グリーエンターテインメントがiOS/Android/PC向けに本日7月27日より配信を開始した「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ クロニクル・オブ・エコーズ」。同作のプレイレポートをお届けする。
「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ クロニクル・オブ・エコーズ」は、現在放送中のTVアニメ「無職転生III~異世界行ったら本気だす~」(以下、無職転生)を原作とした3DバトルRPG。数多くのスマートフォン向けタイトルを手掛けてきたアソビモが開発・運営を担当している。

本作では、「無職転生」に登場するルーデウス、シルフィエット、ロキシー、エリスといったおなじみの面々が3Dになって登場。シンプル操作ながら戦略性のあるバトルをベースに、オートプレイ機能も備わっており、サクサクと進めることができる。
また、アニメの物語を内山夕実さん、茅野愛衣さん、小原好美さん、加隈亜衣さんら出演声優陣の新規ボイスによって追体験できるほか、未映像化エピソードやオリジナルストーリーの収録、ヒロインとの交流要素などゲームならではの要素も盛り込まれている。
リリース前に実施した今回の先行プレイでは、上記の要素に関する具体的な内容はもとより、3Dで表現されたキャラクターの魅力を画面を通して存分に体験することができた。順を追って紹介していければと思う。

メインストーリーはTVアニメ2期までを収録!補完するエピソードも充実
まず本作において大きな要素を占めるのは、「無職転生」で描かれてきたストーリーの追体験だ。リリース時点でTVアニメ2期中盤までのストーリーが収録されており、アニメの映像や場面カットを存分に活用した贅沢な作りになっている。
チュートリアルは、TVアニメ2期終盤の印象的な場面であるマナタイトヒュドラとの戦闘を通して進行していく。緊迫感溢れるアニメーションを交えながら、実際の戦闘を体験していくことになる(バトルに関する説明は後述)。



戦闘後には前世の男(CV:杉田智和)とヒトガミ(CV:くじら)による対話があり、ここでルーデウスとしての人生を最初からやり直せたら、という夢のかたちでストーリーを追体験できることが明かされる。

導入となるストーリーを見終えた後はチュートリアルガチャを回し、キャラクター編成を行ってチュートリアル終了。ここから各種ストーリーを進めていくことになる。



追体験を目的とした「メインストーリー」では、アニメの場面を交えながらのストーリー体験をフルボイスで楽しめる。前世の男の語りとともに描かれるルーデウスの視点を中心に、展開に応じてほかのキャラクターの視点が挿し込まれるのもアニメ同様だ。
加えて、本作ではアニメでは描かれていないエピソードを「クロニクルストーリー」として収録。ルーデウスがさまざまな苦悩を重ねながら成長していく過程の裏側で、どのような出来事ややり取りがあったのかを知ることができるという点でぜひチェックしてほしいところ。筆者個人としては、やはりTVアニメ2期で悲しい別れをしたサラ(CV:白石晴香)とのエピソードをサラ視点で見れるのはありがたかった。
そのほか、ゲーム内ではイベント形式でのゲームオリジナルストーリーを用意。「シルフィエットとの遭難」では、シルフィエットが水着姿で登場するなど、アニメでは見られないエピソードの数々が楽しめそうだ。

バトルは戦略性を備えつつも広い間口で遊べる作りに
本作のバトルは左上のレーンの上から順番に行動していくターン制コマンドバトルを採用。それぞれのキャラクターには通常攻撃に加え、2種のスキルが用意されている。スキルにはSPが必要となるが、SPは行動が一周したラウンド終了時に回復する。



また、キャラが攻撃したり、敵からダメージを受けることで奥義ゲージが溜まっていき、全て溜まったところで専用演出とともに奥義を発動できる。
キャラクターにはそれぞれロールが設定されており、それぞれのロールの名称および特性は以下の通り。
・アタッカー:攻撃特化のロール。奥義使用時にルーンを使用し、共鳴や追加効果を発生させて高火力を狙える。
・マーカー:ルーンを付与できる唯一のロール。スキルを使ってルーンを付与し、アタッカーの奥義と組み合わせて高ダメージを狙う。
・サポーター:バフの付与や回復などの支援に特化したロール。キャラクターによって、支援できる内容が異なる。
パーティ編成はメイン3人、サブ2人という構成で、バトル中はサブに控える仲間との交代が可能となっている。例えばメインとしてバトル開始時にルーンを付与できるマーカーを展開し、必要なルーンを獲得したらサブからアタッカーのキャラクターを呼び出し、奥義を発動することで共鳴が発動するなど、戦略を拡げる要素の一つとなっている。
ちなみに、ルーン自体は2種用意されており、対応するルーンかどうかで発生する効果にも変化がある模様。編成時から意識しておくことは当然として、状況に応じてはよりベターな選択をとるなど、戦略上の面白さにもつながってきそうだ。

