コーエーテクモゲームスは本日7月31日、東京・ラフォーレミュージアム六本木にて、2014年8月14日に発売を予定しているWii U用ソフト「ゼルダ無双」の完成発表会を実施した。
本作は、世界中の数多くのゲームファンに愛されてきた任天堂の「ゼルダの伝説」シリーズと、“一騎当千の爽快感”をコンセプトとしたコーエーテクモゲームスの「無双」シリーズのコラボによって生まれたアクションゲーム。
発表会の冒頭で挨拶したコーエーテクモゲームス 代表取締役社長 襟川陽一氏によると、2011年コーエーテクモゲームス 代表取締役会長の襟川恵子氏、そして本作の総合プロデューサーを務める鯉沼久史氏の3人で任天堂 代表取締役専務 宮本茂氏を訪問し、任天堂のIPとコーエーテクモゲームスのアクションゲームのシステムをコラボレーションして、新しいゲームソフトを作ろうと提案したのが発端だったそうで、3年もの月日をかけて開発を進めたそう。
今のかたちに至るまでにさまざまな案が生まれるなど紆余曲折もあったことを触れつつ、宮本氏と「ゼルダ無双」スーパーバイザーの青沼英二氏が本作をプレイして面白いと言ってくれたことで、今回の発表を迎えることができたと話した。
続いて、「ゼルダの伝説」の生みの親である宮本氏が挨拶。まずは本作が発売されるWii Uの現状について、5月29日に「マリオカート8」が発売されて以来、世界中で徐々に勢いを取り戻しつつあると紹介。Wii Uについては家のリビングにあって本当に意味のあるゲーム機にしたいと話し、ゲームをしながらみんなで画面を楽しめるようにするため、6月にシステム更新を行って快適性を高めるなどの取り組みを行っている。
また、「ゼルダ無双」のゲーム内容については、一騎当千の気持ちよさを「ゼルダの伝説」に活かして面白い仕上がりになっていると評価。また、開発陣のゼルダ愛も相当なものだったようで、いつの間にか「ゼルダの伝説」のゲームを作りたいとなってしまっていたと開発の過程を振り返った。
次に登場したのが、すでに話にも出ていたコーエーテクモゲームス 「ゼルダ無双」総合プロデューサーの鯉沼氏。鯉沼氏からは、世界で有名なIPである「ゼルダの伝説」シリーズとコラボレーションするにあたって、「ゼルダ無双」ならではのゼルダゲームを目指して開発を行ってきたと話した。
ここからは、コーエーテクモゲームス 「ゼルダ無双」開発プロデューサーの早矢仕洋介氏、任天堂 「ゼルダ無双」スーパーバイザーにして、「ゼルダの伝説」シリーズの総合プロデューサーである青沼英二氏が登壇し、 コーエーテクモゲームス 「ゼルダ無双」ディレクターの古澤正紀氏によるデモプレイを通じて、ゲームの特徴を紹介した。
今回のデモプレイは、最初のステージであるハイラル平原で、リンクの片手剣というオーソドックスな組み合わせで実施。アクロバティックなアクションや拠点の制圧といった「無双」シリーズならではの特徴を紹介しつつ、ルピーの回収が今回は自動で行われること、Lボタンで敵に注目(ターゲット)できること、宝箱から手に入れたアイテムは使い放題であることなど、「ゼルダの伝説」シリーズファンが気になる部分についても触れていった。
デモプレイの終了後、古澤氏がTREASURE BOXに特典として収録される「勇者のマフラー」「宝箱型小物入れ(サウンド付)」を身につけて登場すると、青沼氏が宝箱からプレミアムBOXとの共通特典である「トライフォース型置き時計」を取り出す“ゼルダごっこ”の一幕も。
また、初回特典として付属する「勇気」コスチュームセット(3種)DLコード、プレミアムBOXおよびTREASURE BOXの特典として付属する「知恵」コスチュームセット(3種)DLコードについても紹介された。
続くトークセッションでは、まず初めに本邦初公開となるTVCFを会場で披露。現在はYouTubeにて見ることができるほか、8月7日からはテレビでも見ることができるようになるそうだ。
