アークシステムワークスが2015年4月23日に発売するPS4/PS3/Xbox One/PS Vita(PS Vitaはダウンロードのみ)用ソフト「ブレイブルー クロノファンタズマ エクステンド」。発売前特集その2では、新たに加えられたシステムや各種モードの追加情報をピックアップしていく。

目次
  1. 格闘ゲームにフォーカスした「ブレイブルー」の特徴
  2. プレイ可能なキャラクター総数は28体!多い!
  3. 1.「ブレイブルー」のキャラクター選び
  4. 2.「ブレイブルー」のつまづきポイント
  5. バトルシステムも色々変化!
  6. 各モードでボリュームは倍ドン!
  7. 進化する格ゲー最先端の「ネットワークモード」
  8. 次世代機初の「ブレイブルー」

「ブレイブルー クロノファンタズマ エクステンド(以下:BBCPEX)」は、新規キャラクター「セリカ=A=マーキュリー」「Λ-No.11-(以下:ラムダ イレブン)」の追加をはじめ、アーケード版の最新バージョンのバトルバランスの適用、各種モードの見直しが図られた「BBCP」の集大成となる2D対戦格闘ゲーム。

今回は発売前特集その2と題して、格闘ゲーム部分に焦点を当てながら、キャラクター、バトルシステム、各種モードに関する追加要素を紹介。ちなみに、昨日公開の発売前特集その1ではストーリーモードについて紹介していったので、興味がある人はこちらにも目を通して頂けたら幸いだ。

格闘ゲームにフォーカスした「ブレイブルー」の特徴

「ブレイブルー」は、1対1のバトル形式で勝敗を決する2D対戦格闘ゲーム。勝利条件は相手の体力ゲージを0にすること、タイムアップ時に相手よりも多くの体力を有していることの2点。ビジュアル的にはバシバシと繋がるスタイリッシュなコンボ攻撃に目を惹かれてしまうが、当然のことながら、そこに辿り着くまでの人と人との駆け引きが最も重要なポイントである。

格闘ゲームとしての特徴に踏み込むと、「ダウン時の起き上がり」「ブレイクバースト」「投げ」に際立った味付けが施されている。本シリーズでは攻撃を受けた後のダウン時に“その場 or 左・右へ移動しながら起き上がること”を逐一選択できるため、相手の起き上がるタイミングを攻める“起き攻め”を成立させること自体に戦略が生まれている。

特殊なゲージを使用して行うブレイクバーストは、相手の攻撃を受けている最中でも、相手の行動を阻害しながら衝撃波で吹き飛ばすことが可能。簡単に言えば「自分のミスを無かったことにできる機能」と称せる。もちろん、バースト自体を読んで追撃することもできるため、ここは読み合いとなる。また、同様のゲージを使うことで、キャラごとの特性を引き出す時限式の能力強化「オーバードライブ」を利用することも可能だ。

投げもこれまた特殊で、「相手に攻撃を当てている最中、ダメージを与えている最中でも投げができる」という、通常の格闘ゲームで成立する投げ行動とは一線を画したものとなっている。ここを理解しきれていないと頻繁に“分からん殺し”が成立しやすいので、対戦に臨む際は、いち早く把握しておくのがいいアクションの一つだ。

また、ダメージの取り方もなかなか特殊な部類となり、

「弱攻撃・強攻撃など、始動技によってコンボ内容/時間が極端に変化」
 ↓
「弱攻撃が当たったから軽めのコンボにしなければ…」

「中段・下段・投げなど、どの崩し攻撃でも比較的高いダメージが取れる」
 ↓
「ガードしきれなかったらバーストしよう…」

など、さまざまな状況で瞬時に最適な判断を下さなければいけないので、プレイヤーとしてのスキル、ひいては競技性がすこぶる高い。ゲームスピードも相まって流れをつかむとバトルの展開がスルスルと進んでいくので、飲まれず冷静に見通す力が求められる。

プレイ可能なキャラクター総数は28体!多い!

