今年は「新生エオルゼア」から「蒼天のイシュガルド」まで、新たな道が開けた「ファイナルファンタジーXIV(FFXIV)」。今回はそんなFFXIVで過ごした1年間の思い出を振り返るべく、編集部に潜む、3人の光の戦士たちで座談会を開くことにした。
目次
わが編集部には3人の光の戦士がいる。1人は今年5月から始めたばかりの新人冒険者、1人は経験者目線で指示してくるちょっと嫌なタンク、1人は旧世界から長きにわたってエオルゼアの地で活躍する生粋のウォーリアー。
今回はこのバラエティー豊かな3人で、「今年のFFXIVはどんなんだった?」を語るべく座談会を開くことに。新人ならではのエピソード、経験者ならではのあるある話、光の戦士が挑む零式の実態、そして迎えたイシュガルドの地など……結果的に偏りのある話題ばかりになっているが、まあ、一時の休みにでも目を通してもらえれば幸いだ。
筆者【新人ヒーラー】
今年5月、ゴールデンウィークのこと。今まで素知らぬふりをしてきた「FFXIV」を「やりましょうよ!やりましょうよ!」とyama(後述)にそそのかされ、ノらない気持ちのままにプレイしてみたら、1日でトライアル範囲を超過。GWの思い出は「えっ、裁縫してましたけど?」。幸福で大胆な連休を過ごしたFFXIV初心者。
キャラクターは正義の体現「褐色ミコッテ 白魔道士(♀)」。一緒にゲームを始めた友達はいつの間にやらモードゥナ辺りで漬物になった。イシュガルドもまだまだ道中。今回は初心者目線でFFXIVの体験を語っていきたく思います。
好きなミコッテ:ミコッテ♀(ムーンキーパー)
思い出のID:初めて行った「腐敗遺跡 古アムダプール市街」
ささみ【イシュガルドに行ってもゼータに未練があるやつ】
初オンラインゲームで、たった1人でエオルゼアの世界に飛び込み、リアルの友達や、向こうで出会った戦友たちとフリーカンパニーを設立。自分の箱庭を作り上げたTHE・FFXIVプレイヤー。しかし、好きなIDはオーラムヴェイル、バハムート真成編では経験者ぶって天狗になるなど、奇行が目立つ。
プレイスタイルは脳筋近接キャラクター。FPSですらタックルばかりするくらい。FFXIVではタンク(戦士)をメインに。ギャザラー・クラフターはいまだ手つかず。今日も今日とてアレキサンダーの前で床を舐めている磨き上手な中堅冒険者。
好きな蛮族:「あいつら、へヴィしてくるから全員敵。」
当時美味しいと思っていたF.A.T.E:コスタ・デル・ソルの岬側にいるビックリするほど誰も集まってこないデッカイ蟹
yama【闇(現実)を打ち捨て、光(FFXIV)を求めた者】
遥か昔、旧世界(旧FFXIV)より、エオルゼアの大地で活動してきた古強者。襲い掛かってくる闇(リアル)に打ち勝ち、さまざまな世界(サーバー)にLV50キャラを作っては、ジョブからギャザクラまで仕上げてしまう。ライトゲーマーには真似できない偉業を繰り返す、その姿は正に、一片の闇(生活)も寄せ付けない光の中の光の戦士といえよう。
メインロールはタンク(戦士)。今は機工士に夢中。アーリーアクセス期間に世界最大級のゲームイベント「E3」の取材が被ったことにより、蒼天のイシュガルドでのスタートダッシュを逃して同僚に煽られる。ささみと同様、アレキサンダー零式で床を磨いている。
好きな十二神:ノフィカ様
似ているボス:コインカウンター
文中の略称・用語 一覧
使用している略称 正式名称 新生エオルゼア ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア 蒼天のイシュガルド ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド 冒険者 FFXIVの世界に降り立ったプレイヤー ミラプリ ミラージュプリズム(装備投影) 床ぺロ 戦闘不能(で地面に倒れている姿を指したスラング) バハムート エンドコンテンツの一つ
「大迷宮バハムート(邂逅編/侵攻編/真成編)」CF コンテンツファインダー ID インスタンスダンジョン FC フリーカンパニー IL アイテムレベル PT パーティ(ライトパーティ/フルパーティ含む)
2015年はパッチ 2.5「希望の灯火」からスタート!
