グリーとレベルファイブは本日3月21日、東京・港区にあるザ・プリンス パークタワー東京 コンベンションホールにて「グリー×レベルファイブ 共同記者発表会」を開催。包括業務提携を行うことを明らかにし、それに伴う今後の展開について発表を行った。

目次
  1. イマージェンを仲間にしながら、「二ノ国」の世界を冒険!
  2. ニノ国大冒険モンスターズ
  3. 「イナズマイレブン」「ダンボール戦機」が「GREE」に参入決定!その名も「イナズマイレブン・アツメヨーゼ!!(仮)」、「ダンボール戦機 ハイグレードカスタム(仮)」!!

発表会の始めには、グリー代表取締役社長 田中 良和氏と、レベルファイブ代表取締役社長/CEO 日野 晃博氏がそれぞれ開会の挨拶を行った。田中氏はレベルファイブがコンシューマーゲームで積み上げてきた実績や、ゲームに限らずアニメや漫画といったメディアミックス展開を行うプロデュース力を高く評価しているようで、「レベルファイブさんでしか作れないクオリティの高いコンテンツは、グリーがこれから世界に向けて新たなプラットフォームを配信していくのにふさわしいコンテンツ」であると述べた。

田中 良和氏 日野 晃博氏

一方の日野氏は、包括業務提携の話をもらったときに、どういった形で組むのがベストかを考えていたという。レベルファイブは、現状ソーシャルやモバイル業界での勝手が分からず苦戦しているため、「グリーさんとしっかり組み、一緒にモノを作ることで一つの成功例を作る」のが狙いのようだ。同氏はソーシャルゲームに勢いがあることについても触れ、「ゲーム業界が形を変えていくのであれば、変化についていき、その中で大きな存在になれるようになりたい」とも話していた。

小竹讃久氏
小竹讃久氏

ここからは具体的な提携内容のプレゼンテーションへと移り、グリー執行役員 マーケティング事業本部長 小竹 讃久氏が、同社の現状やレベルファイブとの提携で目指す今後の展開について説明を行った。

まずグリーの現状については、GREE Platformの会員数が全世界で約1.9億人となり、そのうち日本の会員数は15.3%になると発表。そして世界展開を進めている新たなプラットフォームでは、14か国語でのサービスを予定しており、世界各国のゲームメーカーが大型タイトルをリリースすることを決めているという。

今回の提携では、この新たなプラットフォームと、レベルファイブが生み出すコンテンツ、そのコンテンツが年代を超えて幅広いユーザーを魅了するプロデュース力を活かし、魅力的なコンテンツを世界に配信して、ソーシャルゲーム市場の活性化や世界市場の創出を行っていきたいとした。

本村 健氏
本村 健氏

次いで、レベルファイブ執行役員 本村 健氏が登壇し、GREE×レベルファイブのコラボレーション作品として、3つのタイトルを発表した。こちらに関してはすでにニュースとして発表されているが、ここでも改めてお伝えしていこう。

コラボタイトルの第1弾「二ノ国大冒険モンスターズ」は、レベルファイブが発売したDS用ソフト「二ノ国 漆黒の魔導士」と、PS3用ソフト「二ノ国 白き聖灰の女王」をベースに開発されたカードバトル形式のRPGとなっている。

原作での2作品にも登場したイマージェンと冒険の旅に出ることとなり、クエストを進めてイマージェンを仲間にしたり、ほかのプレイヤーと協力して強力なボスとの戦闘が楽しめるRAIDバトルなどが搭載されている。登場するイマージェンは200体以上、RAIDボスは40体以上になるという。

また、ゲームシステムの特徴として、カードの裏には二ノ国の住人が封じ込められており、カードを手に入れて裏返すことで、描かれた住人の能力をバトルで使うことができる。中にはレア賢者カードなども用意されており、住人によって異なる効果が得られるようだ。なお、「二ノ国大冒険モンスターズ」は4月サービスイン予定となっており、本日3月21日より事前登録も開始されている。

続いて発表されたのは、「イナズマイレブン・アツメヨーゼ!!(仮)」と「ダンボール戦機 ハイグレードカスタム(仮)」の2タイトルだ。日野氏によると、題材となった「イナズマイレブン」と「ダンボール戦機」のユーザーは若年層が多いものの、ソーシャルゲーム化するにあたって、大人にとっても魅力あるタイトルとして開発をすることを心掛けたとのこと。

