新種族やファン感謝祭など「PSO2」の新情報もあった「ファンタシースターシリーズ25周年記念コンサート シンパシー2013」レポート

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セガは本日2013年3月30日、東京・日比谷公会堂にて「ファンタシースターシリーズ25周年記念コンサート シンパシー2013」を開催した。ここではイベントの模様と合わせて、会場で少しだけ公開された「ファンタシースターオンライン2」の情報もお届けしていこう。

コンサートの最初には、演奏を担当する東京フィルハーモニー交響楽団の面々が登場。まずはファンファーレとして、シリーズの中でも特に知名度・人気共に高い「ファンタシースターオンライン」から、オープニングテーマ「Phantasy Star Online OPENING THEME」を演奏し、観客の心を掴んだ。

ファンファーレが終わると、イベントのメインナビゲーターを務める榎本温子さん、「ファンタシースター」シリーズプロデューサーの酒井智史氏が登場し、挨拶を行った。酒井氏は、今回のようなイベントが実現できたことが光栄だと述べつつ、「ファンファーレの演奏でグッときました」と、シリーズを好きな一人としてもコメントしていた。

今回のイベントでは、演奏される楽曲が大まかな時代ごとに分けられており、ファンファーレの後はシリーズの源流ともいえる「ファンタシースター」4部作の楽曲がメドレーで披露された。ステージのスクリーンにはゲーム画面なども映し出されており、当時を懐かしみつつ曲に浸れるようになっていた。

この後は、コンシューマでのネットワークRPGとして存在を確立させた「ファンタシースターオンライン」(PSO)シリーズと、その魂を受け継いだ作品でもある「ファンタシースターZERO」の楽曲が続けて演奏された。

「PSO」シリーズからは、「Phantasy Star Online OPENING THEME~The whole new world~」に始まり「PSO」のエンディングテーマ、「PSO エピソード2」のオルガ・フロウ戦の楽曲メドレー、同じく「エピソード2」のエンディングテーマ、カードゲームという挑戦的な作品だった「エピソード3」のオープニングテーマ、「PSO」完結編となる「ブルーバースト エピソード4」最終ステージの6曲。「ファンタシースターZERO」からはテーマ曲と、エンディング曲の「たいせつなもの」の2曲が演奏され、どの楽曲にも観客席から惜しみない拍手が送られた。

そしてコンサート前半は、「ユニバース」シリーズの礎となった「ファンタシースターユニバース」(PSU)のテーマ曲「Save This World - Orchestra Version -」によって締められた。

(写真左から)榎本温子さん、中裕司氏、酒井智史氏
(写真左から)榎本温子さん、中裕司氏、酒井智史氏

後半へと移る前に、ステージには榎本さんと酒井氏が再度姿を見せ、ここまでに披露された楽曲についての感想を述べた。さらにスペシャルゲストとして、元ソニックチームの代表であり、現在はプロペ代表取締役社長を務める中裕司氏を招いてのトークも繰り広げられた。

中氏は、メインプログラマーを担当していた「ファンタシースター」1作目を振り返り、3Dダンジョンの表現が実現可能になったタイミングでゲーム開発がスタートしたと当時を振り返っていた。

「PSO」でもドリームキャストで最高のグラフィックを目指して開発していたようで、「ファンタシースター」シリーズは技術の最先端をいくようにしているとのこと。セガとしても、常に一歩先を行く会社であるとしつつも、話の最後には「たまに行き過ぎてしまうこともありますが(笑)」とオチを付け、会場の笑いを誘っていた。

また、中氏から観客席へいくつか質問も飛び出した。シリーズ1作目をプレイしている人のアンケートが取られると、約3割の人が挙手。さらに「PSO」初期の頃にサーバートラブルがあったことを話題に上げ、「アイテムをロストしたことがある人は?」という質問を投げかけると、非常に多くの手が上がる事態に。それを受けた中氏が「この場を借りてお詫び申し上げます」とコメントすると、客席からは笑い声と共に盛大な拍手が沸き起こり、今だからこそ話題にできる内容で会場は大きな盛り上がりを見せた。

酒井氏からは「そこまで言うんですか!?」と突っ込まれつつ、中氏は当時の裏話を披露。
オンラインゲームのサービス開始当初はメンテナンスが多くなるものだが、
榎本さんは「そういうのも含めて楽しんでいました」と、いちユーザーとしてコメント。

3つ目の質問で、「PSO」シリーズをきっかけに結婚された方は?という質問が投げかけられると、客席から手をおずおずと手を挙げる人の姿が。周囲から拍手が送られただけでなく、中氏からは「よければ僕と酒井さんと記念撮影して、後日サインを入れてお届けしたいと思います」とサプライズプレゼントが贈られた。

この後は追加ゲストとして、「ファンタシースター」シリーズのサウンドクリエイターである小林秀聡氏が招かれ、楽曲に関するトークが展開。「PSU」ではポーランドのワルシャワ国立フィルハーモニーで楽曲収録を行ったことや、その際に本コンサートで指揮を担当した天野正道氏に曲をアレンジしてもらったことが明かされた。

ちなみに、当時は小林氏が作った楽曲を中氏の部屋で直接聞いてもらい、その場でコメントをもらっていたこともあるという。中氏は常に「日本のジョン・ウィリアムズになってくれ」と小林氏に言っていたようで、できた楽曲にリライトを出す際に「これで本当にジョン・ウィリアムズになれるの?」と話したこともあるのだとか。

