KONAMIが2013年2月14日に発売したPS Vita用ソフト「サイレントヒル ブック オブ メモリーズ」。ここでは、新たなジャンル「ホラーアクションRPG」として登場した本作のプレイレポートを紹介しよう。
本作は、日本はもちろん、海外にも多くのファンを持つホラーアドベンチャーゲーム「サイレントヒル」シリーズのスピンオフ作品。シリーズの世界観を踏襲しながらも、アクション要素を強めた好戦的なプレイが楽しめるホラーアクションRPGとなっており、10年以上の歴史を持つシリーズの中でも異色の存在だ。
豊富なやりこみ要素を搭載したシングルプレイのほかに、シリーズ初となるマルチプレイにも対応。最大4人のパーティーを組むことで、1人では倒せなかったクリーチャーを協力して倒すことが可能。また、タッチスクリーンや背面パッドでの操作も取り入れるなど、PS Vitaならではの機能をふんだんに盛り込んだ作品だ。
その一方で、ゲームの進行次第で変化するマルチエンディングにも対応しているなど、シリーズの特徴もしっかりと押さえている。
ここでは、本作のアクション要素や、シリーズ伝統の探索・謎解き要素を中心に、プレイしてみての感想を交えつつ、紹介していこう。
戦わなければ先へ進めない、異色の「サイレントヒル」
「サイレントヒル」と言えば、薄暗く不気味のフィールドの中、どこからともなく忍び寄るクリーチャーの恐怖と戦うゲームだ。恐怖に打ち勝つために、プレイヤーは時にクリーチャーと戦い、時には逃げながら攻略していくことが、これまでのシリーズの基本だった。
しかし本作ではクリーチャーから逃げることは許されず、ひたすら戦うことを強いられる。クリーチャーを倒すことによって手に入るアイテムが、重要なカギになっているからだ。
プレイヤーはさまざまな武器を手にして戦いを挑むことになる。武器は木材やナイフといった近接攻撃系の武器から、ハンドガン、ショットガンといった遠距離系の武器など、多彩な種類が用意されている。
シリーズの経験者であれば、木材は比較的簡単に手に入る威力の低い武器、ショットガンは威力が高いもののなかなか手に入らない貴重な武器、という認識だと思うが、本作ではクリーチャーごとに弱点が設定されており、中には木材による攻撃が弱点であることも。そのため、従来の常識にとらわれず、適材適所で武器を使い分けることが重要になる。
なお、武器には耐久値が設定されており、同じ武器で攻撃し続けていると壊れてしまう。壊れる前に新しい武器を見つけるか、「リペアキット」というアイテムで耐久値を回復させながら進めていこう。
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| 攻撃力の高い両手持ち武器と、手数が多くなる片手持ち武器の2種類がある。 どちらを選択するか悩ましいところ。 |
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| 近距離武器と遠距離武器をそれぞれの手に持つことも可能。多彩な攻撃パターンを持てるのでおすすめだ。 | |
また、それぞれの武器にはレベルの概念が存在し、使用すればするほどその武器の威力が上がっている。弱点など気にせず、お気に入りの武器だけを使い続けることも有効な攻略法のひとつ。どのように武器を選択するかは、プレイヤーのスタイルによって変わってくるだろう。
武器は両手に1種類ずつ持てるほか、各種アイテムを保管するリュックサックを拡張することで、さらに多くの種類を持ち運べるようになる。リュックサックは、マップ(ゲーム内では「ゾーン」と呼ばれる)のどこかに存在するアイテムショップで拡張できる。
実際にプレイしてみると、武器はいたるところに落ちているため案外楽に攻略できる…と思いきや、クリーチャーが密集しているエリアに限ってなかなか武器が入手できなかったりと、油断しているとすぐに苦戦することになる。
また、クリーチャーに囲まれ一気にヒットポイントを削られる場面もしばしばあったので、回復アイテムである「体力パック」は切らすことなく常に所持していたいところ。ちなみに、体力パックや先ほど紹介したリペアキットといったアイテムは、ショップで購入できるほかにあらゆる場所に隠されている。
ナースやピラミッドヘッドといった、シリーズ歴代のクリーチャーが集結している点も特徴のひとつ。これらのクリーチャーの大半は「血」か「光」のタイプに属しており、倒すことで「カルマ」という液体を残す。このカルマを取得すると画面右上の「カルマメーター」左右どちらかの方向に進んでいく。そして、メーターの針が左右どちらかの端まで行くと、「カルマ能力」を使用できるようになる。
カルマ能力は血と光によって正反対の内容になっており、血の方向にメーターを進めた場合はビームや燃焼攻撃などの強力な攻撃が、対する光の方向に進んだ場合は回復能力を使用できる。
回復能力は周囲にいる他プレイヤーのヒットポイントも回復できるので、マルチプレイでは特に重宝するだろう。
あらゆる場所を探索し、次のゾーンへのピースを見つけ出せ
本作では広大なゾーンの中を探索しながら、先へ進むためのピースを探すことになる。隠されているピースの数はゾーンごとに異なり、また手に入れるためにはある条件をクリアしなければならない。条件は「出現するクリーチャーをすべて倒す」といったシンプルなものから、「ヒットポイントのロスを80%以下に抑える」など特殊なものまでさまざまだ。
また、一部の部屋へ入るための鍵を集めることも重要になる。鍵は部屋のいたるところに隠されているので、見落としがないように注意したい。前述の通り、リペアキットや体力パックといったアイテムも入手できるので、隅々まで探索する癖をつけておきたいところだ。
すべてのピースを集めたら、ゴール地点となるパズルのエリアへ移動しよう。ここでは「サイレントヒル」シリーズおなじみの難解なパズルが待ち構えており、正解を導き出さなければ次のゾーンへは進めない。
ゾーンのどこかにヒントとなるメモも落ちているので、それを頼りに解いていこう。ちなみに、ミスをせずにパズルをクリアすると、ゲーム内通貨の「MR」が手に入る。ミスするごとに入手できるMRの額が減ってしまう。
また本作にはクリーチャーのほかにも、ダメージを受けたり、動きが遅くなってしまったりといった、さまざまな仕掛けが床に設置されているので注意が必要だ。また、クリーチャーが踏むと一定時間無敵になってしまう床も存在するが、これはプレイヤーが踏むと、自分が無敵になれる。うまく使えば不利な状況も一転させることができるので、活用したいところだ。
少しずつ上達していく楽しさが魅力
プレイして感じたことは、一瞬の油断もできない、かなり歯応えのあるアクションRPGに仕上がっているということ。序盤こそサクサク進むものの、慎重に進まなければすぐに回復アイテムも底をついてしまう。
キャラクターを少しずつ強化し、より強力な相手に挑んでいく、いわゆる「ハックアンドスラッシュ」タイプのゲームとなっているので、ホラーゲームファン以外にも、キャラクターの育成を楽しみたい人、骨太のRPGを探している人には手に取ってもらいたい作品だ。
ちなみに、本作には全部で100ものゾーンが用意されているため、長く遊べることも請け合い。ソロプレイでじっくりと「サイレントヒル」の世界観を楽しむもよし、マルチプレイで全国のプレイヤーと協力して遊ぶもよし、自分に合ってプレイスタイルで楽しもう。
ゲームソフトを5名にプレゼント
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賞品
PS Vita「サイレントヒル ブック オブ メモリーズ」
提供
株式会社コナミデジタルエンタテインメント
当選数
5名(抽選)
応募期間
2013年3月30日~2013年4月9日
(C)Konami Digital Entertainment
※画面は開発中のものです。
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