妖怪独自の恋愛を描いた、甘く物騒な恋奇譚―PSP「百鬼夜行～怪談ロマンス～」10月25日発売

物語

主人公は、火を自在に操る特殊な竜神の姫であり、半神半妖。ただし、まだ自分の妖力をうまく制御できず、力の一部を封印している状態。姫という立場上、生徒達の前では模範的な優等生として振舞う。

しかし、本当の自分を偽って暮らすことに、窮屈さも感じていた。そんな中、素の自分を見せられる相手との交流によって、彼女の心にも変化が生まれてゆく。

妖である主人公、そして同じく妖である相手が紡ぐ、甘く物騒な恋奇譚――

主人公：龍田憂（たつたうい）※名前のみ変更可能

「本当はね、あなたじゃなくてもよかったの。悪いことをしてみたかっただけ」

3年。校内の総合成績一位。火の属性を持つ、特殊な竜神の姫君。

半神半妖だが、まだ力のセーブがうまくない。周囲の者を焼き殺さないよう、力の一部を封じている状態。模範的な上級妖怪だったが、禁を破り、死人を生かしている。

宮前慎二（みやまえしんじ）CV：三木眞一郎

「恨んでなど、おりませんよ。……忌々しい方だと思っているだけです」

2年。「死人」という、妖の世でも非常に珍しい存在。元人間だが、神隠しにあった人間とは違い、妖怪にとって「おいしそう」な匂いはしない。

また、既に死んでいるため、どんなに傷つけようとも殺すことが出来ない。不死のような存在。主人公の付き人であり、主人公に仕えることを存在意義としている。

龍田恭介（たつたきょうすけ）CV：梶裕貴

「次こそ、負かしてやる。おまえの悔しがる顔を拝むのが、楽しみだ」

1年。主人公の従兄弟。校内の総合成績二位。総合成績一位である主人公に対抗心を燃やす。

勝気で、虚勢をはろうとしてしまうところがあり、実力はあるのに自分をよく見せることが下手。主人公とは親戚として長い付き合いがあり、昔は仲がよかった。しかし、主人公が禁を破って以来、冷たい態度をとるようになる。

椿宗次郎（つばきそうじろう）CV：入野自由

「あなたは禁忌を犯した。それがどういうことか、お分かりでしょう」

2年。天才的な剣士であり、死神。種族としての死神ではなく、職業として仕事で死を扱う死神である。

種族としても死神に近い血が流れており、言動がかなり物騒。旧鼠の血が混ざっており、ネズミの妖を使った情報収集が得意で、情報屋のようなこともする。

性格は気分屋。何をするにも気分で動き、他人の目や外聞を気にしない。素行が悪いため、生徒達から恐れられている。

響乃武蔵（ひびきのむさし）CV：森川智之

「先輩は、悪いことがしたいんでしょう？だったら、俺が悪い子にしてあげますよ」

2年。椿宗次郎と同じく、職業としての死神。椿と組んで仕事をすることが多い。武器は大きな鎌。

「死を求めてしまう」性質で、妖怪の中でも忌まれる種族らしい。暴力的なことや殺しを好み、タチが悪いと恐れられている問題児だが、主人公には妙に懐いている。

性格は押しが強く、人の話を聞かない。愛想が悪いわけではなく、笑顔でぐいぐい押すタイプ。

寒澤流（かんざわながれ）CV：岸尾だいすけ

「僕からしたら、君はまだ幼いよ。くだらないことを悩みすぎ、些細なことに傷つく、厄介な年代だ」

特別教諭。龍田家の者が暴走したときの抑え役。種族は氷女だが、氷女の家系に男子は珍しく、異端とされている。

主人公とは遠縁ではあるが親戚で、よき兄のような存在。ただし学校では、普通の教師と生徒として振舞う。性格は落ち着いていて、穏やか。

飛浦若葉（とびうらわかば）CV：前野智昭

「俺だって、そこそこいい血筋なんだけどなあ。竜のお姫様には敵わないし……、勝負しようなんて気にもなれないよ」

3年。天狗。鴉を使役し、よく裏庭で鴉達と遊んでいる。主人公とはクラスメイトで、そこそこ仲のいい友達。

明るくおおらかで、主人公にも親切にしてくれる。主人公のことが気になっているらしい？

明日馬兵太（あすまへいた）CV：寺島拓篤

「あんたのことを好きになったりしたら、最悪だよ。……好きなのに、触れることも出来ないんだぜ？」

3年。油すまし。飄々としていて、身分や出自を気にしない。油が好物で、所構わず飲んでいる。

主人公とは仲がいいが、近付きすぎると「火に油をそそぐ」を体現してしまうため、大変危険。触れ合うと、発火してしまう。そのため、主人公に触れられないことを、虚しく思っている一面も。

姥爪多恵（うばつめたえ）CV：松来未祐

「可愛いだけのお姫様なんて、つまらないじゃない。あなたは、そういうところがいいのよ」

3年。主人公、明日馬兵太と、三人で仲がいい。猫又。

普段は明るく楽しい女性だが、暗いところでは目が光るため不気味。猫とネズミの妖怪という関係上か、椿宗次郎とはとても仲が悪い。