ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアがPS4のローンチタイトルとして発売した「KILLZONE SHADOW FALL」。ここでは、本作をプレイしてみてのインプレッションを紹介する。
「KILLZONE SHADOW FALL」は、高クオリティのグラフィックによりリアルな兵器や銃器、細かく描きこまれた都市の様子を表現した、ソニー・コンピュータエンタテインメントを代表するFPSシリーズの最新作だ。開発をこれまでと同様に、高い技術力を誇るゲリラゲームスが担当していることもあって、PS4ユーザーだけでなく、FPSファンからも高い注目を集めている。
ここでは、筆者が実際にプレイしてみてのインプレッションを紹介する。PS4だから実現したグラフィックはもちろん、敵兵士との戦いから移動に至るまで、さまざまな場面で活躍する飛行戦闘ドローン「OWL」にも注目だ。
「KILLZONE3」の30年後を舞台に、2つの種族による戦争が展開
本作では、2011年にPS3で発売された「KILLZONE3」の30年後を舞台に、対立する「ヘルガスト」と「ヴェクタ市民」による争いが描かれる。ハードをPS4に移したことによるグラフィックの進化は圧巻の一言で、都市に建ち並ぶビル群や、木に生える葉のひとつひとつに至るまで、精密に再現されていることがすぐに分かる。特に未来を彷彿とさせる都市の造形は、これまでのシリーズではなかなか見られなかったこともあり、シリーズを通してプレイしてきた人にとっても、まったく違った感動があるはず。
続いてストーリーだが、本作はヴェクタ政府に属するルーカス・ケランという人物が主人公となる。彼は作中で、ヘルガスト自治区への極秘潜入ミッションから総力戦まで、あらゆる戦場で徐々に悪化してゆく状況を食い止めようと奮闘するのだ。
本作のプロローグとなる部分では、ルーカス・ケランの幼少期が描かれており、なぜヴェクタ政府のために活動することになったかなど、ストーリーの背景もしっかりと描かれている。昨今のFPSではストーリーや演出に力を入れる作品が多くなってきたが、本作も例外ではなく、キャラクターに感情移入できる仕掛けが随所に盛り込まれている。「KILLZONE」シリーズファンには、種族間の争いがどう展開していくかにも注目してもらいたいところ。
刷新された操作方法、戦術面では新要素も
PS3で発売された「KILLZONE2」「KILLZONE3」では、射撃に関するアクションがL1/R1ボタンに集約されていたが、本作の射撃はL2/R2ボタンに割り当てられている。最初こそ戸惑いを覚えたものの、DUALSHOCK 3と比べてトリガーが改良されたこともあり、ストレスなく操作に没頭できる。L1/R1で射撃関連アクションを実行できるように設定を変更することも可能。
また、操作面で忘れてはいけないのがDUALSHOCK 4の中央に据えられたタッチパッドだ。PS4のゲームで、このタッチパッドがどのように活用されるかは筆者自身も気になっていたが、本作ではプレイヤーのパートナーとして活躍する飛行型ドローン「OWL」へ指示を出す際に使用される。
OWLに出せる指示は、敵を攻撃する「アタック」、離れた場所へロープを引いて滑走を可能にする「ジップライン」、敵からの物理およびエネルギー攻撃を防いでくれる「シールド」、敵の行動を一定時間封じる「スタン」の4種類。それぞれの指示がタッチパッドの上下左右に設定されており、該当する方向にフリックすることで指示出しの準備が完了、最後にL1ボタンを押せば、OWLが思いのままに動いてくれる。
このOWLは戦場で重要な役割を果たしており、例えばアタックで敵への攻撃を指示した後、プレイヤー自身は安全な場所に隠れたり、開けた場所でシールドを使い反対側からの攻撃を防いだりと、これまでのFPSでは見られなかった新たな戦術が生まれている。敵の動きが素早く、どこからともなく忍び寄ってくる本作においては、絶対に覚えておきたいところ。
また、攻撃面だけでなく回復でも助けてくれるのがOWLのすごいところ。プレイヤーが攻撃を受けて倒されてしまったときも、一定時間内にOWLを呼べば、体力を回復できる「アドレナリンパック 」を使用してくれるのだ。突然の集中攻撃でなす術なく倒されてしまうケースは、FPSにはつきもの。筆者自身もそうだったが、助けられる機会は自然と多くなるのではないだろうか。
ちなみにこのアドレナリンパック 、プレイヤー自身が任意のタイミングで使用することも可能。使用すると体力の回復はもちろんのこと、周囲の動きが遅く見えるようにもなる。そのため、短時間で多数の敵を倒したり、正確にヘッドショットを狙ったりと、さまざまなアクションを容易に行える。アドレナリンパック はマップ上に点在するが、数は決して多くないので、使いどころはしっかり見極めよう。
前作と比較して、マップの構造も格段に広くなっている本作。それだけに、敵の存在に気付けないまま遠方から攻撃され続ける…といったこともある。そんなときに活用したいのが、方向キー右で発動する「タクティカルエコー」だ。
これは一定の距離にいる敵を、さながらサーモグラフィーのように色付けしてくれるもので、戦闘時の索敵には欠かせない能力だ。物陰に隠れている敵の数や、歩いている方向など、あらゆる情報が分かるので、例えば扉を開ける瞬間など、敵と遭遇することが予想される場面では、必ず使用しておきたい。
PS4の実力を知るには最適な作品に
今回のプレイレポートはシステム面の解説がメインだったが、プレイして最初に目が行くのは、やはり圧倒的なグラフィックだろう。キャラクターのモーションについても、メインキャラクターはもちろん、ストーリー上で登場する一般市民も非常に自然な動きを見せてくれる。また、影の動きなどのディテールにもこだわりが見受けられ、PS3で発売された歴代シリーズから、さらに洗練された印象だ。筆者自身、「戦うことを忘れてずっとこの世界を眺めていたい…」なんて思ってしまうこともしばしば。
また、コントローラーに用意されたスピーカーから音声が流れ出るなど、PS4の性能、ギミックを余すことなく活用している本作。筆者としては、これほどのクオリティを誇る作品を、新ハード発売と同時に遊べたことが何よりも嬉しかった。
(C)2014 Sony Computer Entertainment Europe. Published by Sony Computer Entertainment Inc. Developed by Guerrilla.
※画面は開発中のものです。
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