バンダイナムコゲームスが6月8日、9日の2日間に渡り開催しているPSP/PS Vita用ソフト「ゴッドイーター2」の試遊イベント「『プレコミュ』presents!『GOD EATER 2』最速体験&合同開発サミット」の模様をお届けする。

目次
  1. まずは当日の仕様をチェック!
  2. ミッション
  3. フィールド
  4. 新武器はどれもクセのある仕上がりに
  5. 無線の導入で視覚的、聴覚的な情報の補完が可能に
  6. 体験後は開発者との合同会議!
  7. 体験版の配信日も決定!

本体験会は、抽選で選ばれたユーザーがPS Vita版「ゴッドイーター2」をいち早く体験できるというもので、体験の時間だけでなく、本作を開発するバンダイナムコスタジオ、シフトの面々が直接ユーザーからの意見を聞く合同開発会議など、密度の濃い内容で実施された。

今回、ユーザーが実際に体験するよりも一足先に当日の流れを体験することができたので、その様子をお届けするとともに、筆者がプレイしてみて感じた部分を紹介する。

会場内には、さまざまな「ゴッドイーター2」関連のアイテムを用意。
プレス向けにご用意いただいた昼食のコンセプトは、「極めし一撃 蟹々を討つ!?」。
ディレクター・吉村氏発案によるもので、さまざまな蟹料理が揃っていた。

まずは当日の仕様をチェック!

今回体験会用に用意されたROMはここだけの特別仕様となっており、武器のカスタマイズはできず、ソーマ、コウタ、アリサの3人に話しかけることで、それぞれ近接武器パーツ(5種類)、銃パーツ(4種類)、装甲パーツ(3種類)の選択が可能だった。

それぞれのセッティングが完了したところで、ヒバリに話しかけるとミッションを受注。ミッションには初心者用、中級者用、上級者用、さらに上級者用の4種類が用意されており、ソーマ、コウタ、アリサの中から2人を一緒に連れていくことができる。

なお、今回遊ぶことのできたミッション、およびフィールドの情報については下記にまとめてあるので読み進める前にチェックしてほしい。

ミッション

初心者用

討伐対象:オウガテイル
「ゴッドイーター2」の操作練習に適した初心者向けミッション。

中級者用

討伐対象:シユウ、オウガテイル
複数体のアラガミを同時に相手をすることになる中級者向けのミッション。

上級者用

討伐対象:ヴァジュラ、オウガテイル
複数のオウガテイルに囲まれながら大型アラガミを討伐する上級者向けミッション。

さらに上級者用

討伐対象:マルドゥーク、シユウ、オウガテイル

フィールド

贖罪の街

打ち棄てられた教会を中心とした廃墟の街。かつての文明の象徴であった高層ビル群には、アラガミの捕喰に曝され脆くも崩れ去っている。

黎明の亡都

広大な庭園を中心に、植物園や図書館跡地が立ち並ぶ廃墟。隣接する水辺には横倒しとなった建造物が埋没している。各施設が一斉に放棄されたためか、図書館の書籍の大部分は当時のまま残されている。

新武器はどれもクセのある仕上がりに

今回筆者は初心者用、中級者用、上級者用と3つのミッションにチャレンジ。上級者用のミッションについては残念ながら時間切れとなってしまったが、いろいろな武器を試すことができたので、その操作感について簡単にではあるが紹介する。

まず最初に新たな近接武器のチャージスピアで遊んでみたのだが、こちらはとにかくチャージしてからの攻撃の突破力が特徴的で、相手が足を止めた時に狙いを定めて攻撃すると多段ヒットでダメージを与えることができる。

一方で基本的な攻撃についてはやや挙動が重かったり、当然ながらチャージしている間にも敵が動いて狙いを定めづらかったりとクセのある武器の仕様となっていた。

そしてもうひとつの新たな近接武器として登場するブーストハンマーは、ハンマーを振り回すという武器の特性上、より攻撃ごとの挙動が重く、よりトリッキーな武器となっている。

そんなブーストハンマーだが、Rボタンと□ボタンを一緒に押すことでチャージ状態となり、そこからボタンを押して繰り出す連続攻撃は、体感するスピードの変化もあって、爽快感を存分に味わわせてくれる。素早い相手にはやや不利かもしれないが、武器としての遊びごたえは十分だ。

