2014年1月23日~1月27日まで台湾・台北市「台北世貿中心」にて開催される「台北国際ゲームショウ 2014」。1月24日にSCETブースで実施された「BANDAI NAMCO Games Stage」をレポート。

目次
  1. PS3/PS Vita「真・ガンダム無双」
  2. PS3「機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク」
  3. PS Vita「ソードアート・オンライン ―ホロウ・フラグメント―」中文版も発売決定
  4. ステージ終了後の台湾メディア向けインタビュー

台湾最大規模の「台北国際ゲームショウ」は、今年は会場を超高層ビル「台北101」の隣に位置する「台北世貿中心(台北世界貿易センター)」に戻しての開催となる。本記事では1月24日に実施されたSony Computer Entertainment Taiwan(SCET)ブース「BANDAI NAMCO Games Stage」の模様をお伝え。

PS3/PS Vita「真・ガンダム無双」

日本国内では2013年12月19日に発売となった、PS3/PS Vita「真・ガンダム無双」、シリーズ初となる中文版は2014年1月23日に発売され、会場でも販売されていた。シリーズを手がけるバンダイナムコゲームスのクリエイター「後藤能孝」氏とコーエーテクモゲームスの「鯉沼久史」氏が登壇し、ゲームの魅力を紹介した。

本作は大きく分けて2つのモードが楽しめ、過去最大級の原作の名場面を追体験できる「オフィシャルモード」、歴代シリーズ作品のキャラクターやMSなどが一同に介して戦う「アルティメットモード」を搭載。さらに巨大なMAがプレイアブルキャラクターとして登場する。

また、追加DLCの追加機体として「ウイングガンダムゼロ(EW版)」「ダブルオークアンタ」が配信中、「クロスボーンガンダムX1改&キンケドゥ・ナウ」を2014年1月28日に、「ガンダム試作3号機ステイメン」を2014年2月4日、「フルアーマーユニコーンガンダム」を2014年2月12日に配信すると発表した。

また、ド派手な攻撃が魅力の追加機体の一部をプレイ動画(中文版)で公開。「ガンダム試作3号機ステイメン」など使用時のとにかく派手で超強力な攻撃を繰り出す姿が確認された。

PS3「機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク」

続いて「未発表作品」とステージスケジュールに記載されていた新作「機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク」がプレイステーション3で発売されることが明かされ、登壇したバンダイナムコゲームス「白陸周祐」氏と開発を手がけるB.B.スタジオ「大野聡」氏より概要が説明された。公式サイトではティザーPV日本語版が公開されている。

アニメーション「機動戦士ガンダム」での一年戦争を題材とした「機動戦士ガンダム外伝」は、ゲームでは「機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY」をはじめ、複数のタイトルが今までに発売されており、今回発表された「機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク」はシリーズ最新作となる。

ゲーム内には地球連邦軍 第20機械化混成部隊「スレイヴ・レイス」、ジオン公国軍「マルコシアス隊」の2つの部隊が登場し、キャラクターデザインには「機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY」などを手がける植田洋一氏を起用、声優陣も豪華だ。

新型モビルスーツには、部隊「スレイヴ・レイス」の名を冠するRX-79(G)SWやピクシーや陸戦型ジムのカラーリングも新規デザインされている。マルコシアス隊のモビルスーツも新型が登場。

ゲーム内では爽快なアクションを簡単な操作で繰り出せるようになっており、要所では映画のようなクオリティーのムービーが挿入される予定。今後は日本語版・中文版の同時発売に向けて開発を進めており、ガンダムエースでは本作のコミカライズも決定していることが明かされた。

ティザーPVで判明したキャラクター

【地球連邦軍 第20機械化混成部隊「スレイヴ・レイス」】
フレッド・リーパー
マーヴィン・ヘリオット
トラヴィス・カークランド
ドリス・ブラント
エドワード・リー

【ジオン公国軍「マルコシアス隊」】
ギー・ヘルムート
アルバート・ベル
リベリオ・リンケ
アンネローゼ・ローゼンハイン
セベロ・オズワルド
ダグ・シュナイド
ヴィンセント・グライスナー

そしてステージの最後には、なんとガンプラを来場者にプレゼントするというイベントも開催。そのラインナップにはなんと持ち帰るのが大変そうな「MG 1/100 MSN-04 サザビーVer.ka」の姿も!?

