バンダイナムコゲームスより9月20日に発売されるPSP用ソフト「TIGER & BUNNY オンエアジャック!」。アニメの魅力を上手く活かしたアクションが楽しめる本作のプレイインプレッションをお届けする。

目次
  1. アニメのストーリーを追体験
  2. ワイルドタイガーの“ワイヤー”を活かしたアクション
  3. ゲームならではの遊び方も!
  4. アニメの世界観に浸りつつゲームオジリナルの展開が楽しめる作品に

「TIGER & BUNNY」は、2011年4月より放送されたサンライズ制作のTVアニメ。「NEXT」と呼ばれる特殊能力を持ちつつも、それぞれのヒーローが企業に雇われているという斬新な設定が放送前から大きな話題を呼び、放送開始後も深夜帯の放送にも関わらず高視聴率を記録した。

そして、その勢いはますます衰えを知らず、8月24日には舞台「TIGER & BUNNY THE LIVE」の公演が行われ、そして、9月22日には劇場版「TIGER & BUNNY -The Beginning-」が公開される。

本作は、そんな人気作「TIGER & BUNNY」の主人公「ワイルドタイガー」を操作し、パートナーである「バーナビー」と連携しながら、数々の事件に挑んでいくTVショーアクションだ。ここでは、一足早く本作をプレイしてみて感じた点を紹介していく。

アニメのストーリーを追体験

本作では、アニメ本編をベースとしたストーリーを、プレイヤーはヒーローとして事件を解決していくというシンプルなかたちで楽しめるが、そこでゲームならではの目的として与えられているのが「視聴率の獲得」だ。

ヒーローたちの活躍をTV番組を通して視聴者に提供するという、本作ならではの特徴を活かしたこのシステムにより、ただクリアするだけでなく、いかにカッコよくかつスマートに事件を解決するかをプレイヤーは突き詰めながらプレイできるわけだ。

視聴率はただ数字として出るだけでなく、ヒーローランキングに直結するヒーローポイントや、トレーニングやコミュニケーションに欠かせないプライベートポイントにも影響する。

毎回高視聴率を狙っていくことでより多くのポイントを獲得し、それが新たな事件の発生や能力強化につながっていくという、わかりやすいサイクルでゲームを楽しめるのだ。

各ヒーローとのキズナを深めるためにも、プライベートポイントは重要だ。

ワイルドタイガーの“ワイヤー”を活かしたアクション

アクションパートでは、コマンドを入力すると攻撃する基本的なアクションはもちろんのこと、バーナビーをはじめとしたアシストヒーローが助けてくれるキズナアシストなど、作品の特徴を活かしたアクション要素が詰まっている。

通常アクション以外に、犯人とチェイスをする事件も存在する。

その中でも、筆者が一番アニメの雰囲気を感じたのは、ワイルドタイガーの特徴のひとつでもあるワイヤーを使ったアクションだ。ワイヤーを射出して敵を捕獲したり、金網にワイヤーを引っ掛けて、上に登ったりと豊富なバリエーションで楽しめる。

ただ、ワイヤーの操作については方向の指定などでやややりづらさを感じる部分もあったので、最初は苦戦するかもしれないが、ぜひ繰り返し試して自分のものにしてほしい。

また、人命救助やアピール、そして相手を捕まえる時に発生するオンエアジャックなどただのアクションゲームに留まらせない演出も多数入っていることで、よりヒーローが活躍する姿を体感しやすくなっているのではないのだろうか。

ゲームならではの遊び方も!

本作には各ヒーローとのキズナレベルが存在するが、そのレベルが高いとキズナイベントが発生し、虎徹と各ヒーローとのゲームオリジナルの会話を楽しめるようになる。

アニメでは特定のエピソードでしかヒーロー同士の交流を見る機会はなかったが、このキズナイベントによって、より深く各ヒーローの内面を知ることができるのは嬉しいところだ。

また、コレクション要素としてヒーローベンターと呼ばれるガチャガチャを回すことで、さまざまな景品が入手できるコレクションモード「斎藤さんのメカニックルーム」が用意されている。ここでプライベートポイントを使用し、各ヒーローのフィギュアを入手するもよし、能力強化に当てるもよし、プレイヤーの好みに合わせたゲームスタイルでプレイを楽しめるのだ。

アニメの世界観に浸りつつゲームオジリナルの展開が楽しめる作品に

アニメ本編のストーリーが下地としてありつつも、それだけではないゲームならではのギミックや遊びの要素が入っているのが本作の醍醐味であり、筆者も実際に「TIGER & BUNNY」の世界に浸りつつ、ゲームを楽しむことができた。

もちろん、アニメでヒーローたちを苦しめたジェイクやルナティックも登場する。

それだけでも十分に楽しめる本作ではあるが、2週目以降にもよりゲームを楽しめる要素が用意されている。こちらについてはぜひ自身でプレイして、その目で確かめてほしい。

ゲームオリジナルのOPアニメにも注目だ。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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