吉田松陰との共演に期待？！私生活でのこだわり＆可愛らしさにも注目―「金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園」冥加玲士役・日野聡さんにインタビュー

0 2014年7月23日 00:00

担当：近藤智子

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コーエーテクモゲームスより、2014年9月25日発売予定のPSP用ソフト「金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園」。今回は、冥加玲士役・日野聡さんへのインタビューをお届けしよう。

日野聡さん

「金色のコルダ3 AnotherSky feat. 天音学園」は、2010年2月に発売されたPSP/PS2用ソフト「金色のコルダ3」と同じ年の夏を舞台にした恋愛・育成シミュレーション。

「主人公がもしゲーム中に登場するライバル校・天音学園高校の生徒だったら…」というifストーリーを描くシリーズ最新作となっており、新たな恋の舞台で起こるドキドキのラブロマンスが体験できる。

ここでは横浜天音学園高校の室内楽部部長であり、主人公と浅からぬ因縁のある冥加玲士役・日野聡さんのアフレコ収録後に話を聞くことができたので、紹介しよう。

冥加玲士

――アフレコを終えてのご感想をお願いします。

日野さん：今回は主人公が天音学園にやってくるということで、今まで描かれてこなかった天音学園の生徒の姿が見えてとても楽しい収録でした。

――改めて、冥加の持つ魅力について教えてください。

日野さん：よく噛んで味わうと旨味が分かる、スルメみたいな感じですね（笑）。彼の持つ良さはすぐに伝わりにくいと思うんですけど、じっくり付き合っていくと「本当に不器用な男なんだ」というのが分かると思います。とても不器用ですし、自分の本心を吐露できないところがあるので、どうしても怖いといったイメージが強くなってしまうんですよね。

今回個人的に感じたのは、物怖じせずに話していくと「やかましい」とか言いつつも意外と丁寧に答えるんですよ。結構可愛げというか天然な部分があるというか。主人公とか天宮みたいなマイペースなタイプを相手にすると、知らず知らずのうちに受け入れてしまっているような気がします。彼の放つ威圧的なオーラをかいくぐって中に突撃していくと、さらに良さが分かるんじゃないでしょうか。

――本作で冥加を演じて、新たな発見はありましたか？

日野さん：音楽だけじゃなくて、生活面でもちょっとした部分に強いこだわりを持っているんだなと。例えばコーヒーの好みとか、食の好みとか。それから、今までよりもチョイスする言葉がより武士になっていますね。「さもしい」とか「そも」とか、現代ではあまり言わないと思うんですけど（笑）。

それと彼の可愛さが分かってきたというか、怖いだけじゃないというのがよく見えた気がします。厳しいことを言っているけど、とても仲間思いなんですよね。

――ご自身と冥加に共通点はありましたか？

日野さん：共通点はないです！（笑）。全くないですね、似ていると言われたこともありません。

――本作で印象に残ったシーンはどんなものでしょうか？

日野さん：自分が喋っていて思わず笑いそうになってしまったのは、コーヒーの種類の話をしていて「コロンビアだ」っていうこところですね。なんか可愛いじゃないですか、彼が言ってると（笑）。あとは、アレクセイがひどいです！（笑）。

とりわけ強く印象に残っているのは、冥加にとってすごくハードな展開を迎えるシーンですね。あと、彼の記憶が…この辺りはストーリーの後半を楽しみにしてください。

――今回の冥加との恋愛を一言で言うなら？

日野さん：「剛柔」でしょうか。外側は非常に堅く、内側は柔らかいという感じですね。

――「金色のコルダ3」やアニメなど、長らく冥加を演じられた中でずっと共通しているなと感じるところ、変化したなと感じたところはありますか？

日野さん：共通しているのは「誰かを動物に例えるコーナー」ですかね。駄犬とか山猿とかネズミとか、面白いなって思ってます（笑）。

変わったというか、今回の台本を読んでいくうちに「こういうことを考えているんだ」「こういうことを言うんだ」とか、彼の持つ可愛らしい部分が改めて分かってきて「なるほどな」と感じました。

――冥加はファンや他の出演者から、さまざまな観点で「すごい！」と評判の高いキャラクターですが、日野さんご自身はどうお考えですか？

日野さん：「だよね！！」って感じです（笑）。

――冥加とは仲良くなれそうですか？

日野さん：ある程度、冥加が認めるラインの実力に達していたら仲良くなれるかもしれないですね。でも、駄犬レベルだと突っ込んでいっても一蹴されてしまうと思います（笑）。

ただ冥加は、努力している人をしっかり見ているんですよね。彼と同じくらい音楽を探求するという志を抱いている人なら、もし認めるレベルに至ってなくても気にかけるんじゃないかな。

――もし冥加にifストーリーがあったら、どんな展開を期待しますか？

日野さん：吉田松陰のところに（笑）。もういっそ、現代じゃないほうが良いと思います！　武士が登場する時代のほうが、彼の良さが活きるんじゃないですかね。現代は色々とやり切った感じがするので、こういう展開も面白いんじゃないでしょうか。

――「金色のコルダ3 AnotherSky」では、主人公が「もし別の学校に転入していたら」のifストーリーになっていますが、もし日野さんが引っ越せるとしたら、どこに行ってみたいですか？

日野さん：至誠館は体育会系のノリで楽しそうですよね。縦の関係というより、横に絆が広がっているような気もします。僕はずっと剣道をやっていたので、剣道部に入っているかもしれませんね。でも火積にも会ってみたいから、吹奏楽部もいいかも。

――もし、好きな子が転校してしまったらどうしますか？

日野さん：小中学生くらいだと連絡先を聞こうなんて思えず「あーあ、転校しちゃった」って感じで、しばらくテンションが低くなりそうですね。女の子が転校してくるとなると、男連中は「可愛いのかな？！」って妙に盛り上がってました。

――「金色のコルダ3」では主人公が攻略キャラクターとお弁当を食べて親密度を上げていくというイベントがあったのですが、日野さんご自身のお弁当に関する思い出はどんなものでしょうか？

日野さん：今好きなのは、新幹線で移動するときに東京駅で購入する「仙臺たんや利久」の牛タン弁当です。高校時代は購買や学食を利用していましたし、小学校とかは給食でお弁当という機会は遠足くらいでしたね。幼稚園の頃にはヒーローが描かれたお弁当箱が気に入ってました。

――最後に、読者の方々へメッセージをお願いします。

日野さん：主人公が天音学園に転入してきたことにより、皆さんにあまり見えてこなかった天音学園の生徒たちが普段どんな学校生活を送っているのかとか、冥加の可愛らしい部分もかなり見えてきた作品になっていると思います。濃いメンバーが揃っている学校ですので、ゲームをプレイすると天音学園の良さをより深く堪能して頂けます。発売まで楽しみにしていてください。

――ありがとうございました。