筆者:ということで始まりました「FFXIV座談会 前編“今年のエオルゼア”」。まず前編では「蒼天のイシュガルドまでの思い出」を語り、続く後編では「蒼天のイシュガルドからの思い出」に花を咲かせると、そんな感じの2部構成でお届けしていきたいと思います。
ささみ・yama:(エモート的な拍手)。
筆者:さて、今年1年を振り返るとなると、まずは新年辺りの思い出から振り返りたいのだけど……5月から冒険者になった自分はまだまだプレイしてなかったわ。で、その時2人はどういう装備だったの?
ささみ:バハムート装備。
yama:自分とささみ君は実装当時から苦労してチャレンジしてましたからね。その甲斐あってです。
筆者:あれ、希望の灯火の前にバハムートってあったのか。てっきり最後の最後に出てきたコンテンツかと思ってた。じゃあ、パッチ2.5最初のメインディッシュというと……「黙約の塔」。俺が新生エオルゼアで最も苦戦した「幻龍残骸ミドガルズオルム」じゃないか。あれ、でもその時にバハムート装備一式ってことは…?
ささみ:正直、最初はボスのギミックがほとんど分からなかったけど、どうにかその場対応でいけちゃったね。脳筋・オブ・パワー。
yama:こっちも当時は友達に連れられて行きましたが、同じようなものでしたね。
筆者:俺は奇跡のCF初見PTが集まって計85分かかったのに…。ちょー楽しかったけど。しかし、そんな状況だとメインクエストの攻略ってより、基本的にエンドコンテンツにどっぷりでしょ? 社内でも俺が「(ストーリー&ギミックの)ネタバレすんな!」言ってるから、パッチノートか極蛮神かバハムートの話しかしてなかったし。
yama:ぶっちゃけ、うちら2人はその頃には既に攻略一辺倒ですし。パッチ2.5以前の記憶というのもかなり薄れてきてるから、思い出というと……?
ささみ:バハムートか極蛮神以外の思い出……思い出ねえ……。
筆者:ええっと、じゃあ新生エオルゼアのアップデートを辿ってみよう。パッチ2.5が1月20日、パッチ2.51が2月24日、パッチ2.55が3月31日で、パッチ2.56が4月21日と……たしかに今年の前半はやたらとFFXIVの話が流れ聞こえてた気がする。皆はアップデート後は何が一番気になる?
ささみ:やっぱり、まずは追加装備のチェックかな。ログインしたら最初にマーケットボードを見て、追加装備を片っ端から試着して、将来のコーディネートを決めてる。当然あざとい&かわいい系で(昔:ヒューラン♀ 今:アウラ♀)。
yama:ううん、カワイイ系だったりはあんまり見てないですね。無骨で鎧でオッサンな感じがシックリくるんで。もちろんカッコいい装備は探しますけど、まずはコンテンツをササッと進めたいかも。
筆者:試着といえば、俺は始めた当初からあったから分からないけれど、当時は「装備試着」がなかったんでしょ? あと染色の変更後表示も。
ささみ:そうそう、直観と一発決めでやってた。人のいる場所でめっちゃ装備見て「アレだ!」って考えたりね。個人的に染色は「ジェットブラック(カララント)」が欠かせないから、10個くらい常備してる。
yama:えっ、ジェットブラックってスートブラックとなんか違うんですか?
ささみ:全然ちがえし! スートブラックはこう灰色が混じってる感じで、ジェットブラックはTHE・黒って色味ですから。
筆者:(オサードブルーしゅきぃ……)そうなると俺はイシュガルドが初めてのアップデートなんだな。当時も進行形でプレイしてたし、変更らしい変更となるとホーリーの調整くらいしか体感してないかも。その時も覚えたてだったから、アクション回しをちょっと見直すくらいで済んだし。
ささみ:季節ものでいったら「シーズナルイベント」とかは? 後々ミラプリで使える装備が手に入ったりするけど。
筆者:まだ「新生祭」と「守護天節 2015」しか経験したことないなー。
yama:そういえば今年の新生祭では、(会期中だけの特別エリア)開発室内には入れたり、“NQひろし”こと高井浩氏(を模したキャラクター)が馬に乗ってコントローラー型の格闘武器持ってたりと、ネタの宝庫でしたよ。
ささみ:まじか。そんなコラボもあったんだ!
