スクウェア・エニックスが、2016年2月25日に発売を予定しているPS4/PS3用ソフト「スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness」。9月17日より開催される東京ゲームショウ2015に出展される試遊版のプレイレポートをお届けする。

目次
  1. バトルやイベントがほぼ全てシームレスに進行!
  2. 「3」のシステムをより戦略的に進化させたバトルシステム
  3. ボス戦はぜひTGS会場で!

「スターオーシャン4 -THE LAST HOPE- INTERNATIONAL」からおよそ6年の歳月を経て発売される、「スターオーシャン」シリーズ最新作「スターオーシャン5 Integrity and Faithlessness(以下、スターオーシャン5)」。発表から大きな反響を呼んだ本作だが、いよいよそのプレイアブルが東京ゲームショウ2015にて出展されることとなった。

今回は出展に先駆けて、いち早く試遊版をプレイ。わずかな時間ではあったが、“シームレス”をキーワードに進化したゲームシステムの一端を垣間見ることができた。ここではその際に撮影したプレイ動画も交えながら、遊んだ感想を紹介していければと思う。

なお、今回プレイする試遊版はゲーム内の要素を切り出して収録したものにはなっているが、内容としてはTGS用にチューニングされたものになっているという。ゲーム中の進行や仕様などは製品版と異なる場合がある点は、あらかじめご了承いただきたい。

バトルやイベントがほぼ全てシームレスに進行!

過去のシリーズを遊んでいる人には当然ながら、本作ではフィールド上を移動しつつ、ゲームを進行していくこととなる。今回はPS4版でのプレイとなったのでそちらの操作に準拠するが、左スティックでキャラクターの移動、右スティックでカメラの移動と馴染みのある操作感で、方向キーの上下でカメラのズームを好みに合わせて変更することも可能だ。

そして、「スターオーシャン5」をプレイする上で念頭に置いてほしいのが、一部のイベントカットシーンを除いて、フィールド上で発生するバトルやイベントがシームレスに進行することだ。今回の体験版ではイベントシーンからスタートするのだが、その時点からプレイヤーが操作する主人公のフィデルを歩かせたり、カメラの位置を縦横無尽に変えたりと、自由度の高い操作が可能となっている。

製品版であればより楽しめる要素は広がってくると思うが、今回の試遊版に限ると、とにかくキャラクターの表情やしぐさに注目してもらいたい。会話の際には喋っているキャラクターはもちろんのこと、周囲のキャラクターも状況に応じてさまざまに表情を変化させたり、相槌を打ったりと細かい表現が施されている。それらがリアルタイムに進行するので情報量の多いイベントになっており、初回のプレイから存分に楽しめるはずだ。

イベントが終わるとそのままフィールドを移動することになるが、道中にはエネミーがうようよとしているほか、採取物や宝箱が点在している。今回の試遊版で手に入るのは回復アイテムのみだが、製品版ではアイテムクリエイションの素材なども手に入るようなので、こちらの詳細にも期待が高まるところ。

バトルについては基本的にはエンカウントして◯ボタンを押せばそのまま開始となるため、こちらもストレスフリーで楽しめる本作の大きなポイントだ。バトルの具体的な仕組みについては次項で紹介するが、まずはイベント、フィールド移動、バトルまでの流れを動画にしているのでチェックしてもらえればと思う。

「3」のシステムをより戦略的に進化させたバトルシステム

さて「スターオーシャン」シリーズといえば、アクションゲームさながらの操作感で楽しめるリアルタイムアクションバトルが特徴だが、本作でもそのイズムは健在。ベースとなる仕組みは「スターオーシャン3 Till the End of Time」となっているが、いくつか異なる仕組みもあるので順を追って紹介しよう。

本作では、◯ボタンで手数を繰り出せる小攻撃、×ボタンで強力な大攻撃、□ボタンでエネミーからのダメージを軽減するガード、そして△ボタンでアイテムなどを使用できるバトルメニュー、という操作となっている。「3」の時にはオートだったガードが今回はボタンに振り分けられたが、基本的にはボタンの組み合わせを必要とせず、シンプルな操作感でプレイできる。

また、小攻撃、大攻撃、ガードはそれぞれに3すくみの関係となっている。小攻撃は初撃が速いので大攻撃を潰すことができ、大攻撃は威力もさることながら打ち上げ、ダウン、ふっ飛ばしなどの効果を持ちガードを崩すことも可能、ガードは小攻撃のダメージを軽減するとともに、タイミング良くボタンを押すことでガードカウンターが発動するという具合だ。今回の試遊版では意識せずとも問題ないとは思うが、この仕組みを意識しておくと、よりプレイする楽しみが広がるはずだ。

もちろん今作でもエネミーとの距離によって遠近それぞれに攻撃方法が用意されており、キャラクターごとに固有のスキル(○ボタン、もしくは×ボタンを長押し)もセッテイングできる。試遊版ではあらかじめセッティングされたもののみとなるが、威力や攻撃範囲など、バトルにおいては有利に働くのでぜひ活用してほしい。

加えて過去のシリーズと同様、本作でもバトル中はキャラクターの変更が可能。今回はフィデルのほか、魔法攻撃で遠方から支援するミキ、二刀流で素早い手数が特徴のヴィクトルの3キャラクターを操作できる。そのほかパーティには加わらないものの同行者もバトルに参加、総勢6名と多くのエネミーが入り乱れるバトルはスピーディーで爽快感がある。ここでは戦闘の様子が確認できる動画を掲載するので、参考にしてほしい。

ボス戦はぜひTGS会場で!

今回の試遊レビューについては以上となるが、“シームレス”という言葉がぴったりなほどに全ての要素がそれこそローディングも存在しないほどにリアルタイムで進行する、本作のコンセプトをわずかな時間ながらたっぷりと味わうことができた。

そして試遊版の最後には締めくくりとなるボスが待ち構えている。その流れも含めてプレイしてほしいため、その内容についてここでは触れることは避けておくが、ちょうどいい具合に白熱のバトルが楽しめるはずだ。スクウェア・エニックスブースで触れてみて、ぜひ進化したゲームの魅力を感じてもらえればと思う。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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