2016年6月9日に発売されるニンテンドー3DS用ソフト「逆転裁判6」の特集企画。第3回では、本作に登場するゲームシステムをまとめておさらい!
目次
「逆転裁判6」特集第3回では、“逆転”を楽しむ上で欠かせない数々のゲームシステムを紹介する。
シリーズおなじみの基本システム「探偵パート」「法廷パート」に始まり、クライン王国が舞台のひとつとなっている本作ならではの新システム「霊媒ビジョン」、カガク捜査に新たに加わった「マルチアングル動画指摘」など、多彩なギミックが用意されている。ゲームをプレイする前に、どんなシステムがあるのか予習しておこう。
「逆転裁判6」特集第1回 キャラクター紹介
http://www.gamer.ne.jp/news/201605180004/
「逆転裁判6」特集第2回 ストーリー紹介
http://www.gamer.ne.jp/news/201605250001/
基本システム「探偵パート」「法廷パート」
2つの国を舞台に成歩堂と王泥喜のW主人公が物語を展開していく「逆転裁判6」では、シリーズを踏襲し「探偵パート」と「法廷パート」を交互に進めていく。
プレイヤーは、事件が発生したら「探偵パート」で事件の関係者や現場などを調べて、証言や証拠を集める。そして、「探偵パート」で集めた証言や証拠品などを武器に「法廷パート」で検事や証人を相手に闘い、事件の真相を暴いていく。
「探偵パート」で調査して証拠品や情報を集めよう!
話す、調べる、つきつける、移動の4つの行動が「探偵パート」の軸だ。
事件現場を調べたり、関係者から話を聞いたりして、依頼人を救う手がかりになる関係者の証言や事件に関係する証拠品などを集めていく。調べられる箇所はこれまでより増加しているので、些細なことも見逃さないよう、くまなく調べよう。
物語の進行によって移動できる場所が増えるが、それに伴って調べられる場所も増えていく。困った時には「法廷記録」から選択できる「探偵メモ」を活用すると、次の行動の手がかりが発見できる。「探偵メモ」については後述する。
事件現場は臨場感のある3Dで表現されている場所もあり、カメラで視点を切り替えることで、別の角度から調べることもできる。
「話す」では、事件関係者から話を聞くことができる。話題を選んで、事件の情報を集めよう。
「つきつける」では、持っている証拠品をつきつけることで新たな情報を引き出せることも。また集めた証拠品は、下画面の「法廷記録」の証拠品にリストされていく。
探偵パートで行き詰まったら「探偵メモ」を開こう!
数日ぶりにプレイを再開した時、次に何をすればよいかわからなくなったり、物語を進めていくうちに行き詰まってどうしても進めなくなったりすることがあるかもしれない。
そんなときは、「法廷記録」から「探偵メモ」を開こう。なにをすればよいか、ヒントが記されている。
「法廷パート」でウソやムジュンを暴いて逆転無罪を勝ち取れ!
「逆転裁判」のキモとなるのが「法廷パート」。無実の被告人を救うため、ウソやムジュンした証言をする証人や検事と闘い、事件の真相を明らかにしていく。
法廷で証人が語る証言は必ずしも正しいとは限らない。探偵パートで集めた証拠品や情報と違う点など、少しでもおかしいと感じたら、すかさず「ゆさぶる」で相手の動揺を誘おう。相手がボロを出したら「つきつける」で決定的なムジュンを示す証拠品を提示する。
「ゆさぶる」「つきつける」で新たな証言を引き出して、真実を導き出そう。
新システム「霊媒ビジョン」とは?
クライン王国の法廷では、レイファの霊媒によって、被害者の死の直前の記憶を水鏡に映し出し、それをレイファ自身の解釈で託宣を下し、それが判決となっている。だが、レイファの託宣は映像とムジュンする箇所があるので、新システム「霊媒ビジョン」で指摘し、事件発生時の状況を正しい解釈に導くのだ。
<死者の感覚>と<御魂の託宣>、2つの間にあるムジュンをつきつけよう。
被害者の記憶が映し出される<死者の感覚>
映像の中では、被害者が感じた視覚以外の感覚が文字となって浮かんでは消えていく。被害者自身の記憶自体に、ウソや間違いはない。
姫巫女による殺害現場の代弁<御魂の託宣>
レイファが映像を読み解き、託宣として事件の光景を被害者に代わって物語る。だが、その解釈は本当に事件現場を正しく伝えているのだろうか?
「霊媒ビジョン」で託宣を更新し、映像の真実を暴け!
霊媒ビジョンでは、上画面に被害者が見た最期の記憶の映像、下画面にレイファによる託宣が表示される。間違っている「託宣」に、それを示す「被害者の感覚」をつきつけ、ムジュンを指摘していこう。なお、映像はループ再生されており、下画面の託宣とは連動していない。そのため、託宣をひとつずつ映像と見比べると、ムジュンに気づきやすいようだ。
下画面にある5つのパネルは、映像の進行度。パネルをタッチするなどで、映像を先に進めたり戻したりできる。繰り返し見てみよう。
ムジュンに気づいたら、まずは託宣を選択。「託宣決定」を選ぶと映像が止まるので、指摘したいシーンで「託宣決定」しよう。
ムジュンを見つけたら、お馴染みの「つきつける」!
成功すれば、託宣が更新! うまくムジュンを指摘できれば、新たな真実が明らかになる。それに合わせて「御魂の託宣」も更新されていくので、託宣と感覚のムジュンを突いて、被害者の映像の真実を明らかにしていくのだ。
「霊媒ビジョン」で現れる感覚の意味とは?