鯉沼氏、早矢仕氏、青沼氏の3人で行われたトークセッションでまず話題に上ったのが、コーエーテクモゲームス内の開発体制について。鯉沼氏が「ゼルダ無双」の開発をするにあたって、これまでさまざまなコラボレーションタイトルを担当してきたノウハウから、会社一丸となって開発に取り掛からなければいけないと考え、ω-force(オメガフォース)とTeam NINJAの混成チームを結成し、早矢仕氏を開発プロデューサーに据えたという。
その早矢仕氏だが、「ゼルダの伝説」がゲーム業界にとっても大きなIPであることから、開発当初は怖気づいて元となる「ゼルダの伝説」シリーズに寄ってしまっていたそうだが、青沼氏から「このコラボレーションでしかできない『ゼルダ無双』を作ってくれ」とハッパをかけられるかたちで開発を進めていったのだとか。
ゼルダ好きのスタッフが集まったこともあり、結果的にはオリジナルも活かしつつも、想像できないような発想の数々が詰め込まれてると話した青沼氏は、「ゼルダの伝説」ファンにも驚いてもらえる変化球がたくさんあると話した。
また、シリーズに登場するさまざまなキャラクターがプレイアブルとして登場するのも本作ならでは。ファン目線で開発しているスタッフが思い入れのあるキャラクターを中心にチョイスしていることや、決め技のポーズにも至るまでネタが仕込んであることなども語られた。
さらに鯉沼氏の提案により、宮本氏からも「ゼルダ無双」への感想を聞くことに。宮本氏は“遊んでいて汗をかくゼルダ”と独特の言い回しで本作を表現。HDのデモが楽しめるところ、いろいろなキャラクターを触れるところ、そして戦況を見ながら戦うゲームになっているところなど、「ゼルダの伝説」シリーズとは異なる楽しみ方ができる点を楽しんでいるようだった。
イベントの最後には、ユーザー代表として、保育園の頃からの「ゼルダの伝説」シリーズファンだというモーニング娘。’14の飯窪春菜さんが登壇。ゲームプレイの思い出などゼルダファンならではの目線でシリーズを語った後、ゼルダ姫を操作してのデモプレイを行うことに。
「無双」シリーズは初プレイという飯窪さんだったが、終始安定したプレイを披露。「ゼルダの伝説」シリーズを意識したギミックもさることながら、ボタン操作でシンプルに遊べる点をアピールするかたちなった。
最後には新情報として、8月2日・3日に東京・大阪・名古屋にて店頭体験会が実施されることと、8月5日12時より「ゼルダ無双」の最新情報を届ける番組「ゼルダ無双 Direct 2014.8.5」が全世界同時に配信されることも明らかになった。詳しくは下記よりチェックしてほしい。
店頭体験会開催
8月2日(土)
東京 ビックカメラ 池袋本店 13:00 ~ 17:00
東京 ビックカメラ 有楽町店 13:00 ~ 17:00
東京 ソフマップ 秋葉原 アミューズメント館 13:00 ~ 17:00
東京 ヤマダ電機 池袋LABI1 モバイルドリーム館 13:00 ~ 17:00
東京 ヨドバシカメラ マルチメディアAKIBA 14:00 ~ 18:00
東京 ヨドバシカメラ 新宿西口本店 14:00 ~ 18:00
名古屋 ビックカメラ 名古屋駅西店 13:00 ~ 17:00
大阪 ジョーシン ディスクピア 日本橋店 13:00 ~ 17:00
大阪 TSUTAYA あべの橋店 13:00 ~ 17:00
大阪 ヨドバシカメラ マルチメディア梅田 14:00 ~ 18:00
8月3日(日)
東京 ヤマダ電機 池袋LABI1 モバイルドリーム館 13:00 ~ 17:00
東京 ヨドバシカメラ マルチメディアAKIBA 14:00 ~ 18:00
東京 ヨドバシカメラ 新宿西口本店 14:00 ~ 18:00
大阪 ヨドバシカメラ マルチメディア梅田 14:00 ~ 18:00
※実施日時、内容については変更される場合がございます。ご了承ください。
ゼルダ無双 Direct 2014.8.5
「ゼルダ無双」の最新情報をお届けするゼルダ無双 Directを実施いたします。番組詳細につきましては、以下をご覧ください。
正式名称:「ゼルダ無双 Direct 2014.8.5」
日時:2014年8月5日正午(12:00)
番組URL:http://www.nintendo.co.jp/nintendo_direct/20140805/index.html