三国志を舞台に一武将として名を残せ。ビデオゲームとメダルゲームのハイブリットゲームAC「THE WORLD of THREE KINGDOMS」ロケテストプレイレポート

プレイレビュー
0コメント 八橋亜機

セガはビデオメダルゲーム「THE WORLD of THREE KINGDOMS」のロケテストを秋葉原、横浜で行なっている。今回はプロデューサーの新井健二氏に解説していただきながら、プレイできたのでインプレッションをお送りする。

「THE WORLD of THREE KINGDOMS」は「三国志」をテーマにセガが開発中の“ビデオゲームとメダルゲームが融合したハイブリットゲーム”だ。プレイヤーは曹操、劉備、孫権、董卓、呂布といった群雄達が繰り広げる勢力争いに1人の武将として参戦する。

本作ではさまざまな行動に「軍資金」が必要だ。最初の「軍資金」はプレイヤーが投入したお金をゲームに転送することで入手できる。本作がユニークなのはゲーム内の行動により軍資金を入手できる点だ。例えば後述する「儲け話」というコマンドでは運が良ければ「軍資金」を増やすことができるし、「合戦」でも功績によって「軍資金」を入手できる。

ゲームはまずキャラクターを作るところからスタートする。キャラクターメイクは非常にこだわりを感じる出来で、「顔」、「ヒゲ」、「肌の色」、「声」、「仕草」……といった具合にかなり細かな部分までカスタマイズ可能だ。更にゲームが始まってから武具を装備することで見た目も変化する他、キャラクターのアイコンも顔の角度やカメラの向きを調整して自分好みに設定できる。新井氏によると「全ての武将が正面向いているって変じゃないですか」ということだった。

キャラクターメイクでは細かな部分までカスタマイズできる。自分好みの武将ができるまでじっくりとカスタマイズしよう

ゲームは大まかに「自宅(合戦前)」フェーズと「合戦」フェーズに分かれる。「自宅(合戦前)」フェーズでは配下武将に「探索」を命じたり、「交流」の場を設けることや、配下武将から「儲け話」の提案を受ける事ができる。

「探索」では文字通り探索に出かけ、宝物や配下武将を探してくるコマンドだ。新井氏によると「嫁」候補も見つかる事があるという。「交流」では酒を飲み交わし、配下武将の忠誠度を上げられる。宴会中に表示される選択肢によって上昇率が変化する。

特に面白かったのが「儲け話」で、このコマンドを使うと配下武将がさまざまな“美味しい話”を持ちかけてくる。上手く行けば「軍資金」を増やせるが、失敗すると掛けた「軍資金」はパーになる。新井氏によると「儲け話」には配下武将の「知力」が影響するそうだ。「知力」の低い武将は突拍子もない提案をしてくるので成功率は非常に低い。その代わりリターンも大きく、賭けた軍資金の数十倍もの軍資金を入手できる。逆に「知力」の高い武将は手堅い提案をしてくるので倍率は低いがリターンも控えめといった具合だ。

「自宅(合戦前)」フェーズでは配下武将と「交流」したり、「儲け話」の提案を受けられる。
武将たるもの「合戦」前の時間をどう過ごすかも重要なポイントだ

ひとしきり「自宅(合戦前)」フェーズで行なえる行動を済ませた後はメニューから「出陣」を選び「合戦」フェーズに移行する。まずは現在発生している合戦の中から参戦する合戦を選び、どちらの軍に味方するかを選択する。どちらの軍で参戦するかによって勝利した時の報酬が異なる。戦況は不利だが勝利報酬の多い軍を選ぶか、固く有利な軍を選択するか。単純に自分の好きな軍を選ぶのも良いだろう。

その後出陣する兵種を選択する。「騎兵」や「歩兵」といった兵種が選択でき、それぞれ特徴が異なる。例えば「騎兵」は機動力が高く急襲を得意としており、「歩兵」は機動力は低いものの小回りが効く上、「崖移動」という特殊な操作も可能だ。新井氏によると崖移動で敵武将の背後に回りこみ、一気に奇襲をかけるといった戦い方も可能なのだという。

兵種を選択したあとは「錬兵」を行なえる。これは任意だが実行することで部隊の能力が上がる。「軍資金」に余裕があれば強化しておきたい。

「合戦」の前には準備が必要だ。ここでの行動が勝敗にも大きく影響するだろう。

ここまでの準備が終わると「合戦」がスタートする。「合戦」には「戦力ゲージ」というパラメーターがあり、相手の「戦力ゲージ」をゼロにした軍が勝利する。このゲージは敵部隊を全滅させたり、相手の陣地を占領することで減少させられる。