続いて、各武器ごとにその特徴が細分化された銃形態だが、筆者は今回、ショットガンとスナイパーを体験することができた。新武器のショットガンは“散弾”の特徴を活かした近接型の銃形態となっており、射程は短いもののその威力は強力。スナイパーは長い射程をもち、Lボタンを長押しすることで射線方向が見やすくなるスナイパーサイト、アラガミの索敵を無効にするステルスフィールドなどの特殊アクションも特徴だ。

また、「ゴッドイーター バースト」を遊んでいた時には正直バレットの設定に関しては手間に感じることも多かったが、今作では武器ごとに基本バレットが用意されており、悩まずにバレットを選択することもできるのも嬉しいところだ。

無線の導入で視覚的、聴覚的な情報の補完が可能に

そして、ゲームを遊んでみて一番の違いとして感じられたのは、ミッション中にオペレーターやキャラクターが戦況の変化を報告してくれる「無線システム」だ。

無線は右下のテキストとともに音声で伝えてくれて、その内容はプレイヤーのステータスや、アラガミの状態が中心となっている。状況が変化するごとに報告してくれるので、情報と照らしあわせた緻密な戦略の構築が可能だ。

その使い方は人によると思うが、例えば筆者はプレイに集中しすぎて、わりと周りが見えなくなってしまうことが多いので、そんな時に一声状況を伝えてくれるのは助かるなと感じた。

ただし今回はシングルプレイでの体験ということで、これがマルチプレイの時にはどうなるのか、また必要な情報以外を遮断したい人に対してシステムのON/OFFは可能なのかなど、仕様面についても大きく気になるところだ。

そのほかにも、リンクバースト状態になった時のリンクバーストゲージの回復がリンクバーストだけでなく、通常の捕喰でも可能になったことや、PS Vita本体の右スティックを使ってのカメラ視点の変更など、細かいところでもチューンナップが施されている印象を受けた。

体験後は開発者との合同会議!

体験プレイの終了後は、バンダイナムコゲームスからプロデューサーの富澤祐介氏、バンダイナムコスタジオからディレクターの吉村広氏、アクションディレクターの依田優一氏、そしてシフトからゲームデザイナー/プロジェクト総括の山本雄太氏、ゲームデザイナーの福上哲也氏、開発統括/シナリオの保井俊之氏と、「ゴッドイーター2」の開発に携わる5名が参加し、合同開発会議のデモンストレーションが行われた。

ここでは、まず開発者5名が遊んだばかりのプレイヤー4~6人につき1名ずつ付いて、約10分間のチームミーティングを実施、各班で上がった意見を5名がそれぞれ持ち帰って、全体で会議を行う流れで進行する。

今回プレスの面々が集まって行われた合同開発会議では、ボタンのアサインなど初心者でもわかりやすいUIの構築、PS Vitaならではのコンフィグ周りの設定などさまざまな意見が寄せられており、それらに対して開発者が改善策を検討するなど、相当に密度の濃い時間となっていた。

今回実際に遊んでみて感じたところとして、長きにわたって調整を続けてきただけあって、前作をベースとしつつも遊びの幅がかなり広がっているように感じたが、その一方で演出面の強化やコンフィグ周りをはじめとした操作性の向上など、発売に向けての課題も見えた。

そのあたりは開発陣も感じている部分だとは思うので、今回ユーザーから寄せられた意見が、体験版の配信など今後のアクションや、実際の製品にも反映されることに期待したい。

体験版の配信日も決定!

「ゴッドイーター2」の体験版が配信決定。PS Vita版は7月25日(木)、PSP版は8月1日(木)が予定されている。体験版から製品版への引き継ぎ情報などについては、今後発表されるそうなので、続報に期待しよう。

ゴッドイーター2

バンダイナムコゲームス

PSPダウンロード

  • 発売日:2013年11月14日
  • 15歳以上対象
  • PS Storeダウンロード版

ゴッドイーター2

バンダイナムコゲームス

PSVitaダウンロード

  • 発売日:2013年11月14日
  • 15歳以上対象
  • PS Storeダウンロード版

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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