霊媒ビジョンで指摘するものは、証拠品や証言ではなく、託宣の間違いを示す「感覚」。被害者が見た最期の記憶の映像から読み取れる情報には、さまざまなものがある。
霊媒ビジョンで指摘する「感覚」
つきつけるものは証拠品ではなく、視覚、触覚、聴覚、嗅覚など、映し出されている被害者の感覚だ。触覚、聴覚、嗅覚などは映像で文字となって現れる部分、視覚は文字以外の部分。一見、何も写っていない箇所でも、視覚として捉えられる。
感覚の変化に注目しよう!
映し出される感覚の文字の位置や大きさには意味がある。さらに、レイファが感覚を研ぎ澄ませることで、その感覚の詳細がわかることも。
感覚の強弱
文字の大きさで被害者が感じた感覚の強弱がわかる。画面の場合は、視覚と合わせることで、画面中央の人物との距離が徐々に近くなっていることが読み取れる。
感覚を研ぎ澄ます
レイファが感覚を研ぎ澄ますと、感覚の細かい情報が更新。新たにわかった感覚の情報で、映像の解釈が変わってくることもあるので。注意深く観察しよう。
「なるほど!霊媒ビジョン講座 基本編」もチェック!
W主人公の成歩堂と王泥喜が掛け合いで新システム「霊媒ビジョン」をわかりやすく解説する映像「なるほど!霊媒ビジョン講座 基本編」が公式サイトにて公開されている。
公開中のWEB体験版やダウンロード体験版でつまづいてしまった人や、「霊媒ビジョン」ってなに?という人はぜひチェックしよう。
「ココロスコープ」で感情のムジュンを暴いて真実を引き出せ!
「ココロスコープ」は、心理分析を得意とするココネの能力を活かしたシステム。声のトーンから感情を聞き取る能力で、証人の感情に潜むムジュンを見つけ出すことができるのだ。
どんな人間でも、証言はごまかせても感情にはウソをつけない。証言と食い違う感情に気づいたら、下画面にある喜・怒・哀・驚の感情のパネルを選んでつきとめよう。成功すれば、隠された真実が見えてくる。
新要素が加わった「3D指紋検出」
アカネの専門分野であるカガク捜査にはいくつかの種類があるが、その中から「3D指紋検出」を紹介。本作からは、これまでの「指紋検出」に新要素が加わっている。
粉をはたいて指紋を浮かび上がらせよう!
まず、指紋を採取するため、指紋がありそうなところに特殊な粉をはたいて付着させ、息を吹きかけて指紋を浮かび上がらせよう。くっきりした指紋が出るまで何度か繰り返す必要がある。
くっきりした指紋が出たら、認証に使えそうな指紋を選んで「決定」!
箱を回転させて、徹底的に指紋を検出!
本作では、証拠品によっては縦横360°回転させることができる。手が触れた可能性がありそうな場所を中心に粉をはたいてみよう。
証拠品を回転させてから、粉をはたく場所(赤い囲み)を移動させよう。正位置に戻したいときはリセットだ。
検出した指紋を照合しよう!
指紋はひとりひとり異なるものを持っている。リストの人物が、検出した指紋と同じ指紋とわかれば、そこに触れた人物が特定できる。指紋の持ち主が特定できれば、新たな事実がわかるはずだ。
粉をはたいてはっきりした指紋を浮かび上がらせたら、まずはその中から照合させる指紋を選ぼう。指紋を選ぶと、上画面の左に検出した指紋が表示される。
次に、左側の指紋と似た指紋の持ち主を、人物リストの中から選んでつきつければ照合できる。照合して同じものと判定されたら、指紋の持ち主が判明。指紋の持ち主がわかれば、触れた場所からさまざまな新事実が明らかになる。
カガク捜査「マルチアングル動画指摘」
本作のカガク捜査には、新システム「マルチアングル動画指摘」が登場する。
2つの視点のカメラで同じシーンが映っているはずの2つの映像。だが、どこか違和感があるという。マルチアングル動画で2つの映像を見比べて、ムジュンする部分を映像の中から指摘しよう。
下画面では、映像の早送り・早戻し・一時停止、 2つの映像の切替などができる。コマ送りも可能。 |
「サイコ・ロック」発生!錠前のついた話題が出現したら、 下画面の上部にある勾玉をつきつけよう。 |
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ヒミツに関する証拠品をつきつけ、 成功するとカギが解除される。 |
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すべての錠前を解除すれば相手のヒミツを聞き出せる |
事件を整理して真実へのルートを選ぶ「カンガエルート」
法廷バトルも大詰めとなり、あと一歩で真実が掴めそうだが、最後の決め手が見つからないという時に発生する「カンガエルート」。
前作「逆転裁判5」で登場したこのシステムは、これまで法廷で明らかになった事実を振り返って、事件を整理しながら、真相へと繋がるルートを見つけることができる。正解のルートを選択しながら、推理のロジックを組み立て、真実にたどり着いた時の爽快感はまさに「逆転裁判」ならではだ。
「カンガエルート」では選択肢を間違えても、真相に辿り着くまで何度でも考え直すことができる。法廷で明らかになった事実を思い出しながら、正解を選ぼう。正解のルートを選択するたびに表れる演出も、「5」に比べてより爽快感が増した。
「逆転裁判6」特集も、いよいよ次回が最終回! 発売日の前日、6月8日に掲載予定の第4回では、本作のプレイレポートをお届けする。
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