本作で使用可能なプレイアブルキャラクターの数は、なんと全28キャラクター。「BBCPEX」では小説版のメインヒロインであり、「BBCP」で物語の重要な役どころを担うヒロイン「セリカ=A=マーキュリー」、そして「BBCS」で消滅したはずの「ラムダ」が新たに参戦している。

どちらも物語上で重要な立ち位置にいる人物だが、特にアーケードモードでラムダを選択した際に描かれるシナリオは特殊な時系列で描かれているため、ストーリーモードのメインシナリオを終わらせた際にはなるべく目を通しておくといいかもしれない。当然、ストーリークリア前はネタバレ的な意味合いが含まれてしまうのでオススメできないが。

セリカ=A=マーキュリー Λ-No.11-

また、アーケード版の最新バージョン「Ver2.0」を経て、各キャラの仕様・性能も前作に比べて所々変化している。特に「ν-No.13-(ニュー サーティーン)」はラムダが参戦した関係上(物語的な意味合いも含む)、従来持ち合わせていた2つのタイプのうち、近接向けのルナフォルマをラムダへと分かち、シューティング性能に特化したディアフォルマのみに準拠するよう、大幅な調整が加えられている。

「ブレイブルー」はバージョンアップをまたぐごとに各キャラのコンボや強みがガラッと変わるケースが多いので、“前作のまま動かそうとしている人”は、発売に先駆けて情報収集を済ませておくのも一つの手だ。

1.「ブレイブルー」のキャラクター選び

「ブレイブルー」シリーズは格闘ゲームであるため、キャラクター選びは重要だ。初心者ならラグナやジン、可愛い系ならレイチェルやタオカカ、威圧感ならハクメンやアズラエルと、性能・ビジュアル・ボイスアクターなどなど、プレイヤーはさまざまな要素を鑑みて好きなキャラを選択する。

なお、各々の個性(操作感や戦術)は格闘ゲーム史上でも類を見ないほど分け隔てられているため、良く言えば同じような操作感のキャラがおらず新鮮、悪く言えば全体を通して操作が共通化できない(ラグナを使えてもハザマは使えない…etc)ことが挙げられる。

キャラによっては直観的な操作だけでは戦い辛く、先人たちが編み出してきたコンボに頼らないと、まとまったダメージを取り辛いこともある。そのため、お気に入りを選定するために各キャラを数回ずつプレイしてみても、本来のキャラパワーを引き出せないことが大半だ。さて、どうしよう?

「植田教授の格ゲーアカデミー」で楽しく学ぶ

「植田教授の格ゲーアカデミー」とは、現在同社がニコニコ動画にて配信中の“格闘ゲームを基礎から楽しく学ぶことが出来る”をコンセプトにした、全6回編成の教育バラエティ番組。

番組には、「ブレイブルー」シリーズでレイチェル=アルカードを演じる植田佳奈さん、「BBCP」でカグラの腹心、ヒビキ=コハクを演じる市来光弘さん、そして同社のバトルディレクター・パチ氏が出演している。

格ゲーの基礎をはじめ、格ゲーあるあるなどのバラエティ要素など、カバーする範囲は豊富。格ゲーには定評があるものの「ブレイブルー」は初心者な市来さんと共にイチから学んでいけるので、動画で楽しみながら勉強したい人にオススメだ。なお、第1回放送ではキャラクター選びについてのアドバイスもあるので、キャラ選びの指針が見え辛いという人はこの機会に目を通しておこう。

アークシステムワークス公式動画チャンネル
http://ch.nicovideo.jp/channel/ch93

2.「ブレイブルー」のつまづきポイント

直球で言ってしまうと、「ブレイブルー」は対戦を念頭においた際、操作もコンボも結構難しい。もちろん、A→B→C→必殺技などの手軽なコンボや、ボタンを押しているだけでコンボが出せるスタイリッシュタイプなどを駆使すれば、格闘ゲームが苦手な人でも、ストーリーモードやアーケードモードを楽しむだけならいい塩梅でプレイを楽しめる。

しかし、対戦(対人)ともなると、要求される技術の敷居はグンと上がってしまう。もちろん、初心者同士などの区分けの中で楽しめれば最適解ではあるが、そうウマくいかないこともあるのが全国のプレイヤーたちと繋がるオンラインマルチプレイというもの。

操作に関して、これまで格闘ゲームを経験してこなかった人には、おおよそ悩みになりやすいポイントである。また、同社の同じ格ゲーのよしみである「ギルティギア イグザード サイン」も難しさという観点なら五分五分だが、初心者がプレイする際の“難しさの内訳”には双方かなりの違いがあるので、たとえ格ゲー経験者であっても油断は禁物。

「ブレイブルー」で最初につまづきやすいポイントは、攻撃のコンボにある。ラグナやジンやテルミなどは比較的簡単な部類のキャラクターと言われているが、おそらく本作を初めてプレイする格ゲー未経験者にとっては、脅威的な難易度に感じてしまうことだろう。

