編集部注目のスマートフォン向けゲームアプリを毎週レビュー! 今週は、iOS/Andord向けに配信中のシミュレーションRPG「ブレイブリーアーカイブ ディーズレポート」を紹介!
今週のおすすめはiOS/Andord「ブレイブリーアーカイブ ディーズレポート」!
「ブレイブリーアーカイブ ディーズレポート」は、2012年に発売されたニンテンドー3DS用ソフト「ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー」に端を発する“ブレイブリ―デフォルト”シリーズの外伝的作品。
キャラクターを見てピンときた人も多いだろうが、シリーズのキャラクターデザインは「ファイナルファンタジーXII」や「オウガバトル」シリーズを担当した吉田明彦氏が主に手掛けている。
本作の舞台は、シリーズから数百年後のあるかもしれない別の並行世界、つまりは“パラレルワールド”となっている。ルクセンダルクと呼ばれる大地の、その中央に位置するアナスタシス図書館にはあらゆる知識が集められており、プレイヤーは新米の司書としてクリスタルに封じられた“記憶”を集めるために世界中を飛び回ることとなる。
“パラレルワールド”と“記憶”というキーワードからも想像できる通り、本作には歴代シリーズのキャラクターたちが多数登場する。司書であるプレイヤーは、クリスタルから生成される結晶石を媒介に、過去の記憶として存在する彼(彼女)たちを具現化して仲間にすることができる。
本作では、RPGで馴染み深いターン制コマンドバトルが採用されている。パーティは5人の仲間と1人のサポートキャラクターによる6人構成。プレイヤーは、各キャラクターに設定された4つのスキルと1つの必殺技を状況に応じて選択・使用していく。各スキルは上下左右にそれぞれ振り分けられており、フリック操作を用いることで対応した方向のスキルが発動。必殺技は、各キャラクターを2回タップすることで発動する。
例えば、筆者のお気に入りのキャラクターであるデリルは魔法使い系のジョブである“賢者”のため、主に強力な雷属性と闇属性の魔法を所持。さらに、HPを大きく回復することができるケアルガを持った、使い勝手のいいキャラクターだ。
強力なサンダガを連発すれば楽勝!……と思いきや、各スキルは基本的に1ターンに1度しか使用することができない。さらに、ターン内に行動できる回数は自ターン開始時に配布されるジュエルの数によって決定されるので、全てのキャラクターの全てのスキルを使用できるというわけでもないので注意しよう。しかし、このジュエルの存在が本作の特徴でもあり、シンプルながらも奥深い戦略性の要因でもあるのだ。
ジュエルには通常のジュエルのほか、物理攻撃力を高める“アタックルビー”や、魔法攻撃の威力を上げる“マジックアメジスト”など、さまざまな効果を持ったジュエルが存在する。
直接威力を上昇させるもののほか、2回連続して行動できるジュエルや、攻撃を全体攻撃化させるジュエルなどもあるので、どのスキルをどのジュエルで発動させるかが非常に重要になってくる。
さらに本作から追加された特徴として、攻撃により敵を浮かせることができるようになった。浮かせられるスキルには“浮力”と呼ばれる数値が設定されており、この値が高ければ高いほど敵を大きく浮かせ、また重量のある敵も浮かせることができるようになる。
浮いた敵は、ダウン系の攻撃を当てることで地面に叩き付け、通常よりも大きなダメージを与えることができるぞ。
また本作では、「ブレイブリー」シリーズ、そして「ファイナルファンタジー」シリーズをプレイしている人には馴染み深いジョブシステムが用意されている。
物理攻撃に特化したジョブや、魔法攻撃に特化したジョブ、回復やサポートに特化したジョブなど、その種類は実に多種多様。
これらの特徴を持った多彩なキャラクターたちを自由に編成し、自分の戦略に合ったパーティを作れるのも本作の魅力の一つだ。