筆者:テンション上がったようで良かった良かった。
「リムサと呼ぶ者」vs「ロミンサと呼ぶ者」
筆者:ところで、エオルゼアにおける故郷といったらどこよ。
筆者:グリダニア。
yama:双蛇党。
ささみ:ウルダハ生まれリムサ育ち。
筆者:皆さん変わってらっしゃる。
yama:自分はグリダニアといえばグリダニアですが、ほら、最初の頃に「グランドカンパニー、どれ入る?」ってポスターがあったじゃないですか?
筆者・ささみ:そんなのあったのか。
yama:いや、昔に旧FFXIVだったか、新生エオルゼアだったかの時、グランドカンパニーの募集ポスターがあって、3国ともデザインが違ってたんですよ。その時に双蛇党のポスターに十二神「ノフィカ様」が描かれてて、「うわ、めっちゃかわええ!」と思ってグリダニア、というか双蛇党に決めました。
筆者:ミコッテでムーンキーパーで白魔道士やるって最初に決めてたから守護神にノフィカ様を選んだけど、風貌は知らなかった(画像検索で確認できました)。
ささみ:そういえばウルダハの西ザナラーンに「ノフィカの井戸」って地名があるよね? あそこ、どんな所以があるんだろう。
筆者:ノフィカ様がなんかやったら地下水が湧いたとか? 設定資料集が必要だわ。俺はグリダニアでスタートってのもあるけど、リムサ・ロミンサとウルダハと違ってあそこは街の中に“高低差”が無いから好き。あと風景に緑が多くて落ち着く。
ささみ:こっちはリムサ・ロミンサの海の感じが好きかな。うちのFC、本当はミストヴィレッジ(リムサ・ロミンサ)に家を買いたかったんだけど、買うタイミングを逃してゴブレットビュート(ウルダハ)に。でも、マーケットボード前だから使い勝手が最高なんだよね。
筆者:へぇ、じゃあFCの面白い話とかないの?
ささみ:いや、うちのFC、スラム街みたいなもんだし。
yama:うちも同じようなもんです。
筆者:ダメじゃん。
急にPT要請をもらった時の心構えだけはある
筆者:FC羨ましい…。フレンド欲しい…。
ささみ:適当にID回ったり、固定PT募集(エンドコンテンツにおけるPT募集の一種)とか、あと突っ立ってるだけでもフレンド登録って飛んできたりしません?
筆者:ないわ。
yama:自分はCF待ちで急にPT募集が飛んできて、5・6回断ってもまだ飛んでくるので今期に負けて入ってみたら、海外プレイヤーオンリーのF.A.T.Eパーティ(その地域のF.A.T.Eを専門にしたパーティ)だったことがありますね。その頃は「PT抜けます」的な直接的に断る定型文もなかったので、抜けるに抜けられず、連れて行かれるがままにF.A.T.Eやってました。
筆者:日本人っぽい対応だわ、それ。
yama:結局自分が最後の一人になるまで残っちゃって、寂しかったです、あの時。
ささみ:海外プレイヤーが関わる思い出だと、「古城アムダプール」で香港の黒魔道士の人とマッチングした。最初は挨拶もなくて「なんだこいつ」と思ってて、でもデモンズウォールでタンクの自分がやられちゃったんだよね。落ち込みつつ「ごめんなさい…」ってチャットしたら、「ダイジョブ ゲンキ ダシテ」みたいなカタコトの日本語が返ってきてすげえ嬉しかった。
yama:いわゆるほっこりエピソードですね。
ささみ:その後、自分が味方の白魔道士を「白さん」「白さん」って呼んでたんだけど、言葉の意味を聞かれて「白魔道士のことだよ」って伝えたら、「カコイイ イイカタ ダネ」って。ついでに「黒魔道士(あなた)は黒さんだよ」って教えたら「チョー カッコイイ !!」って返ってきて、国境を超えた友情を体験したよね。
yama:日本語が分かる海外の方って結構多いんですよね。自分もフレンドにロシア人・21歳・男性(ここで2人、ため息)がいるんですけど、日本語がとても上手なんですよ。ボイスチャットで話してる時も日本語ペラペラだったんでビックリしました。
筆者:「よろしくお願いします」「お疲れ様でした」「何ですかアレ」以外のチャットをほぼ打ったことがない…、恨めしい…。
武器や防具って、やっぱり大事だよね?
