スクウェア・エニックスが2016年3月31日に発売したPS4版「スターオーシャン5 -Integrity and Faithlessness-」のプレイレポートをお届け。4月28日発売のPS3版をプレイしようという人も含めて、ぜひチェックしてほしい。

「スターオーシャン5 -Integrity and Faithlessness-(以下、スターオーシャン5)」は、SFとファンタジーが融合したRPG「スターオーシャン」シリーズの最新作。スクウェア・エニックスとトライエースが6年ぶりにタッグを組み、3月31日にPS4版が発売された。

すでに発売されて1ヵ月近くになろうとしている本作ではあるが、ここではこれからゲームをプレイしようと考えている人、そして4月28日に発売となるPS3版に期待しているプレイヤーに向け、本作の魅力を紹介していこう。なお、今回はPS4版でプレイしており、操作に関する説明はPS4版に準拠している点は予めご了承願いたい。

全てがシームレスに進行することで生まれる没入感

まず本作のキーワードとして提示された「シームレス」について触れていこう。昨今のゲームタイトルで聞かれる機会の多いキーワードだが、そもそもの意味は“継ぎ目のないこと”。ゲームにおけるシームレスとなると、フィールド上で敵とのエンカウントした際に、ロードが挟まることなくスムーズに戦闘が開始するイメージが多いかと思うが、本作ではそれがゲームの進行全てに影響する。

例えば、RPGの醍醐味のひとつであるストーリーにおいては、重要なシーンではムービーを挟んではいるものの、基本的にはイベントの発生地点にたどり着くとそのまま会話が進行する。自身のキャラクターを操作したり、カメラの方向を変えたりすることで、その場にいるキャラクターそれぞれの反応を楽しむことができる。キャラクターの行動や反応はかなり細かく描写されており、単に会話の内容を把握するだけでなく、そうした所作のひとつひとつに、キャラクターの特徴を掴みとることができるだろう。

もちろん、イベントムービーも物語の盛り上げに一役買っているので、注目してもらいたい。

仲間たちの特別なイベントが発生する「プライベートアクション(PA)」もポイントのひとつ。一度発生すると、そのまま相手の会話を楽しむことができるのだが、その間も移動したりカメラの位置を変えられたりと、リアルタイムで進行している感覚が味わえる。また、中には選択肢が発生するものもあり、フィデルを通してプレイヤーとしてゲームに没入していく場面もある。

シームレスという試みは別の作品でもあったが、それらはあくまでもゲームにおけるロード時間のストレスを緩和するという役割の面でクローズアップされる面が多かったように思う。それに対し本作では、イベント進行を含めた全ての要素に流れを作ることで、RPGにおける物語への没入感を生み出している。

ただし、ひとつ注意してほしいのがフィールド上でのカメラ操作についてだ。本作では3パターンのカメラ位置が設定可能で、かつ右スティックでのカメラ移動がかなりスピーディなので、ゲームの冒頭ではその扱いに馴染めない人も少なくないだろう。逆にある程度慣れてくると、同じマップを移動するケースも多いことも相まって、徐々に違和感が無くなっていく。複雑な視点変更が求められるようなケースはほぼないため、まずは少しずつカメラに慣れていくといいだろう。

「3」をベースに“乱戦”ならではの戦略性が求められるバトルに

バトルシステムについては、TGS版の試遊レポートでもすでに触れているが、改めてその仕組みについて紹介しよう。

シームレスに進行する本作では、バトルそのものもエネミーの至近距離で◯ボタンを押すか、エネミーに接触することで開始となるリアルタイム性の高いエンカウント方式をとっている。戦闘中はフィールド上に“バトルウォール”と呼ばれる仕切りが生まれ、その範囲内でのバトルとなる。高原のような広い空間から坑道のような歪な空間まで、多様な空間内でいかに立ちまわるかが勝敗に大きく影響していくことになるだろう。

戦闘については、シリーズで初めて360度空間での戦闘システムを採用した「スターオーシャン3 Till the End of Time」の仕組みが使われている。◯ボタンの小攻撃、×ボタンの大攻撃、そして本作からボタンとして振り分けられた□ボタンのガードを駆使していくことになるが、この3つの操作はそれぞれ小攻撃は大攻撃、大攻撃はガード、ガードは小攻撃に強いという、3すくみの関係性を持っている。相手の行動に応じて、冷静に判断していきたいところだ。

もちろんキャラクターごとに用意された固有のスキルも健在で、近距離・遠距離からの攻撃それぞれに◯ボタン、もしくは×ボタンを長押しすることで発動できる。発動にはメニュー上でのセッティングが必要だが戦闘中でも変更はできるので、エネミー側の状況に合わせて使い分けるもよし、自身の使いやすいスキルに傾倒するもよし、選択肢の幅は広がる。さらには、フィデルをはじめ7人のパーティーキャラクターを入れ替えることで、プレイスタイルも大きく変わっていくなど、戦闘のバリエーションは事欠かない。

