日本マイクロソフトは本日6月17日、東京・ベルサール秋葉原にて「Xbox 360感謝祭」を開催、人気タイトルの試遊やステージイベントなどを行った。ここでは、「ロリポップチェーンソー」と「ロボティクス・ノーツ」のステージイベント模様をお届けする。

目次
  1. 発売を迎えたばかりの「ロリポップチェーンソー」ステージ
  2. 体験版も配信中の「ロボティクス・ノーツ」ステージ

イベントのステージでは、ニコニコ生放送の番組として配信されている「ゲームのじかん」公開収録として、「ロリポップチェーンソー」「ロボティクス・ノーツ」のステージと、「重鉄騎」ステージ2回の計4ステージが実施された。ここでは、ゲストを招いてのデモプレイが行われた「ロリポップチェーンソー」および「ロボティクス・ノーツ」の内容をお伝えしていこう。

「ゲームのじかん」でもお馴染みの渡辺浩弐さん、かよぽりすさん、渚さんがステージ進行を担当。

発売を迎えたばかりの「ロリポップチェーンソー」ステージ

本ステージでは、まず公式サイトで公開されているゲームプレイガイドのPVが上映された。映像では、主人公のジュリエットがボーイフレンドのニックと待ち合わせ場所に向かうと、目の前に大量のゾンビが現れ、そいつらを蹴散らしたり周囲の生存者を救出しながら進んでいくという本作の概要がチェックできる。

映像上映後は、本作の開発を担当しているグラスホッパー・マニファクチュアの須田剛一氏と、主人公ジュリエットのイメージガールである川本まゆさんが登場。須田氏は「南米とアフリカはまだですが、世界中で発売されており、どんどん感想などをいただいています」と発売後の手応えを語った。また、川本さんは現在ゲームをプレイ中とのことで「苦戦しながらステージを進めていますが、キャラクターは可愛いし、演出もキラキラしています」と、その感想を述べた。

須田剛一氏 川本まゆさん

この後は、本作のシナリオを担当している結城昌弘氏が登場し、川本さんが苦戦中だというステージのお手本を見せてくれることに。プレイするのは、ステージ1の終盤。誕生日を迎えたジュリエットが、事件の首謀者からダイナマイトが乗った嫌味たっぷりのバースデーケーキを贈られ、そこに火のついたゾンビが襲い掛かってくるという場面だ。

結城昌弘氏

ゾンビは主に3方向から襲い掛かってくるのだが、ゾンビに攻撃を与えるとノックバックして後ろに下がっていくので、ダイナマイトが乗ったケーキに近づけさせないためには、ゾンビにまずは一撃を当てることが重要だという。ただし、ゾンビの背後から攻撃すると逆に前に進んでしまうので、正面から攻撃するのもポイントとなるようだ。このケーキを守りきると、次は物語で重要なシーンに突入していくこととなる。

そのシーンが終わると、次は最初のボスが登場するステージが待っている。ここではボスに向かうまでにも、道を塞いでいる車をチェーンソーで切断したり、QTEと呼ばれる時間制限つきのコマンド入力アクションをこなしたりといった要素が待ち構えているぞ。

肝心のボスは、パンクロックゾンビと名付けられており、素早い動きと共にマイクスタンドを槍のようにして使ったり、言葉(文字)を形にして飛ばすといった攻撃を仕掛けてくるのが特徴となっている。最初のボスではあるが、頭から胴体を半分ぐらい切断するカットシーンが入っても体をくっつけて復活してしまい、一度では倒せない手強さを持っている。

ゲームを進めていけば当然ほかのボスキャラクターも待ち受けているのだが、そのどれもが一回切断してやったぐらいでは倒せない強敵揃いだ。各ボスをフィーチャーしたPVも公開されているので、切断されてからどんなふうに復活してくるのかは、そちらをチェックしてみてほしい。

以上でデモプレイは終了となり、最後に登壇者からメッセージが寄せられた。

川本さん:もうゲームを遊んでくれている方はたくさんいらっしゃると思いますが、本当に楽しいゲームなので、まだ遊んでない方にもプレイしてもらいたいと思います。

結城氏:すでに一周クリアされた方がいるかもしれませんが、ランキングモードがありますので、ぜひスコアアタックに挑戦していただきたいですし、何周でも遊べると思いますのでよろしくお願いします。

須田氏:無事にゲームが発売でき、こうしてイベントもできてすごくいい形で盛り上がっているなと思います。本作はハッピーゾンビエンターテイメントというジャンルで、アクションが苦手な方でも、ゾンビやホラーが苦手な方にも遊んでもらえるようになっていますので、興味のある方はぜひ遊んでみてください。

体験版も配信中の「ロボティクス・ノーツ」ステージ

志倉千代丸氏
志倉千代丸氏

このステージでは、「ロボティクス・ノーツ」の企画・原作を担当した志倉千代丸氏が登場し、「ゲームのじかん」の渡辺さんとトークを繰り広げつつ、ゲームの概要について説明を行った。

本作は「カオスヘッド」「シュタインズ・ゲート」に続く科学アドベンチャーシリーズ第3弾となっているが、過去作の続編というわけではなく、その世界観が継承された作品となっている。第1弾、第2弾で起きたことを本作の登場キャラクターたちが知っている、という点で繋がっているのだという。

また、本作で特徴的なのが、ポケコンと呼ばれるデバイスと、そのポケコンで使えるARアプリをゲーム内に採用しているところだ。一般的なアドベンチャーゲームであれば、例えば画面内に調べられる箇所が存在しても、それはプレイヤーしか認識していないことであって、登場人物たちには見えていない設定となっている。

しかし本作では、その要素をシステムメニューとして見せたくないがために、ポケコンで使えるARアプリをゲーム内に登場させ、ARの中に表示されるジオタグをチェックすることでプレイヤーが調べたことが主人公たちも見えている、というシステムになっているのだ。

会場では実際にデモプレイも行われ、ポケコンで使用できるARアプリ「居ル夫。」越しにキャラクターを覗くことで、勝手に目の前のキャラクターを猫耳メイド姿にしてしまったり、部室や人物に表示されるジオタグをチェックすることでその情報が見られるといった場面が披露された。ちなみに「居ル夫。」を起動中は画面内をズームすることもでき、ズームをすることで新たなジオタグが表示されることもある。

このポケコンにはARアプリ「居ル夫。」のほか、電話やメール機能をはじめ、「ロボティクス・ノーツ」内で大ヒットしている格闘ゲームや、Twitterアプリ、ウェブブラウザ、地図アプリなどが存在する。Twitterアプリを使用すると、登場キャラクターたちのつぶやきが表示され、それに対していくつかの選択肢の中から返信を飛ばすこともできるようになっている。

このようにポケコンで何をしたかによって物語が分岐していくため、一般的なアドベンチャーゲームよりも分岐点が分かりにくくなっているのも特徴だ。

最後に志倉氏は「現在第1章がプレイできる体験版を無料配信していますので、まだプレイされていない方はぜひプレイしていただければと思います」とコメントし、ステージを締めくくった。

ロボティクス・ノーツ

5pb.

PS3パッケージ

  • 発売日:2012年6月28日
  • 15歳以上対象
ロボティクス・ノーツ

ロボティクス・ノーツ

5pb.

Xbox360パッケージ

  • 発売日:2012年6月28日
  • 15歳以上対象
ロボティクス・ノーツ

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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