本シリーズのコンボは、ボタンを順に押していくだけで通常攻撃が連続で繋がっていく「リボルバーアクション」というシステムが備わっているが、これだけでは成熟した対戦環境にいる対戦相手とのダメージレースを渡り合うことはできない。あくまでコンボのためのパーツといえる。

また、本シリーズにはシステム的な共通コンボ(空中コンボ、吹き飛ばしコンボ…etc)があまりないため、基本的に各キャラごとのコンボの流れを覚えなければいけない。それなので、使用キャラのコンボの流れを知っているか否かは、目標としてもかなり重要だ。

この“コンボの流れ”を汲み取れればアドリブでどうにかなるケースも多々あるものの、それでいてもカルルやタオカカなどは、そもそも何をやっているのかが分からない。しっかり見ていてもサッパリ分からない。なんて人も多いはず。

「ブレイブルー」の根本はやはり体力を取り合うダメージレースなので、防御行動が何よりも最優先とされるが、まずは戦う上でダメージを取るための手段をコンボという形で確立させなければ、目先の対戦では辛くなってしまう。相手だけがコンボを使える状況などは特に。

ましてや、防御に至っては奥深すぎるので、知識を追求していかなければ“なんで攻撃を受けているのか分からない状態”で立ち止まってしまうことも…。いち早く戦える初心者になるための道筋とは如何に?

お答えしましょう!コンボは「チャレンジ」で調整していく!

先んじてネガティブな点を押し並べていったが安心を。即効性ではないかもしれないが、今回は考えるよりもまずやってみようなアドバイスを考えてみた。コンボができない人は、本作に収録されている「チャレンジモード」を試してみよう。

これはいわゆる「A→B→必殺技をやってみなさい、さん、はい」と提示された課題をクリアしていくモードで、家庭用のみに備わっている人気モードの一つ。トレーニングモードと違って逐一課題が提示されるので、練習の指針が欲しい人にもピッタリ。アーケードモードにチャレンジするための練習としてもオススメだ。

コンボといえば、今時はネットの情報を漁ればどこかの誰かが培ってきたコンボルートがわんさか出てくることだろう。しかし、格闘ゲームに不慣れな人は「6A→JAJB→J236D→2D…etc」と書かれても恐らく理解できず、どうにか解読できたとしても“そのコンボがどういう流れなのか”を想像するには、「ブレイブルー」や持ちキャラの挙動に慣れていなければ結構難しい。

しかし、チャレンジでキャラを動かしながら学んでいくと、コンボのやり方もタイミングもハッキリと示されるので、実に分かりやすい。しかも、同社のチャレンジは教科書向けの当たり障りのないレシピではなく、最新のコンボ事情を踏まえていることも多々なので、ただの「やり込みコンボに挑戦するためのコンテンツ」と見ていては勿体なさすぎる。

実際、上級者であっても新しいキャラを選ぶとき、手早く違うキャラの操作方法を仕上げたいとき、「あのキャラはどういう操作でコンボしているのか?」が気になる時は、利用する人も多いだろう。

また、チャレンジをオススメしたい理由の一つに「実際にやってみて自分でコンボを調整する」ことも挙げられる。ネット上で書かれているもの、チャレンジで経験するものは、あくまで誰かにとっての最善なコンボであって、色々な意味で正解とは限らない。

最初から型にはまったコンボを自身に当てはめようとすると、うまくこなせないコンボパーツに出会った時、実戦での安定が求められなくなってしまう。脱初心者を目指す際には「皆がやってるコンボじゃないと恥ずかしいし…」的な思いを抱くこともあるかもしれないが、コンボを練習する身の人であれば「ここは難しいから省こう」「ここをCからBに変えてやり易くしよう」「締めはこっちの方が手軽」など、自分自身でレシピを扱いやすく変更していくのは失敗時のリスクを減らすのと同時に、格闘ゲームをやる上での応用力もつく。いわば上達の早道なのだ。

上述したように、本シリーズではコンボの流れさえ踏まえていれば、パーツはアドリブでもどうにかなるケースが多いので、まずは実際にチャレンジしながら「削る」「変える」「入れ替える」を自身で考えてみるのが良いだろう。最初は誰だってできないのだから。筆者も蛇翼崩天刃の後は一生拾えないと思っていたが、気付いたら考えずともできるようになってた。この不思議は、何事もやり続けなければ経験できないものである。

なお、最前線の対戦環境で使われているコンボなどは補正やフレームがシビアなものが殆どなので、最初の内は“失敗してもいい場面でだす奥の手!”くらいに覚えておくのがいい。対戦を積み重ねて行きつく先がそのコンボになろうとも、行きつくまでの道程できっと「何がどうシビアなのか」を吸収できるはずだから。

お手本を見せてくれるサンプルプレイではスローモーションや一時停止も可能。

バトルシステムも色々変化!