筆者:新生エオルゼアで一番行った回数の多いIDは?
ささみ:当然オーラムヴェイル。
筆者:奇特な方だわ。
ささみ:当時ここでしかドロップしなかった「銀色の盾(チタンカイトシールド)」が欲しくて、それを手に入れるために何度周回したことか。おかげで“(タンクで)誰も死なせないプレイ”には結構自信あるよ。
yama:IL制限が絶妙なんで、誰がやっても結構歯応えのある場所ですよね。
筆者:初挑戦が“完璧な白魔道士”のままクリアできて舐めてた。2度目の挑戦でコインカウンターに2回、でっかいモルボルに瞬殺くらって、道中ずっと「すみません…、覚えてなかったんです…」って言い訳しながらプレイしてたのが苦い思い出。
yama:装備のために周回したという話が出ましたけど、新生エオルゼアまでで一番思い入れのある装備ってなんですか?
ささみ:ん~、バハムートの斧は見せびらかしだったし、ゾディアックウェポン・ゼータも捨てがたいけど、一番思い入れのある武器となると、新式装備「ランページャー」。あの扇形の先端から左右に刃が展開するのがスッゴイ好き。新生エオルゼアでは長い時間(ミラプリで)ランページャーばっかり使ってたと思う。
yama:ランページャーは自分も好きですね~。ただ個人的な思い入れとなると、旧FFXIVまで戻って、詩人だった時に苦労して手に入れたレリックウェポン「アルテミスボウ」かも。あの頃は矢が消費型だったから、バザーに矢を最大金額で並べて(誰にも買われないように)、ID中に矢を引き出してました。今では簡単に入手できる武器ですが、当時の獲得までの大変な道のりとあわせて思い入れがあります。
筆者:(バザーに?しながら)間違いなく両手幻具「エボニーケーン」。新生エオルゼアにおけるクラフト産の最上位武器(IL 115)でマーケットボードにも出品されてたんですけど、自分は“イシュガルドが始まる1ヶ月半前”から冒険者になったクチなので、LV50になってからは戦記を集めるでも、IDに籠もりもせず、中盤から貯蓄していた20万ギルで即買いしました。蒼天のイシュガルドまで長い間ずっとこれ一本だった。
ささみ:武器はやっぱ、ジョブとかが同じでもそれぞれ思い入れの先は違うよね。タイミングとかもあるし。
筆者:2人は防具もずっとバハムート一式オンリー? イシュガルドまで? ミラプリもせずに?
ささみ:俺はヒューランの初期装備(ヒューランチュニック)。デザインが好き。
yama:ルガディンの戦士で着る神話装備ですかね。蛮族っぽい感じと、兜の開閉部分のオン・オフが楽しい防具でした。
筆者:ヒーラーのPvP装備「スワングレイス・コート」に憧れてPvP頑張ってた。でもほら、蒼天のイシュガルドになって装備制限が廃止されたじゃない? だから手元のコートを速攻ミラプリしたんだけど……しっくりこない。そうなんです、つなぎで使っていたはずの「グリダニアン・ソルジャーコート」が、愛用し過ぎで手放せなくなってた。なのでイシュガルドもずっとこれ。
yama:珍しい。あんまり見ないですよね?
ささみ:リムサのグランドカンパニー装備の色合いがシティー派でカッコいいと思ってる。グリダニアのコートはなんかカントリーっぽくない?
