VR体験コーナーの設置や海外企業へのサポートにも注力―「東京ゲームショウ2016」開催発表会レポート「東京ゲームショウ2016」ではVR体験コーナーの設置や海外企業へのサポートも

VR・AR
0コメント ささみ

コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は、本日2月23日に東京・ホテルニューオータニにて「東京ゲームショウ2016 開催概要発表会」を実施。昨年の開催レポートや今年のテーマの発表などを行った。

岡村秀樹氏
岡村秀樹氏

本発表会では、2016年9月15日から9月18日までの4日間、千葉・幕張メッセにて開催される「東京ゲームショウ2016(TGS 2016)」の開催概要、および昨年開催された「東京ゲームショウ2015(TGS 2015)」についてのさまざまなレポートが公開された。

概要発表に先立って行われた関係者挨拶では、CESA会長・岡村秀樹氏が登壇。TGS 2016のテーマが「エンターテインメントが変わる。未来が変わる。」だと明かし、ソーシャルネットワークなどの普及によってますますグローバル化が押し進められていくゲーム業界について、より未来を見据えた施策が求められるという旨が本テーマには込められているという。

また、今年で20周年を迎える「東京ゲームショウ」について、「節目であり、ゲーム業界全体がよりジャンプアップするための貴重な時期」とコメント。今までの枠にとらわれない、未来志向かつ先端のテクノロジーを披露できる場として、新しい可能性や形を提示していかなければならないとした。

長田公平氏
長田公平氏

続いて、日経BP社 代表取締役社長・長田公平氏が登場。昨年開催されたTGS 2015を視察した感想として、非常に多くの外国人や海外企業が来場・出展していたことに注目。TGS 2015では、国内出展社数を海外出展社数が上回る結果になったことに触れ、今後拡大が見込まれる国際化を支えていくのが同社の使命であると述べた。

具体的な方針として、海外出展社の開拓および国内ゲームメーカーのオフショア開発の進展を目的に、海外各地であらかじめイベントを開催するという。本施策は昨年も実行され、インドネシア、シンガポール、タイ、フィリピンなどで海外のゲーム会社との商談会の場を設けるイベントを開催。今年はさらにベトナムのホーチミンのほか、ポーランドやインドなどでも同様のイベントが初開催される予定だ。

船本泰弘氏
船本泰弘氏

TGS 2015の結果報告の場では、日経BP社 東京ゲームショウ事務局・船本泰弘氏が登壇し、20年間の変化のデータを交えつつ、昨年度の来場者数や企業・来場者を対象としたアンケートの結果などを発表した。

TGS 2015は、幕張メッセ全館を使用した過去最大規模での開催となったほか、出展社数やコマ数、プレス来場者数も過去最多を記録。前述された通り海外出展社数が国内出展社数を上回るなど、記録尽くしの開催となった。

出展社数については、第1回開催時には87社だったものの、2013年以降には急増。年々数が増加し、昨年は480社を記録した。出展社数増加の要因については、出展タイトルのマルチプラットフォーム化やBtoB目的の出展、海外企業の参入などが大きな3つのポイントとして挙げられた。

さらに、出展企業や来場者向けに実施されたアンケートでは、「ゲームプレイ状況」「継続プレイ重複状況」「東京ゲームショウについての満足度」などを調査。来場者は主に家庭用ゲーム機とスマートフォン向けゲームユーザーが大多数を占めるものの、e-Sportsの人気からPCゲームユーザーも約4割に上る結果となった。また、プラットフォーム別に継続プレイの状況を調査したアンケートでは、複数のプラットフォームでゲームをプレイしているユーザーは60%を超えることが明らかとなった。「東京ゲームショウ」の満足度についても、企業・来場者共に70%以上が満足していると回答していた。

秦和俊氏
秦和俊氏

TGS 2016開催概要については、日経BP社 東京ゲームショウ事務局 事務局長・秦和俊氏より、本年度より実施される新機軸の施策が紹介が行われた。

TGS 2016は、9月15日から9月18日までの4日間、例年通り千葉・幕張メッセにて開催される。今年は特にVR関連のハードやタイトルの発売が予定されているほか、新プラットフォームの発表への期待も高まっているという背景から、「エンターテインメントが変わる。未来が変わる。」というテーマが掲げられたと説明。規模については、来場者数を23万人と予想し、募集コマ数は2千コマを予定しているという。

今年は、“メインコンテンツとなる展示の新コーナー設置”、“ネットを中心とした情報のグローバル発信”、“会場内の環境改善による満足度の向上”という3つの新機軸を設定。

“新コーナー設置”については、いよいよ今年の春以降に続々と市場に登場するVR関係の専用コーナーを設置するとのこと。VR向けのタイトルだけでなく、ハードや開発環境など、VRに関するすべてのものが対象になるという。VR以外にも、新プラットフォームおよび新技術などに関する専用のコーナーも設けられる予定だ。

また、昨年まで「サイバーゲームスアジアコーナー」として出展されてきたものが、今年からは「e-Sportsコーナー」と名称を改めてリニューアルされることが明かされた。本コーナーには、出展社が自らのタイトルの大会を開催できる大型のステージも設けられるという。

さらに、海外企業の出展増加についても施策が講じられ、新たに東欧・中南米の企業を対象とした「東欧ニュースターズコーナー」「ラテンニュースターズコーナー」が新設される。長田氏の挨拶で語られた海外でのイベント開催についても触れられ、詳細な実施予定日などが明らかにされた。

“ネットを中心とした情報のグローバル発信”については、まず来場者数の増加に伴い、会場のキャパシティが限界を超えてしまっているという問題を提起。これを解消する一つの方策として、動画などのネットを利用した情報の発信にも注力していかなければならないとした。

TGS 2016では、公式動画チャンネルの強化を実施。国内外のターゲットに合わせて、ニコニコ動画、YouTube、Twitchなどのプラットフォームを活用して情報を発信していく。また、ニコニコ動画を展開するドワンゴと協力し、7月から特別番組の配信を開始。オフィシャルサポーターも設定し、視聴者参加型の企画も実施される予定だ。なお、視聴者だけでなく、出展企業の動画配信についてもサポートを行っていくとした。

“会場内の環境改善”では、アンケートで一番大きな不満点だった「試遊ができなかった」という声の解消を目指し、大型の体験ゾーンを敷設。こちらでは、主催者主導によるVR体験ゾーンなどが設置されるという。また、昨年まで「ファミリーコーナー」として出展していたゾーンを「ファミリーゲームパーク」という名称に改め、今年からは対象を“中学生以下とその家族”に拡大し、規模の拡張も図られ展開される。

さらに遊べる環境とあわせて、休める環境についても改善される。これまでのフードコートに対して、今年からはホール1~8とホール9~11の中間にあるイベントホールがフードコート/休憩エリアとして開放される。こちらには約5,000席の飲食および休憩のためのスペースが用意され、ホール内には大型モニターも設置される。モニターでは会場内のイベントステージの模様や最新のトレーラーなどが放映される予定となっている。

そのほかにも、従来まで紙のガイドブックに記載していた情報が公式アプリに集約されるほか、20周年を記念した企画の実施も予定されている。

※画面は開発中のものです。

本コンテンツは、掲載するECサイトやメーカー等から収益を得ている場合があります。

コメントを投稿する

この記事に関する意見や疑問などコメントを投稿してください。コメントポリシー

関連タグ

注目ゲーム記事

ニュースをもっと見る

ゲームニュースランキング