最新バージョン「Ver2.0」では、大幅なシステムの見直しが図られている。例えば、オーバードライブ(以下:OD)はその使用用途が増加していたり、OD中は全てのディストーションドライブ(以下:DD)が強化されていたり、一部キャラの必殺技のコマンドが変更になっている。

ここで取り上げるのは新たに加わったODの新用途。これは従来の「相手の攻撃をガード中にバースト入力すると、相手を吹き飛ばす緑バーストが発動」に代わり導入されたもので、本作では「相手の攻撃をガード中にバースト入力すると、オーバードライブで割り込む」に変更されている。

画面硬直を利用して見えづらい中下段を確認するなど防御的な役割もさることながら、発動時は多少の無敵が付加されるので、相手の攻撃の合間に割り込んでリバーサルすることができる。

順を追うと、ガード中にオーバードライブを発動→ガードモーションをキャンセル→
短時間の無敵を付加→行動可能になるまでフレームを消費

とはいっても、万能過ぎるほどの反撃アクションとはいえない。オーバードライブ発動から行動可能になるまでの間でフレームが消費されてしまうため、A・Bボタンレベルの攻撃モーションを捉えるにはかなりの早だしが要求される。こちらの反撃技も発生に優れたものでなければ割り込む機会は無くなってしまうし、相手の攻撃性能を把握しておかなければ「え、そんなに戻りが速いの?」と割り込めないケースもしばしば。

また、相手も暗転演出でクールダウンした頭をもって、ジャンプキャンセル・ラピッドキャンセルで隙を消したり、ジンなどであれば無敵技「裂氷」を仕込んで強気の逆択を張ってくることもあるはず。結局のところ、明確に使うポイントを押さえなければ、「ゲージの無駄撃ち」「どっちに転ぶか分からないけどやってみるスタイル」な博打になってしまう。

とはいいつつ、やはり強力な選択肢には違いないので突き詰めるのは間違いなく有り。相手の攻撃とゲージを把握しつつ攻めを誘えば、攻撃させておいての逆転が成立する。ハザマのような流れで蛇翼崩天刃などは、限りなく正解に近い使い方といえる。

2段攻撃、発生の遅い中段、次の攻撃の入れ込みが狙い所。使い方を考えるのと同様に、攻め方も工夫していこう。

各モードでボリュームは倍ドン!

まずは、登場キャラクターが指南役となり、基本操作をフルボイスで丁寧に解説してくれる「チュートリアルモード」。これは初心者も経験者も必ずやっておこう。本チュートリアルはゲームプレイに必要な要素が詰められているので、初心者なら尚更。内容もただクドクドと説明されるだけではなく、指南役たちの掛け合いが楽しめるので、1つのコンテンツとして面白く体験できるはずだ。

また、シリーズ経験者もぜひ1度はプレイしておいた方が良いだろう。「俺、即行対戦したいし」という人が大半なのは分かっている。筆者もできればそうしたい。しかし、「ブレイブルー」は搭載されているシステムの数が凄まじいので、復習の意味でもなるべくやっておくべきだ。

実際、「ガード」「ギリギリガード」「バリアガード」「ギリギリバリアガード」の違いなど、忘れている情報は無いだろうか? これらは対戦で使うか使わないかの問題ではなく、“自ずから選択肢を減らしている状態でいる”ことが問題となる。筆者はシリーズをまたぐごとに必ず1つ、2つ、何かしらを忘れているので、自警を込めて通しプレイをしている。ほんとオススメ。

また、対戦を繰り返しながら頂上を目指していく1人用コンテンツ「アビスモード」も本作でパワーアップ。難易度調整をはじめ、セリカ&ラムダ用の新装備アイテムの追加、CPUが本編ストーリーに沿って登場するダンジョンなど、より遊びやすく&楽しめるよう改善されている。

1人で延々と対戦を繰り広げていくモードではあるが、ステータスの育成要素、通常対戦ではありえない脅威の装備アイテムなどもあるので、ハマってしまう人はとことんハマってしまうモードの一つといえる。

さらに、本作には各モードをプレイすると貯まるゲーム内通貨「P$(プラチナダラー)」が備わっているが、今回は過去作で販売された全ダウンロードコンテンツが、いずれもP$で購入できるようになった。驚きの大放出。