筆者:そこが好き。
金策しないと…溜めないと…追ってくる…
筆者:LV50になった当初、急にギルが入り用になったんだけど、普段はどうやってギルを稼いでました?
ささみ:俺はリテイナーを計4人雇って、ひたすらシャード掘り。1時間=4人×約80個のリテイナーベンチャーを1日中ずっと回して貯めて、単価のいいタイミングで放出してた。あと、唯一進めてる彫金師でアクセサリー作って外郭練成してたな。
yama:自分は調理ですね。アプカルオムレツにラノシアトーストは自分でもよく使ってたし、売り物としても狙い目だったので。秘薬系もそうだけど、エンドコンテンツ向けのアイテムは需要が途切れないからよくやってました。
筆者:自分も攻略に合わせて裁縫を上げてきたけど、基本はその日に拾ったものを放出するくらいでカツカツ。でも、金策で救われたのは「雄略のマテリガ」。これです。当時は10万ギル前後と非常に高い値段で取引されてたので、金欠と貧困を2度も救われた。
ささみ:真蛮神の最盛期くらいなら、まだクラフターまでレベルを上げている人が少なかったらから、うちのサーバーでは新式アクセサリーの「制作代行」も流行ってんだけどね。新式アクセサリーにマテリアを付ける商売とか、「新式作成+マテリア付けも!(マテリア代は別額 or 持参)」ってバンドリング商売もあったけど。
yama:えっ、うちのサーバーではそれ見なかったな。あるとは思ってたけど。
筆者:いっそ依頼したい。
床は舐めたか?ちゃんと磨いておけ
筆者:ここまで結構いろんな話題を引きだそうと頑張ってきたけど、実はこの人たち少し放っておくか、「楽しかったこと」「苦労したこと」「ギリギリだったこと」とか抽象的な話題を振ろうものなら、必ずバハムートの話を始めるんですよ。
ささみ:そりゃあ…まあねえ(笑)。
yama:新生エオルゼアって言ったらバハムートは欠かせないね。
筆者:蒼天のイシュガルドに入っても、(入口だけ解放した)クリスタルタワー、極蛮族神、大迷宮バハムートは、新生エオルゼアでもやり残してるコンテンツだからなー。
yama:えっ、クリスタルタワーやってないんですか?
筆者:さっき言った通り、やり始めの頃はクラフト産でIL 110~115を賄えちゃってたし。戦記もすぐ集まる、戦記を終えたら詩学にいくで、俺にはハイレベルIDもクリスタルタワーも旨味なかったしね。ハイレベルIDは全部やったけど、クリスタルタワーはなんかこう、アライアンスで攻略ってのが馴染みがなくて。
ささみ:あそこは遊園地みたいなもんですよ? 最初の頃はいざ知らず、今は初見の人がギミックにアタフタしてる姿を眺めたり、その後に教える場所になってますから。暗黒騎士、機工士、占星術師がミラプリ用にアイテム収集してるだろうし、軽い気持ちでやってみましょうよ。
yama:普通に楽しいですから。アライアンスっていっても集団の統制を取らなきゃいけないわけではないですし。
ささみ:ほら、クリスタルタワーって“ボス前のあそこ”でアライアンスが集合する暗黙のルールみたいなのあるよね? 昔は「集合するまで待つ人」と「ヒャッハー!待てねえ!って人」がチャットを賑わしてたなー。
筆者:賑やかなのはいいことだね。
。o○(邂逅編くらいの2人の戦士の思い出 by 意訳)
当時、タンクとしては柔らかめであったジョブ「戦士」。防御バフは「フォーサイト」のみで、現在活躍している「ヴェンジェンス」「原初の魂」も今と効果が異なっていた。そのため、“硬さ”が求められるコンテンツの際は「ナイトで行きまーす」な人が彼らの周囲には多かったとか。
もちろん、2人ともナイトがメインであった。しかし、バハムート邂逅編が安定してきた頃、攻略にアクセントを求めて戦士に変えたみたら、思いのほか色々な意味で面白かったらしく、以降は戦士にジョブチェンジ(しかし、いまだに初見コンテンツはナイトで行くとか)。