戦闘ではレバーを使って自部隊を動かし、敵部隊や敵陣地を攻撃する。この操作はかなり直感的な操作が可能で、すぐに馴染むことができた。なお兵種によって移動速度や小回りなどが異なるので、自部隊の兵種の特徴を生かした立ち回りを意識したい。

移動中はさまざまな計略が使用できるという。筆者が使ったのは「俊足」という計略で一定時間部隊の移動速度が上昇する。遠く離れた部隊を助けに行く時や、敵部隊の後ろに回り込むときに役立った。しかし、これらも「軍資金」を使用するので懐事情と相談しながら的確なタイミングで使うのがオススメだ。

そして敵部隊や敵陣地を正面に捉え、「攻撃」ボタンを押すと突撃して戦闘が始まる。戦闘中は「攻撃」などの戦法を使って戦っていく。新井氏によると突撃する際は相手部隊の後ろや横から攻撃すると戦闘を有利に運べるのだという。戦闘中も移動することは可能だが、戦闘中に移動すると戦法を使いにくくなるので、戦闘が始まる前の段階で有利な位置取りをするのがベストとのことだ。

「合戦」は手元のレバーと、ボタン、そしてタッチパネルで操作する。
直感的な操作ができるのですぐに馴染むことができる。

「合戦」は他の部隊も動いているのでミニマップを見ながら、総大将を守ったり、味方と連携して一気に攻撃を浴びせたりと、全体の戦況を見ながら適切な行動を取ることが重要だと新井氏は教えてくれた。筆者は目の前の事で精一杯になってしまい、あまり全体を見ることができず、気がついたら自本陣を落とされるといった情けない状況になってしまった。ぜひ読者が挑戦する際は全体の戦況を見ることを意識してもらいたい。

また「合戦」中に配下武将から「献策」を受けることがあるという。配下武将は最大4人まで同時に合戦に連れて行くことが可能なので、多くの配下武将を連れて行くのがポイントとなるようだ。

他にも筆者がプレイした範囲では使用しなかったが、部隊の陣形を変更したり、弓で攻撃することも可能だという。やれることは沢山あるが、殆どの操作は画面タッチで行えるので、普段あまりゲームをプレイしないユーザーもすんなりと馴染めるだろう。

「合戦」が終わると「論功行賞」になる。自部隊の功績にあわせて「報奨金」や「名声」が入手できる。これらは勝った時は勿論だが、負けてしまった場合にも入手できる。負けた時は当然少なめにはなってしまうが。

入手した「報奨金」はそのまま「軍資金」にすることも可能だが、その場で提示されるアイテムを購入することもできる。ここも「軍資金」の懐事情と相談しながら選択していくと良いだろう。もう1つの「名声」は入手すると武将の「官位」が上がっていく。上位の官位になれば使用できる兵種が増えていく。

さらに合戦終了後、自武将のパラメーターが上昇する。こちらも勝敗に関わらずステータスは上昇するが、やはり勝った時の方が成長率が高いのだという。こういった武将を育てる楽しみも本作の魅力の1つだ。

「合戦」が終わると、功績に応じて様々な褒章が得られる。

こうして「自宅(合戦前)」フェーズと「合戦」を繰り返していくのがゲームの基本的なプレイスタイルになる。

ゲーム部分はビデオゲームに似ているが、「軍資金」システムはメダルゲームを踏襲している。新井氏も強調していたが、確かに本作は“ビデオゲームとメダルゲームが融合したハイブリットゲーム”だった。「メダルゲームはちょっと……」というビデオゲームプレイヤーや、「ビデオゲームは難しくて……」というメダルゲームプレイヤーの人にはぜひ触れてみてほしいと思う。どちらのゲームファンも満足させられるような新しいゲームだった。

本作はまだロケテストの段階だが、プレイした限りでは完成度はかなり高く、個人的にはそれ程遠くない時期にプレイできるのではと感じている。ロケテストは10月6日(日)まで、「クラブ セガ 秋葉原 新館」と「ラウンドワン横浜駅西口店」で行なわれている。お近くの読者はぜひ足を運んで、まったく新しいジャンルの本作をプレイしてみて欲しい。

※画面は開発中のものです。

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