中にはアニメ特典となっていたコンテンツも用意されているので、使ってみたかった声優システムボイス、好みだったBGM、馴染み深かった対戦ステージなど、欲しいアイテムを取り揃えるのもまた一興だ。

進化する格ゲー最先端の「ネットワークモード」

シリーズを通してさまざまな試みを見せる「ネットワークモード」が、本作では更なる新機能を備えて登場。ゲームセンターにいるような感覚で対戦相手を見つけられる「オンラインロビー」はもちろん、新たにPS4/PS3間でのクロスプラットフォームに対応したため、友達同士で遊ぶ際はハードを選ばず楽しめる。

さらに、最大8名が入れる「プレイヤーマッチ」にはホーム画面機能「マイルーム」が追加された。マイルームはその名の通り、自分の部屋をカスタマイズできる機能で、部屋の中に「壁紙」「床」「家具」などのアイテムを自由に設置でき、また自身がルームオーナーになった時はその部屋をマッチングルームとして公開できるのだ。

アイテムには定番の家具をはじめ、ちょっとマニアックなもの、ちょっとマニアック過ぎるもの、季節感を表現したものなどなど、豊富なバリエーションが用意されており、「P$で購入」「ゲームの進行状況」「DLC」で入手可能。

そのほか、オンラインロビーのお楽しみ要素の一つ、アバターを彩る「アクセサリー」が、ロビーに設置された「ガチャ」を回すことで入手できるようになった。新アクセサリーの中にはレアアイテムも複数追加されているとのことなので、これまでとは違った面白みでコーディネートにアプローチできそう。当然、お財布に入っているP$の残額には注意だが。

さらにさらに、プレイヤーマッチのルーム作成時に新たなルームタイプとして「チーム対戦ルーム」が追加された。本ルーム内は2つのエリアに色分けされており、各プレイヤーはいずれかの色に属して対戦を繰り広げていく。真ん中のランダムエリアにいるとチームは自動選択、どのエリアにも入らないと観覧者となり、4対4、3対2、4対1など、ようは紅白戦がより気軽に楽しめるようになる。

友達同士で行う小規模大会やフレンド軍団の雌雄を決するなど、利用方法はさまざま。こういうちょっとしたシステム的な気配りの積み重ねが、同社のネットワークモードの真髄といえるだろう。

※各チームの最大人数は4名。

次世代機初の「ブレイブルー」

そもそも当時のゲームセンターの環境にあって、16:9画面の新型筐体を前提に投入された「ブレイブルー」は、ある意味最初から次世代の道をひた走ってきたタイトルといえる。ちなみに「家庭用版だと画面がシャキシャキする」という現象に悩んでいる人は、ハードではなくモニターに起因する問題なので、ディスプレイの表示設定などを確認してみるのが良いかもしれない。

ブラウン管で「BBCT」~「BBCP」までやってきて、地デジにあわせてテレビを買い替えた時に「ブレイブルーがゲーセンでやるのと一緒になった!」と衝撃を受けた筆者が言うのだ、間違いない。友人に教えられなければ未だにシャキシャキな「ブレイブルー」をやっていただろうが。やはり本シリーズはヌルヌル描画に限る。筆者のように家電に疎い人はちょっとだけ気を付けてみよう。

ということで、今回の特集はここまで。「ブレイブルー」は収録されているコンテンツだけでも各キャラの使い方などに十分迫っていけるので、灯台下暗しにならないよう心掛けておくのが上達の近道となる。

人によっては対戦に次ぐ対戦、修練に次ぐ修練が訪れるかもしれないが、「ブレイブルー」はその内容もさることながら、公式からの関連展開やサポートにより、ユーザーも高いモチベーションを一定に保ちやすい。ユーザビリティに長けているシリーズなので、長くプレイし続けることに応えてくれる格闘ゲームを求めている人には、ピッタリの作品といえる。

ブレイブルー クロノファンタズマ エクステンド

アークシステムワークス

PS4ダウンロード

  • 発売日:2015年4月23日
  • 15歳以上対象
  • PS Store ダウンロード版

ブレイブルー クロノファンタズマ エクステンド

アークシステムワークス

PS3ダウンロード

  • 発売日:2015年4月23日
  • 15歳以上対象
  • PS Store ダウンロード版

ブレイブルー クロノファンタズマ エクステンド

アークシステムワークス

XboxOneダウンロード

  • 発売日:2015年4月23日
  • 15歳以上対象

ブレイブルー クロノファンタズマ エクステンド

アークシステムワークス

PSVitaダウンロード

  • 発売日:2015年4月23日
  • 15歳以上対象
  • PS Store ダウンロード版

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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