転機が訪れたのは2014年3月27日、パッチ2.2の配信以降。ここでリリースされたのは、新生エオルゼアにおけるエンドコンテンツの中核「大迷宮バハムート:侵攻編」。そして、戦士の新たなる力であった。まずは下記のスキル・アビリティの効果が刷新されたことにより、すっげー変わったのだとか。
- 「ヴェンジェンス」:反射+被ダメージカット30%に
- 「原初の魂」:与ダメージ分の100%回復+被ダメージカット20%に
- 「スチールサイクロン」:自身周囲へ攻撃+敵視上昇効果に
- 「シュトルムヴィント」:与ダメージ分の50%をHP吸収+対象の与ダメージ10%減少に
一昔の邂逅編では戦士を使いこなしているプレイヤーは少なかったが、パッチ2.2により、高耐久+高火力+ダメージ軽減の「(新生)戦士」がサブタンクとして必須になったそうな。ほぼ白魔道士オンリーな筆者にはいまいちピンとこない話だが、まあ当時を生きていてピンとくる人にはくるのだろう。つまり、この時から、守りの「ナイト」、攻めの「戦士」という構図が成り立ったといっていた。
その後のバハムート真成編 第4層。バハムートがフェーズの切り替えタイミングで使用するギガフレアは非常に威力が高く、どの職もHP6,000くらいなければ即死していた(最低5,500くらい)。ただし、HP6,000あってもデバフ等がキッチリ入っていなければ、まず耐えられない痛打であるらしい。
なので、戦士のシュトルムヴィント、モンクの双竜脚(対象のINT 10%ダウン)、学者の野戦治療の陣(範囲内のメンバーの被ダメージ10%減少)とウィルス(対象のINT/MND 15%減少)等々、それらを使って受けるダメージを必死に下げる必要があったそうな。
こういうギミックの関係もあって、真成編で戦士はほぼ必須ジョブに。ちなみにDPS陣に関してはわりとフラットで、竜竜忍忍などのド被りが発生しなければ何でもOKだったらしい。以降の解説は2人ともアホみたいに熱が入り過ぎていて、聞き取ることすら困難。ギミックに触れない程度を考えると、もういいよね? 十分だよね?
ていうか、“今年のエオルゼア”って言ったのに今年じゃねえじゃねえか。
~FIN~
筆者:こんな感じ。ずっとこれ。タイトルが“俺と俺たちのバハムート”にした方がいいくらいバハムートの話をしてるよね。
ささみ:新生エオルゼアの思い出だったら、しかたないっすよ(笑)。
yama:まあ、ねえ(笑)。
筆者:正直なところ羨ましい限りだし、むしろ共感してくれるプレイヤー層も多そうだし、俺もどっちかっていえば詰める側だし、まあいいいけど。
ささみ:早く最前線まで行きましょうよ。
yama:パッチ3.1で仲間入りしましょうよ。
筆者:蒼天のイシュガルドが終わったら「バハムート初見PT」の募集でもかけてみるかな。ところで最後に聞きたいことが。ずっと気になってたんだけど、アルフィノの妹(アリゼー)っていつ出てくるの? 新生エオルゼアのメインストーリーを終わらしても、未だに登場する気配がないんだけど。
ささみ・yama:あぁ~……。
筆者:え?
ささみ:まあ、頑張りましょう。
yama:頑張ればわかります。
筆者:左様か。
てなわけで「FFXIV座談会 前編“今年のエオルゼア”」はここで終了! ひたすら好きなことばっかり喋っていましたが、FFXIVで冒険したことのある人が集まれば、やっぱり“こういうこと”になると思います。
まったくFFXIVを知らない人に配慮の欠片もない内容になってしまいましたが、「なんかよく分からないけどスッゴい楽しそう」と思ってもらえたのなら十分です。ついでに、まだ見ぬ冒険の一歩を踏み出してみてはいかがでしょう?
そして、もう読み疲れて気分が悪いという人にも朗報です! まだこの記事、前編なんです! というわけで、今年の締めを飾る「FFXIV座談会 後編“今年のイシュガルド”」のほうにもお目通し頂けるとありがたいです。クリックだけ! クリックだけでいいから!
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