さらに、今作ではキャラクターごとにパーティ内の役割を決める「ロール」と呼ばれる要素も加わっている。攻撃系、防御系、回復系、サポート系、特殊系の5種類に分類され、それぞれにキャラクターの行動の方針を決めるものとなっているほか、“ファクター”と呼ばれる追加効果も用意されている。特定のロールのレベルアップやストーリー進行に応じて開放されるロールを使いこなすことで、キャラクターにあったスタイルを確立していけることだろう。

そして、戦闘中のプレイヤーの結果によって増減し、戦闘後の入手EXP(経験値)、FOL(お金)、SP(スキルポイント)にボーナスが付く「リザーブゲージ」、そしてリザーブゲージを消費して繰り出せる、キャラクター毎の必殺技「リザーブラッシュ」も忘れてはいけないポイントのひとつ。特にリザーブラッシュは状況を一気に好転させるだけの威力を秘めているので、ボス級との戦闘など、ここぞという場面では必ず活用していこう。

さらなる遊びへとつながる要素の数々

本作では、ストーリーそのものがゲーム進行に応じてスムーズに進んでいく。もちろんそのまま流れで楽しんでもいいとは思うが、本作では本編以外で遊べることも充実しており、それらが結果的にキャラクターの強化にもつながっていく。

まず合間に楽しめる大きな要素といえるのが、各地の街にある「クエスト掲示板」を調べることで受注可能なクエストの数々。クエストの種類は人探し、素材集め、エネミー討伐などが用意されていて、成功報酬にはスキルブックなどのアイテムが手に入ることも。キャラクターが新たなスキルを習得できるスキルブックは重宝するものの、なかなか手に入れる機会が少ないのでぜひ狙っていきたいところ。

また、クエストはミードックにいるウェルチからも受注できる。ウェルチから出されるさまざまな依頼をクリアすると、パーティスキルの一部であるさまざまなアイテムクリエイションを学ぶことが可能だ。アイテムクリエイションは読んで字のごとく、素材を使ってアイテムを生み出すもので、レシピから必要なアイテムや装備品を合成する「レシピ合成」、所持しているアイテムを組み合わせて別のアイテムに変換する「クリエイティブ合成」、そして武器、防具、アクセサリーに任意の材料を合成して強化する「装備強化」の3つが用意されている。

今作では場所を選ばずに、どこでもアイテムクリエイションが可能となっている。全てを使いこなすためにはウェルチからの依頼をクリアしていく必要があるが、全て使いこなせれば確実に冒険の役に立つはずだ。

また、ゲーム中のさらなる要素として、フィールド上に突如出現する漆黒のゲートに触れることで挑むことのできる、大聖堂ダンジョン「遺却のカテドラル」も用意されている。出発地点のゲートに触れれば帰還することもできるが、一度奥に進むと最奥にいるボスを撃破するまで脱出は不可能となるため、万全の準備で臨みたいところ。ボスの撃破後は、宝箱からレアな武器などが手に入るため、腕試しとアイテム集め、両面から活用していきたい要素だ。

こうした要素のひとつひとつがゲーム進行に与える影響は決して大きくはないのだが、リリアを中心として壮大な物語へと展開していく本編とは異なり、ノリも軽快で息抜き的な意味合いでも楽しめる。序盤の展開ではあまり寄り道できる機会は少ないかもしれないが、ゲームが進むと探索できる機会も増えていくので、合わせて楽しんでもらいたい。

新たな星の海の物語を堪能しよう

ストーリーについては序盤からネタバレにつながる要素を多分に含んでいるためここでは割愛するが、フィデルやミキらが住まう惑星「フェイクフリード」を舞台に、さまざまな思惑が絡み合っていく、まさに王道といえるRPGに仕上がっている。

ちなみに、間もなく発売を迎えるPS3版についてはグラフィック部分で多少の差異はあるものの、ゲーム内容そのものに違いはない(PS4版とPS3版の特徴はこちら)。ぜひゲームをプレイして、新たな星の海の物語を堪能してもらえればと思う。

スターオーシャン5 -Integrity and Faithlessness-

スクウェア・エニックス

PS4ダウンロード

  • 発売日:2016年3月31日
  • 15歳以上対象

スターオーシャン5 -Integrity and Faithlessness-

スクウェア・エニックス

PS3ダウンロード

  • 発売日:2016年4月28日
  • 15歳以上対象

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