サイバーフロントは、PSP用ソフト「最果てのイマ PORTABLE」を2012年7月28日に発売すると発表した。価格は、通常版が6,090円(税込)、限定版が8,190円(税込)。
2005年に【純米】よりPCゲームとして発売されたジュヴナイルアドベンチャー「最果てのイマ」がPSP用ゲームとして登場。田中ロミオ氏がシナリオを担当しており、物語へと引き込む散りばめられた伏線とトリックと、すべてのルートを読み解くことで明らかになる謎の数々が、プレイヤーを圧倒する。
PSP版では、2007年発売の「最果てのイマ フルボイス版」(Windows)を基にシナリオを一部修正し、新規描き下ろしイベントCGを多数追加することで、演出を強化。もちろん、ゲームデータインストールにも対応している。
なお、初回限定版には、「特製ブックレット」 と「ボーカル曲入りサウンドトラックCD」が同梱予定だ。
ストーリー
―――彼らはいつも7人だった。
特殊能力を持つ少年「貴宮 忍」。彼には、幼いころから心を許している友人が6人いた。
放課後、町外れの廃工場が彼らのたまり場。彼らにとってその場所は、誰にも邪魔されることのない空間。家庭でも世間でもない安息の場所であり、《聖域》だった。
人と人は傷つけ合う。どんなに親密でも衝突は避けられない。しかし、 たとえ接触が傷つけあいだとしても、それは相手が実在することの証拠となる。だからこそ生身の絆はかけがえのないものとなるのだということを……
7人の間で繰り広げられる、理解と共感、反発と衝突。そして思春期の淡い恋愛感情。永遠に続く友情。
そんなまどろみのような幸せの中に、ずっといられる―――はずだった。
ゲームシステム
“Blog”システムによるストーリー進行
本作では、通常のADVゲームによくあるような「選択肢によるシナリオ分岐」は存在せず、“Blog”と呼ばれるシナリオ閲覧システムが搭載されている。
Blogシステムでは、メッセージウィンドウ中のキーワードが「ハイパーリンク」になっており、リンクを選択することで、そのキーワードの解説や画像へとジャンプする事が可能。このシステムによって、まるでネットサーフィンをしているかのように一つのシナリオから関連したシナリオへと次々にストーリーが展開していく。
個別ルートと最終ルート
本作には、あずさ、沙也加、葉子、笛子の4人のヒロインに各個別ルートがある。それら全てをクリアすることで、最終ルートである“戦争編”へと突入する。戦争編を読み進めることで、各ヒロインルートにちりばめられた、様々な伏線や謎が解き明かされていく。
キャラクター紹介
貴宮 忍(あてみや しのぶ)
本作の主人公。両親がいないため、施設で育てられた少年。物心つく以前の記憶がほとんどないが、そのことはまったく気にしていない。無邪気な少年のように振る舞うこともあれば、円熟味を持った言動をしたりと、不思議なところがある。友情を、特に7人の輪の友情を重んじており、仲間意識はとても強い。この7人は子供の頃からの付き合いで、幼なじみともいえる間柄。ある特殊な能力を持っており、それを「キー」としてこの物語は進んでいく。
紅緒 あずさ(べにお あずさ)
子供の頃、忍に命を救われたことがあり、それ以来大好きでいつも周囲をうろちょろしている。ずっと親しくしていたため様々な面で多大な影響を受けているが、最近ちょっと反抗期気味。感情表現がナチュラルで、タブーを介さない面がある。少年的な部分が強いが、それでも少女としての自分であろうと努力している(努力だけは)。章二とは忍を巡って犬猿の仲。
本堂 沙也加(ほんどう さやか)
何でもそつなくこなす秀才タイプだが、好んで自己主張はしない。そのため7人組の中でお姉さん的立場にいる。一見しておとなしいが、その思考は苛烈。だが、肉体的には少々虚弱。菜食主義者ではないが、肉類は苦手。茶道と合気道を嗜む大和撫子。
塚本 葉子(つかもと ようこ)
天然系でマイペース。万事に動じない。頭が良いがのんびり屋で、とろんとした瞳をしていつも眠そう。頭を使っている時だけきりっとしているが大抵はろくなことを考えていない。自分の大切なものだけ大切にしてあとはさくっと切り捨てるタイプ。あまり笑わないが、グループの中では時折自然な笑顔を見せることも。
伊月 笛子(いづき ふえこ)
忍たちとは別の進学校に通う、生真面目&強気な少女。ある種の潔癖症で、他人のミスを指摘せずにはいられない。そのくせ寂しがり屋で、1人になることを好まない。また、精神的に弱く、自己犠牲的なところがある。華美なことには否定的で、規律の乱れや粗暴な振る舞いに対し病的に怯えている。
樋口 章二(ひぐち しょうじ)
忍の親友。口は悪いが、性格は単純で直情的。街でも一目置かれる存在で、情報にも敏い。もともと友人が少なく、家族は疎遠に育ったためか、心の中ではこの7人の輪を神聖視している。とりわけ忍に対しては強い信頼と友情を置いているが、全員のことを大切に思っている。この輪を壊そうとする者がいた場合、全力を持って排除する意思と力を持っている。肉が好き。肉食獣。
塚本 斎(つかもと いつき)
異常なまでに寡黙な、葉子の兄。忍と葉子、あとはほんの数人だけが彼の言葉を理解する。ストイックな性格で、義を重んじる。老成しており諦めの早い感はあるが、仲間内では子供っぽい一面を見せることも。剣道の有段者で、居合いも学んでいる。厳格な家庭に育ち、自由を知らなかったが、忍と出会って羽を伸ばせる場所を得た。
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