そのほか、キャラクターやエネミーにはそれぞれ属性が付与されており、有利属性ではダメージ量が増加、不利属性ではダメージ量が減少する。勝てない相手に遭遇した時には属性の相性を考えながらパーティ編成してみるといいだろう。

……と、ここまで一通り説明したはいいものの、本作におけるバトルは(一部の要素を除いては)あくまでもストーリーを進めるうえでのトリガー的な意味合いで考えてもらっていいだろう。細かく考えずに進めたければ編成おまかせ、倍速オートで進行というのも可能だし、実際、バトルを含むストーリーの進行において、AP(スタミナ的なもの)の消費は必要ない仕様となっている。
その上で、本作では「討伐戦」と呼ばれる、敵と連戦するバトルメインの挑戦コンテンツも用意されている。画面上では“Coming Soon”となっている要素もあるので、しっかりと育成も進めておきたいところ。


バトルに関する説明は以上となるが、追加で少しだけ補足しておくと、編成時には装備品3種と“追憶”と呼ばれるカードをキャラクターに装備することができる。キャラクターの入手はガチャが基本となるが、強化素材を含むこれらの強化要素はゲーム進行の中で獲得可能とのことなので、安心しておこう。
また、編成時に“アシスト”を選ぶと、ルーンの組み合わせや属性の有利不利が分かりやすいかたちでメインから順に編成することが可能。プレイにおける大きな指針のひとつになってくれるはずだ。

ヒロインとの距離感の近い交流も……?
ストーリーとバトル以外の要素として、本作で楽しめるのが「マイルーム」。これはリビング、街、寝室の3箇所に移動し、入手したキャラクターたちとの会話を1日3回まで楽しめる要素となっている。会話によって親密Lvが上がると報酬が獲得できるので、積極的に進めておきたいところ。


これらのエリアは現時点ではいわゆる模様替えなどの要素は用意されていないものの、コミュニケーション要素として明確に力が入っているのが、本作におけるメインヒロインであるロキシー、シルフィエット、エリスとのプライベートタイムの存在だ。基本的にはルーデウス目線になるため、あくまでもこの3人のみの特別な仕様となっている。

入手したキャラクターの衣装やシチュエーションに応じたロケーションが用意されており、画面上の光っているポイントをタッチするとリアクションが返ってくると同時に画面右上のハートマークのゲージが溜まっていく。それがマックスまで溜まるとさらなるイベントが発生することになる。
初期時点ではそれぞれが寝ている姿を楽しめる内容になっているが、リリース時のイベントで登場する水着姿のシルフィエットをはじめ、今後も★5の同一キャラクターを入手すると解放されるようなので、さまざまなシチュエーションを堪能してみてはいかがだろうか。
ちなみに、寝室内の鏡ではルーデウス自身と交流できるようになっている。普段とはまた違う独特な視点でのやり取りになっているという点でも新鮮だった。

“「無職転生」のストーリーを追体験できるゲーム”としてのまとまり
今回、短い時間ではあるものの一通りの要素を触ってみて感じたのが、本作が“「無職転生」のストーリーを追体験できるゲーム”として構築されているという点だ。
本作のために作られた3Dモデルやアニメの映像などを用い、新規収録のキャラクターボイスとともに構築されたゲームならではの「無職転生」は、アニメで描ききれないエピソードの補完も含めて、新たなアプローチを提示するものとなっている。
その一方で、バトルにおけるキャラクターたちが繰り出すスキルや奥義の数々も、本作の異世界ファンタジーとしての表現を拡張している。こうした演出のひとつひとつから、これまでに描かれなかった「無職転生」の新たな魅力が生み出されることにも期待したい。
最後に、リリース後のイベント時に登場となる水着姿のシルフィエットとの一幕を紹介して記事を締めたいと思う。リリース時にはぜひみなさんも存分に堪能してみてはいかがだろうか。

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