「イナズマイレブン・アツメヨーゼ!!(仮)」は「イナズマイレブン」シリーズのキャラクターたちがカードとして登場し、これらを収集して自分の好きなキャラクターでチームを組んでCPUやほかのプレイヤーと戦っていくこととなる。中には、テレビで見たことがある人気キャラクターも登場するようだ。なお、課金形態についてはまだ決定していないようで明言はされなかったものの、カード収集要素があるため、いわゆるガチャに近しいものが入る可能性があると話していた。

「ダンボール戦機 ハイグレードカスタム(仮)」は、まだどういう形でゲームにするか決まっておらず、今後内容が変わる可能性があるとしつつも、パーツを集めて自分だけの機体を作って対戦が楽しめる内容になっているという。パーツ集めやほかのユーザーと競うといった、いわゆるソーシャル性を活かして面白くできるタイトルだとしており、力を入れて作っていきたいとした。

プレゼンテーションの最後に日野氏は、今回GREEへの参入を決めたタイトルの原作については、企画やシナリオなどが同氏の直轄であり、ソーシャルゲーム化にあたっても自身の手でディレクションしていくとコメント。そのため、「それでダメならこの世界に向いていなかったと諦めますが、それまでは本気で取り組んでいきます」と発表を締めくくった。

イマージェンを仲間にしながら、「二ノ国」の世界を冒険!

冒険の主人公はあなた!二ノ国の世界へと連れてこられたあなたは3 匹のイマージェンと出会い、ある目的のため、一緒に二ノ国の世界を冒険する事に!?「クエスト」で「二ノ国」全土を探索し、出会ったイマージェンとバトル!時には強敵「RAID ボス」と出会うことも!仲間と協力しながら冒険を進めましょう。

クエスト

「二ノ国」の世界を探索!出会ったイマージェンとバトルし、勝利するとそのイマージェンのカードが手に入り、仲間になります。登場イマージェンは200 体以上!「二ノ国」全土を探索しカードのコンプリートを目指しましょう。

RAID(レイド)バトル

クエスト中で出会う強敵・RAID ボス。ボスには方向による弱点があります。弱点をみつけ、仲間と協力してバトル!登場するRAID ボスは40 体以上、仲間イマージェンの組み合わせにより発動する「必殺コンボ」で強敵に立ち向かいましょう。

カードの「裏」システム

すべてのカードの裏には、二ノ国の住人が封じ込められています。カードを手に入れ、裏返すことで、裏側の住人の能力をバトルで使うことができます。レアカードの場合、大回復や、必殺技発動といった大きな効果を発揮することができます。

ニノ国大冒険モンスターズ

ジャンル:RPG/カードバトル
事前登録開始日:3月21日(水)事前登録開始 ※事前登録特典あり
対応機種

【スマートフォン】
Android 対応端末(OS:Android 2.2 以上 ※一部端末・タブレットを除く)
iOS 対応端末(OS:iPhone 3GS 、4 、4S ※3G、タブレット端末はサポート対象
外)

【フィーチャーフォン】
docomo、au、 SoftBank (Flash Lite1.1 対応端末 ※一部機種を除く)
アクセス方法 【スマートフォン】
[URL]
http://pf.gree.jp/50796

【フィーチャーフォン】
[URL]
http://mpf.gree.jp/50796

※各端末から上記へアクセスしてください。
※ゲームを遊ぶには「GREE」への会員登録が必要です。
特設サイト [URL] http://www.level5.co.jp/products/ninokuni-monsters/
プレイ料金:基本プレイ無料(アイテム課金型)

「イナズマイレブン」「ダンボール戦機」が「GREE」に参入決定!その名も「イナズマイレブン・アツメヨーゼ!!(仮)」、「ダンボール戦機 ハイグレードカスタム(仮)」!!

「二ノ国大冒険モンスターズ」に続く共同企画タイトルとして、「イナズマイレブン・アツメヨーゼ!!(仮)」「ダンボール戦機 ハイグレードカスタム(仮)」を発表いたします。「イナズマイレブン」シリーズ、「ダンボール戦機」シリーズ両作品は、主に子どもをターゲットとした作品でしたが、「GREE」の幅広いユーザー層に合わせ、子どもだけでなく大人の方にも楽しんで頂けるようなゲームの仕組みを考えています。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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