トークの終了後は演奏へと戻り、前半のオーケストラとは一転、バンドによるライブ形式で進められた。演奏前には、楽曲に「Ignite Infinity」があることから、手拍子や合いの手を入れて盛り上げてほしいとの要望が出て、酒井氏も「インフィニッティー!とか、いつやるの?今でしょ!」と、ちょっとしたネタを織り交ぜつつ観客を煽った。

バンド演奏は小林秀聡 feat.アネットC.による「Save This World - νMIX -」「Living Universe」の2曲からスタート。3曲目では、アネットさんと入れ替わりでゲストボーカルの光吉猛修氏が姿を見せ「Go Infinity」を歌うと、会場も「インフィニッティー!」と合いの手を入れ、一気にヒートアップした。

小林秀聡氏 アネットC.さん

4曲目は、「光吉と『ファンタシースター』といえば?」「おおっ!?」といったやり取りを挟み、「PSO」や「PSU」内でも聞けた「Burning Hearts~炎のANGEL~」を熱唱。歌が終わった後のトークでは、酒井氏が「『ファンタシースターオンライン2』(PSO2)でも聞きたいですか?」と聞くと拍手が起こった。残念ながら「もう少し待って下さい」とのことなので、実装は今後のお楽しみにしておこう。

「Burning Hearts~炎のANGEL~」ではまさかの光吉氏(左)とアネットさんのデュエットが。

バンド演奏の最後は、アネットさんが「Ignite Infinity」を熱く歌い上げた。会場からも「Go Infinity」の時と同じように「インフィニッティー!」の合いの手があり、ここ一番の盛り上がりを見せ、曲の終わりには最大級の拍手が送られた。

コンサートも終盤を迎えると、いよいよ最新作「PSO2」の楽曲へと移った。その合間には本作に関する新情報も発表されたので、先んじて発表内容を紹介しておこう。

1つめの発表は、「PSO2」1周年を記念して「ファンタシースター感謝祭2013 ファンタシースターオンライン2」と、それと同時に「PSO2」のタイムアタック大会「アークスグランプリ」が同時に開催されるという内容だ。イベントは6月9日の東京会場を皮切りに、名古屋、福岡、大阪、札幌の計5都市で行われる。詳細は4月末ごろに発表予定だという。現在判明しているスケジュールについては、下記のスライド画像をチェックしてほしい。

もうひとつの発表は、「PSO2」が1周年を迎えるにあたり、2013年夏に第2ステージとしてエピソード2を始動させるというもの。新たな種族やクラス、武器カテゴリーに惑星といった新要素が加わるほか、これまで謎だったものが明かされ、衝撃の展開が待ち受けているようだ。

会場では映像も公開され、第3のダーカー、オラクル崩壊、アークスロード、フォトナーといった気になる言葉が見受けられた。残念ながら詳細については明かされていないので、こちらも続報を待とう。

新情報の発表を間に挟みつつ演奏されたのは、「PSO2」のタイトル曲やステージメドレーだ。ほかにもダーク・ラグネ、ビッグヴァーダー、クォーツ・ドラゴンといったボス戦の楽曲もあり、このうちビッグヴァーダーとクォーツ・ドラゴンはメドレー形式で奏でられた。

「ファンタシースター」シリーズでボスといえば、思い浮かぶのはダーク・ファルスだろう。プログラムに書かれた最後の曲は、ファルス・アーム、ダークファルス・エルダー戦のメドレー「Falz Arm & Dark Falz Elder Medley」という、ラストを飾るに相応しい曲となっていた。

さらにアンコールでは、「PSU」のグランドエンディング曲であり、「ファンタシースターポータブル2」のエンディング曲でもある「For Brighter Day - Orchestra Version -」が演奏された。

コンサートも終演を迎え、最後には出演者がステージ上に勢ぞろいした。イベントの総括として酒井氏は、「アンコールの『For Brighter Day』には、明日をもっと輝かせていこうという意志が込められています。皆さんの明日がもっと輝いているものとなるよう、そして『ファンタシースター』シリーズも輝いた明日を迎えられるよう、チーム一同頑張っていきますので、これからも応援よろしくお願いいたします」と締めくくった。

セットリスト

・Fanfare
・Phantasy Star Medley for Sympathy 2013
・Phantasy Star Online OPENING THEME~The whole new world~
・Can still see the light~Phantasy Star Online ENDING THEME~
・”IDOLA” have the immortal feather & the divine blade Medley
・World with me~Phantasy Star Online EPISODE2 ENDING THEME~
・”LET THE WINDS BLOW” - Theme of Phantasy Star Online EpisodeIII-
・Underworld -equilibrium-
・Phantasy Star Zero
・たいせつなもの
・Save This World - Orchestra Version -
・Save This World - νMIX -
・Living Universe
・Go Infinity
・Burning Hearts~炎のANGEL~
・Ignite Infinity
・Title - PSO2 -
・Stage Medley - PSO2 -
・Dark Ragne
・Big Varder & Quartz Dragon Medley
・Falz Arm & Dark Falz Elder Medley
・For Brighter Day - Orchestra Version -

※画面は開発中のものです。

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