2013年11月30日に幕張メッセ5・6ホールで開催された、「ダンガンロンパ ファンミーティング 2013」。ここでは、特設ステージで行われたWebラジオの公開録音や、キャストによるライブの模様をお届けしよう。
TVアニメの放送、さらにはPS Vita「ダンガンロンパ1・2 Reload」発売後のタイミングで開催された「ダンガンロンパ ファンミーティング」。さまざまなコンテンツを通してファン層が拡大したのか、幕張メッセには開場直後から多くの来場客が駆けつけていた。
会場内には、学級裁判セットが登場。「希望ヶ峰学園」をイメージした教室コーナーではファンが持ち寄ったグッズ交換も行われていた。また、「ダンガンロンパ」のキャラクター自由に描けるお絵かきコーナーも人気を博していた。そのほか、ポスターやフィギュアといったグッズの数々もズラリと展示されており、訪れたファンの人は楽しんでいる様子だった。
キャラクター人気投票の1位は…!?
ステージイベントでは、Webラジオ番組「ダンガンロンパThe Animation 希望のラジオと絶望の緒方」の公開録音が開催に。ここではメインパーソナリティの緒方恵美さんのほか、ゲストとして大本眞基子さん、松風雅也さん、椎名へきるさんが登場し、まずは9月で放送が終了したTVアニメ「ダンガンロンパ The Animation」を振り返ることに。松風さんはアニメ制作の話を聞いたとき、ゲームとまったく同じ内容であることに驚いたという。また、椎名さんも、血がゲーム同様ピンクで表現されていたことに驚いたとか。一方で、一部の演出はしっかりとアニメ用に作り直されており、アニメスタッフ陣のこだわりを感じたという。
そして大本さんは、自身が演じた舞園さやかの出番が少なかったものの、キャラクターソングのフルバージョンを収録できたことを喜んでいた様子。大本さんによると、今回の歌収録のために、普段はあまり行かないボイストレーニングにも積極的に通っていたそうだ。
また、本作は物語の構成上、キャラクターが徐々に少なくなっていくが、収録時も同じように人は減っていったそうで、最後には4人だけでも収録だったという。最後の収録まで残っていた松風さんは「とても寂しかった」と、当時の印象を語っていた。
椎名へきるさん | 松風雅也さん |
ちなみにアニメ放送は、大本さん、松風さん、椎名さんも視聴していたとのことで、特に椎名さんは録画をせず、すべてリアルタイムで視聴したという。そんな椎名さんは「最終回を見ても、まだ続きがあるような、不思議な気持ちです」と、出演者ならではの感想を口にしていた。松風さんも似た感想を持っていたようで、「アニメが終わったあともこのようなイベントがあったりと、止まった感じがしないです」と話していた。そして、アニメの序盤で退場となった舞園さやかを演じた大本さんは、「一視聴者として、とても面白かったです」とコメントを残していた。
続いて行われたのは「超高校級のアナグラマー」。これは、アナグラムになった質問をゲストが解読したうえで、その質問に答えるというもの。ここで特に印象的だったのは「あなたが【ぎるきでじんまくと】は?」という質問。これの答えは「自慢できる特技は?」なのだが、松風さんは見事制限時間内に解読し、「ギター」と回答していた。また椎名さんは解読こそできなかったものの、直感で「得意なことを聞いているのかな?」と察知したそう。そのうえで「豚げり」という、いかにもセレスらしい回答を見せ、訪れたファンの笑いを誘っていた。
さらにここではWebラジオのレギュラーコーナー「希望ヶ峰学園事務局」も実施。このコーナーは視聴者から事前に「超高校級の○○」というお題の回答を募集し、その中から特に面白いものを選出するという内容だが、今回は「超高校級のビラ配り」「超高校級のイベント運営スタッフ」「超高校級の声優」というお題の中いずれも負けず劣らずの回答が届いていたようで、こちらも盛況の様子だった。
緒方恵美さん | 大本眞基子さん |
最後に、事前に募集が行われていた「ダンガンロンパ The Animation」キャラクター人気投票の結果が発表に。多数いるキャラクターの中から選ばれたトップ10は以下のとおり。
10位:葉隠康比呂
9位:江ノ島盾子
8位:舞園さやか
7位:セレスティア・ルーデンベルク
6位:桑田怜恩
5位:不二咲千尋
4位:霧切響子
3位:石丸清多夏
2位:苗木誠
1位:十神白夜
1位に輝いたのは「超高校級の御曹司」であり、アニメでも最後まで活躍を見せる十神白夜という結果に。この結果を受けて、なんと十神白夜を演じた石田彰さんから手紙が届いていることが明らかに。そこには「主人公としての面目が保たれました」など、十神らしいコメントが記されていたようで、これにはファンも大盛り上がりの様子だった。
なお、惜しくもランキングには入らなかったものの、投票の中には「鮭」「霧切仁」「苗木こまる」「モノミ」といった、アニメの中ではほとんど出てこなかったキャラクターにも票が入っていたとのこと。熱心なファンが多くいることを改めて知ることのできた人気投票となっていた。
イベントラストは「ダンガンロンパ」キャストのライブ!
イベントのラストには、「ダンガンロンパ」出演キャスト陣によるライブが開催。まずは「ダンガンロンパ」シリーズの音楽を担当している高田雅史氏がバンドと共に、シリーズのオープニングと「ニュー・ワールド・オーダー」を立て続けに披露。おなじみの楽曲とあって観客の熱気が早くも高まると、今度は緒方さんが登場し、会場のボルテージは最高潮に。
激しいロックナンバーが続いたと思えば、今度は大本さんが登場。大本さんは、超高校級のアイドル・舞園さやかのキャラクターソングで、TVアニメ内でも使用されていた「ネガイゴトアンサンブル」をかわいらしい振り付けとともに熱唱。さらに大本さんは「2曲目はDVD2巻にカップリング曲で入ってます。さやかちゃんの内面を歌っているような曲です」という説明をすると、「モノクローム・アンサー」を見事に歌い上げた。
ライブが終盤に差し掛かると、椎名さんが登場し、セレスのキャラクターソング「嘘つき女王~la reine du menteur!!~」を初披露。この曲を制作した高田氏いわく「ゴスロリっぽい、セレスらしさを出せた」とのことで、椎名さんも「セレスをとてもうまく表現できた曲になっています」と絶賛する一幕も。椎名さんによるとこの曲は「息継ぎが大変」らしいのだが、ライブではそんなことを微塵も感じさせない歌唱力を見せつけていた。
そして最後は、緒方さんが再び登場し、ゲーム「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生」のエンディングテーマである「再生-rebuild-」を歌うことに。「再生-rebuild-」は、緒方さんが音楽活動をやめようかと迷っていたときに、現在のバンドメンバーと出会い「諦めないで何度でもやっていこう」という思いのもと作られた楽曲だという。そして、偶然が重なり、「ダンガンロンパ」で使用されることになったという。
そんな楽曲と、「スーパーダンガンロンパ2」のテーマ曲「出航-departure-」を、緒方さんは続けて圧巻のパフォーマンスで歌いきり、8時間におよぶ「ダンガンロンパ ファンミーティング 2013」は幕を閉じた。
ダンガンロンパ ファンミーティング2013 概要
主催:ダンガンロンパ ファンミーティング実行委員会
企画製作:ぴあ株式会社
協力:希望ヶ峰学園映像部
「ダンガンロンパ ファンミーティング2013」公式サイト:(http://danganronpa-event.com/)