウデス」に込められた意味を教えてください。
打越氏:善人を志している「志望です」という意味があるのですが、みなさんお察しの通り、善人は死んでしまう「死亡です」の両方の意味が含まれています。
――打越さんは善人でしょうか?
打越氏:僕は悪人じゃないですかね(笑)。スケジュールを守らなくて会社に迷惑をかけてしまったところとか、悪人だと思います。
――裏切りをテーマにした理由はなんでしょうか?
打越氏:女の子の写真が飾ってあるお店で、「この子すごいカワイイ!」と思っても、大抵裏切られるんですよ(笑)。そこで「なんで人って裏切るのかなあ…」と思いまして。
――ストーリーの魅力について教えてください。
打越氏:物語を読み進めていく途中で現れる選択肢のどれを選ぶかによって物語が変化する、サウンドノベルの要素が織り込まれています。一般的なアドベンチャーゲームですと一本道が主流だったりしますし、よく作りこまれて面白いものも当然ありますが、本作では分岐の面白さを追求しています。
「善人シボウデス」は「極限脱出 9時間9人9の扉」に続く「極限脱出」シリーズ2作目ですが、今作ではフローチャートを導入し、前作よりも遊びやすくなっています。
――物語が分岐するとのことですが、エンディングはどれくらいあるのでしょうか?
打越氏:全部で24種類のエンディングが入っています。
――制作時の苦労点を教えてください。
打越氏:毎日が苦労でしたが、やはり分岐の部分を作るのが大変でした。つじつま合わせももちろんですが、エンディングが24種類もあると似たような内容も出てきてしまうので、展開を変えて全部違う内容のエンディングになるよう配慮しました。
――パラレルワールドとゲーム内容にはどのような関わりがあるのでしょうか?
打越氏:作品のネタバレ的な部分に食い込んでしまうのですが、通常のアドベンチャーゲームでは主人公は物語が分岐していくことに気づきませんが、本作では主人公が別の歴史を経験していることに気付き始めていきます。そこで、別の歴史にジャンプして物語の謎を突き詰めていくというパラレルワールドのような話が核になっています。
――パズル要素の魅力を教えてください。
打越氏:「9時間9人9の扉」では難易度設定がなく、パズルや謎解きに慣れている方からは簡単だという意見をいただきました。そこで今回は、複数の難易度を用意し、ハードにすれば手ごたえあるパズルが楽しめ、イージーにすればパズルが苦手な方でも自力で解けるバランスになっています。
また、3DS版では立体視に対応していますので、部屋の作りですとか、ゲーム内で手に入れたアイテムも奥行きがあるものになっています。
――キャラクターデザインに西村キヌさんを起用した理由はなんでしょうか?
打越氏:「9時間9人9の扉」でも好評でしたし、同じ「極限脱出」シリーズというのも理由にありますが、作品の雰囲気にもマッチしているので今回もお願いさせていただきました。ミステリアスな雰囲気を出すためにファイの頭に黒のダリアを付けてたりと、西村キヌさんにオリジナルでデザインしていただいた部分も多くあります。
――豪華な声優陣を起用した理由についてもお聞かせください。
打越氏:ゼロ3世では、事件の首謀者のような怖い存在とのギャップを出したいということがあり、TARAKOさんに担当していただきました。出演していただいたみなさんの迫真の演技で、高いクオリティに仕上がっています。ノベルパートはフルボイスになっていますので、楽しみにしてほしいと思います。
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ここでTARAKOさんからのボイスメッセージ公開&打越氏へのサプライズでチョコプレゼントが。
ボイスメッセージでTARAKOさんは、
収録後に「見事に憎たらしかったです」と言われ、非常に複雑な心境だったと笑いながらコメントしてくれた。――シグマにも担当声優がいるのはなぜでしょうか?
打越氏:主人公のシグマはゲーム本編にはボイスが入っていませんが、プロモーションビデオでは喋ったほうが盛り上がると考え、急きょボイスを収録しました。
ゲストの原幹恵さんを交えてのトークが展開
打越氏によるトークイベントの後には、タレントの原幹恵さんを交え、さらなるトークが展開。事前に体験版をプレイしていたという原さんは、謎が解けるたびに楽しくなり、「もっとプレイしたい、早くクリアしたいという気になって、朝の4時までプレイしてようやくクリアできました」と語った。ついつい時間を忘れて遊んでしまったため、製品版では移動中よりも、寝る前などの時間があるときにゆっくりプレイしたいと話す。
また、登場キャラクターの中で誰が信用できそうかという話題になると「やっぱり子供には裏切られたくないですよね。裏切られたらすごいショックです」とコメントすると、打越氏からは「術中にはまっていますね」との返答が。実際に子供のキャラクターが裏切るのか定かではなく、この返答内容も含めて打越氏の術中なのかもしれないが、裏切りと協力が見どころとなっているようだ。
最後には明日の発売を待っているユーザーへメッセージが寄せられた。
打越氏:裏切りをテーマにしているゲームですが、皆さんの期待は裏切らない自信作となっています。また、シリーズ2作目と話していますが、前作をプレイしていなくても楽しめるようになっていますので、前作未プレイの方も手に取っていただければと思います。
原さん:裏切りがテーマということですが、実生活で人を裏切るのはなかなかできないですし、やってはいけないことだと思います。ですので、ぜひゲームの中でそういった世界を楽しんで、ハラハラドキドキの快感を味わっていただきたいなと思います。
(C)2012 CHUNSOFT
※画面は開発中のものです。
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