PS Vita「ソードアート・オンライン ―ホロウ・フラグメント―」中文版も発売決定

登壇者が退場したあとはサプライズとして、PS Vita「ソードアート・オンライン ―ホロウ・フラグメント―」のPVが上映。なんと本作の中文版が2014年春に発売されることが決定したとのこと。会場は大盛り上がりで興奮も冷めないようだった。

ステージ終了後の台湾メディア向けインタビュー

――「真・ガンダム無双」では巨大MAを操作できますが、MSとの動きの違いについて気を付けたことを教えて下さい。

鯉沼氏:MSはこれまで作ったきたものをより操作しやすく、爽快に遊べるように調整しています。MAは小さい敵を踏み潰す、圧倒的な力で気持良く遊べることに注力し、カメラの調整も「見下ろす感覚」の新しい遊び方を提供しています。

――「機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク」にコクピット視点は導入していますか?

大野氏:本作では、セガサターンで発売した「機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY」のようなコクピット視点ではなく、TPS視点のゲームとなりますので導入は予定していません。

――「機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク」に連邦軍とジオンのどちらか一方のルートを選ばなければならないのでしょうか?アイテムなども共有できるのでしょうか?

大野氏:まだ公開できない情報があるので詳しくは話せないのですが、それぞれの部隊の物語を楽しむことはできますが、アイテム類の共有については現時点ではお答えできません。

――今までの外伝に登場したMSやキャラクターなども登場しますか?

白陸氏:舞台が「一年戦争」の裏側で進行していた物語ですので、実際にアニメの本編で登場したキャラクターやMSとクロスオーバーすることもありえます。

――ステージの最後で公開された「ソードアート・オンライン ―ホロウ・フラグメント―」中文版が発表されましたが、いつ決定したのですか?

後藤氏:いつ決まったのか、具体的なことはお話できませんが、「ガンダム無双」を制作している際にも中文版を意識していましたし、同じく人気のある「ソードアート・オンライン」もやってみようと考えていました。

――ガンダムゲームは次々とタイトルが発売されますが、続編を作る際や他のタイトルと同じような作品にならないような工夫を教えて下さい。

大野氏:B.B.スタジオでは他のタイトルとかぶらないような企画を意識し、MSや登場キャラクターも考慮して開発しています。

白陸氏:シリーズの史実を扱うということで、新しいものを生み出す際には時代考証をしっかりと行うことを心がけ、時間をかけて作業をしています。

鯉沼氏:コーエーテクモゲームスでは「ガンダム無双」の開発のみなので、他との差別化よりは「爽快に敵を倒す」ことを重要視し、追求することを心がけています。

後藤氏:シリーズを重ねていくことで、続けるからこそできるパワーアップポイントと期待を裏切る部分が必要だと思います。企画で変えてはいけない部分もあり、お客様の反応がすべてで、その意見が届くタイムラグが短くなっているので、その改善点をそのタイトルだけでなく他のタイトルにも生かすことが大変でもあり、やらなければいけないことでもあると思います。

――「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス フルブースト」で協力プレイが導入された理由を教えて下さい。

後藤氏:協力プレイは前作で導入したかったのですが、いろいろな理由でできませんでした。本作を開発の際に導入が可能になったため、入れ込みました。

――「機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク」にオンライン要素は入っていますか?

白陸氏:今回に関しては導入していません。通常の戦闘システムを楽しむだけでも長く遊べるようになっています。

――PS4でガンダムのゲームが発売されるのはいつ頃でしょうか?

後藤氏:具体的なことは話せませんが、まずは日本でPS4が発売されてからですよね。

――ありがとうございました。

ちなみに余談だが、台湾メディアを対象に実施されたイベント後インタビューに登壇したB.B.スタジオの大野聡氏のTシャツには地球連邦軍の特別遊撃隊「ホワイト・ディンゴ隊」の名前とエンブレムがッ!?

真・ガンダム無双

バンダイナムコエンターテインメント

PS3ダウンロード

  • 発売日:2013年12月19日
  • 12歳以上対象
  • PS Storeダウンロード版

真・ガンダム無双

バンダイナムコエンターテインメント

PSVitaダウンロード

  • 発売日:2013年12月19日
  • 12歳以上対象
  • PS Storeダウンロード版

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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