シリコンスタジオは、インターグローが発売を予定しているPS4用ソフト「セバスチャン・ローブ ラリー EVO」に、ポストエフェクトミドルウェア「YEBIS 3」が採用されたと発表した。
「YEBIS」は3D/2Dのグラフィックスに対し、グレア、被写界深度、モーションブラー、レンズエフェクト(光学シミュレーション)、フィルム/感光効果、カラーコレクション、アンチエイリアスなどを掛けることができるポストエフェクトミドルウェアだ。
最新版となる「YEBIS 3」では、絞り開閉とレンズの収差、補正シミュレーションにより、これまでに無い写真のようなボケ味の再現が可能。羽根の枚数と円形絞りの組み合わせはもちろん、レンズ構成によってフォーカス前後で異なるカラーフリンジなど、さまざまな特徴をもつリアルなボケ味が表現できる。
Milestone S.r.lのLead Game Designer、Andrea Basilio氏のコメント
Through the power of YEBIS 3 our artist department was allowed to create the most realistic and immersive photorealistic rally experience on next-gen consoles. The tool flexibility and power make Yebis 3 a fundamental part of Milestone's productions.
The wide of range of configurations and scalability of the visual effects give us the possibility to create very different daylight situations, that are a crucial part of a simulating rally game like Sebastien Loeb Rally EVO.
和訳(参考)
我々は、YEBIS 3のおかげで実写のように映像美溢れるラリーゲームの表現を実現することができました。ツールの柔軟性と多様な機能は、当社の製品にとって今や基礎的な性質を担っています。
また「YEBIS 3」の多岐に渡るビジュアル効果は、「セバスチャン・ローブ ラリーEVO」に欠かせないさまざまなデイライトシーンの実現を可能にしてくれました。